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京橋川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京橋川
旧太田川との分岐点方面を下流側から臨む
水系 一級水系 太田川
種別 一級河川
河口・合流先 広島湾
流路 広島市

地図

地図
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京橋川(きょうばしがわ)は、太田川水系分流広島県広島市市街地東部を流れる河川。太田川が形成する広島デルタの6河川のうちの1つで東から2番目を流れる。

地理

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広島県広島市東区牛田本町で旧太田川から分岐し、JR広島駅付近で猿猴川を分けたあと、広島湾に流れる。東区牛田にあった神田八幡宮[1]周辺では神田川と呼ばれていた。京橋川の名称は猿猴川との分岐点よりやや下流に架けられている京橋に由来する。

特徴

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中流域右岸には、さまざまな造りの雁木が約20mおきに残っている。現在判明している限りにおいて、全国最大の河川舟運用の雁木群である。2008年土木学会選奨土木遺産に登録された。

またその付近は、2004年から水辺の環境を活かしてオープンカフェが整備されている。

橋梁

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上流より記載。

施設名 種類 路線名 備考
1 2 3 4
新こうへい橋
アストラムライン高架
鋼橋 国道54号祇園新道
工兵橋 吊橋 広島市道東4区156号線 歩行者専用
牛田大橋 PC橋 広島県道37号広島三次線
神田橋 PC橋 広島市道東4区2号線 「神田神社」に由来
JR山陽新幹線
JR山陽本線
常盤橋 鋼橋 広島県道37号広島三次線および
広島県道84号東海田広島線(城北通り)
栄橋 RC 広島市道南1区6号線 被爆橋梁
上柳橋 PC橋 広島市道中広宇品線(駅南通り)
京橋 鋼橋 広島市道南3区7号線 西国街道。被爆橋梁。
稲荷大橋 鋼橋 広島県道164号広島海田線
および広島電鉄本線との併用
旧「稲荷鉄橋」
柳橋 鋼橋 広島市道南3区14号線 歩行者専用
東広島橋 PC橋 広島市道駅前吉島線(駅前通り)
鶴見橋 鋼橋 広島市道比治山庚午線平和大通り 元々は歩行者専用
比治山橋 RC橋 広島県道37号広島三次線 被爆橋梁
平野橋 鋼橋 国道2号新広島バイパス
御幸橋 鋼橋 広島県道243号広島港線
および広島電鉄宇品線との併用
旧「御幸鉄橋」
宇品橋 鋼橋 広島市道鷹野橋宇品線

パノラマ

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比治山から広島市内を望む。1955年頃。

脚注

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  1. ^ 明治期に神田神社として宇品に移転。

外部リンク

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