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鍋島駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鍋島駅
駅舎(2008年8月)
なべしま
Nabeshima
JH08 佐賀 (3.0 km)
地図
佐賀県佐賀市鍋島町大字八戸溝1303(JR九州)
佐賀県佐賀市鍋島町大字八戸310(JR貨物)
北緯33度15分32.95秒 東経130度15分56.98秒 / 北緯33.2591528度 東経130.2658278度 / 33.2591528; 130.2658278座標: 北緯33度15分32.95秒 東経130度15分56.98秒 / 北緯33.2591528度 東経130.2658278度 / 33.2591528; 130.2658278
所属事業者
所属路線
キロ程 28.0 km(鳥栖起点)
電報略号 ナヘ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
436人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1930年昭和5年)7月7日[2]
備考 無人駅
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鍋島駅(なべしまえき)は、佐賀県佐賀市鍋島町大字八戸溝及び大字八戸にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)長崎本線である。久保田駅から乗入れる唐津線列車も利用可能である。

歴史

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駅構造

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駅構内(2009年10月)

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。下り列車が発着する島式ホームにある3番のりばは、一部の唐津線直通列車や荷役繁忙期に貨物列車が使用する他、多客期に運転される佐賀駅発着の臨時特急「かもめ」の折り返しにも使用される。かつて2番乗り場下り側には、荷物列車用行止まりホームが存在したが、国鉄末期の小荷物取扱廃止により跨線橋の荷役用エレベータと共に撤去された。なお、駅舎の久保田寄りに離接する当時の小荷物扱窓口のある建物は、国鉄時代の看板が付いたまま長らく現存していたが、2011年に解体された。北側の単式ホームに接して駅舎があり、両ホームは屋根付跨線橋で連絡している。国鉄時代の駅舎は小型のものに建て替えられた。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 長崎本線
唐津線
上り 佐賀鳥栖方面
2 長崎本線 下り 江北諫早長崎佐世保ハウステンボス方面
2・3 唐津線 久保田唐津西唐津方面

貨物駅

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旅客ホームに隣接する貨物駅(2017年12月)

JR貨物の駅は、旅客駅南側にある。コンテナホームが2面、荷役線は2面あり、荷役線と駅の着発線は久保田駅方面に伸びる引上線を介して繋がっている[9]。営業拠点のJR貨物佐賀営業所も設置されている[10]

取り扱う貨物の種別

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貨物列車

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2019年3月改正時点では、コンテナ車で編成された高速貨物列車が2往復(鹿児島本線福岡貨物ターミナル駅発鍋島駅行きが2本、鍋島駅発東海道本線東京貨物ターミナル駅行きが1本、鍋島駅発関西本線百済貨物ターミナル駅行きが1本)設定されている[11]

また、有田オフレールステーションとの間に1日17.5往復(当駅発が18本)[12]長崎オフレールステーションとの間に1日14往復[13]トラック便が設定されている。

利用状況

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2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員565人である[14]

年度 1日平均
乗車人員
2000年 438
2001年 443
2002年 457
2003年 468
2004年 493
2005年 488
2006年 500
2007年 489
2008年 528
2009年 533
2010年 558
2011年 558
2012年 559
2013年 543
2014年 534
2015年 582
2016年 626
2017年 607
2018年 603
2019年 565

駅周辺

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隣の駅

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九州旅客鉄道(JR九州)
長崎本線・唐津線(唐津線は佐賀駅 - 久保田駅間長崎本線)
区間快速(上りのみ運転)・普通
佐賀駅 (JH08) - 鍋島駅 - (バルーンさが駅 - 久保田駅

脚注

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、20頁。 
  2. ^ a b 「鐵道省告示第175号」『官報』1930年06月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、713頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ “第五次「営近」交渉まとまる 門鉄、国鉄門司地本と”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1974年2月21日) 
  5. ^ “きょうから第五次営近実施へ 門鉄”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1974年3月5日) 
  6. ^ a b 駅体制の見直しについて』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2021年12月23日。オリジナルの2021年12月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20211223064144/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/211223_ekitaisei_minaoshi.pdf2021年12月24日閲覧 
  7. ^ 西九州エリアへのICカード乗車券SUGOCAの導入日が決定しました!』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道/佐賀県/長崎県、2024年9月4日。オリジナルの2024年9月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240904070647/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2024/09/04/20240904_westkyushu_ic_tikect_sugoca_determining_the_implementation_date.pdf2024年9月4日閲覧 
  8. ^ 西九州エリアにICカード乗車券SUGOCAを導入します!』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道/佐賀県/長崎県、2022年8月22日。オリジナルの2022年8月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220822121407/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/08/22/220822_sugoca_area.pdf2022年8月22日閲覧 
  9. ^ 『2007貨物時刻表』 鉄道貨物協会、p.306
  10. ^ 日本貨物鉄道(株)「エリア別サービス案内」(2021年2月17日閲覧)
  11. ^ コンテナ時刻表PDF (PDF) - JR貨物
  12. ^ 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、148頁。 
  13. ^ 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、149頁。 
  14. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月29日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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  • 鍋島駅(駅情報) - 九州旅客鉄道