コンテンツにスキップ

中央情報局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
CIAから転送)
中央情報局
Central Intelligence Agency
中央情報局の紋章
中央情報局の旗

CIA本部『ジョージ・ブッシュ情報センター』(バージニア州ラングレー)
組織の概要
設立年月日1947年9月18日 (77年前) (1947-09-18)
継承前組織
種類独立機関 (インテリジェンス・コミュニティーの構成機関)
本部所在地アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 バージニア州ラングレー
ジョージ・ブッシュ情報センター
北緯38度57分07秒 西経77度08分46秒 / 北緯38.95194度 西経77.14611度 / 38.95194; -77.14611
標語"The Work of a Nation. The Center of Intelligence."
Unofficial motto: "And ye shall know the truth and the truth shall make you free." (John 8:32)[2]
人員21,575 (estimate)[3]
年間予算$15 billion (2013年現在)[3][4][5]
行政官
ウェブサイトwww.cia.gov

中央情報局(ちゅうおうじょうほうきょく、英語: Central Intelligence Agency, 略称:CIA)は、アメリカ合衆国の対外情報機関。主に人的情報(HUMINT)を利用して世界中から国家安全保障に関する情報を収集分析することを任務としている。アメリカのインテリジェンスコミュニティ(IC)の主要メンバーであるCIAは国家情報長官直属であり、主に大統領大統領顧問団に情報を提供することを目的としている。

概説

[編集]

1947年9月18日にトルーマン大統領が諸外国から寄せられる多種多様な情報を一括して収集できる組織を望んだことを契機に組織された[6]。中央情報局(以下「CIA」)は国家安全保障会議の直轄機関であり、アメリカ軍からは独立して存在している。

CIA自身が収集した情報の他に、国家安全保障局国家偵察局国防情報局・各軍の情報部・財務省情報部・エネルギー省情報部といった連邦政府の情報機関から構成されるインテリジェンス・コミュニティーからの情報を集めて分析し、大統領と国家情報長官に報告する。アメリカのインテリジェンス・コミュニティーは国家情報長官によって統括され、CIAはその「中央」にある情報機関である。

また、CIAは創設期からイスラエル諜報特務庁(モサド)やイギリス秘密情報部と繋がりが深く[7]、またカナダオーストラリアニュージーランドの情報機関とはアングロ・サクソン連合として横の連携がある(UKUSA協定)。

活動内容

[編集]

アメリカ合衆国の安全保障政策の決定に必要な諜報活動を行う。諜報活動のために膨大な予算を与えられているが、その用途などの詳細情報は明らかにされていない。また局員は諜報員だけでなく、特殊作戦不正規戦秘密作戦非合法作戦等に従事する特別行動センターSAC:Special Activities Center)という準軍事組織に所属するものもいる。

一般には以下のような活動があるといわれている。

  • アメリカ合衆国に友好的政権樹立の援助
  • アメリカ合衆国に敵対する政権打倒の援助[8]
  • アメリカ合衆国に敵対する指導者の暗殺
  • 外国軍隊への拷問指導 - 中南米など。
  • 外国のジャーナリストのスパイ・協力者獲得
  • 外国の保守政党の選挙に資金提供
  • 外国の左派政党の弱体化
  • 外国の与野党にアメリカ合衆国に友好的な政治家の育成
  • 国内外でのスパイ養成
  • アメリカ軍の戦闘地域での情報収集 - ヒューミントの他、無人偵察機を使用したものを含む。
  • 外国の政治・軍事・経済情報の収集
  • 外国での情報操作
  • 反政府組織などの援助・人材育成
  • インターネット上での諜報活動/謀略活動
  • クラッカー養成
  • (外国への)サイバー攻撃

アメリカ合衆国に敵対する指導者の暗殺に関しては、フォード大統領によって暗殺禁止の大統領令が出されたこともあるが、今では撤回され、パキスタンイエメンなどで無人偵察機プレデターイスラーム主義テロ組織の指導者を暗殺している。

アメリカ軍が関与する戦闘地域へ潜入しての軍事的情報の収集に関しては、ベトナムイラクアフガニスタンなどでの戦争において、局員は現地へ潜入して敵性ゲリラ・民兵・テロリストの情報収集を行い、その拠点や隠処の攻撃時間・座標をアメリカ軍へ通知している。しかし不正確な情報であることもしばしばで、誤爆による多大な民間人の犠牲を招いている実情がある。

2001年9・11テロの後は、コマンド部隊によるテロリストの逮捕・殺害計画を極秘に企画していた。アメリカ政府の元高官によると、この計画は1972年ミュンヘンオリンピック事件の後にイスラエル諜報特務庁(モサド)が実行した報復作戦に類似しているという[9]

2006年5月に「テロリスト関係者若しくはそれらと接触した人物」をアメリカ入国の際に拉致し、国内法の及ばない地域(シリアグァンタナモ米軍基地)の秘密収容所に、取調べを口実に収監していた事が判明して、アムネスティ・インターナショナルや母国政府が調査に乗り出す事態になっている。2006年9月、ジョージ・W・ブッシュ大統領は秘密施設の存在を認め、この秘密施設でのCIAによる取調べを「CIAプログラム」と表現した。オバマ大統領はグァンタナモ基地に対して厳しい姿勢で臨んだ。

情報活動・公的刊行物

[編集]

CIAは秘密工作活動だけを行っている訳ではない。情報本部・国家情報評価室・NIO(National Intelligence Officer)などで情報評価活動をしていた。国家情報長官室(ODNI)が設立されるまで、CIAの情報評価は全ての基礎になっていた。特に軍部の意向に左右されない文官指導部への客観的な情報評価が期待されていた。

元々CIAは真珠湾攻撃で情報・評価活動が集約されず、大統領にまで多数の生の解読電文が評価無しでそのまま渡される上に、海軍陸軍が別々に情報活動をするという弊害を是正するために生まれた(戦略情報局が立ち上げられたのは日本の直接攻撃を受けた後の1942年)。冷戦が始まってその性質が変化したが、「ソ連などの戦争準備に対して早期警報を出す」という基本任務がおろそかになった訳ではない。

