ウィルコム、HYBRID W-ZERO3を2010年1月28日発売
ウィルコムおよびウィルコム沖縄は、NTTドコモのFOMA網も利用できるスマートフォン「HYBRID W-ZERO3」(ハイブリッド ダブリューゼロスリー)を2010年1月28日に発売する。予約開始は2010年1月14日から。ウィルコムストアでの一括価格は6万9840円。同端末専用の料金プラン「新ウィルコム定額プランG」も同時に発表されている。
■HYBRID W-ZERO3
HYBRID W-ZERO3 ノーブルブラック |
「HYBRID W-ZERO3」(WS027SH)は、PHSでの通話、パケット通信に加えて、NTTドコモのFOMA網を利用したパケット通信も可能なシャープ製のスマートフォン。FOMA網では下り最大7.2Mbps、上り最大5.7Mbpsの通信速度に対応する。
パッケージに同梱されるSIMカードは国際ローミングに対応せず、国内での利用が動作保証の対象。他キャリアのW-CDMA対応SIMカードは、サービス・動作のいずれもが保証の対象外となっている。
PHSの通信を行うW-SIMをGSM対応の通信モジュールに入れ替え、渡航先などでGSM対応のSIMカードを調達すれば、海外のGSM網で音声通話、パケット通信(GPRS)を利用することも可能。W-SIM型のGSM/GPRS通信モジュール「CM-G100」はHYBRID W-ZERO3と同時期に発売できるよう、準備中としている。
「HYBRID W-ZERO3」のパッケージに同梱されるW-SIMは、W-OAM typeG対応の「RX430AL」。対応エリアで下り最大約400kbpsの通信速度に対応している。
ボディはスライド型でテンキーも装備。OSにはWindows Mobile 6.5を搭載する。CPUはクアルコムの「MSM7200A」で、528MHz駆動。メインディスプレイは約3.5インチ、480×854ドット、タッチパネル対応のモバイルASV液晶。カメラはオートフォーカス対応の500万画素カメラで、モーションセンサー、GPS、Bluetooth、無線LAN、赤外線通信もサポートされている。外部メモリカードはmicroSDカード。
大きさは約53×120×16.9mmで、重さは約158g。連続待受時間、連続通話時間は測定中。ボディカラーはノーブルブラック、プレミアムゴールドの2色。
本体の価格はW-VALUE SELECTの24回払いで月々2910円(合計6万9840円)。W-VALUE割引は月々1430円(合計3万4320円)となっており、差し引きした毎月の実質負担額は月々1480円となっている。
HYBRID W-ZERO3 プレミアムゴールド |
■新ウィルコム定額プランG
「HYBRID W-ZERO3」の発売にあわせて、専用の料金プラン「新ウィルコム定額プランG」が提供される。なお、「HYBRID W-ZERO3」で契約できる料金プランは「新ウィルコム定額プランG」のみとなる。
「新ウィルコム定額プランG」は、基本料が月額1450円の「HYBRID W-ZERO3」専用プラン。音声通話はPHS網を使い、ウィルコム宛が無料、他社宛が30秒につき21円となっている。
FOMA網でのパケット通信料は、0円からスタートし、上限額が5250円。パケット単価は1パケットあたり0.105円となっている。パソコンと接続して利用した場合も料金は同じで、プロバイダは無料のPRINのみを利用できる。
PHS網を使ったパケット通信は、0円からスタートし、上限が2800円。パケット単価は1パケットあたり0.105円。「willcom.com」のメールアドレスはパケット通信料無料で利用できる。
FOMA網およびPHSのパケット通信を上限まで利用した場合、パケット通信料は合計で月額8050円となる。
FOMA網でのパケット通信料のイメージ |
なお、「新ウィルコム定額プランG」は1年契約のプランで、1年ごとに自動更新される。契約期間中の解約、およびほかのプランへの変更は契約初年度で4200円、2年目以降では2100円の年間契約解除料が発生する。加えて、契約から3年以内の解約や、「新ウィルコム定額プランS」以外へ変更した場合、解除料5775円が発生する。例えば契約1年目の途中で回線を解約すると、解除料は合計で9975円となる。同様に、3年目で契約期間中の回線の解約は7875円、4年目の契約期間中なら2100円の解除料が発生することになる。
2009/12/17 15:25