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太田出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社太田出版
OHTA PUBLISHING COMPANY
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
160-8571
東京都新宿区愛住町22
第3山田ビル4階
設立 1985年11月25日
業種 情報・通信業
法人番号 1011101023136 ウィキデータを編集
事業内容 書籍・雑誌の発行及び販売業務
代表者

代表取締役会長 岡聡

代表取締役社長 森山裕之
資本金 2400万円
従業員数 19名(2020年9月現在)
関係する人物 周防正行(取締役)
外部リンク https://www.ohtabooks.com/
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株式会社太田出版(おおたしゅっぱん)は、東京都新宿区にあるサブカルチャー系の出版社

概要

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1985年、当時芸能事務所太田プロダクションに所属していたビートたけしの本を出版する目的で、太田プロダクション出版部から有限会社太田出版として独立し、後に株式会社になる。サブカルチャー系の書籍や漫画を中心に出版している。

完全自殺マニュアル』(1993年)、『自殺直前日記』(1996年)、『電波系』(1996年)、『バトル・ロワイアル』(1999年)、『永遠の0』(2006年)、『自殺サークル』(2008年)、『絶歌』(2015年)など、他社からは敬遠される題材を扱った作品の出版を多く行っている[要出典]

定期刊行物

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Web雑誌

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出版物一覧

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  • たけしの挑戦状攻略本(1)』(1987年)
  • 『たけしの挑戦状攻略本(2)』(1987年)-攻略本(1)を再編集した改訂版[注釈 1]
  • 『174,140円の教訓』(末井昭 1989年)
  • 『監督たけし』(佐々木桂 1989年)
  • 『気弱なギャンブラー』(蛭子能収 1990年)
  • 『なんとかなるかも』(蛭子能収 1993年)
  • 『東京サイテー生活-家賃月二万円以下の人々』(大泉実成 1993年)
  • 完全自殺マニュアル』(鶴見済 1993.7.05)[注釈 2]
  • 全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路』(松本修 1994年)
  • 『無気力製造工場』(鶴見済 1994年)
  • 完全失踪マニュアル』(樫村政則 1994.10.19)
  • 『ぼくたちの「完全自殺マニュアル」』(鶴見済 1994.2.18)
  • 『夏の思い出』(山本直樹 1994年)
  • 『マゾバイブル: 史上最強の思想』(観念絵夢 1996年)
  • 電波系』(根本敬+村崎百郎 1996年)[注釈 3]
  • 自殺直前日記』(山田花子 1996年[注釈 4]
  • 『怪談人間時計』(徳南晴一郎 1996年)
  • 『消えたマンガ家』1巻-3巻(大泉実成、1996年-1997年)
  • 『爆音に焦がれて 森且行の挑戦』(大泉実成 1997年)
  • 『完本 地獄くん』(ムロタニツネ象 1997年)
  • 『聖マッスル』(原作:宮崎惇 劇画:ふくしま政美 1997.6.20)
  • 『孤客』(徳南晴一郎 1998年)
  • 『檻のなかのダンス』(鶴見済 1998年)
  • 『完全版 肉弾時代』(宮谷一彦 1998.7.17)
  • バトル・ロワイアル』(高見広春 1999年4月21日)
  • アストロ球団』復刻版(1999年 集英社から移籍出版)
  • 『輝け!大東亜共栄圏』(駕籠真太郎 1999.6.15)
  • 『フェミニズム セックスマシーン』(砂 2000.2.23)
  • 『実録企画モノ』(卯月妙子 (2000/04))
  • 『ラヴレター・フロム彼方』(早見純 2000.8.17)
  • 『テレビばかり見てると馬鹿になる』(山本直樹 2000.11.24)
  • 『方舟』(しりあがり寿 2000.12.08)
  • 『駅前花嫁』(駕籠真太郎 2000.12.15))
  • 『新家族計画 Vol.1』(卯月妙子 2001年)
  • 『と学会年鑑2001』( と学会 2001年1月)
  • 『トンデモ超常現象56の真相』(と学会 2001年8月)
  • 『トンデモ本の世界R』(と学会 2001年10月)
  • 『と学会年鑑2002』(と学会 2002年2月)
  • 『カリクラ―華倫変倶楽部 (上)』 (華倫変 2002年4月)
  • 『カリクラ―華倫変倶楽部 (下)』 (華倫変 2002年5月)
  • 『サディスト神様マゾヒスト仔羊』(羽央 2002.8.22)
  • 『高速回線は光うさぎの夢を見るか?』 (華倫変 2002年9月)
  • 『ポルノ青春狂走曲』(やまだないと 2002.10.24)
  • 『新家族計画 Vol.2』(卯月妙子 2002年)
  • 『大葬儀』(駕籠真太郎 2002年)
  • 『と学会年鑑BLUE』(と学会 2003年5月)
  • 『喜劇駅前虐殺』(駕籠真太郎 2003年)
  • 『駅前浪漫奇行』(駕籠真太郎 2003年)
  • 『赤い文化住宅の初子』(松田洋子 2003.6.19)
  • 『春ノ虫虫』(田村マリオ 2003.10.23)
  • 『封印作品の謎』(安藤健二 2004年)
  • ゲームセンターCX』(2004.12.01)
  • 『トンデモ本の世界S』(と学会 2004年6月)
  • 『トンデモ本の世界T』(と学会 2004年6月)
