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pygame

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
pygame
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開発元 pygame Community
初版 2000年10月28日 (24年前) (2000-10-28) [1]
最新版
2.6.0 / 2024年6月25日 (5か月前) (2024-06-25)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS Cross-platform
種別 API
ライセンス GNU Lesser General Public License
公式サイト http://www.pygame.org
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pygame は、ビデオゲームを製作するために設計されたクロスプラットフォームPythonモジュール集であり、Pythonでコンピュータグラフィクスと音声を扱うためのライブラリを含んでいる。pygameは、SDL ライブラリの上に構築されており、C言語のような低水準の機構を使わずにリアルタイムのコンピュータゲームを開発できるようにするための配慮がなされている。これは、計算量の多い関数(主にグラフィクス処理)のほとんどはゲームロジック自体から切り離せるという想定にもとづいており、それがPythonのような高水準言語をゲーム開発に使用することを可能にしている。

歴史

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pygameは、開発が停止したpySDLライブラリを置き換えるために作られた。[2] pygameは、元はPete Shinners によって書かれ、GNU Lesser General Public Licenseの下で配布された。2004/2005年の頃よりコミュニティプロジェクトとなった。多くのチュートリアルが存在する。[3][4][5][6][7] 小さなゲームを作る大会も開かれている[8].

後述のように開発が停滞した時期があるが、バージョン2.0.0リリース後は活発な開発が維持されている。[9]

開発停滞期とpygame2リリースまで

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2009年8月リリースのバージョン1.9.1を最後に開発が停滞。2009年末にpygame reloadedとしてpygame2へ向けて進むかに見えたが、ならず。2016年末より復調、2019年までにバージョン1.9.2から1.9.5がリリースされた。バージョン1.9.5以降、pygame2開発が再始動された。

2019年3月31日、以前よりリファクターリリース(リファクタリング_(プログラミング) )と称されてきたバージョン1.9.5がリリースされ、以下のアナウンスがあった。[10]

  • SDL2サポートをマージした。
  • 同じコードベースで、SDL1と共にコンパイルすることも可能なので、pygame 2への移行は容易になる。
  • pygame2がSDL2付きでリリースされるまで、SDL1ベースのpygame 1.9.xのリリースは継続される。

2020年10月28日、pygame20周年の日にバージョン2.0.0安定版がリリースされた。[11]


(新しい)pygame2の開発

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どういう状態になったら、pygame 2が完成したことになるのか、について、マイルストーン[12]が掲げられている。

  • pygame APIが、SDL2上で後方互換の状態でほぼ走る。
  • いくつか動かない部分があるときは、そのように記述がある。
  • 少なくともMac、Linux、Windows用のバイナリが、python 2.7, 3.4, 3.5, 3.6, 3.7用、32ビット/64ビットで用意されている。

pygame2 リリース

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  • 2019年5月5日 pre-release Dev.1リリース
  • 2019年6月20日 pre-release Dev.2リリース
  • 2019年7月14日 pre-release Dev.3リリース
  • 2019年10月8日 pre-release Dev.4リリース
  • 2019年10月28日 pre-release Dev.6リリース
  • 2020年5月6日 pre-release Dev.8リリース
  • 2020年5月31日 pre-release Dev.10リリース
  • 2020年9月20日 pre-release Dev.12リリース
  • 2020年10月11日 pre-release Dev.14リリース
  • 2020年10月20日 pre-release Dev.16リリース
  • 2020年10月21日 pre-release Dev.18リリース
  • 2020年10月22日 pre-release Dev.20リリース
  • 2020年10月23日 pre-release Dev.22リリース
  • 2020年10月27日 pre-release Dev.24リリース
  • 2020年10月28日 2.0.0 安定版リリース


サポートするPythonのバージョン

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  • pygame 1.9.xは、Python 2.7と、Python 3.4からPython 3.7まで。
  • pygame 2は、Python 3.4からPython 3.8をサポートする。Python 2.7のサポートも当面継続。

pygameを使用しているゲーム

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文献

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参考

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2Dエンジンとライブラリ:

  • Pygame Utilities (PGU) は、Pythonを強化するためのツールとライブラリのコレクションである。ツールにはタイルエディタやレベルエディタ(四角形・等角図・六角形)が含まれる。GUIの強化には、完全な機能を持つGUI、HTML描画、文書レイアウト、テキスト描画が含まれる。ライブラリにはスプライトとタイルエンジン、状態エンジン、タイマ、ハイスコアシステムが含まれる。
  • Pyglet は、OpenGLベースのライブラリで、ゲームや視覚的にリッチなアプリケーションを作るために使われる。
  • MirthKit は、クロスプラットフォームの2Dゲームを製作・配布するためのシンプルなツールキットである。

脚注

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  1. ^ Shinners, Pete. “Python Pygame Introduction - History”. 2020年11月10日閲覧。
  2. ^ Libregamewiki's article on Pygame
  3. ^ An Introduction to Python Game Programming - written by Rene Dudfield and Geoff Howland
  4. ^ Line by line tutorial — Tutorial for beginners by Pete Shinners.
  5. ^ Creating Games with Python - A tutorial explaining how to use Pygame for game development and improved execution.
  6. ^ PyGame Tutorials - tutorials with OOP approach.
  7. ^ pyGame Basics and Arinoid tutorials video tutorials at showmedo
  8. ^ Pyweek homepage — regular contest (Pyweek) to write a game during one week using Python (most entries use pygame).
  9. ^ https://github.com/pygame/pygame/graphs/contributors
  10. ^ pygame 1.9.5 released into the wilds — 31 Mar, 2019
  11. ^ pygame 2.0 - the happy dance birthday release”. GitHub. 2020年11月10日閲覧。
  12. ^ 2.0 Milestone
  13. ^ Dangerous High School Girls in Trouble!”. Pygame.org. 2011年7月8日閲覧。

外部リンク

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