CIAの情報評価はごく一部は40年以上昔から一般公開されていた。

  • ザ・ワールド・ファクトブック[10] - 世界各国の現況をまとめている。
  • 「情報研究」[11]
  • 「グローバル・トレンド」 - CIAの下部機関であった国家情報会議(NIC:National Intelligence Council)が4-5年おきに発行していた20年後の未来予測、現在は独立したNICが発行する。日本関係の主要な論点では「人口減少が社会全体に影響を与えるので対処が必要である」と、かなり前から記述していた。ソビエト連邦の崩壊は予測(または記述)できなかった(2035年版は2016年12月に新大統領に提出される予定で作業中。)[12][13]

日本への関与

[編集]

日本占領期には占領終了後に岸信介賀屋興宣正力松太郎児玉誉士夫笹川良一田中清玄笠信太郎緒方竹虎野村吉三郎などをCIAの協力者として、揺籃期の自由民主党に活動資金を提供し、心理戦略委員会(Psychological Strategy Board(PSB)。のちの作戦調整委員会)などの方針に沿って政治及びマスメディアを利用し、国内のアメリカニゼーションと政府の親米化に一役買った[14][15][16][17][18][19][20]

2006(平成18)年7月18日に公開された国務省編纂の外交史料集によると、冷戦時代にはアメリカ政府の反共政策に基づき日本の親米勢力や、民社党などの野党内保守右派勢力に秘密資金を提供していた[21]。秘密資金の提供を受けたのは岸信介池田勇人両政権下の自民党有力者と社会党右派(後に民社党を結党する勢力)とみられている。この結果、右派が民社党をつくり、日本社会党は弱体化することになった[22][23]

冷戦終結まで、児玉を通じて日本の指定暴力団・韓国のヤクザなどともコネクションを持っており、暴力装置などとして使用していた[24]。また日本共産党には、岸の系列から韓国の統一協会へ関与していると主張された[25]

冷戦終結後は双子の赤字に苦しむ連邦政府による人員や経費の削減等のため危機に直面したCIAは、日本などの友好国の経済情報などの非軍事分野での情報収集と分析を始めた。1990年(平成2年)4月には長官のウェブスターが「日本やヨーロッパ諸国の経済上の競争相手に対する情報戦略を扱う企画調整室を設けた。」と発言し、1992年(平成4年)4月には長官のゲーツが「業務の約4割、予算の2/3は経済分野に当てる。」と演説した[26]。2011年には、上級オフィサーで2000年に没したロバート・クロウリーが遺した協力者一覧「クロウリーファイル」には、船橋洋一と、「C」の節に、コロンビア大学教授のジェラルド・カーティスが掲載されている事が明らかになり、協力者の一人であると名指しされている[27]

CIA日本支局を立ち上げたのは前身のOSS(戦略情報局)スイス支局でアレン・ダレスの部下だったポール・ブルームで、彼が来日後に最初に連絡をとったのが笠信太郎であり、以降ブルームと笠は日本の指導的知識人を糾合する目的の座談会を主催するなどして親米論調の涵養を図っていた。また、野村吉三郎(元海軍大将・駐米大使)に資金提供して海上警備隊(海上自衛隊の前身)を創設させ、野村の参院選出馬を支援している[28]。反・反鳩山緒方竹虎首相にするための工作活動を展開するとともに、緒方の「日本版CIA構想」を支援していた[29]。正力松太郎を使って日本全土を縦断する一大反共軍事通信網を構築する構想があったとされる[30][31]。(→正力マイクロ波事件

吉田則昭山本武利加藤哲郎らは2008年(平成20年)4月から9月、アメリカ国立公文書記録管理局で2005年(平成17年)に機密解除され2007年(平成19年)1月12日に一般公開されたCIA公開資料を収集し、1年間をかけてその分析に共同であたった。2009年(平成21年)7月25日早稲田大学20世紀メディア研究所の第51回研究会で中間報告を行い、2009年(平成21年)7月26日の毎日新聞で1面2面の大きな記事として報道された[32][33][34][35][36][37]。日本での活動拠点にニュー山王ホテルがある。

歴史

[編集]

第二次世界大戦中の1942年情報調整局から改組設立された戦略情報局(オフィス・オブ・ストラテジック・サービス、OSS)がセントラル・インテリジェンス・グループ(CIG、中央情報グループ)及び政策調整局OPC)を経て1947年に成立した国家安全保障法により改組されて発足した。

第二次世界大戦終了後にアレン・ダレスドイツからテオドール・ゼーフェッケなど多数のナチス将校を招聘した。またCIAのソ連など東欧での情報収集と工作活動の本格化を図った。

1950年代から1960年代にかけては、社会主義共産主義化しつつあったイラングアテマラコンゴキューバなどに対してクーデター・要人暗殺などを含んだ工作活動を積極的に展開した。

1999年4月26日にCIA長官を務めた経歴を持つ第41代アメリカ合衆国大統領ジョージ・H・W・ブッシュの功績を称えてCIAの旧本部と新本部からなる複合施設ジョージ・ブッシュ情報センター英語版と命名された[38]

2001年よりジョージ・W・ブッシュ政権ではCIAは機能が発揮されていないという指摘もある。ブッシュ政権で権勢を振るうネオコンは、CIAからの情報を軽視しており(プレイム事件など)、アメリカ国防総省傘下の国家安全保障局(NSA)や国防情報局(DIA)を重視して、CIAはインテリジェンス・コミュニティーの主流派から外され、国家情報長官が設置され、副長官にはNSA長官だったマイケル・ヘイデンが就任した。こうした流れは、2010年頃まで続いた[39]。ブッシュ政権でCIA長官だったポーター・J・ゴスは、それまでの最上級幹部を全て辞めさせ、大統領の政策に異議を唱えることを禁じる命令を出した。これによって、CIAの職員は2005年までに総員の半数が5年以下の経験しか持たない組織になった[15]。一方で子ブッシュ政権下でもブラック・サイトでの拷問や無人攻撃機による暗殺などの秘密工作活動でCIAは暗躍した[40][41][42]

2018年、ジーナ・ハスペルが初めての女性長官になる[43]

組織

[編集]
  • 職員数 - 約20,000人(非正規職員や派遣職員、契約職員など雇用形態が曖昧なため、はっきりした数字は定まらない。)
諜報活動を行うチームは、情報収集管理担当官を中心とする、エージェント、工作員、分析官、警備担当、スタッフ・オペレーション・オフィサー、管理担当、その他職員らで構成されており、職員はそれぞれ専門の担当があり、全員が全てスパイという訳ではない。
CIAに勤務する“職員”は“オフィサー”、工作員の募集職員のことを“エージェント”または“アセッツ”と呼称する。
また、海外でのCIAの警備業務などを行うGRS(Global Response Staff)と呼ばれる業務委託された部署・職員も存在する。