  • 『スエイ式人生相談』(末井昭 2004年)
  • 『奇人画報』(駕籠真太郎 2004年)
  • 『かすとろ式』(駕籠真太郎 2005年)
  • 『ゆれつづける』(松本次郎 2005年)
  • 『殻都市の夢』(鬼頭莫宏 2005.11.21)
  • 『封印作品の謎2』(安藤健二 2006年)
  • 永遠の0』(百田尚樹 2006年)
  • 『リストランテ・パラディーゾ』(オノ・ナツメ 2006.5.17)
  • ライチ☆光クラブ』(古屋兎丸 2006.6.21)
  • ドヒー!おばけが僕をぺんぺん殴る!』(押切蓮介 2006年)
  • 『ゲームセンターCX2』(2006年)
  • 『虹ヶ原ホログラフ』(浅野いにお 2006.7.25)
  • 『殺殺草紙 大江戸無残十三苦』(駕籠真太郎 2006.7.26)
  • おばけのおやつ』(押切蓮介 2006.10.14)
  • 『まんカス』(漫☆画太郎 2006.10.27
  • 『ゲームセンターCX3』2007.1.31)
  • 『掃除当番』(武富健治 2007.3.08)
  • 『革命家の午後』(松本次郎 2007.7.18)
  • 『デメキング 完結版』(いましろたかし 2007.7.19)
  • 『ヒロモト森一短編集』(ヒロモト森一 2007.8.30)
  • 「ブラッドハーレーの馬車』(沙村広明 2007.12.17)
  • 『昔の話』(藤原薫 2008.3.21)
  • 『2週間のアバンチュール』(中村明日美子 2008.4.23)
  • 自殺サークル』(古屋兎丸 2008年)
  • 『ケーキを買いに』(河内遙 2009.5.14)
  • 『シンプルノットローファー』(衿沢世衣子 2009.5.21)
  • 『逆光の頃 新装版』(タナカカツキ 2009.7.30)
  • ピコピコ少年』(押切蓮介 2009.9.17)
  • 『べっちんとまんだら』(松本次郎 2009.11.26)
  • 『メカ硬派』(田中圭一 2010.10.21)
  • 『バンさんと彦一』(長尾謙一郎 2010.11.25)
  • 『神の子供』(西岡兄妹 2010.11.30)
  • 『トゥー・エスプレッソ』(高浜寛 2010.4.21)
  • 『寝ても醒めても』(陽気婢 2011.2.17)
  • 『ミッドナイト・ウォーク』(榎屋克優 2011.8.18)
  • 『はるかぜちゃんのしっぽ(ω』(春名風花 2011.8.25)
  • 『ピコピコ少年TURBO』(押切蓮介 2011.11.29)
  • 『ぼくらの☆ひかりクラブ 上(小学生編)』(古屋兎丸 2011年11月29日)
  • 『プリコロ』(魔夜峰央 2012.7.25 )
  • 『ぼくらの☆ひかりクラブ 下(中学生編)』(古屋兎丸 2012年4月19日)
  • 『ロールスロイスラジオ』(小野塚カホリ 2002.11.15)
  • 『さきくさの咲く頃』(ふみふみこ 2012.11.15)
  • 『輝け!大東亜共栄圏』(駕籠真太郎 2013年)
  • 『殺殺草紙 大江戸無残十三苦』(駕籠真太郎 2013年)
  • 『殺殺草紙 大江戸奇想天外』(駕籠真太郎 2013年)
  • 『猫はやっぱり死んでいる』(西川聖蘭 2013.3.20)
  • 『8月のソーダ水』(コマツシンヤ 2013.5.16)
  • 『その男、甘党につき』(えすとえむ 2013.7.25)
  • 『おとこのことおんなのこ』(米代恭 2013.11.28)
  • 『バベルの図書館』(つばな 2014.1.22)
  • 『ミミクリ』(ai7n 2014.9.18)
  • 『誰も懲りない』(中村珍 2014.2.18)
  • 『冗談だよ、バカだな 岸虎次郎作品集』(岸虎次郎 2014年)
  • 『この世界には有機人形がいる』(蜈蚣Melibe 2014年)
  • 『超動力蒙古大襲来』(駕籠真太郎 2014.5.16)
  • 『こいのことば』(緑のルーペ 2014年)
  • 『春風のスネグラチカ』(沙村広明 2014.7.10)
  • 『高校生のブルース』(劔樹人 2014.7.17)
  • 『きのこ人間の結婚』(村山慶 2014.11.29)
  • 『ピコピコ少年SUPER』(押切蓮介 2015年)
  • 『パンティストッキングのような空の下 うめざわしゅん作品集成』(うめざわしゅん 2015年)
  • 絶歌』(元少年A 2015年)[注釈 5]
  • 『青春と憂鬱とゾンビーー古泉智浩ゾンビ物語集』(古泉智浩 2015年)
  • 『ニンフ』(今日マチ子 2015.4.09)
  • 『どうにかなる日々 新装版 みどり』(志村貴子 2015.4.14)
  • 『敗戦悲劇』(のぞゑのぶひさ 2015.8.04)
  • 『誰でもないところからの眺め』(いがらしみきお 2015.9.11)
  • 『世界の終わりのいずこねこ』(西島大介 2015.3.07)
  • 『本が好き子さん』(なるあすく 2015.11.04)
  • 『完全版 江豆町――ブリトビラロマンS』(小田扉 2016.3.01)
  • 『おふろどうぞ』(渡辺ペコ 2016.3.09)
  • 『十代の性典 山田参助青春傑作選』(山田参助2016.4.19)
  • 『Marieの奏でる音楽』(古屋兎丸 2016.4.19)
  • 『イキガミ様』(TAGRO 2016.5.23)
  • 『輝け!大東亜共栄圏 完全版』(駕籠真太郎 2016.7.07)
  • 『寝台鳩舎』(鳩山郁子 2016.11.16)
  • 『クリームソーダシティ 完全版』(長尾謙一郎 2017年)
  • 『信長と弥助 本能寺を生き延びた黒人侍』(ロックリー・トーマス著 不二淑子訳 2017.2)
  • 『真説★世界史大全』(駕籠真太郎 2017.3.15)
  • 『創作あーちすと NON』 (のん 2017.3.16)
  • 『エロマンガ表現史』(稀見理都 2017.11.01)
  • 『鉄工所にも花が咲く』(野村宗弘 2017.12.06)
  • 『センネン画報 +10 years』(今日マチ子 2018.6.15)
  • 『それはただの先輩のチンコ』(阿部洋一 2018.7.18)

