パタンジャリ
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インド哲学 - インド発祥の宗教 |
ヒンドゥー教 |
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パタンジャリ(サンスクリット: पतञ्जलि、Patañjali)は、インドの人名。主に「文法学者のパタンジャリ」と「思想家のパタンジャリ」の二人がいる[1]。
文法学者
[編集]パタンジャリは、紀元前2世紀ごろのインドの文法学者。パーニニの文典『アシュターディヤーイー』(अष्ठाध्यायी)に対する注釈書として書かれた『マハーバーシヤ』により、サンスクリット文法学の体系を完成させた。
思想家
[編集]パタンジャリは、心と意識の哲学的側面に関する箴言に富むヨーガの重要文献、『ヨーガ・スートラ』の編纂者とされる人物。しかし、彼についてはっきりしたことは分かっていない。上記の文法学者のパタンジャリと同一視されることもある。
ここ数十年の間、『ヨーガ・スートラ』は、ヴィヴェーカーナンダのラージャ・ヨーガの実践の指導書として、心身の調和と健康の増進を目的としたヨーガ・ムーヴメントの哲学的根拠として、世界的にポピュラーな地位を占めるに至った。