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七ヶ浜町

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しちがはままち ウィキデータを編集
七ヶ浜町
七ヶ浜町旗 七ヶ浜町章
七ヶ浜町旗 七ヶ浜町章
1959年1月1日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 宮城県
宮城郡
市町村コード 04404-1
法人番号 2000020044041 ウィキデータを編集
面積 13.19km2
総人口 17,220[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 1,306人/km2
隣接自治体 仙台市多賀城市塩竈市
町の木 クロマツ
町の花 ハマギク
七ヶ浜町役場
町長 寺澤薫
所在地 985-8577
宮城県宮城郡七ヶ浜町東宮浜字丑谷辺5番地の1
北緯38度18分16秒 東経141度03分33秒 / 北緯38.30453度 東経141.05914度 / 38.30453; 141.05914座標: 北緯38度18分16秒 東経141度03分33秒 / 北緯38.30453度 東経141.05914度 / 38.30453; 141.05914
外部リンク 公式ウェブサイト

七ヶ浜町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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七ヶ浜町(しちがはままち)は、宮城県中部の太平洋沿岸に位置する町。仙台市東側の半島状の地にあり、宮城県内さらに北海道東北地方においても最小の面積の市町村である[1]

町域は、日本三景の一つである松島の南部に当たる。海沿いに7つの集落があったことから、「七ヶ浜」と名づけられた。7つの集落とは湊浜、松ヶ浜、菖蒲田浜、花渕浜、吉田浜、代ヶ崎浜、東宮浜である。

地理

宮城県の中部に位置し、松島丘陵仙台湾半島状に海に突き出した形になっている七ヶ浜半島を町域としている。この半島は江戸時代、基部を横断するかたちで貞山運河が造られ、それによってのような状態となっている。山として韮山、また湖沼には阿川沼がある。気候は比較的温暖で、寒暖の差が少ない。キャッチフレーズは、「うみ・ひと・まち 七ヶ浜」。隣接自治体は仙台市宮城野区)、多賀城市塩竈市である。

七ヶ浜ニュータウン汐見台

1972年に七ヶ浜町が策定した長期基本構想ではニュータウン造成計画が主軸と据えられた。そして、町は造成にあたって民間企業との共同開発方式をとる決断に至り、文化振興や町づくりの面で前向きに取り組んでいた西武流通グループ傘下の西武都市開発(のちの西洋環境開発)がパートナー企業として選定された[2]。しかし、仙台圏における宅地供給は長期的には過剰とみられていたほか、開発地の市街化区域への編入も未定であり、さらに町が仙台市から遥か遠方に位置するとみなされていたことなどから開発の推進は難渋を極めた。

こうした事態を受け、西武都市開発は従来の宅地開発にはない新たな構想として、オランダの都市開発に採用されていたボンエルフを導入すること[3]、さらに歩行者専用の緑道を設けること、加えて開発地区をなだらかな南面傾斜として植栽し、区域全体を公園とするなどのプランを提示した。これによって、1977年7月には市街化区域への編入も決定した[4]。だがボンエルフ導入は既存の法体系と矛盾する為、翌年春には開発申請が止められた。しかしながら、西武都市開発担当者や当時の赤間今雄町長[注釈 1]が、宮城県や建設省に足繁く出向きボンエルフの必要性を説いたことが奏功し、1978年12月には開発許可が下り、1979年5月着工。1980年9月には第一期販売が開始され、即日完売した[4]

この七ヶ浜ニュータウン汐見台のボンエルフ計画は、1983年4月には国際交通安全学会賞を受賞したほか、その後の国内のニュータウン計画でコミュニティ道路が採用される端緒となった[4]

人口

2010年国勢調査において昼夜間人口比率が65.0パーセントであり、日本の市区町村の中では最も低い値であった。

七ヶ浜町と全国の年齢別人口分布(2005年) 七ヶ浜町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 七ヶ浜町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
七ヶ浜町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 14,204人
1975年(昭和50年) 16,164人
1980年(昭和55年) 16,393人
1985年(昭和60年) 18,106人
1990年(平成2年) 19,523人
1995年(平成7年) 20,668人
2000年(平成12年) 21,131人
2005年(平成17年) 21,068人
2010年(平成22年) 20,416人
2015年(平成27年) 18,652人
2020年(令和2年) 18,132人
総務省統計局 国勢調査より


歴史

東日本大震災

2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、津波により町の面積の約4分の1が浸水した[5][6]

