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クリック専用デバイス? 指先で使う超小型トラックボール
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製品本体。タイル状の本体は30mm×30mmと極小
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本体は4分割されており、それぞれ左右ボタン、スクロールボタン、トラックボールが割り当てられている。スクロールボタンは押すたびにスクロールモードとカーソル移動モードに切り替わる
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パソコンをもっとラクな姿勢で操作したい──というのは、日々パソコンの前で過ごしている多くの人にとって共通の願いだろう。長時間の打鍵であればともかく、Webブラウジングのようにマウス操作が中心になるのであれば、背筋を伸ばしてパソコンの前に座する必要はない。それこそ、ゴロ寝しながらポインタを動かし、あとはクリックやスクロールさえできれば、Webサイトを見るには十分だ。
上海問屋の「DN-WR521W」は、そんな人のために開発された超小型USBトラックボールだ。タイルのような正方形の本体には、左右クリックのボタンのほか、ポインタをコントロールするためのトラックボールがレイアウトされている。この本体を、裏面のゴムバンドで指先に装着すれば、リラックスした姿勢、例えば寝転がった状態のまま、PCの操作が行えるというわけである。
もっとも、試用してみた限りでは、この製品だけでポインタの操作から左右クリック、画面のスクロールまで、すべての操作を行うのはやや難しそうだ。ボタン配置において人間工学的なレイアウトが考慮されておらず、ホームポジションがなかなか定まらないことや、ボタンやボールにかなりの遊びがあるため、クリックした瞬間にポインタが逃げてしまうことがたびたびあるなど、ふだん精度の高いマウスを使っていればいるほど、ストレスが溜まってしまいかねない。
しかし、発想を変えて、クリック専用のデバイスとして考えると、そこそこ活用できる。最近流行のネットブックでは、タッチパッドの手前に装備された左右ボタンが固く、押し込むのに力を必要とする製品も少なくない。こうした製品に本製品を組み合わせ、Webブラウジングを行う際に右手でタッチパッドを操作し、左手は本製品を用いて左右クリックを行うといった具合にすれば、これがわりと便利である。ケーブル長は数十センチ程あるので、本製品を持ったまま机の下にダラーンと腕を伸ばしたり、寝そべったりしても、操作は問題なく行える。
製品自体はWindowsの標準ドライバで動作するほか、無線マウスと違って電池がなくなることもないため、導入および運用は非常に手軽。上海問屋以外のいくつかのベンダーからも同一筐体のモデルが発売されているので、興味のある人は試してみてはいかがだろうか。
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厚みはおよそ2cm。裏面には指に装着するためのゴムバンドが付属
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人差し指に装着し、親指で操作するのが正しい使い方らしい。筆者はトラックボールが手前のほうが使いやすいと感じたが、クリックが中心になるなら180度反転させたほうがよいかもしれない
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製品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
DN-WR521W |
上海問屋 |
1999円 |
上海問屋 |
■ URL
「DN-WR521W」製品情報
http://item.rakuten.co.jp/donya/74187/
(山口 真弘)
2009/06/18 11:01
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ケータイWatch編集部 [email protected]
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