仙田満
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仙田満 | |
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生誕 |
1941年12月8日(83歳) 神奈川県横浜市保土ケ谷区 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京工業大学 |
職業 | 建築家 |
受賞 |
日本建築学会賞作品賞(1997年) 村野藤吾賞(2011年) |
所属 |
菊竹清訓建築設計事務所 東京工業大学 環境デザイン研究所 |
仙田 満(せんだ みつる、1941年12月8日 - )は、日本の建築家(東京工業大学工学博士)、環境デザイナー。株式会社環境デザイン研究所会長(創設者)。
東京工業大学名誉教授。専門は、建築学・環境デザイン。1982年(昭和57年)に「こどものあそび環境の構造に関する研究」で東京工業大学より工学博士号を取得。
来歴
[編集]神奈川県横浜市出身。東京工業大学建築学科卒業後、1964年菊竹清訓建築設計事務所へ入所。1968年環境デザイン研究所を創設し代表に就任。琉球大学工学部建築学科教授(1984年 - 1987年)、名古屋工業大学社会開発工学科教授(1988年 - 1992年)、東京工業大学工学部建築学科教授(1992年 - 2005年)、日本建築学会会長(2001年 - 2003年)、放送大学教養学部教授(2007年 - 2012年)。2004年こども環境学会会長。2008年には、国立霞ヶ丘競技場陸上競技場の将来を検討する文部科学省の「調査研究協力者会議」に参加した[1]。その後、2012年に国立競技場建て替えの最初のコンペに応募し、最終候補の計11作品のうち唯一、木造を取り入れたスタジアムを提案していた[2]。
建築家としては児童向け公共建築を多く手がける。初の作品は仙台市太白区の向山中央公園に1969年に設置された遊具[3][4]。
造形作家の脇田愛二郎と共同制作を行った。
複数の道や広場を組み合わせた「遊環構造」という建築コンセプトを提唱している。仙田は、子供にとって遊びやすい空間を研究し、導き出した空間構造を、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島など様々な建築で生かしてきた[5]。
主な作品
[編集](仙田満+環境デザイン研究所作品含む)
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主な受賞歴
[編集](仙田満+環境デザイン研究所作品含む)
主な著作・共著・編著
[編集]- 『こどものあそび環境』(筑摩書房 1984年)
- 『あそび環境のデザイン』(鹿島出版会 1987年)
- 『子どもとあそび—環境建築家の眼--』(岩波書店 1992年)
- 『環境デザインの方法』(彰国社 1998年)
- 『プレイストラクチャー—こどものあそび環境デザイン--』(柏書房 1998年)
- 『自然体験学習施設』(市ヶ谷出版社 2000年)
- 『幼児のための環境デザイン』(世界文化社 2001年)
- 『環境デザインの展開—コンセプトとプロセス--』(鹿島出版会 2002年)
- 『21世紀建築の展望』(丸善 2003年)
- 『続モダニズム建築の軌跡—環境へ--』(INAX出版 2003年)
- 『元気が育つ家づくり—建築家×探訪家×住み手--』(岩波書店 2005年)、渡辺篤史共著
- 『環境デザイン講義』(彰国社 2006年)
- 『環境デザイン論』(放送大学教材、2009年)
- 『こどものあそび環境』(鹿島出版会、2009年)
- 『都市環境デザイン論』(放送大学大学院教材、2010年)、佐藤滋共編
- 『産業とデザイン』(放送大学教材、2012年)、若山滋共編
- 『人が集まる建築 環境×デザイン×こどもの研究』(講談社現代新書、2016年)
- 『こどもの庭 仙田満+環境デザイン研究所の「園庭・園舎30」』(世界文化社、2016年)、藤塚光政写真
- 『こどもを育む環境 蝕む環境』(朝日選書、2018年)
- 『遊環構造デザイン 円い空間が未来をひらく』(放送大学叢書:左右社、2021年)
脚注
[編集]- ^ 国立競技場の本格的改修を検討、文部科学省 - ケンプラッツ、2008年6月3日
- ^ 【新国立競技場】五輪後の姿をどう描くのか? 「木造建築」提案の仙田満氏「霞ヶ丘一帯での整備計画が必要だ」 - 産経ニュース、2016年1月1日
- ^ Corporation), NHK(Japan Broadcasting. “向山中央公園のスゴイすべり台、なぜできたの?”. www.nhk.or.jp. 2024年8月3日閲覧。
- ^ “向山中央公園”. 公益財団法人仙台市公園緑地協会. 2024年8月3日閲覧。
- ^ 『日経アーキテクチュア』2021年7月8日号「先進事例追跡 MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島(マツダスタジアム)2009年開業 『つぎはぎ』ループ建築で集客 客席タイプの更新で魅力保つ」日経BP社、p33