  • 情報収集管理担当官 (Collection Management Officer)
  • 工作担当官 (Case Officer)
  • 工作補佐担当官 (Staff Operations Officer)
  • 準軍事工作担当官 (Paramilitary Operations Officer)

作戦本部

[編集]

ヒューミントに従事する。英語名はDirectorate of operations(作戦総局)。本部長はDeputy Director of CIA for operations(作戦担当副長官)で、略称はDDO,DO,DD/Oなどを用いている。

以前は計画本部(1951-73)、作戦本部(1973-2005)、国家秘密工作本部(2005-2015)と称されていた[44]

黎明期にはOSO(戦略作戦局、Office of Strategic Operations、情報収集担当)、OPC(政策調整局、Office of Policy Coodination、秘密工作担当)に分かれていた。

  • 核拡散部
  • 対テロ・センター
  • 防諜センター
  • 麻薬対策センター
  • CIS部
  • 欧州部
  • 中近東・南アジア部
  • 東アジア部
  • アフリカ・中南米部
  • 技術支援部

情報本部

[編集]

情報の評価・分析・情報資料の作成に従事する。

  • CIS分析部
  • 欧州分析部
  • 近東・南アジア分析部
  • 東アジア分析部
  • アフリカ・中南米分析部
  • 兵器科学研究部
  • グローバル問題部
  • 情報資源部
  • 外国指導者分析部

科学技術本部

[編集]

技術的情報収集手段の研究・開発に従事する。

  • 技術システム研究・開発部
  • 傍受部
  • 技術保障部
  • 国外ラジオ放送部 (FBIS)

行政本部

[編集]

総務、人事、訓練、要人警護、施設警戒に従事する。

  • 人事部
  • 要員訓練部
  • 警備部
  • 会計部
  • 情報保管・検索部
  • コンピュータ機材部
  • 通信部
  • 法務部
  • 監察部
  • 会計監査部
  • 秘書部
  • 会計計画部
  • CIA史編纂部
  • 暗号書簡部
  • 公表検討会議


現在の組織構造

分析総局

[編集]

運営総局

[編集]

科学技術総局

[編集]

デジタルイノベーション総局

[編集]

サポート総局

[編集]

CIA長官

[編集]

2005年4月21日まで(ボーダー・J・ゴスの任期中)は長官はCIAだけでなく、アメリカのインテリジェンス・コミュニティーの統括役でもあったため、「局」(Agency)が入らない「中央情報長官」(DCI:Director of Central Intelligence)と呼ばれていた。2005年4月21日以降はCIAのみを統括する「中央情報局長官」(D/CIA:Director of the Central Intelligence Agency)となり、インテリジェンス・コミュニティーは国家情報長官が統括している。

これは2004年の情報改革及びテロ予防法により国家安全保障法が改正されたことを受けた措置である。2005年まで副長官も中央情報副長官DDCI)がおり、通常は中将が任命された(もっともCIA本部ワシントンDCで勤務するが)。CIAにおいては、工作本部や情報本部のトップが次官として扱われる。例えば工作担当次官はDDO、情報担当次官はDDIなどがあり、CIA全体の副長官Deputy Director)も別に存在する。

なお、CIAの日々の業務は中央情報局エグゼクティブ・ディレクター(Exective Director of the Central Intelligence Agency(ED/CIA))が総括することとなっている(2004年4月時点での組織図では、CIA長官の次官として中央情報副長官、中央情報局長官の次官としてED/CIAが記載されている)。

歴代CIA長官

[編集]
氏名 任期 大統領
1 シドニー・W・ソワーズ海軍少将 1946年1月23日 - 1946年6月10日 ハリー・S・トルーマン
2 ホイト・ヴァンデンバーグ空軍中将 1946年6月10日 - 1947年5月1日
3 ロスコー・H・ヒレンケッター海軍少将 1947年5月1日 - 1950年10月7日
4 ウォルター・ベデル・スミス陸軍中将 1950年10月7日 - 1953年2月9日 ハリー・トルーマン
ドワイト・D・アイゼンハワー
5 アレン・ウェルシュ・ダレス 1953年2月26日 - 1961年11月29日 ドワイト・D・アイゼンハワー
ジョン・F・ケネディ
6 ジョン・マコーン 1961年11月29日 - 1965年4月28日 ジョン・F・ケネディ
リンドン・ジョンソン
7 ウィリアム・F・レイボーン退役海軍中将 1965年4月28日 - 1966年6月30日 リンドン・ジョンソン
8 リチャード・ヘルムズ 1966年6月30日 - 1973年2月2日 リンドン・ジョンソン
リチャード・ニクソン
9 ジェームズ・R・シュレシンジャー 1973年2月2日 - 1973年7月2日 リチャード・ニクソン
10 ウィリアム・コルビー 1973年9月4日 - 1976年1月30日 リチャード・ニクソン
ジェラルド・R・フォード
11 ジョージ・H・W・ブッシュ 1976年1月30日 - 1977年1月20日 ジェラルド・フォード
ジミー・カーター
12 スタンズフィールド・ターナー退役海軍大将 1977年3月9日 - 1981年1月20日 ジミー・カーター
ロナルド・レーガン
13 ウィリアム・J・ケーシー 1981年1月28日 - 1987年1月29日 ロナルド・レーガン
14 ウィリアム・H・ウェブスター 1987年5月26日 - 1991年8月31日 ロナルド・レーガン
ジョージ・H・W・ブッシュ
15 ロバート・M・ゲイツ 1991年11月6日 - 1993年1月20日 ジョージ・H・W・ブッシュ
ビル・クリントン
16 R・ジェームズ・ウルジー 1993年2月5日 - 1995年1月10日 ビル・クリントン
17 ジョン・M・ドイッチ 1995年5月10日 - 1996年12月15日
18 ジョージ・J・テネット 1997年7月11日 - 2004年7月11日
(2004年6月3日に辞任)
ビル・クリントン
ジョージ・W・ブッシュ
- ジョン・E・マクラフリン(代行) 2004年7月11日 - 2004年9月24日 ジョージ・W・ブッシュ
19 ポーター・J・ゴス 2004年9月24日 - 2006年5月5日
20 マイケル・ヘイデン 2006年5月5日 - 2009年1月20日 ジョージ・W・ブッシュ
バラク・オバマ
21 レオン・パネッタ 2009年1月20日 - 2011年6月30日 バラク・オバマ
22 デヴィッド・ペトレイアス退役陸軍大将 2011年9月6日 - 2012年11月9日
23 ジョン・オーウェン・ブレナン 2013年3月8日 - 2017年1月23日 バラク・オバマ
ドナルド・トランプ
24 マイク・ポンペオ 2017年1月23日 - 2018年4月26日 ドナルド・トランプ
25 ジーナ・ハスペル 2018年5月21日 - 2021年1月20日
(2018年4月26日から5月17日まで代行)
- デイヴィッド・S・コーエン英語版(代行) 2021年1月20日 - 2021年3月23日 ジョー・バイデン
26 ウィリアム・ジョセフ・バーンズ 2021年3月23日 - (現職)

