花巻市
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はなまきし 花巻市 | |||||
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花巻温泉街とバラ園 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 岩手県 | ||||
市町村コード | 03205-1 | ||||
法人番号 | 5000020032051 | ||||
面積 |
908.39km2 | ||||
総人口 |
88,687人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 97.6人/km2 | ||||
隣接自治体 | 盛岡市、北上市、遠野市、奥州市、宮古市、和賀郡西和賀町、岩手郡雫石町、紫波郡紫波町 | ||||
市の木 | こぶし | ||||
市の花 | ハヤチネウスユキソウ | ||||
市の鳥 | フクロウ | ||||
花巻市役所 | |||||
市長 | 上田東一 | ||||
所在地 |
〒025-8601 岩手県花巻市花城町9-30 北緯39度23分19秒 東経141度07分01秒 / 北緯39.38861度 東経141.11692度座標: 北緯39度23分19秒 東経141度07分01秒 / 北緯39.38861度 東経141.11692度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
花巻市(はなまきし)は、岩手県の中西部に位置する市。市域の中央に北上平野が広がり、西に奥羽山脈、東に北上高地が位置する[1]。また、市の西部に花巻温泉郷を擁する。
宮沢賢治生誕の地であり、岩手県の名物である「わんこそば」発祥の地でもある。
概要
[編集]花巻市は、人口約8万9千人を擁しており、岩手県内では、盛岡市、奥州市、一関市、北上市に次いで5番目に人口が多い市である。
県南広域振興圏に位置し、双子都市の北上市と共に北上都市圏(北上・花巻都市圏)を形成している。
市内には、岩手県内唯一の花巻空港を有すると共に、東北新幹線新花巻駅、東北自動車道、東北横断自動車道(釜石自動車道)などの高速交通網が整備されている。
地名の「花巻」はいくつか由来の説があり、中世は「鳥谷ヶ崎(とやがさき)」と呼ばれていた[2]。
- 「花の牧」という名馬を産する牧場があったことから
- 北上川が水深く渦を成し、春には花びらが水上に浮かんで美しい風景を見せたことから
- アイヌ語「パナ」で、川下に開けた土地
- 「端(ハナ)牧」の意味で、川が合流する三角州の牧のこと
人口
[編集]- 平成の大合併で人口は10万人を超えたが、現在は10万人を下回っている。
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、3.68%減の97,702人であり、増減率は県下33市町村中8位。
花巻市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 花巻市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 花巻市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
花巻市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
地理
[編集]気候
[編集]寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に豪雪地帯に指定されている。
夏季はフェーン現象により、気温が35℃を上回る猛暑日になることもある。冬季は放射冷却により、気温が-15℃を下回ることもある。近年では2021年1月9日に-17.5℃を観測している。
- 日最高気温(最高値) 36.6℃(2015年7月22日)
- 日最高気温(最低値) -5.9℃(2023年1月25日)
- 日最低気温(最高値) 26.0℃(2023年8月24日)