注釈

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  1. ^ 関係者インタビューによると、当時本作の攻略本を制作した太田出版には、「攻略本を読んでも解けない」との苦情電話が、問い合わせのものと合わせて一日400件も殺到したという。対応に追われ辟易した当時の編集者は、「担当者は死にました」と虚偽の回答をしていたそうである。1冊目がほとんど攻略本として役に立たなかったことから「攻略本の攻略本」として2冊目が出版された。この本の後書きで、たけしが「これで解けないからといって、間違っても傘と消火器を持って太田出版に殴りこまないように」と書いている。
  2. ^ 10代から20代の支持を受けてブームを巻き起こし、100万部以上を売上げるミリオンセラーとなったが内容をめぐり賛否両論が起こり、都道府県では青少年保護育成条例有害図書指定を受けた(本書が主たる原因とされる自殺事例は確認されていない)。しかし、記載内容は読者に自殺を促す項目も扇動する項目も、それを阻止する項目もなく、極めて客観的に書かれており、むしろ海外の新聞、雑誌では批判的な論調は少なく、アメリカの文芸誌『ハーパーズ』は「日本のジェネレーションXのための最後の出口」というタイトルで本書の抄録を掲載するなど、新しい時代の人生観として捉えられた側面が大きい。
  3. ^ 特殊漫画家の根本敬と鬼畜系ライターの村崎百郎によるアウトサイダーの人々を研究した書籍。その後も村崎は虚実交えた「電波系」の寄稿を行った末、そのような表現にひきつけられた読者により2010年に殺害された。
  4. ^ 夭逝の特殊漫画家山田花子が残した20冊以上に及ぶ日記、膨大なメモの多くを再編集した書籍となっており、彼女がどのような葛藤の末、飛び降り自殺をするに至ったかを知ることが出来る。
  5. ^ 1997年に発生した神戸連続児童殺傷事件の加害者男性による手記。幻冬舎の没企画を拾いあげる形で太田出版より出版されたが、世間の非難が殺到し、社会問題にまで発展した。

関連項目

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外部リンク

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