Angel Beats! 第13話 「Graduation」
-あれから3日後-
やったね,かなでちゃん!
「もうゆりが抱えていた葛藤は解けている」
「奏ちゃん,意地悪なんだぁ」
「ゆりが天の邪鬼なだけ」
二人の間の壁はなくなっています。
天使ちゃんがハミングしていたのは,My Songですね。この曲がお気に入りなのか。テストの時にトントンしていたのもこの曲か。
笑顔で楽しそうに体育館に向かう天使ちゃん。
卒業式をしたことがないという天使ちゃん。
なんだか普通の女の子らしくなったと音無に言われて照れるゆりっぺ。ヒロインらしくなってきました。
マジ卒業式です。
「お空の死んだ世界からおおくりしますお気楽ナンバー。死ぬまでに食っとけ麻婆豆腐。ああ麻婆豆腐,麻婆豆腐」
天使ちゃん作詞の卒業式用戦歌……こんな電波な子だったなんて。
卒業証書授与に続いて,音無の答辞。11話で音無の演説がなかったのは,これと被るからですね。
ガルデモ……
みんなマジ消えてる……
インカムがあるということは遊佐も。竹山はブログを書いた後に消滅したみたいですね。
「みんなの顔は忘れても魂に刻み合った絆は忘れません」
と言っていたので,ここから卒業した後は,ここでの記憶を失うのか。それとも違う姿になっているからか。
ゆりっぺは天使ちゃんと和解して消滅。
最後に残ったのは音無と天使ちゃん。
「奏,ここの残らないか?」
またここに来る人を救うために残ろうと考える音無。
「奏がいてくれたらこんな世界でも俺は寂しくないから」
「俺はお前と一緒にいたい。これからも居続けたい。だって俺は奏のことがこんなにも好きだから」
「…………いまの気持ちを伝えたら消えてしまうから」
「だって,わたしはありがとうをあなたに言いに来たのだから……」
「だって,わたしはあなたの心臓で生きながらえることができた女の子なの」
「いまもわたしの胸ではあなたの心臓が鼓動を打っている。ただ一つの不幸はわたしに青春をくれた恩人にありがとうを言えなかったこと。それを言いたくて。それだけが心残りで,この世界に迷い込んだの」
最初の一刺しで音無に心臓が無いことに気がつき,音無が恩人であると気付く天使ちゃん。
天使ちゃんの胸の上で夢を見たので,自分の鼓動を聞いて記憶を取り戻したと。
「奏,愛している。ずっと一緒にいよう」
「うん」
天使ちゃんの願いに応え,もう一度繰り返す音無。
「すごくありがとう」
「命をくれて本当にありがとう」
消える天使ちゃん。
一人ずつ消えて行くED絵。
天使ちゃん来た!!
ハミングするMy Songで足を止める音無。
追いかけて手を伸ばします……
感想はいろいろと整理しないと書けないと思うので……
とりあえず言いたいことはアフターをやってくれということです。
帰宅したので追記を:
13話で一番に言いたいことは最後に音無が台無しにしたということです。
音無は前の世界で報われた人生を送ることができた。
そして,この世界でもみんなも報われた気持ちになって,みんなで卒業しようというのが音無の考えでした。
だが,天使と二人きりになった時に取ろうとした行動は,二人で留まろうというものです。
仲間を卒業させることによって目的は果たしたはずなのに,これから来るかもしれない人のために……というのはこれまでの音無の行動基準とは違うものに。
天使と二人でこの世界のアダムとイブというか,みんなを救うリーダー的な存在になりたいと思っているのか。それともただ天使ちゃんと一緒に居たいからなのか。
もう一つの気になる点は音無の心臓のことです。
天使は音無の心臓を刺した時に,音無の心臓が無かったと。
怪我は治るのに移植で失ったものは回復しないのか。
心臓移植ができたということは,音無は9話の電車事故の時で救出された時に脳死状態で心臓は動いていたと言うことになります。
取り出すことによって,音無死亡
死んだ時の怪我や病気は治った状態でこの世界にいるのに,音無はなぜ心臓が無いのか。
死んだ世界なので最初から生きていないということもできますが,刺された時には血が出ていたし,飲んだり食べたりしていたし,人体がどういう仕組みで動いていたのかがよくわからない状態です。
そして,天使ちゃんのありがとうを伝えに来たという言葉。
1話で気がついたなら,もっと早く伝えることができたはずでは。
テストの時とか二人で閉じ込められた時に。
それに,ありがとうを伝えて消えるのではなく,そのことは伏せておいて音無の告白を受け入れることによって共に生きることによってありがとうの気持ちを伝えることもできたはずです。
あの状況でありがとうを伝えて消える……音無個人に対する特別な感情は持っていなかったということなのか。
それに,音無の心臓を移植された天使が先に死んだ音無よりもずっと前にABの世界に来ているという点もあります。二人とも迷い込んだと言っているので,死んでからこの世界に来るまでにかかった時間があるとは思うのですが。元の世界とABの世界,そこから元の世界への時系列はどうなっているのでしょうか。
いろいろと矛盾点や疑問点が残ったまま終わりましたが,それでも楽しんで見てくることができました。
一番の問題点は話を大きくしすぎたことだと思います。
ゲームならCLANNADのように100時間近いボリュームを取ることができるのですが,アニメの場合,1クールで扱える情報量には限りがあります。それなのに引き出しを広げすぎたというか,建物を大きくしすぎたというか,ギャルゲのプロットでアニメをやってしまったという感じです。
シナリオも書けて,作詞作曲ができるというせっかくの才能をもっと生かす方法で作ればよかったのに。
わたしは演奏シーンをやりたくて,それを十分に生かすためにアニメを作ったのではと思っていたのですが,ライブとストーリーの二つを両立させるのは難しかったのでしょうか。
単純すぎる展開だと飽きられるし,謎や複線を詰めすぎると複雑になりすぎるという問題もあります。
わたし的にはもっとガルデモを前面に出してもらいたかったです。
学園にライブハウスがあるようにして,そこでのLIVEを見ていれば成仏しない。そこに集まっている常連メンバーたちと仲良くなって仲間に。もっと健康的な青春を送らせて成仏させようとする天使&学園側との駆け引き……ぐらいのシンプルな学園ものでもよかったのでは。バトルとかギルドとかエンジェルプレイヤーとか影とかNPCとかいろいろ詰め込みすぎに感じました。
最後の最後になって愚痴みたいな感じの感想になってしまいましたが,1話からずっと楽しんで見てきましたし,次の放送を心待ちにしていました。感想を書くのも考察するのも楽しかったし。
ABで初めて2chのキャラスレに行くようになったし(天使,ゆり,ユイ,遊佐,岩沢,ひさ子,関根,入江と8人分のキャラスレに毎日行って楽しんでいました)CDを全部購入するのもABが初めてですし,ねんどろいどを買うのもABが初めてです。
そのくらい思い入れの深い作品でした。ネット上の批判にめげずにABアフターを,いや,一番作って欲しいのはゲーム版です。後はガルデモスピンオフかな。これでABを終わりにして欲しくないという気持ちで一杯です。
スタッフの皆さん,キャストの皆さんありがとうございました。
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テーマ : Angel Beats!
ジャンル : アニメ・コミック
確かにいろいろと見たい話がありますね。
小説でもいいのですが,テキストのボリュームが一番あるのはADVのゲームなので,アニメを補完する形で出てくれれば最高です。
素材がいいだけにこれで終わりだともったいなさ過ぎる感じがします。