- 日最低気温(最低値) -18.2℃(2006年2月4日)
花巻(2003-2020)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 10.3 (50.5) |
17.7 (63.9) |
22.1 (71.8) |
29.3 (84.7) |
33.3 (91.9) |
34.0 (93.2) |
36.6 (97.9) |
36.3 (97.3) |
35.8 (96.4) |
28.9 (84) |
22.5 (72.5) |
17.3 (63.1) |
36.6 (97.9) |
平均最高気温 °C (°F) | 2.4 (36.3) |
3.7 (38.7) |
8.4 (47.1) |
15.0 (59) |
21.4 (70.5) |
25.1 (77.2) |
27.5 (81.5) |
29.3 (84.7) |
25.2 (77.4) |
18.7 (65.7) |
11.8 (53.2) |
4.9 (40.8) |
16.1 (61) |
日平均気温 °C (°F) | −1.8 (28.8) |
−0.9 (30.4) |
3.0 (37.4) |
8.7 (47.7) |
15.1 (59.2) |
19.5 (67.1) |
22.6 (72.7) |
24.0 (75.2) |
19.7 (67.5) |
12.9 (55.2) |
6.5 (43.7) |
0.8 (33.4) |
10.8 (51.4) |
平均最低気温 °C (°F) | −6.4 (20.5) |
−5.6 (21.9) |
−2.1 (28.2) |
2.7 (36.9) |
9.3 (48.7) |
14.5 (58.1) |
18.8 (65.8) |
19.9 (67.8) |
15.4 (59.7) |
7.7 (45.9) |
1.6 (34.9) |
−3.2 (26.2) |
6.1 (43) |
最低気温記録 °C (°F) | −17.5 (0.5) |
−18.2 (−0.8) |
−11.8 (10.8) |
−6.9 (19.6) |
−0.6 (30.9) |
5.1 (41.2) |
10.9 (51.6) |
10.5 (50.9) |
4.3 (39.7) |
−1.6 (29.1) |
−10.2 (13.6) |
−14.8 (5.4) |
−18.2 (−0.8) |
降水量 mm (inch) | 51.7 (2.035) |
49.4 (1.945) |
80.8 (3.181) |
97.6 (3.843) |
98.8 (3.89) |
120.0 (4.724) |
205.0 (8.071) |
156.0 (6.142) |
156.8 (6.173) |
125.3 (4.933) |
84.0 (3.307) |
85.0 (3.346) |
1,310.4 (51.591) |
出典:気象庁[3] |
大迫(1991-2020)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 12.9 (55.2) |
17.4 (63.3) |
21.5 (70.7) |
28.9 (84) |
33.8 (92.8) |
34.2 (93.6) |
36.4 (97.5) |
36.4 (97.5) |
34.8 (94.6) |
29.3 (84.7) |
23.7 (74.7) |
17.5 (63.5) |
36.4 (97.5) |
平均最高気温 °C (°F) | 2.1 (35.8) |
3.3 (37.9) |
7.7 (45.9) |
14.8 (58.6) |
20.8 (69.4) |
24.3 (75.7) |
27.4 (81.3) |
28.7 (83.7) |
24.5 (76.1) |
18.2 (64.8) |
11.3 (52.3) |
4.5 (40.1) |
15.7 (60.3) |
日平均気温 °C (°F) | −2.0 (28.4) |
−1.3 (29.7) |
2.3 (36.1) |