CIAが主導し関与したとされる作戦・事件

[編集]

1940年代

[編集]

1950年代

[編集]

1960年代

[編集]

ベトナム戦争関連

[編集]

1970年代

[編集]

1980年代

[編集]

1990年代

[編集]

2000年代

[編集]

2010年代

[編集]

2020年代

[編集]
  • 2020年8月17日(現地時間)、ハワイ在住の元CIA局員(かつ元FBI言語学者)の67歳の香港系帰化中国人の男性を彼の親戚と共に14日に逮捕したと発表した。二人による情報漏洩はCIA退職後の2001年に香港で中国情報機関へ「CIAの要員や作戦」、「通信手段などに関する情報」を現金5万ドル(約664万円[63])で売り渡した事から始まり、以来10年以上も国防情報を中国側に漏洩した疑いが持たれている。またハワイ移住後、中国側に渡す『米政府の機密情報』へのアクセスを得ることを狙ってFBIに職を求め、04年に中国語文書の翻訳などを担当する契約職員になり、6年間、機密扱いされた文書などをコピーするなどして盗み、中国を頻繁に訪問して渡していたとされる[64]。中国側に渡った情報はCIAの暗号や工作員の情報、それに『海外での工作活動の状況』などとされていて、司法省は声明で「同僚と国家、そして自由民主主義の価値観を裏切った」と批判したうえで「裏切り者は必ず、見つけ出し裁きにかける」と警告を発した[65]
  • 2020年9月19日 - 2008年中国に対する諜報活動の為にSAC(特別行動センター)のSOG(特殊作戦グループ)海事部門隊員4名が投入されたが、により船舶が巻き込まれ行方不明になったと報道される[1][2]

有名なCIA局員(長官を除く)