行政

議会

町議会議員

平成27年9月11日現在

施設

七ヶ浜消防署

消防

本部
消防署

郵便局

当町全域を担当する集配局は塩竈市塩釜郵便局となる。

  • 汐見台郵便局
  • 菖蒲田郵便局
  • 吉田浜郵便局

運動施設

サッカー場

姉妹都市・提携都市

海外

姉妹都市

国内

提携都市

経済

産業

第一次産業 525人
第二次産業 3,392人
第三次産業 6,386人
分類不能 24人
合計 10,327人
町の北東には東北電力仙台火力発電所があり、火力発電コンバインドサイクル発電)を行っている。敷地内にメガソーラー発電設備が稼働中である。

金融機関

電力

発電所

教育

中学校

町立

小学校

町立

幼稚園

  • 和光幼稚園(同町で一番歴史のある幼稚園で3世代で同じ幼稚園に通っている園児も少なくない。)
  • 遠山幼稚園
  • 汐見台幼稚園
  • 第二柏幼稚園

交通

小浜港

鉄道

町内に鉄道はなく、隣接する多賀城市のJR東日本仙石線下馬駅または多賀城駅よりバスを利用する。

バス

  • ミヤコーバス(以前は宮城交通による運行だったが、路線廃止や移管が行われ2008年8月より全路線がミヤコーバスでの運行になった)
    • 汐見台団地線:多賀城駅前 - 松ヶ浜入口 - 汐見台中央 - 菖蒲田
    • ユーアイバス多賀城東部線:国府多賀城駅 - 多賀城駅前 - 北遠山 - 汐見台中央
      • 多賀城市・七ヶ浜町の共同運行。
  • 七ヶ浜町民バス「ぐるりんこ」(ジャパン交通が受託運行)

道路

港湾

観光

七ヶ浜国際村、プリマスハウス
七ヶ浜サッカースタジアム

名所・旧跡

  • 主な神社
    • 鼻節神社
    • 東宮神社(鹽竈神社の東方を守る神社で岩切の西宮神社、多賀城市の南宮神社、利府町の北宮神社に並ぶ一柱)
  • 主な史跡
  • その他
    • 御殿場(伊達政宗の別荘があったとされる)
    • 多聞山(松島四大観の1つ。「偉観」)

観光スポット

文化・名物

祭事・催事

  • 七の市(各月の最終日曜日に開催)
  • みやぎ国際トライアスロン 仙台ベイ七ヶ浜大会(毎年7月に開催)
  • 塩竃みなと祭(同祭内の神輿渡の順路上で花渕浜漁港に接岸し神職が祝詞を奏上する)
  • 毘沙門堂のお歳とり(代ヶ崎浜多聞山の毘沙門堂で12月13日に行われるお祭りで湯豆腐が振舞われる)

スポーツ

出身・関連著名人

七ヶ浜町を舞台とした作品

  • かんなぎ - 本作が2008年にアニメ化された際に登場する神社のモデルが鼻節神社であると同作のファンに見なされて、多くのファンが同地を訪れている。これを受けて地元の商工会は2009年夏に『アニメ「かんなぎ」による観光戦略事業実行委員会』を組織して観光キャンペーンを行った。詳細はかんなぎ アニメの舞台を参照。

脚注

注釈

  1. ^ 在任1971年4月 - 1991年4月。同町名誉町民。

出典

  1. ^ 七ヶ浜町の現況”. 七ヶ浜町. 2024年11月8日閲覧。
  2. ^ 『セゾンの歴史 下巻 変革のダイナミズム』p.248
  3. ^ “汐見台ニュータウン 宮城県宮城郡七ヶ浜町汐見台”. 一般財団法人 住宅生産振興財団. https://www.machinami.or.jp/contents/search/search_japanese_detail.php?mid=9004 2015年8月20日閲覧。 
  4. ^ a b c 『セゾンの歴史 下巻 変革のダイナミズム』p.249
  5. ^ 知識と情報 50人が難逃れる”. 日本放送協会 (2011年3月19日). 2011年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月24日閲覧。
  6. ^ 石川智, 鹿島薫, 七山太、「宮城県阿川沼と周辺低地に残された津波堆積物」 『日本地理学会発表要旨集』 2012年 2012a巻 2012年度日本地理学会秋季学術大会 セッションID 101, p.100124-, doi:10.14866/ajg.2012a.0_100124
  7. ^ 平成21年8月1日より七ヶ浜町民バス「ぐるりんこ」を運行します(七ヶ浜町)

参考文献

関連項目

外部リンク