8.4 (47.1) |
14.3 (57.7) |
18.7 (65.7) |
22.4 (72.3) |
23.4 (74.1) |
19.0 (66.2) |
12.3 (54.1) |
5.9 (42.6) |
0.5 (32.9) |
10.4 (50.7) |
平均最低気温 °C (°F) | −6.3 (20.7) |
−6.0 (21.2) |
−2.7 (27.1) |
2.3 (36.1) |
8.2 (46.8) |
13.6 (56.5) |
18.4 (65.1) |
19.2 (66.6) |
14.7 (58.5) |
7.4 (45.3) |
1.3 (34.3) |
−3.2 (26.2) |
5.6 (42.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −17.4 (0.7) |
−17.2 (1) |
−13.0 (8.6) |
−6.5 (20.3) |
−1.4 (29.5) |
3.5 (38.3) |
7.5 (45.5) |
9.2 (48.6) |
2.1 (35.8) |
−1.6 (29.1) |
−7.7 (18.1) |
−15.5 (4.1) |
−17.4 (0.7) |
降水量 mm (inch) | 46.4 (1.827) |
39.8 (1.567) |
77.0 (3.031) |
84.7 (3.335) |
108.6 (4.276) |
111.6 (4.394) |
176.6 (6.953) |
160.0 (6.299) |
150.0 (5.906) |
111.1 (4.374) |
81.2 (3.197) |
65.8 (2.591) |
1,214.1 (47.799) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 10.7 | 9.1 | 11.4 | 11.0 | 11.1 | 9.8 | 13.5 | 11.1 | 11.5 | 11.3 | 12.3 | 12.1 | 134.4 |
平均月間日照時間 | 83.0 | 104.9 | 136.5 | 161.2 | 172.1 | 148.3 | 125.6 | 148.1 | 126.7 | 135.8 | 105.1 | 69.7 | 1,523.7 |
出典:気象庁[4] |
歴史
[編集]- 安土桃山時代末期まで稗貫氏の本拠地であったが、天正19年(1591年)の奥州仕置で没落すると、同年に南部氏の家臣である北秀愛がそれまでの「鳥谷ヶ崎」という名を「花巻」と改め、盛岡藩南境防御の要塞として花巻城の城の改修や城下町の整備に着手し、稗貫・和賀2郡の行政の中心地となったことで都市として成立した。
行政区域の変遷
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、現在の花巻市域に以下の町村が発足。
- 稗貫郡
- 花巻町 ← 花巻村、北万丁目村、高木村[一部[5]]
- 里川口町 ← 里川口村、南万丁目村、高木村[一部[6]]
- 新堀村 ← 新堀村、戸塚村
- 八重畑村 ← 八重畑村、関口村、滝田村、猪鼻村、五大堂村、東中島村
- 矢沢村 ← 矢沢村、高松村、幸田村、東十二丁目村、高木村[一部[7]]
- 好地村 ← 好地村、北寺林村、大瀬川村、大興寺村、松林寺村、富沢村、長谷堂村
- 八幡村 ← 八幡村、中寺林村、南寺林村、江曽村、西中島村、黒沼村、小森林村
- 湯本村 ← 湯本村、北湯口村、大畑村、二枚橋村、台村、金矢村、小瀬川村、椚ノ目村、狼沢村、糠塚村
- 宮野目村 ← 東宮野目村、西宮野目村、葛村、田力村、庫理村、柏葉村、上似内村、下似内村、北飯豊村
- 湯口村 ← 湯口村、円万寺村、鍋倉村、膝立村、西晴山村、上根子村、中根子村、鉛村、下シ沢村、豊沢村
- 根子村 ← 下根子村、西十二丁目村、外台村
- 町村制施行以前の大迫村、内川目村、外川目村、亀ヶ森村、太田村がそれぞれ大迫町、内川目村、外川目村、亀ヶ森村、太田村となる。
- 和賀郡[8]
- 稗貫郡
