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望遠鏡と顕微鏡が一体化した冒険アイテム「ミクロマクロ」
望遠鏡と顕微鏡がセットになった「ミクロマクロ」
小学生時代の夏の記憶といえば、セミの声と入道雲を背景に、プールと釣りと虫取りが思い出される。朝は早朝からカブトムシを取りに近所の公園へ。木に貼りついた巨大な蛾は、行く手を阻む夏の恐怖の定番であった。昼はプールに行った後、母親が入れてくれた甘く冷たいレモン水の入った水筒を提げ、バケツと網を持ってどじょうやザリガニもよく取りに行った。モノトーンのザリガニに混じって、真っ赤な大きなハサミをもったアメリカザリガニが取れたときはどんなに嬉しかったか! ときどき真っ赤な腹のイモリも大量捕獲。
畑からこっそり抜いた竹の棒の先に、50円ほどで買った針と糸と浮きを取り付け、ピンクの魚肉ソーセージを餌にハヤも釣った。気が付けば、魚肉ソーセージは自分の餌になっていた。釣り糸を垂れながら食べる魚肉ソーセージの味は、冒険の味だったのだ。ときどき父親の部屋から重たい双眼鏡をこっそり持ち出して、周囲を眺めてみたりもした。ピントを合わせていくにつれ、遠くの景色が浮かび上がってくる。それは探検家気分を味わえる瞬間。
そしてヒグラシが物悲しく鳴きはじめるころ、1日が終わるのを惜しみつつ家に帰り、捕獲した獲物をしげしげと眺めるのだ。その色、動き、におい、触感、これら全てがおもしろい。あの頃の夏休みというのは、毎日が発見と体験の連続だった。「見る」「触る」ということがとても重要だったのだ。
手のひらサイズで、伸ばせば8倍の望遠鏡になり、縮めて眺めると30倍の顕微鏡になるこの「ミクロマクロ」は、そんなワクワク感を思い出させてくれる一品なのだ。この製品、顕微鏡と双眼鏡がペンサイズにまとまっているのである。大人が使うには少々小さすぎる感があるのと、顕微鏡として使ったとき、画像が反転して見えるため、真面目に使うには向かない感じもある。しかしあの夏の日に持っていたら、間違いなく探検の必須アイテムになっていたと確信する。夢を掻き立てるには十分な役割を果たすだろう。
捕まえた虫の顔をアップで見たに違いない。ゲンゴロウの足を拡大しようとしたに違いない。近所の山の上から、自宅のある方向を望遠鏡で眺めては、友達と秘密基地を作ったに違いない。戻りたい! あの頃に!!
一見したところ、ペンライトのような形状
ググーンと伸ばせば望遠鏡に
パッケージの印字部分を顕微鏡モードで見ているところ。ちゃんとドットが見える
今となってはちょっと小さめなサイズ。あのころの自分にプレゼントしたい……
品名
発売元
購入価格
購入場所
ミクロマクロ(シャイニーブルー)
コピター・ジャパン
1,260円
ネットオークション
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URL
製品情報
http://www.copitar.co.jp/05/
(すずまり)
2004/08/30 11:04
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