機能や特徴よりも「キングコングのモトカノ」話が脳裏に刻み込まれたソフトバンクモバイルの春モデル発表会を取材した関口の手には、今「930CA」がある。カシオのデジカメブランド"EXILIM"の名を冠した薄型スライドケータイだ。
これまでauユーザーしか使えなかったカシオのケータイが、ソフトバンクでも利用できるようになったのは昨年のこと。2008年冬モデルの「830CA」に続いて登場した「930CA」はデジカメ機能に注力したモデル。高画素化・高機能化が進むケータイカメラの中で、「930CA」ならではの機能と言えば、"0.99秒でカメラが起動する"ということだ。
カメラといえば、"○万画素""光学ズーム""手ブレ補正"といった点が気になっていたが、起動のスピーディさをウリにする端末を手にするのは、これが初めて。だが、発表会で触れてみるとサクッとカメラが起動してスパッと撮影できる、という切れ味の良さに思わず唸った。
だいたいケータイのカメラで撮影するのは、街を歩いていて、たまたま遭遇した風景・物・人だ。ところが自分で撮影したこれまでの写真を見返すと、風景や食べ物が圧倒的に多い。もちろん息子の写真も多いが、最近は撮影されるのが恥ずかしいのか、逃げまくってブレた写真ばかりになってしまい、人に見せられるもんじゃない。風景や食べ物は、いわば逃げない被写体。つまりカメラの起動時間にかかわりなく、撮影できるものだ。
0.99秒で起動できるスピーディなカメラを手にした今、機敏に動く息子や、駅のプラットフォームに滑り込む特急列車、街中を走るステキなバイク、路地裏をすたすた歩く猫など、思いついた瞬間に世界を切り取れる力を授かったことになる。ただ、930CAを入手して半月ほど経過したにもかかわらず、「カメラを一発起動できるボタンの場所を覚えていない」ことが判明し、カメラを使いたくなるたび、もたもたと930CAのボタンを適当に押している。ここまで書いてきたことを全て無にしているような気がしなくもないが、折しも東京は桜が満開となる季節。とりあえずは、逃げない被写体である桜を撮影しまくって、お茶を濁していきたい。
これまでauユーザーしか使えなかったカシオのケータイが、ソフトバンクでも利用できるようになったのは昨年のこと。2008年冬モデルの「830CA」に続いて登場した「930CA」はデジカメ機能に注力したモデル。高画素化・高機能化が進むケータイカメラの中で、「930CA」ならではの機能と言えば、"0.99秒でカメラが起動する"ということだ。
カメラといえば、"○万画素""光学ズーム""手ブレ補正"といった点が気になっていたが、起動のスピーディさをウリにする端末を手にするのは、これが初めて。だが、発表会で触れてみるとサクッとカメラが起動してスパッと撮影できる、という切れ味の良さに思わず唸った。
だいたいケータイのカメラで撮影するのは、街を歩いていて、たまたま遭遇した風景・物・人だ。ところが自分で撮影したこれまでの写真を見返すと、風景や食べ物が圧倒的に多い。もちろん息子の写真も多いが、最近は撮影されるのが恥ずかしいのか、逃げまくってブレた写真ばかりになってしまい、人に見せられるもんじゃない。風景や食べ物は、いわば逃げない被写体。つまりカメラの起動時間にかかわりなく、撮影できるものだ。
0.99秒で起動できるスピーディなカメラを手にした今、機敏に動く息子や、駅のプラットフォームに滑り込む特急列車、街中を走るステキなバイク、路地裏をすたすた歩く猫など、思いついた瞬間に世界を切り取れる力を授かったことになる。ただ、930CAを入手して半月ほど経過したにもかかわらず、「カメラを一発起動できるボタンの場所を覚えていない」ことが判明し、カメラを使いたくなるたび、もたもたと930CAのボタンを適当に押している。ここまで書いてきたことを全て無にしているような気がしなくもないが、折しも東京は桜が満開となる季節。とりあえずは、逃げない被写体である桜を撮影しまくって、お茶を濁していきたい。