- 1897年(明治30年)10月30日 - 里川口町が改称して花巻川口町となる[9]。
- 1923年(大正12年)6月1日 - 花巻川口町が根子村を編入。
- 1928年(昭和3年)10月1日 - 好地村が町制施行・改称して石鳥谷町となる。
- 1929年(昭和4年)4月10日 - 花巻川口町が花巻町を編入、即日改称して花巻町となる。
- 1940年(昭和15年)12月25日 - 十二鏑村が町制施行・改称して土沢町となる。
- 1954年(昭和29年)
- 4月1日 - 花巻町、湯本村、湯口村、矢沢村、太田村、宮野目村が合併し、(旧)花巻市が誕生。
- 10月1日 - (旧)花巻市が北上市の一部を編入[10]。
- 1955年(昭和30年)
- 2006年(平成18年)1月1日 - (旧)花巻市、稗貫郡石鳥谷町、大迫町、和賀郡東和町が合併し、新たな花巻市となる。
行政区域の変遷
所 属 郡 |
明治22年以前 | 明治22年 4月1日 町村制施行 |
明治22年 - 大正15年 | 昭和元年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | ||
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稗 貫 郡 |
好地村 | 好地村 | 好地村 | 昭和3年4月1日 町制改称 石鳥谷町 |
石鳥谷町 | 昭和30年4月1日 石鳥谷町 |
平成18年1月1日 (新)花巻市 |
花巻市 | |
北寺林村 | |||||||||
大瀬川村 | |||||||||
大興寺村 | |||||||||
松林寺村 | |||||||||
富沢村 | |||||||||
長谷堂村 | |||||||||
新堀村 | 新堀村 | 新堀村 | 新堀村 | 新堀村 | |||||
戸塚村 | |||||||||
八幡村 | 八幡村 | 八幡村 | 八幡村 | 八幡村 | |||||
中寺林村 | |||||||||
南寺林村 | |||||||||
江曽村 | |||||||||
西中島村 | |||||||||
黒沼村 | |||||||||
小森林村 | |||||||||
八重畑村 | 八重畑村 | 八重畑村 | 八重畑村 | 八重畑村 | |||||
関口村 | |||||||||
滝田村 | |||||||||
猪鼻村 | |||||||||
五大堂村 | |||||||||
東中島村 | |||||||||
大迫村 | 大迫町 | 大迫町 | 大迫町 | 大迫町 | 昭和30年1月1日 大迫町 | ||||
内川目村 | 内川目村 | 内川目村 | 内川目村 | 内川目村 | |||||
外川目村 | 外川目村 | 外川目村 | 外川目村 | 外川目村 | |||||
亀ヶ森村 | 亀ヶ森村 | 亀ヶ森村 | 亀ヶ森村 | 亀ヶ森村 | |||||
花巻村 | 花巻町 | 花巻町 | 昭和4年4月10日 花巻川口町に編入 即日改称 花巻町 |
昭和29年4月1日 (旧)花巻市 | |||||
北万丁目村 | |||||||||
高木村 | 一部[5] | ||||||||
一部[6] | 里川口町 | 大正12年6月1日 花巻川口町 |
昭和4年4月10日 改称 花巻町 | ||||||
里川口村 | |||||||||
南万丁目村 | |||||||||
下根子村 | 根子村 | ||||||||
西十二丁目村 | |||||||||
外台村 | |||||||||
太田村 | 太田村 | 太田村 | 太田村 | ||||||
東宮野目村 | 宮野目村 | 宮野目村 | 宮野目村 | ||||||
西宮野目村 | |||||||||
葛村 | |||||||||
田力村 | |||||||||
庫理村 | |||||||||
柏葉村 | |||||||||
上似内村 | |||||||||
下似内村 | |||||||||
北飯豊村 | |||||||||
矢沢村 | 矢沢村 | 矢沢村 | 矢沢村 | ||||||
高松村 | |||||||||
幸田村 | |||||||||
東十二丁目村 | |||||||||
高木村 | 一部[7] | ||||||||
