岡崎祥久
表示
岡崎 祥久(おかざき よしひさ、1968年8月17日- )は、日本の小説家。東京都出身。早稲田大学第二文学部卒業。
経歴
[編集]- 1997年、「秒速10センチの越冬」で第40回群像新人文学賞を受賞してデビュー。
- 1998年、『秒速10センチの越冬』で第20回野間文芸新人賞候補。
- 2000年、「楽天屋」で第123回芥川龍之介賞候補、『楽天屋』で第22回野間文芸新人賞受賞。
- 2002年、「南へ下る道」で第126回芥川龍之介賞候補。
- 2008年、「ctの深い川の町」で第139回芥川龍之介賞候補。
作風
[編集]- デビュー以来、「現代のプロレタリア文学」あるいは「ニュープロレタリア文学」と評されることが多い。また、『文藝別冊 90年代J文学マップ』では「脱力フリーター系ゾーン」に分類されている。ただし、自身は就職経験をもたない。
作品リスト
[編集]- 『秒速10センチの越冬』(1997年、講談社)
- 初出:『群像』1997年6月号
- 『バンビーノ』(2000年、理論社)書き下ろし
- 『楽天屋』(2000年、講談社)
- なゆた(『群像』1997年12月号)
- 孤独のみちかけ(『群像』1998年5月号)
- 楽天屋(『群像』2000年2月号)
- 『南へ下る道』(2002年、講談社)
- 醜男きたりなば(『群像』2000年12月号)
- 南へ下る道(『群像』2001年11月号)
- 『首鳴り姫』(2002年、講談社)書き下ろし長編
- 『昨日この世界で』(2004年、文藝春秋)
- 初出:『別冊文藝春秋』2004年1月号 - 5月号
- 『独学魔法ノート』(2005年、理論社)書き下ろし
- 『ctの深い川の町』(2008年、講談社)
- 初出: 『群像』2008年6月号
- 『文学的なジャーナル』(2008年、草思社)
- 初出: 『Web草思』2006年10月26日〜2007年10月25日
- 『千年ギツネ』(2009年、理論社)書き下ろし再話集
- 『ファンタズマゴーリア』(2014年、講談社)
- ファンタズマゴーリア(『群像』2012年10月号)
- 『ポシーとポパー ふたりは探偵 魔界からの挑戦』(2020年、理論社)オカザキ・ヨシヒサ名義での書き下ろし
単行本未収録作品
[編集]- ニジイロのセカイ(『文學界』2001年2月号)
- ハイパーメトロピア(『すばる』2001年7月号)
- 甘くて暗愚で不誠実(『新潮』2001年10月号)
- 玉子はずっと固いままで、やわらかくなることはなかった(『群像』2003年1月号)
- ムッシュ・ボンボネール(『文學界』2003年6月号)
- 三つの入口と一つの入口(『群像』2003年10月号)
- ナラズモノの唄(『群像』2004年12月号)
- 届け物はロバに乗って(『飛ぶ教室』2006年夏号)
- うずら(『群像』2006年10月号)
- 日竹カンパニ(『すばる』2006年11月号)
- 美女の林間の空地(『文學界』2007年8月号)
- 青空(『群像』2011年7月号)
- キャッシュとディッシュ(『文學界』2020年8月号)
- 機械ウサギの発明品(Webサイト「tree」2020年7月7日)オカザキ・ヨシヒサ名義
- パーミション(『文學界』2022年2月号)
外部リンク
[編集]- 岡崎祥久 (@oiia_oaai) - X(旧Twitter)