中村勇太 (政治家)
中村 勇太 なかむら はやと | |
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生年月日 | 1986年10月18日(38歳) |
出生地 | 日本 東京都 |
出身校 | 成蹊大学法学部 |
前職 | 衆議院議員秘書 |
所属政党 | 無所属 |
親族 | 父:中村喜四郎(衆議院議員) |
選挙区 | 茨城県第7区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2024年10月30日[1] - 現職 |
選挙区 | 古河市選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2019年1月8日 - 2024年 |
中村 勇太(なかむら はやと、1986年(昭和61年)10月18日 - )は、日本の政治家。衆議院議員(1期)。元茨城県議会議員(2期)。
経歴
[編集]茨城県猿島郡境町出身。千代田区立麹町小学校、芝中学校・高等学校出身[2]。父は衆議院議員を15期務め、建設大臣、科学技術庁長官を歴任した中村喜四郎[3]。父は若い頃から自由民主党所属の衆議院議員として大臣を務めるなど「政界のプリンス」ともてはやされ、本人も幼い頃から「大臣の息子」として注目を集めたが、小学2年生の頃に喜四郎がゼネコン汚職事件で逮捕、有罪判決を受け、周りから「犯罪者の息子」と見られるようになり、政治の道を避けるようになった[3]。
高校2年生の頃、喜四郎が刑期を終えて地元へのお詫び行脚するのに同行したときに、父が支援者から歓迎されたのを目の当たりにして、父の大きさに強く感じ入り、いつか政界に入って地元のために働きたいとの思いを抱くようになった[3]。成蹊大学法学部を卒業後、実家の岩井自動車教習所の教員として働く傍ら、喜四郎の秘書も務めた。
2018年に古河市に転居。同年12月9日に行われた茨城県議会議員選挙に古河市選挙区から無所属で立候補し、かつて喜四郎を支えた自民党議員と議席を争い[4]、10,540票を獲得し2位で初当選した[5]。2022年には無投票で再選[6]。
2024年9月24日、父の喜四郎が次期衆院選不出馬と政界引退を表明した[7]。同月26日、長男の勇太が父と同じ茨城7区から無所属で立候補する意向を表明した[8]。
同年10月15日、第50回衆議院議員総選挙が公示され、茨城7区からは自由民主党現職の永岡桂子と無所属の中村勇太の2人が立候補した[9]。日本共産党は茨城1区から6区までそれぞれ候補者を立てたが、7区のみ外し、一騎打ちの戦いに持ち込んだ[9]。10月17日に読売新聞が序盤情勢を発表し、「永岡と中村がしのぎを削る」と報じた[10]。喜四郎は、「世襲制限」を掲げる立憲民主党に配慮し、街頭演説は控えたものの、支持者回りなどの形でバックアップした[3]。選挙区内の首長8人と県議8人は全員が自民系で、永岡が圧倒的有利とみられていたが[11]、同党に対しては裏金問題や統一教会問題、10月23日に発覚した非公認候補への2000万円支給問題などで逆風が吹き荒れた[12][13][14][15][16]。10月27日の投開票の結果、中村が初当選した。自民党は比例北関東ブロックで7議席を獲得。永岡は3番目の惜敗率で7期目の当選を果たした[17][18]。
親族
[編集]選挙
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 2018年茨城県議会議員選挙 | 2018年12月9日 | 32 | 古河市選挙区 | 無所属 | 1万540票 | 23.17% | 3 | 2/5 | / |
当 | 2022年茨城県議会議員選挙 | 2022年12月11日 | 36 | 古河市選挙区 | 無所属 | ーー票 | ーー | 3 | /3 | / |
当 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 38 | 茨城県第7区 | 無所属 | 8万7187票 | 53.03% | 1 | 1/2 | / |
脚注
[編集]- ^ 令和6年(2024年)10月30日茨城県選挙管理委員会告示第31号(衆議院小選挙区選出議員選挙において当選した者の住所及び氏名等)
- ^ “アドバイス頂いてプロフィール書いてみたら、思ったよりカオスだった。”. X (旧Twitter) (2024年1月7日). 2024年10月28日閲覧。
- ^ a b c d 「小2の時、父は逮捕された 「無敗の男」長男が初めて挑んだ国政の道」『朝日新聞デジタル』2024年10月28日。2024年10月28日閲覧。
- ^ 「中村喜四郎氏長男・勇太県議が突き進む「独自路線」 父の側近と距離感、立民に接近…」『産経新聞デジタル』2020年1月30日。2024年10月28日閲覧。
- ^ “茨城県議会議員選挙 古河市選挙区”. 選挙ドットコム. 2024年10月28日閲覧。
- ^ “茨城県議選 古河市”. NHK選挙WEB. 2024年10月28日閲覧。
- ^ “引退表明の中村喜四郎氏「野党に転じる了解をとらなかったのはミス」”. 毎日新聞 (2024年9月24日). 2024年11月8日閲覧。
- ^ 「茨城7区に無所属新人・中村勇太氏が立候補表明」『NHK NEWS WEB』2024年9月26日。2024年10月28日閲覧。
- ^ a b “衆議院選挙2024 茨城(水戸・日立など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
- ^ “衆院選の序盤情勢 茨城・選挙区…3区は葉梨と梶岡が接戦”. 読売新聞 (2024年10月17日). 2024年11月7日閲覧。
- ^ 堀井泰孝 (2024年10月28日). “「無敗の男・喜四郎さん」の息子のためなら… 復活した最強の後援会”. 毎日新聞. 2024年11月25日閲覧。
- ^ “<衆院選・詳報>全議席確定 大敗の自民191議席、立民は148議席 国民、れいわは大幅議席増”. 東京新聞 (2024年10月28日). 2024年11月11日閲覧。
- ^ 矢野昌弘 (2024年10月23日). “裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金”. しんぶん赤旗. 2024年10月24日閲覧。
- ^ 泉宏 (2024年10月30日). “自民党の惨敗を招いた「2000万円問題」の"厚顔" 赤旗「非公認に2000万円」報道で情勢が一変”. 東洋経済オンライン. 2024年10月31日閲覧。
- ^ “自民衆院選大敗、両院議員懇談会で「2000万円問題」など批判…一方で即時の辞任要求はほとんどなし”. 読売新聞 (2024年11月8日). 2024年11月11日閲覧。
- ^ “旧統一教会と接点、落選 盛山氏「申し訳ない」、牧原氏「私のせい」”. 朝日新聞 (2024年10月28日). 2024年10月28日閲覧。
- ^ “自由民主党 北関東ブロック 比例代表候補者”. 衆議院選挙2024特設サイト. NHK. 2024年10月28日閲覧。
- ^ “比例代表 北関東 比例名簿・候補者 選挙・開票結果”. 衆院選2024. 読売新聞. 2024年10月28日閲覧。