[編集]
  • ジェームズ・アングルトン(James Jesus "Jim" Angleton) - 防諜担当副次官。専門は防諜(カウンターインテリジェンス)。
  • レイ・クライン(Raymond Steiner "Ray" Cline) - 情報担当次官。専門は情報分析。
  • エドワード・ランスデール(Maj.Gen. Edward Geary "Ed" Lansdale,USAF) - 空軍少将、秘密工作のプロ、最終的に国防長官補佐官になる。フィリピン、ベトナム戦争初期とカストロ政権初期のキューバ攪乱工作で作戦の中心。
  • ジェリー・ドローラー (Gerald F."Gerry" Droller) - 作戦本部西半球局秘密工作室長、キューバ侵攻作戦の中心人物で、アーサー・シュレジンジャーの回想録[66]に唯一の中心人物として名字だけ出てくる。
  • テッド・シャクリー (Theodore George "Ted" Shackley, Jr.) - キューバ侵攻作戦の中心のマイアミ支局(JM/WAVE)長、1968年サイゴン支局長。フェニックス作戦を指揮、西半球局長としてアジェンデ打倒工作、作戦本部副本部長(秘密工作担当)になる。イラン・コントラ事件麻薬密輸への関与も取りざたされている。西半球局長として、フィリップ・エイジーの暴露から局を守るためにほぼ全員を入れ替える。
  • E・ハワード・ハント(Everette Howard Hunt, Jr.) - 作戦本部の秘密工作員、グアテマラ政権転覆工作、キューバ侵攻作戦に従事。ウォーターゲート事件の主犯の一人、1950年代に東京駐在。ウォーターゲート事件中に夫人が100万$を運んでいる途中墜落死。回想録を出版。その後息子たちが、本人がジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関わった(CIA在職中)という告白録を出版。
  • ジェームズ・W・マッコード・ジュニア(James Walter "Jim" McCord, Jr.)- ウォーターゲート事件の主犯の一人。ニクソン大統領再選本部(CREP)警備責任者。CIAでの最後の役職は保安局施設警備部長[注 1]
  • キム・ルーズベルト[67](Kermit "Kim" Roosvelt Jr.) - カイロ支局長マイルズ・コープランド(Miles Copeland Jr.)とともに、ナセル体制を樹立。1950-54年工作本部近東局(Near East Division)長。シャーによるイランのモサッデク政権打倒、復位を主導(エイジャックス作戦)。OSSの幹部(解散後にOSSの公式の歴史を執筆)。2人のルーズベルト大統領の親族。回想録を出版し、エイジャックス作戦の詳細を記載する[注 2]
  • ピアー・デ・シルバ(Peer de Silva) - サイゴンソウルバンコク支局長などを歴任。
  • ビル・ハーベイ (William King "Bill" Harvey) - CIAを代表する伝説の秘密工作員。ベルリンの「ゴールド作戦」の責任者。勤務中に公然と拳銃を携帯するので局内で悪名が高かった。工作本部対外情報室長。1945年、FBI在職中にエリザベス・ベントリーを尋問し、米国政府内のソ連スパイグループを特定した。FBIからCIAに移籍したため、フーヴァーFBI長官から嫌われ続ける。
  • ビクター・マルケッティ(Victor L. Marchetti)- 中央情報副長官(DDCI)タイラー(Rufus L.Taylor)海軍中将の補佐官。分析官出身。
  • サム・アダムス(Samuel A. "Sam" Adams) - 情報本部の分析官。回想録を執筆。
  • J・C・キング大佐(Colonel J.C.King) - 作戦本部西半球局長
  • リチャード・ビッセル(Richard Marvin "Dick" Bissel) - 作戦本部長(次官)
  • クレア・ジョージ (Clair Erloy George) - 作戦本部長(次官、1984-87)。OSSのベテラン。
  • ルシアン・コネイン大佐 (Colonel Lucien Emile Phellipe Conein) - 駐南ベトナムの専門家。南ベトナムの将軍に信頼されてジェム政権を倒すクーデターに関与する。
  • ジョン・リチャードソン (John Hammond "John" Richardson) - サイゴン支局長(ゴ・ジン・ジェム時代)。ジェム政権と密着しすぎると言われて、反ジェムクーデター直前に帰国させられる。
  • オルドリッチ・エイムズ(Aldrich Hazen Ames) - CIA対ソ連諜報部長、在職中にソ連のスパイ(1984-94)。ほぼ全員のソ連人スパイが逮捕もしくは処刑された。
  • ロバート・ベア - 回想録を出版。
  • リチャード・ブリー (Richard Blee)
  • ハンス・トフテ(Hans V. Tofte)- 伝説的な上級工作員。朝鮮戦争中の破壊工作で有名。自宅に機密文書を保管していたのがわかり、解任される。
  • コファー・ブラック (Joseph Cofer Black) - アフリカ専門家。反テロリズムセンター長としてアル・カイーダと戦う。
  • リチャード・ウェルチ(Richard Welch) - アテネ支局長(暗殺される)
  • ラリー・デブリン(Lawrence "Larry" Devlin) - コンゴ支局長、チャーチ委員会の報告では「ビクター・ヘッジマン」[注 3][注 4]
  • ヘンリー・プレザンツ(Henry M.Pleasants) - ベルン支局長。ボン西ドイツ)支局長としてゲーレン機関の設立と発展に尽力する[69]
  • デズモンド・フィッツジェラルド(J.Desmond FitzGerald) - 工作本部長(1965-67)、次官。前極東局長。
  • ルシアン・トラスコット将軍(Lucian Truscott) - サイゴン支局長
  • ジョン・マクマホン(John Newton "John" McMahon) - サイゴン支局長、後に工作本部長(1978-81)、中央情報副長官(DDCI、1982-86)
  • トレーシー・バーンズ(Tracy F.Barnes)
  • フランシス・ゲーリー・パワーズ(Francis Gary Powers) - 1960年ソ連上空で撃墜されたU-2型偵察機のパイロット。
  • チャールズ・キャベル空軍大将(Gen. Charles Pearre Cabell,USAF) - 中央情報副長官(DDCI、1953-62)。キューバ侵攻作戦やU-2偵察機開発を推進。
  • デーブ・マーフィー(David R."Dave" Murphy)- パリ支局長。アングルトンにソ連スパイの疑いをかけられ辞任した最上位のCIA高官。
  • パット・カーター中将(Lt.Gen. Marshal Sylvester "Pat" Carter)- 中央情報副長官(DDCI、1962-65)