湯口村 | 湯口村 | 湯口村 | 湯口村 | ||||||
円万寺村 | |||||||||
鍋倉村 | |||||||||
膝立村 | |||||||||
西晴山村 | |||||||||
上根子村 | |||||||||
中根子村 | |||||||||
鉛村 | |||||||||
下シ沢村 | |||||||||
豊沢村 | |||||||||
湯本村 | 湯本村 | 湯本村 | 湯本村 | ||||||
北湯口村 | |||||||||
大畑村 | |||||||||
二枚橋村 | |||||||||
台村 | |||||||||
金矢村 | |||||||||
小瀬川村 | |||||||||
椚ノ目村 | |||||||||
狼沢村 | |||||||||
糠塚村 | |||||||||
和 賀 郡 [8] |
成田村 | 一部[10] | 飯豊村 | 飯豊村 | 飯豊村 | 昭和29年4月1日 北上市 |
昭和29年10月1日 (旧)花巻市に編入 | ||
北笹間村 | 笹間村 | 笹間村 | 笹間村 | 笹間村 | 昭和30年7月1日 (旧)花巻市に編入 | ||||
中笹間村 | |||||||||
南笹間村 | |||||||||
轟木村 | |||||||||
栃内村 | |||||||||
横志田村 | |||||||||
尻平川村 | |||||||||
十二箇村 | 十二鏑村 | 十二鏑村 | 昭和15年12月25日 町制改称 土沢町 |
土沢町 | 昭和30年1月1日 東和町 | ||||
東晴山村 | |||||||||
安俵村 | |||||||||
北成島村 | |||||||||
上小山田村 | 小山田村 | 小山田村 | 小山田村 | 小山田村 | |||||
下小山田村 | |||||||||
谷内村 | 谷内村 | 谷内村 | 谷内村 | 谷内村 | |||||
倉沢村 | |||||||||
砂子村 | |||||||||
小友村 | |||||||||
鷹巣堂村 | |||||||||
館迫村 | |||||||||
晴山館迫村 | |||||||||
町井村 | |||||||||
小原村 | |||||||||
田瀬村 | |||||||||
中内村 | 中内村 | 中内村 | 中内村 | 中内村 | |||||
毒沢村 | |||||||||
駒籠村 | |||||||||
宮田村 | |||||||||
浮田村 | |||||||||
石持村 | |||||||||
落合村 | |||||||||
小通村 | |||||||||
南成島村 |
主な出来事
[編集]- 1928年(昭和3年)10月 - 県内で陸軍特別大演習が行われる。花巻には野外統監部が置かれ、昭和天皇が大元帥として統裁[11]。
- 1947年(昭和22年)8月7日 - 昭和天皇の戦後巡幸。花巻高等女学校、社会保健館、国立花巻温泉療養所に行幸[12][13]。
行政
[編集]はなまきし 花巻市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
廃止日 | 2006年(平成18年)1月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 花巻市(旧)、稗貫郡石鳥谷町・大迫町・和賀郡東和町 →花巻市 | ||||
現在の自治体 | 花巻市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 岩手県 | ||||
面積 | 385.40km2 | ||||
総人口 |
73,373人 (第18回国勢調査、2005年10月1日現在) | ||||
隣接自治体 |
北上市・和賀郡西和賀町・同郡東和町・岩手郡雫石町・稗貫郡石鳥谷町 →花巻市 | ||||
市の木 | こぶし(昭和48年3月1日制定) | ||||
市の花 | きく(昭和48年3月1日制定) | ||||
市の鳥 | フクロウ(平成12年1月7日制定) | ||||
花巻市役所 | |||||
所在地 |
〒025-8601 岩手県花巻市花城町9-30 | ||||
外部リンク |
