1年以上前から、Oracleは「Oracle ID Graph」の機能強化に取り組んでいる。ID Graphは、マーケティング担当者が複数のチャネルをまたいで消費者の行動を理解できるように支援する「Oracle Data Cloud」のツールだ。
Oracleは米国時間10月26日、「Oracle Data Management Platform(Oracle DMP)」のユーザーインターフェース「Audience Builder」を強化し、ID Graphをマーケティング担当者が利用できるようになったと発表した。アップデートされたAudience Builderを利用すると、ユーザーはこれまでより簡単に特定の属性をもった顧客を管理および選択し、その顧客IDが作成された端末やプラットフォームに基づいてオーディエンスを分析し、クロスデバイスマーケティングに活用したりすることができる。
Oracleのシニア・プロダクト・マーケティング・マネージャーを務めるKaren Kokiko氏によると、強化されたAudience Builderを使用することで、マーケティング担当者はトランザクションがどこで発生するのかを理解して、メディアバイイングをより効果的に最適化し、「相手の望むコミュニケーション方法で顧客とやりとりする」ことができるという。
Audience Builderは、自らのデータとサードパーティーのデータソースを組み合わせて、キャンペーンのオーディエンスを構築できる機能をマーケティング担当者に提供する。強化されたバージョンでは、より効果的にターゲットを絞り込むことが可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。