  • カール・ダケット(Carl Duckett) - 科学技術本部長
  • ビル・ネルソン(William E."Bill" Nelson)- 作戦本部長(1973-76)、
  • マックス・ヒューゲル(Max C. Hugel)- 短期間総務本部長を務めた後、工作本部長。CIAなどでの情報活動経験が全くない部外者のため在任2ヶ月で辞任させられる。
  • デビッド・フィリップス(David Atlee Phillips) - 工作本部西半球局長、CIA退職官協会会長。ケネディ暗殺事件との関係が疑われている[70]
  • シドニー・ゴトリーブ博士(Dr.Sidney Gottlieb) - 毒物専門家、MKウルトラ計画カストロ暗殺計画の技術的中心人物。
  • フランク・ウィズナー(Frank Gardiner Wisner) - 次官、計画本部長。フランク・ジョージ・ウィズナー(国防次官、国務次官などを歴任)は息子。
  • ドナルド・グレッグ(Donald Gregg)- ソウル支局長、元東京支局勤務。ジョージ・H・W・ブッシュ大統領の腹心として、駐韓大使、国家安全保障会議情報部長やCIAの要職を歴任。
  • バーノン・ウォーターズ中将(Lt.Gen. Vernon Anthony "Dick" Walters)- 中央情報副長官(1972-76)。リチャード・ニクソン大統領の古い知り合い。ウォーターゲート事件のもみ消しを頼まれるが、断る。退任後に国連大使、駐西ドイツ大使を歴任。
  • ウィリアム・ブロー(William Vincent "Bill" Broe) - 1965年まで東京支局長を務めた直後に西半球局長に就任し、サルバドール・アジェンデ打倒工作、チェ・ゲバラ捕獲作戦を指揮した重要人物である。その後1973年の引退まで監察総監[注 5]として勤務し、ウォーターゲート事件の局内調査を指揮する[71]
  • フィリップ・エイジー(Philip Burnett Franklin Agee) - 1957-68年の中南米での活動後、キューバ(共産主義国)に移住し、そこで死亡した。1975年に局員、協力者250名の実名・局内暗号名(cryptonym)を載せた回想録を出版する[72]
  • ロバート・クロウリー(Robert Trumbull Crowley) - 工作本部担当副長官補[注 6]までなった高官。肺ガンで死亡する前に、CIAの協力者氏名2619人の実名を記した「クロウリー・ファイル」を公開した[注 7]
  • ロバート・クッシュマン海兵隊大将(General Robert Everton Cushman, Jr.) - 中央情報副長官(1969-71、当時は中将)、海兵隊司令官(1972-75、大将)
  • ジョージ・ドール(George Arntzen Doole, Jr.) - 1953年-71年(ベトナム戦争と重なる)にCIA所有の航空事業すべてをほぼ一人で統括する職員。
  • ウィリアム・カンパイルズ(William Peter Kampiles) - CIAの下級事務員。1977年にKH-11偵察衛星のマニュアルを$3,000でソ連に売る。二重スパイになれると思って元の上司に報告したが、捕らえられ懲役19年の刑を受ける(1996年釈放)。
  • エドワード・スノーデン(Edward Joseph Snowden) - CIA勤務(2002-06)、本部やベルン支局で情報保全勤務と秘密工作にも携わる。その後NSAの契約職員になる。NSAホノルル・センター時代に入手した多数の資料を持って、内部告発者となり、ガーディアンなどで資料を発表。2015年現在ロシア滞在。
  • ジェイク・エスターライン(Jacob Donald "Jake" Esterline) - キューバ侵攻作戦の中枢である西半球局第4部(WH/4)長。その後マイアミ支局長、西半球局次長。
  • シャーマン・ケント(Sherman Kent) - OSSの調査分析部門で活躍。1952-67年国家評価室(ONE:Office of National Estimates)の長として、アメリカの情報評価業務を率いる[73]
  • ウィリアム・ランガー(William Leonard Langer) - OSSで情報評価に活躍。CIAで国家評価室を設立した後、ハーバード大学歴史学部長になる。弟のウォルター・ランガー(Walter Charles Langer)はOSSでアドルフ・ヒトラーの精神分析をし、自殺を予言したことで有名。
  • ボビー・インマン海軍大将(Adm. Bobby Ray Inman, USN)- 中央情報副長官(DDCI、1981-82)。海軍情報部長(1974-76)、国防情報局長官(1976-77)、国家安全保障局長官(1977-81)。退任後ダラス連邦準備銀行総裁(1987-90)。1993年クリントンにより国防長官に指名されるが辞退する。
  • ロブ・シモンズ陸軍大佐(Robert Ruhl "Rob" Simmons) - CIA在職1969-79。元上院情報委員会事務局長。2001-2007連邦下院議員ベトナムベトコン尋問センター勤務後、1975-1978年台北支局で台湾の核武装計画を阻止するのに重要な役割を果たす[74]
  • ジョージ・キスヴァルター(George Kisevalter) - 戦後CIAのためのソ連人スパイとなった多くの重要人物のハンドラー(担当官)。特にポポフ少佐、オレグ・ペンコフスキー大佐、アナトリー・ゴリティン、ユーリ・ノーセンコ少佐。ゴリティンとノーセンコ両方を信用していたと言う。
  • ローレンス・ヒューストン(Lawrence R. Houston) - CIA法律顧問
  • ヴァレリー・プレイム(Valerie Elise Wilson) - 大量破壊兵器捜索担当の秘密情報員(民間会社員を偽装)。夫(大使)の活動が気に入らない政府首脳により、身分を新聞に漏洩される。それらの顛末はプレイム事件と呼ばれた。(「フェア・ゲーム」として映画化もされた。)
  • ウィリアム・バンディ(William Putnam "Bill" Bundy)- 後に国務次官補、国防次官補、プリンストン大学教授を務め、外交問題評議会(CFR)会長に推薦されるが断る。マクジョージ・バンディ(ケネディ、ジョンソン政権の国家安全保障担当大統領特別補佐官)の兄。1950年代にCIA勤務、エイモリ(Robert Amory Jr.)情報本部担当次官の特別補佐官を務める。アルジャー・ヒスに献金したため、ジョセフ・マッカーシー上院議員の追求を受けるが、ダレス長官などがかばう。また左翼的見解を攻撃され心に傷を負う。第二次世界大戦中はイギリスの通信情報機関政府暗号学校(GCCS)で在英勤務(所属はアメリカ陸軍)。
  • ロバート・ウィリアム・コウマー(Robert William "Blowtorch Bob" Komer)創立初期にCIA局員、後にNSC職員、国家安全保障担当大統領特別補佐官代行、カーター政権で国防次官。ベトナムで平定計画、CORDS、フェニックス作戦を指揮する。