旧・花巻市 (国立国会図書館) | ||||
ウィキプロジェクト |
※右記は合併前の旧・花巻市のデータ。
市長
[編集]代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 |
---|---|---|---|
初-2代 | 大石満雄 | 2006年2月5日 | 2014年2月4日 |
3-5代 | 上田東一 | 2014年2月5日 | 現職 |
庁舎
[編集]- 総合支所(旧役場)
- 大迫総合支所
- 石鳥谷総合支所
- 東和総合支所
姉妹都市・提携都市
[編集]- 平塚市(神奈川県)
- 十和田市(青森県)
- ホットスプリングス(アメリカ合衆国アーカンソー州)
- ラトランド(アメリカ合衆国バーモント州)
- ベルンドルフ(オーストリアニーダーエースターライヒ州)
- 大連市西崗区(中華人民共和国遼寧省)
- 花巻市が2010年(平成22年)友好都市提携
地域
[編集]金融機関
[編集]公的機関
[編集]警察
[編集]- 花巻警察署 - 市全域を管轄とし、3つの交番と12の駐在所を置く。このほか、花巻空港内に警備派出所を置く。
- 警察航空隊(花巻空港に併設)
- 高速道路交通警察隊東和分遣班
消防
[編集]- 花巻中央消防署
- 東和分署
- 花巻温泉分遣所
- 花巻南温泉分遣所
- 花巻北消防署
- 大迫分署
医療
[編集]国立病院
おもな民間病院
- 総合花巻病院
- イーハトーブ病院
- 石鳥谷医療センター
- 宝陽病院
かつては岩手医科大学附属花巻温泉病院が設置されていたが、2019年3月31日をもって閉院した[15]。
郵便
[編集]- 花巻郵便局(集配局)
- 石鳥谷郵便局(集配局)
- 大沢温泉郵便局(集配局)
- 大迫郵便局(集配局)
- 笹間郵便局(集配局)
- 東和郵便局(集配局)
- 花巻温泉郵便局(集配局)
- 宮野目郵便局
- 矢沢郵便局
- 湯口郵便局
- 花巻四日町郵便局
- 花巻末広町郵便局
- 花巻桜郵便局
- 花巻西大通郵便局
- 花巻藤沢町郵便局
- 花巻二枚橋郵便局
- 小山田郵便局
- 谷内郵便局
- 八重畑郵便局
- 八幡郵便局
- 亀ヶ森郵便局
- 島簡易郵便局
- 山の神簡易郵便局
- 太田簡易郵便局
- 花巻松園町簡易郵便局
- 志戸平簡易郵便局 - 2020年2月より休止中
- 台温泉簡易郵便局
- 田瀬簡易郵便局
- 倉沢簡易郵便局
- 浮田簡易郵便局
- 中内簡易郵便局
- 内川目簡易郵便局 - 2024年2月より休止中
- 胡四王簡易郵便局
教育
[編集]大学
[編集]専修学校
[編集]- 岩手理容美容専門学校
- 花巻高等看護専門学校
高等学校
[編集]- 岩手県立花巻農業高等学校
- 花巻東高等学校
- 鹿島学園高等学校花巻キャンパス
→閉校した高等学校は「岩手県高等学校の廃校一覧#花巻市」を参照
中学校
[編集]- 花巻市立花巻中学校
- 花巻市立花巻北中学校
- 花巻市立南城中学校
- 花巻市立宮野目中学校
- 花巻市立矢沢中学校
- 花巻市立湯口中学校
- 花巻市立湯本中学校
- 花巻市立西南中学校
- 花巻市立石鳥谷中学校
- 花巻市立大迫中学校
- 花巻市立東和中学校
→閉校した中学校は「岩手県中学校の廃校一覧#花巻市」を参照
小学校
[編集]- 花巻市立花巻小学校
- 花巻市立若葉小学校
- 花巻市立桜台小学校
- 花巻市立南城小学校
- 花巻市立太田小学校
- 花巻市立笹間第一小学校
- 花巻市立宮野目小学校
- 花巻市立矢沢小学校
- 花巻市立湯口小学校
- 花巻市立湯本小学校
- 花巻市立石鳥谷小学校
- 花巻市立新堀小学校
- 花巻市立八幡小学校
- 花巻市立八重畑小学校
- 花巻市立大迫小学校
- 花巻市立東和小学校
→閉校した小学校は「岩手県小学校の廃校一覧#花巻市」を参照
特別支援学校
[編集]- 岩手県立花巻清風支援学校
学校教育以外の施設
[編集]交通
[編集]空港
[編集]- 花巻空港(愛称:いわて花巻空港)
- 国内線
- 国際線
鉄道路線
[編集]バス
[編集]- 岩手県交通 - 市内に花巻営業所が設置されている。
- 大迫地域予約乗合バス
