篠崎公園
篠崎公園 | |
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篠崎公園入口(A地区) | |
分類 | 都立公園 |
所在地 | |
面積 | 30.2ha |
開園 | 1967年7月26日 |
運営者 |
東京都公園協会 2011~2015年度指定管理者 |
駐車場 | あり(有料・289台) |
事務所所在地 | 東京都江戸川区上篠崎1-25-1 |
公式サイト | 公式サイト |
篠崎公園(しのざきこうえん)は、東京都江戸川区にある東京都立の公園である。上篠崎、篠崎町、西篠崎、谷河内、南篠崎町、鹿骨にまたがる(いずれも江戸川区)。
歴史
[編集]当公園の起源は1940年に紀元2600年事業のひとつとして計画された篠崎緑地である。1942年までに154ヘクタールが買収されたが、太平洋戦争により整備が中断。戦時中は高射砲陣地などか置かれ、飛行場も建設された。戦後は農地改革によって買収済みであった公園用地のほぼ全てを耕作者に開放した。
1957年、篠崎公園は163.8ヘクタールの公園として都市計画決定[1]され、再び用地買収を開始。北側のまとまった用地を公園として整備し、1967年7月26日に開園した。しかし対象地域の宅地化が進行したため[2]、1976年に計画面積を一気に86.8ヘクタールに削減した[3]。しかしこの削減にあたっても、A地区とB地区を接続する「回廊部分」はかろうじて計画地域に残した。
2012年2月27日、東京都公園審議会は篠崎公園の整備計画を答申した[4]。現在では運動場や多目的広場など約28ヘクタールが完成しているが、今後もこの答申に基づく整備が予定されており、篠崎町や谷河内近辺のいたるところに篠崎公園用地が点々と存在している。
高規格堤防
[編集]公園の江戸川側は江戸川高規格堤防事業の篠崎公園地区として2016年度から事業が始まり、2026年度完成をめどに嵩上げ工事が行われている。約6.4ヘクタール。完成後は大規模救出救助活動拠点となる。
特徴
[編集]当公園はスポーツ施設をはじめ、広い芝山と草地や児童遊園などがあり、周辺住民を中心に多くの人に利用されている。なお、公園は2ヶ所に分かれており、江戸川区上篠崎を中心とした地区にある部分をA地区(こちらがメイン)、江戸川区鹿骨付近(実際は上篠崎)[要説明]にある地区をB地区または鹿骨地区と呼ばれている。なお、A地区とB地区は徒歩で5 - 10分ほど離れた地区にある。A地区は一級河川の江戸川と隣接しており、河川敷上には篠崎緑地や江戸川グランド、当公園から多少距離はあるが篠崎ポニーランドがある。これらの緑地地帯とあわせ、当公園は江戸川区東部では貴重な緑地スペースになっており、園内には高さ3メートル以上の高木が6,560本、低木が11,000株植えられている。
春には桜の広場で40本の桜を見ることができる。
毎年秋に開催される江戸川区民まつりの会場となり、この日は多くの人で賑わう。また、毎年8月第一土曜日に開催される江戸川区花火大会の花火観覧スポットとしても利用されている。
主な施設
[編集]各スポーツ施設(野球場、テニスコート)は予約制。
A地区
[編集]- 野球場
- 小野球場(兼用競技場)
- テニスコート(8面)
- バーベキュー広場(全28区画、完全予約制・利用に関しては問い合わせのこと)
- 多目的広場(2ヶ所)
- 芝山
- 和風広場
- 桜の広場
- 木の砦
- 児童遊園(2ヶ所)
- バスケットゴール
- 更衣棟
B地区(飛び地)
[編集]住所 : 東京都江戸川区上篠崎4-5-1
- 野球場
- 江戸川区少年野球場
- スポーツ児童遊園
- ドッグラン(利用登録制)
アクセス
[編集]上記にもあるがA地区とB地区は徒歩で5 - 10分ほど離れている。
- A地区
- 鉄道
- バス
- 駐車場 : あり(有料)
- B地区
- 鉄道
- 篠崎駅(西口)より徒歩約6分
- バス
- 瑞江駅または小岩駅より京成バス小73系統「小岩消防署」または「鹿骨二丁目」下車すぐ。
- 新小岩駅または篠崎駅より京成バス新小71系統「虹の家」下車すぐ。
- 駐車場 : あり(有料)
開園時間・料金など
[編集]- 開園時間:常時開園
- 料金:入園無料。ただし競技場など諸施設の利用は有料なので、詳細は公園事務所に問い合わせが必要。
周辺
[編集]A地区
[編集]- 公園・緑地・スポーツ
- 江戸川
- 篠崎緑地(江戸川河川敷内)
- 江戸川グランド(江戸川河川敷内、面数は小岩地域と合算、いずれも利用者登録・予約制)
- 野球場(20面)
- 少年野球場(12面)
- ソフトボール場(4面)
- サッカー場(9面)
- ラグビー場(2面)
- ゲートボール場(24面)
- 史跡
- 浅間神社
- 妙勝寺
- 商業
B地区
[編集]- 公園・緑地・スポーツ
- 本郷用水親水緑道
- 谷河内テニスコート
- 史跡
- 高野山慶乗院
- 商業
脚注
[編集]- ^ 1957年建設省告示1689号
- ^ 竹内智子 (2007-03), “都市計画篠崎公園を事例とした東京都市計画公園緑地の変遷に関する研究”, 平成19年度日本造園学会全国大会研究発表論文集(25) (社団法人日本造園学会) 70: 653-656
- ^ 1976年東京都告示686号。80ヘクタール近い削減は東京都の都市計画史上最大の削減面積。
- ^ 東京都公園審議会, 都立篠崎公園の整備計画 2013年4月21日閲覧。