ポップ・カルチャーにおけるCIA

[編集]

小説

[編集]

※欧米の主なスパイ小説の一部に登場している。日本でも『007シリーズ』によって名が広まることとなった。

映画

[編集]

テレビドラマ

[編集]

漫画

[編集]

アニメ

[編集]

ゲーム

[編集]

関連人物ほか

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ Chief,Physical Security Division,Office of Security
  2. ^ 一部を削除したがあまりにも詳細なので問題になり、一旦出版停止になった[68]
  3. ^ CIAの違法活動を調査した「上院情報活動調査特別委員会United States Senate Select Committee
  4. ^ 『臨時増刊 CIAの外国指導者暗殺計画 全訳 米上院調査特別委員会レポート』(注 :コンゴ=ルムンバ、キューバ=カストロ、ドミニカ=トルヒーヨ、南ベトナム=ゴ・ジン・ジエム、チリ=ルネ・シュナイダー)「朝日ジャーナル」1975・12・25、Vol.17、No.55、通巻880号
  5. ^ Inspector General。
  6. ^ Assistant Deputy Director for Operations
  7. ^ The Crowley Files CRYPTOME 2001

出典

[編集]
  1. ^ History of the CIA”. Central Intelligence Agency. March 28, 2014閲覧。
  2. ^ CIA Observes 50th Anniversary of Original Headquarters Building Cornerstone Laying”. Central Intelligence Agency. September 18, 2012閲覧。
  3. ^ a b Gellman, Barton; Miller, Greg (August 29, 2013). “U.S. spy network's successes, failures and objectives detailed in 'black budget' summary”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/world/national-security/black-budget-summary-details-us-spy-networks-successes-failures-and-objectives/2013/08/29/7e57bb78-10ab-11e3-8cdd-bcdc09410972_story.html August 29, 2013閲覧。 
  4. ^ Kopel, Dave (July 28, 1997). “CIA Budget: An Unnecessary Secret”. Cato Institute. April 15, 2007閲覧。
  5. ^ “Cloak Over the CIA Budget”. The Washington Post. (November 29, 1999). https://fas.org/sgp/news/1999/11/wp112999.html July 4, 2008閲覧。 
  6. ^ http://www.huffingtonpost.com/.../president-harry-truman-an...
  7. ^ http://espionagehistoryarchive.com/.../malta-masonry-the-cia/
  8. ^ http://foreignpolicy.com/.../mapped-the-7-governments-the-u-s-has-...
  9. ^ CIAがひた隠す秘密暗殺部隊 ニューズウィーク 2009年7月15日
  10. ^ The World Factbook
  11. ^ Studies in Intelligence
  12. ^ 『米国 国家情報会議 「グローバル・トレンド2030:未来の姿」(2012年12月版)の要旨(全訳) 2012年12月21日 海上自衛隊幹部学校』
  13. ^ Global Trends 2030: Alternative Worlds
  14. ^ ウィリアム・E.コルビー著、大前 正臣、山岡 清二訳『栄光の男たち―コルビー元CIA長官回顧録』日本語版に寄せて、政治広報センター、1980年1月第1刷発行 ISBN B000J742DU、PP.1-5。
  15. ^ a b ティム・ワイナー「CIA秘録」文藝春秋
  16. ^ 角間隆 (1979). ドキュメント日商岩井. 徳間書店 
  17. ^ 川端治 (1963). 自民党 その表と裹. 新日本出版社 
  18. ^ CIA Records - Name Files
  19. ^ Research Aid: Cryptonyms and Terms in Declassified CIA Files Nazi War Crimes and Japanese Imperial Government Records Disclosure Acts
  20. ^ Truman Library - Truman Papers: Psychological Strategy Board Files
  21. ^ Foreign Relations of the United States, 1964-1968, Vol. XXIX, Part 2, Japan(英語)
  22. ^ C.I.A. Spent Millions to Support Japanese Right in 50's and 60's New York Times, October 9, 1994(英語)
  23. ^ 左派弱体化狙い、秘密資金提供~CIAが50年前、日本の保革両勢力に U.S. FrontLine, 2006年7月19日
  24. ^ 松浦総三 (1977). 現代ジャーナリズム事件誌. 白川書院 
  25. ^ 日本共産党 (1978). 韓国の謀略機関―国際勝共連合=統一協会. 日本共産党中央委員会出版局 
  26. ^ 田岡俊次著『日本を囲む軍事力の構図』 中経出版 2003年9月18日第1刷発行 ISBN 4-8061-1872-9
  27. ^ 2,619 CIA Sources: The Crowley Files
  28. ^ 有馬哲夫 (2015). 「スイス諜報網」の日米終戦工作-ポツダム宣言はなぜ受けいれられたか. 新潮社 
  29. ^ 吉田則昭 (2012). 緒方竹虎とCIA アメリカ公文書が語る保守政治家の実像. 平凡社 
  30. ^ 有馬哲夫 (2006). 日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」. 新潮社 
  31. ^ 有馬哲夫 (2008). 原発・正力・CIA 機密文書で読む昭和裏面史. 新潮新書 
  32. ^ 100,000 Pages Declassified in Search for Japanese War Crimes Records
  33. ^ Japanese War Crimes
  34. ^ Records of the Central Intelligence Agency (RG 263
  35. ^ 20世紀メディア研究所
  36. ^ 研究所活動
  37. ^ 20世紀メディア研究所・特別研究会―CIA と緒方竹虎
  38. ^ Courson, Paul (1999年4月26日). “Former President Bush honored at emotional ceremony renaming CIA headquarters”. CNN. 2019年1月20日閲覧。
  39. ^ 『米国が12月に公開した国家文書に注目せよ 2008年米国の対外政策を読む』2008年1月21日付配信 日経ビジネスオンライン
  40. ^ "Bush: Top terror suspects to face tribunals". CNN. Associated Press. September 6, 2006.
  41. ^ "Bush admits to CIA secret prisons". BBC News. September 7, 2006.
  42. ^ 無人機攻撃作戦、CIAから米軍に移管へ”. ウォール・ストリート・ジャーナル (2013年3月21日). 2019年7月7日閲覧。
  43. ^ CIAに初の女性長官 米上院議会がジーナ・ハスペル氏を承認”. ハフィントンポスト (2018年5月18日). 2018年5月20日閲覧。
  44. ^ https://www.cia.gov/news-information/press-releases-statements/2015-press-releases-statements/message-to-workforce-agencys-blueprint-for-the-future.html Central Intelligence Agency 6 March 2015.
  45. ^ http://www.coldwar.org/articles/50s/guatemala.asp
  46. ^ アメリカ合衆国国務省発行『米国の外交』第29巻第2部 2006年7月18日(Foreign Relations of the United States, 1964-1968, Vol. XXIX, Part 2, Japan, Document 1
  47. ^ 春名幹男『秘密のファイル(下)CIAの対日工作』 共同通信社 2000年3月、ティム・ワイナー『CIA秘録』 文藝春秋社
  48. ^ “U.S. admits CIA gave LDP money in 1950s, 1960s”. The Japan Times. (2006年7月20日). http://www.japantimes.co.jp/news/2006/07/20/national/u-s-admits-cia-gave-ldp-money-in-1950s-1960s/#.V5Gn4JOyOko 2016年7月22日閲覧。 
  49. ^ CIAの雇い兵三百人 アンゴラに派遣 政府は否定『朝日新聞』1976年1月3日朝刊、13版、4面
  50. ^ ウィリアム・ブルム「アメリカの国家犯罪全書」
  51. ^ ジョビー・ウォリック『三重スパイ――CIAを震撼させたアルカイダの「モグラ」』太田出版, 2012年
  52. ^ “中国でCIA要員12人殺害 中国の米スパイ網壊滅、と米紙”. 産経ニュース. (2017年5月21日). https://www.sankei.com/world/news/170521/wor1705210015-n1.html 2019年1月15日閲覧。 
  53. ^ “中国とロシア、CIAスパイ情報を共有か”. サンケイスポーツ. (2019年1月21日). https://www.sanspo.com/geino/news/20180121/sot18012108340004-n1.html 2019年6月19日閲覧。 
  54. ^ “北朝鮮「韓米情報機関、北首脳部のテロ企図」主張…労働新聞の報道”. 中央日報. (2017年5月12日). http://japanese.joins.com/article/016/229016.html 2017年5月12日閲覧。 
  55. ^ “North Korea calls US-South Korea plot a 'declaration of war'”. FOXニュース. (2017年5月11日). http://www.foxnews.com/world/2017/05/11/north-korea-calls-us-south-korea-plot-declaration-war.html 2017年5月12日閲覧。 
  56. ^ “北朝鮮 米韓がキム委員長暗殺狙い派遣のグループ摘発と発表”. NHK. (2017年5月5日). http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170505/k10010971691000.html 2017年5月12日閲覧。 
  57. ^ “北朝鮮、金正恩氏の暗殺企んだとしてCIAを非難 スパイの存在に言及”. AFP. (2017年5月5日). https://www.afpbb.com/articles/-/3127321 2017年5月12日閲覧。 
  58. ^ “「正恩氏狙った米韓テロ計画摘発」…北秘密警察”. 読売新聞. (2017年5月6日). https://web.archive.org/web/20170506195314/http://www.yomiuri.co.jp/world/20170506-OYT1T50004.html 2017年5月10日閲覧。 
  59. ^ “北朝鮮、韓国情報機関トップの引き渡し要求 「正恩氏暗殺計画」で”. CNN. (2017年5月13日). https://www.cnn.co.jp/world/35101105.html 2017年5月13日閲覧。 
  60. ^ “北朝鮮が米国に「正式な謝罪」要求、金正恩氏暗殺計画で―米メディア”. Record China. (2017年5月8日). https://www.recordchina.co.jp/b177439-s0-c70-d0000.html 2017年5月12日閲覧。 
  61. ^ “「金正男氏はCIAの情報提供者」 米紙報道”. 日本経済新聞. (2019年6月11日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45931320R10C19A6000000/?n_cid=TPRN0026 2019年6月11日閲覧。 
  62. ^ “イラン、米CIAのスパイネットワーク解体と発表”. AFPBB. (2019年6月19日). https://www.afpbb.com/articles/-/3230815 2019年6月19日閲覧。 
  63. ^ https://www.zenginkyo.or.jp/abstract/stats/year2-02/account2001-terminal/summary-f/#:~:text=年度末の為替相場,71銭であった%E3%80%82
  64. ^ “米、元CIA職員逮捕 中国に最高機密漏えい疑い”. 日本経済新聞. (2020年8月18日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62741280Y0A810C2000000/ 2020年8月18日閲覧。 
  65. ^ “米 CIA元工作員を逮捕 中国に機密情報を売り渡した疑い”. NHK. (2020年8月18日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200818/k10012571571000.html 2020年8月18日閲覧。 
  66. ^ 『ケネディ――栄光と苦悩の一千日(上・下)』(河出書房, 1966年)
  67. ^ http://harvardmagazine.com/2011/01/kermit-roosevelt
  68. ^ 『CIAの逆襲―ドキュメント「パーレビ復権」 イラン1953年』小西昭之訳 1980年12月。"Countercoup"1980年
  69. ^ E.H. Cookridge『ゲーレン 世紀の大スパイ』向後英一訳、角川書店、1974年
  70. ^ Antn.tervlew W1t11 Fo~er DOCI John N. McMahon
  71. ^ William Broe, former high-level CIA official, dies at 97 Washington Post,October 26, 2010
  72. ^ "Inside the Company: CIA Diary". Penguin. ISBN 0-14-004007-2。「CIA日記」1975年、青木栄一 訳
  73. ^ OSS Catalogue 2015
  74. ^ 「ヴェール(上)」p263