- 石鳥谷地域予約乗合バス
- 東和地域予約乗合バス
- 岩手医科大学附属病院利用者連絡バス
高速バス
[編集]道路
[編集]高速自動車国道
[編集]- E4 東北自動車道:(38-1) 花巻PA/スマートIC - (38-2) 花巻南IC - (38-3) 花巻JCT - (39) 花巻IC
- E46 釜石自動車道:(38-3) 花巻JCT - (1) 花巻空港IC - 花巻空港本線料金所 - (2) 東和IC
一般国道
[編集]県道
[編集]主要地方道
[編集]- 岩手県道・秋田県道12号花巻大曲線
- 岩手県道13号盛岡和賀線
- 岩手県道25号紫波江繋線
- 岩手県道27号江刺東和線
- 岩手県道28号花巻北上線
- 岩手県道37号花巻平泉線
- 岩手県道39号北上東和線
- 岩手県道43号盛岡大迫東和線
一般県道
[編集]マスコミ
[編集]コミュニティFM
[編集]ケーブルテレビ
[編集]名所・旧跡・観光スポット
[編集]- 花巻神社
- 花巻城址
- 鳥谷ヶ崎神社
- 同心家屋
- 花巻温泉郷 - 花巻温泉、台温泉、新湯本温泉、金矢温泉
- 東和温泉
- 桜地人館
- 清水寺 - 日本三清水の一つ
- 花巻歴史民俗資料館
- 高村山荘
- 高村記念館
- 「雨ニモマケズ」詩碑
- 宮沢賢治記念館・イーハトーブ館・山猫軒
- 宮沢賢治童話村
- 花巻広域公園
- 三熊野神社
- 萬鉄五郎記念碑
- 萬鉄五郎記念美術館
- 南部曲り屋(旧小原家・伊藤家)
- 丹内山神社
- ふるさと歴史資料館
- 花輪堤ハナショウブ群落
- 釜淵の滝
運動施設
[編集]- 花巻球場
- 日居城野陸上競技場
- 花巻市総合体育館
- 武徳殿
- 市民プール
- 花巻市鉛温泉スキー場
- スポーツキャンプむら
- 大迫野球場
- 大迫体育館
- 石鳥谷アイスアリーナ
- 石鳥谷球場
- 石鳥谷体育館
- 石鳥谷ふれあい運動公園
- 石鳥谷銃剣道場
- 二枚橋体育館
- 八日市運動公園
- 東和B&G海洋センター
- 東和相撲場
- 花巻市クレー射撃場
祭事・催事
[編集]- 早池峰神楽(ユネスコの無形文化遺産)
- 花巻まつり(9月第2金・土・日曜日)
- 石鳥谷まつり(9月8日・9月9日・9月10日)
- 賢治生誕祭(8月27日 宮沢賢治の誕生日)
- 賢治祭(9月21日 宮沢賢治の命日)
- わんこそば全日本大会(2月11日)
- 毘沙門まつり(9月19日)
- 蘇民祭
- 胡四王神社蘇民祭(1月2日)
- 光勝寺五大尊蘇民祭(1月14・15日)
- 早池峰神社蘇民祭(3月17日)
- 萬鉄五郎祭(5月1日 萬鉄五郎の命日)
- あやめまつり
- 湖水まつり
- 土沢七夕まつり
- 土沢まつり
- 産業まつり
- どんと祭
- 石鳥谷夢祭り(8月13日)
- 大迫あんどんまつり(8月14日・16日)
- 大迫ワインまつり(9月17日)
スポーツ
[編集]- ステラミーゴいわて花巻 - フットサルクラブチーム。2007-08シーズンから2011-12シーズンまで日本フットサルリーグ(Fリーグ)に参戦した。
花巻市出身の人物
[編集]- 阿部暁子 - 小説家
- 阿部千一 - 政治家・元岩手県知事
- 池野恋 - 漫画家(旧石鳥谷町出身・在住)
- 伊藤政則 - 音楽評論家
- 内村皓一 - 写真家
- エル・サムライ - プロレスラー
- 大石スク - 社会事業家(旧八幡村出身)
- 岡田真奈美 - 食育インストラクター
- 岡山不衣 - 歌人・主筆・編集者
- 小田島孤舟 - 歌人・教育家・書道家
- 柏葉幸子 - 童話作家
- 神山浩樹 - IBC岩手放送アナウンサー
- 菊池俊吉 - 報道写真家
- 木戸口英司 - 参議院議員
- 佐藤皐蔵 - 海軍中将・第二特務艦隊司令官
- 佐藤昌介 - 農学者・北海道帝国大学初代総長
- 佐藤修悦 - 警備員、フォント「修悦体」の考案で知られる
- 佐藤友和 - 競輪選手(旧石鳥谷町)
- 佐藤龍文 - NHKアナウンサー
- 沢木冬吾 - 小説家
- 谷村貞治 - 実業家・政治家・教育者
- 島善鄰 - 農学者、北海道大学第6代学長
- 志村正浩 - 映画監督
- 高橋英輝 - 競歩選手。日本陸上選手権20km競歩で3連覇
