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プロ御用達イヤホンマイクで行こう
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「MX150」のパッケージ
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先日、国会で道路交通法が改正され、運転中の携帯電話利用に罰則規定が盛り込まれた。運転中の携帯電話利用は元々、禁止されていたが、いよいよ今度は見つかり次第、即刻、反則キップということになる。運転中は通話もメールもコンテンツ閲覧も御法度だ。
しかし、メールやコンテンツ閲覧はともかく、通話についてはかかってくることもあるうえ、仕事上、電話に出られない状態が続くのはよろしくないこともあり、なかなか利用を完全に止めることはできない。そこで利用するのがいわゆる「ハンズフリー」の環境。端末にイヤホンマイクをつないだり、ハンズフリーキットを使う方法だ。地域によっては条例でハンズフリーでもダメというところがあるらしいが、クルマでの移動が多い筆者のような人にとっては、イヤホンマイクは欠かせないアイテムとなっている。
ただ、正直なところを書いてしまうと、市販のイヤホンマイクにはあまりいいものがない。使っているうちにケーブルが断線してしまったり、イヤホン部分のパーツが壊れてしまうことが非常に多い。筆者はもう何年もイヤホンマイクを愛用しているが、ほぼ1年にひとつくらいの間隔で買い換えている。
イヤホンマイクにはいろいろな形状があるが、なかでも多いのが耳の上に引っかけるタイプ。このタイプは安定した状態でイヤホンマイクを装着できる半面、サングラスやメガネを使っている人にとっては耳の上あたりがゴワゴワして、今ひとつ落ち着かない。一方、耳の穴に押し込むタイプは装着が簡単な半面、安定感が今イチで、ひょんなことでケーブルを引っ張って耳から外れてしまうことがある。
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「フレックスグリップ」と呼ばれるゴム状のフックで耳の下側(耳たぶ付近)を抑える構造になっているのが特徴
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なかなかいいヘッドセットがないと嘆いていた筆者が最近、見つけたのが米国の「Plantronics」というメーカー。Broadband Watchの「気になるitemズ」でも紹介したが、同社は40年以上、ヘッドセットを作ってきた専業メーカーで、コールセンター用やパソコン用など、プロ御用達のヘッドセットを作り続けている老舗ブランド。NASAでも制式採用され、アポロ11号の月からの第一声も同社のヘッドセットを通じて伝えられたという。最近では映画などに採用されることも多く、筆者の大好きな007シリーズの最新作「007 Die Another Day」にも登場している。ファンとして、これは買わない手はない。
同社は国内代理店を通じ、日本向けに携帯電話用イヤホンマイクの販売を開始している。筆者も早速、「MX150」というモデルをゲットしてみた。「MX150」は耳の穴にイヤホン部を押し込むタイプなのだが、横に付いている「フレックスグリップ」と呼ばれるゴム状のフックで耳の下側(耳たぶ付近)を抑える構造になっているのが特徴。装着にはちょっと慣れが必要だが、付けるときにフレックスグリップを指で広げるようにすると、簡単に装着できる。装着感もなかなか良く、通話相手に寄れば、従来よりも音質がクリアで聞き取りやすいという。すでに、数週間、クルマに置いて愛用しているが、今のところは問題なく使えている。
ちなみに、日本の携帯電話用イヤホンマイクと言えば、コネクタ部が丸型から平型への移行期にある。筆者が購入したMX150は、丸型コネクタを採用してたため、変換コネクタを介して利用しているが、国内代理店によると、平型コネクタの携帯電話用イヤホンマイクの販売も開始するという。お値段はちょっと張るが、イヤホンマイクの利用頻度が高いヘビーユーザーにはおすすめの製品だ。
■ URL
Plantronics
http://www.plantronics.co.jp/
ゲート(国内販売元)
http://www.gate.jp/
製品情報
http://plantronics.gate.co.jp/
(法林岳之)
2004/07/23 11:00
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ケータイWatch編集部 [email protected]
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