参考文献

[編集]
  • ウィリアム・ブルム『アメリカの国家犯罪全書』(益岡賢訳、作品社、2003年)
  • 有馬哲夫『日本テレビとCIA : 発掘された「正力ファイル」』(新潮社、2006年10月)ISBN 978-4-10-302231-2
  • 有馬哲夫『原発・正力・CIA : 機密文書で読む昭和裏面史』(新潮新書、2008年2月)ISBN 978-4-10-610249-3
  • 有馬哲夫『「スイス諜報網」の日米終戦工作 : ポツダム宣言はなぜ受けいれられたか』(新潮選書、2015年6月)ISBN 978-4-10-603772-6
  • 春名幹男『秘密のファイル : CIAの対日工作』(共同通信社(上下)、2000年)ISBN 978-4-7641-0453-2ISBN 978-4-7641-0454-9
  • 吉田則昭『緒方竹虎とCIA : アメリカ公文書が語る保守政治家の実像』(平凡社新書、2012年5月)ISBN 978-4-582-85639-2
  • H.キース・メルトン、ロバート・ウォレス『CIA極秘マニュアル : 日本人だけが知らないスパイの技術』(北川玲訳、創元社、2013年)ISBN 978-4-422-30061-0
    原タイトル en:H. Keith Melton,Robert Wallace『The Official CIA Manual of Trickery and Deception』ISBN 978-0-06-172589-0
  • ジョビー・ウォリック『三重スパイ : CIAを震撼させたアルカイダの「モグラ」』(黒原敏行訳、太田出版2012年12月)ISBN 978-4-7783-1346-3
    原タイトル en:Joby Warrick『THE TRIPLE AGENT : The al-Qaeda Mole who Infiltrated the CIA』ISBN 978-0-385-53418-5
  • ティム・ワイナー『CIA秘録 : その誕生から今日まで』(藤田博司山田侑平、佐藤信行訳、文藝春秋(上下)、2008年11月)ISBN 978-4-16-370800-3ISBN 978-4-16-370810-2
    原タイトル en:Tim Weiner『Legacy of ashes : The History of the CIA』ISBN 978-1-84614-046-4 ISBN 978-0-385-51445-3
  • Robert Trumbull Crowley『The Crowley Files』
  • ハワード・ションバーガー『ジャパニーズ・コネクション : 海運王K.スガハラ外伝』(袖井林二郎訳、文藝春秋、1995年12月)ISBN 978-4-16-350920-4
    原タイトル Howard B Schonberger『Nisei entrepreneur : a political biography of Kay Sugahara』
  • ウィリアム・E.コルビー『栄光の男たち : コルビー元CIA長官回顧録』(大前正臣山岡清二訳、政治広報センター、1980年)全国書誌番号:84055556
    原タイトル William Egan Colby『Honorable men : My life in the CIA』ISBN 978-0-09-134820-5 ISBN 978-0-671-22875-0
  • 海野弘『陰謀の世界史』(文藝春秋、2002年/文春文庫、2006年)
  • 海野弘『スパイの世界史』(文藝春秋、2003年/文春文庫、2007年)
  • ブライアン・フリーマントル『CIA』(新庄哲夫訳、新潮選書、1984年)
  • マーク・リーブリング『FBI対CIA アメリカ情報機関暗闘の50年史』(田中昌太郎訳、早川書房、1996年)
  • 田岡俊次編『2時間でわかる図解 日本を囲む軍事力の構図 : 北朝鮮、中国、その脅威の実態。アメリカの軍事覇権の将来は? 』(中経出版「2時間でわかる図解シリーズ」、2003年9月)ISBN 978-4-8061-1872-5
  • 角間隆『ドキュメント日商岩井 : 巨大エスタブリッシュメントへの生贄』(徳間書店、1979年6月)全国書誌番号:79020689
  • 日本共産党日本共産党中央委員会出版局編『韓国の謀略機関 : 国際勝共連合=統一協会』(日本共産党中央委員会出版局、1978年6月)全国書誌番号:78022043
  • 山岡清二『霧の中のCIA : 秘密情報機関の現代的意義と功罪』(政治広報センター、1977年4月)全国書誌番号:77018801
  • 松浦総三『現代ジャーナリズム事件誌 : 最近『文春』誌学・『週刊新潮』論他』 (白川書院、1977年2月)全国書誌番号:77009837
  • 川端治『自民党 : その表と裏』(新日本出版社1963年全国書誌番号:63009382

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]

座標: 北緯38度57分7.5秒 西経77度8分42.57秒 / 北緯38.952083度 西経77.1451583度 / 38.952083; -77.1451583 (中央情報局本部)