- 高橋圭三 - 日本初のフリーアナウンサー
- 高橋響 - ミュージシャン(Cody・Lee (李))
- 照錦富治 - 大相撲力士、元11、13代放駒親方、10代花籠親方
- 長澤喜稔 - お笑い芸人(マキシマムパーパーサム)
- 中野慎詞 - 競輪選手
- 名須川良平(他山)- 漢学者・衆議院議員
- 南部広美 - フリーアナウンサー
- 錦木塚五郎 - 大相撲力士
- 日食なつこ - シンガーソングライター
- 新渡戸傳 - 盛岡藩家老、十和田市開拓
- 畠山和洋 - プロ野球選手(東京ヤクルトスワローズ)
- 平賀和人 - ミュージシャン(NSP)
- 平沢屏山 - 絵師、アイヌ絵を描いた事で知られる
- 松村龍之介 - 俳優
- 松本竣介 - 洋画家
- 三鬼隆 - 日本製鐵元社長
- 三又又三 - お笑い芸人(元ジョーダンズ)
- 宮沢賢治 - 詩人・童話作家
- 宮沢トシ - 宮沢賢治の妹。
- 藤井基男 - 卓球選手
- 藤原秀旺 - プロレスラー(旧大迫町出身)
- 松本祥志 - 法学者・札幌学院大学名誉教授
- 八重樫茂生 - 日本サッカー殿堂
- 八重樫剛 - アマチュアボクシング選手
- 四ツ車大八 - 大相撲力士
- 萬鉄五郎 - 洋画家
- LOVE YOURS - 花巻を拠点に活動していたローカルアイドル
- 若ノ海正照 - 大相撲力士
花巻市を舞台とした作品
[編集]- トラック野郎・一番星北へ帰る 東映(1978年) - 花巻温泉、国道4号、旧花巻りんご園、市街地などでロケ
- 鬼ユリ校長、走る!
- よだかのほし
- 偽装不倫 - JR新花巻駅、宮沢賢治記念館、わんこそば嘉司屋でロケ。
参考資料
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 3 岩手県』角川書店、1985年。ISBN 4-04-001030-2。
- 岩手放送『新版 岩手百科事典』岩手放送株式会社、1988-10-115。
脚注
[編集]- ^ “花巻市地域公共交通計画”. 花巻市. 2024年12月12日閲覧。
- ^ (岩手県庁)いわての生活文化 地名の由来
- ^ “花巻 2003-2020年”. 気象庁. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “大迫 1991-2020年”. 気象庁. 2024年3月29日閲覧。
- ^ a b 字小舟渡
- ^ a b 字中川原
- ^ a b 字小舟渡、中川原を除く
- ^ a b 1879年(明治12年)1月4日から1896年(明治29年)3月28日まで和賀郡は東和賀郡と西和賀郡に分割されており、現在の花巻市域にあたる地域はすべて東和賀郡所属だった。
- ^ 岩手県告示第154号
- ^ a b 現在の花巻市成田。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、62頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 『昭和天皇御召列車全記録』p.95
- ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、398頁。ISBN 978-4-487-74410-7。
- ^ “保健所管轄区域案内 岩手県”. 厚生労働省. 2019年9月23日閲覧。
- ^ “閉院に際してご挨拶申し上げます。”. 岩手医科大学. 2019年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月23日閲覧。
- ^ ジェイエアの機材・乗務員による運航
- ^ 日本航空(JAL)とのコードシェア便
- ^ “仙台空港⇔松島⇔平泉⇔花巻(ガイド付き)”. 岩手県北自動車 (2019年7月10日). 2019年9月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 花巻市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