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テクノア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社テクノア
Technoa inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
500-8364
岐阜県岐阜市本荘中ノ町8-8-1
設立 1985年10月
業種 情報・通信業
法人番号 6200001003505
代表者 山﨑 耕治
資本金 7,280万円
従業員数 345名[内パート社員74名]
外部リンク https://www.technoa.co.jp/
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株式会社テクノア(英: Technoa inc.)は、岐阜県岐阜市に本社を置くパッケージソフトウェアベンダー、システムインテグレーターである。

概要

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1985年に株式会社として設立され、中小製造業向けの生産管理システムやIoTシステムなどのパッケージシステムの開発、販売、サポートを主業としている。社名は「テクノロジー(科学)とノア(文化)の融合と調和」が由来[1]経営理念は、「縁があった企業や人々を幸せにする」としている。

主なサービス

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業務用パッケージソフト開発

  • 生産管理システムTECHSシリーズ
  • 生産スケジューラ Seiryu
  • AI画像認識を利用した工場の見える化システム A-Eyeカメラ
  • AI類似図面検索
  • 総合健診支援システム iD-Heart
  • 3Dシミュレーションシステム i-Designer

システムインテグレーション

沿革

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  • 1981年7月 岐阜市柳生町にて大道等が創業[2]
  • 1985年10月 株式会社テクノア設立[2]
  • 1989年10月 資本金 2,700万円に増資[2]
  • 1991年3月 資本金 4,050万円に増資[2]
  • 1993年7月 建築石材専用CADシステム『PIETRA』を発売。
  • 1994年
    • 4月 東京本部を開設。
    • 6月 生産管理システム『TECHS-S』を発売。
    • 7月 生産工程計画システム『PowerSheet』を発売。
  • 1996年5月 大阪支店を開設。
  • 1997年6月 資本金 5,000万円に増資[2]
  • 1999年5月 仮想縫製システム『i-Designer』を工業技術院物質工学工業技術研究所、岐阜県製品技術研究所、岐阜県生産情報技術研究所と共同で発表[3]
  • 2000年7月 仮想縫製システム『i-Designer』を発売。
  • 2001年
    • 6月 帳票作成システム『EUC Tool(End User Computing Tool)』を発売。
    • 8月 総合健診支援システム『iD-Heart』を発表。
  • 2002年
    • 1月 バーチャルファッションコーディネートシステム『i-D Fit』を発売。
    • 5月 『見積Plus+ Ver1.1』を発売。
    • 6月 『検索Plus+』を発売。
  • 2004年2月 バーチャルフィッティングソフト『3D fit View』を発売、中学校家庭科向けバーチャルファッションソフト『i-D Fit Jr.』を発売。
  • 2005年11月 資本金 7,280万円に増資[2]
  • 2006年3月 九州支店を開設。
  • 2007年4月 国際規格 ISO/IEC 27001:2005(国内規格JIS Q 27001:2005)の認証を本社にて取得。
  • 2008年11月 生産管理システム『TECHS-BKⅡ』を発売、国際規格 ISO/IEC 9001:2000(国内規格JIS Q 9001:2000)の認証を全社にて取得。
  • 2009年11月 総合健診システム『iD‐HeartⅡ』を発売。
  • 2010年6月 健診システム『健診レポ』を発売。
  • 2012年3月 農産物直売所POSシステム『iD-POS Ver2.1』を発売。
  • 2014年
    • 1月 生産管理システム『TECHSシリーズ』9年連続出荷本数No.1の発表。
    • 2月 大阪支店を現住所に移転。
  • 2015年
    • 1月 フリーデザインシミュレータを発売。
    • 5月 3Dシミュレーションシステム『i-D Web クラウド』を発売。
  • 2016年
    • 1月 総合健診支援システム『iD-Heartストレスチェックシステム』を発売。
    • 5月 取締役会長に大道等、代表取締役社長に山﨑耕治就任[2]
    • 7月 3Dシミュレーションシステム『i-Designer TEAM WEAR』、『i-Designer Goods』を発売。
  • 2017年
    • 8月 生産管理システム『TECHSシリーズ』が2016年度出荷本数No.1導入実績3,000社突破[4]
    • 10月 生産管理システム『TECHS-BK』カイゼンカメラ連携オプション(Sopak-C)を発売。
  • 2018年
    • 2月 生産管理システム『TECHS-BK』 図面管理連携オプション(デジタルドルフィンズ)を発売。
    • 8月 生産管理システム『TECHS-S』ミスミ連携オプション(MISUMI-VONA)を発売、生産管理システム『TECHSシリーズ』が2017年度出荷本数No.1導入実績3,300社突破[5]
  • 2019年
    • 1月 九州支店を現住所に移転。
    • 2月 生産スケジューラ『Seiryu』を発売。
    • 4月 生産管理システム『TECHS-BK』iPad実績収集オプションを発売。
    • 6月 『中小製造業様向けIoTアイデアブック Vol.1』を発行、ジャーナグラム【テクノア×日刊工業新聞】を公開。
    • 8月 生産管理システム『TECHSシリーズ』が2018年度 出荷本数No.1導入実績3,600社突破[6]
  • 2020年
    • 1月 AI画像認識を利用した工場の見える化システム『A-Eyeカメラ』を発表。
    • 3月 『中小製造業様向けIoTアイデアブック Vol.2 A-Eyeカメラ特集号』を発行。『TECHSシリーズ』が『BtoBプラットフォーム 受発注 for 製造業』との連携開始。
    • 6月 中小製造業様におけるIT経営の推進をサポートするための新サービス『IT経営プロジェクト』を提供開始。テクノア「LINE公式アカウント」を開設。
    • 7月 中小製造業様の各種補助金・助成制度の申請を支援する新サービス「補助金おうえん隊」を提供開始。
    • 9月 生産管理システム『TECHSシリーズ』が2019年度 出荷本数No.1導入実績3,800社突破[7]
    • 10月 位置×実績 見える化システム『Ez-Bee』を発売。
    • 11月 まるごとIoTシリーズ『A-Eyeカメラ』が一般社団法人クラウドサービス推進機構よりクラウドサービス認定を受ける。『TECHSシリーズ』ユーザー向けポイントサービス『TECHSmile』提供開始。
  • 2021年
    • 3月 東京本社を現住所へ移転。
    • 5月 連携型検査・工程実績収集システム『Ez-Collect』を発売。
    • 8月 生産管理システム『TECHSシリーズ』が2020年度 出荷本数No.1を達成[8]
    • 11月 位置×実績見える化システム『Ez-Bee』が一般社団法人クラウドサービス推進機構よりクラウドサービス認定を受ける。
    • 12月 経済産業省中小企業庁「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選出。「はばたく中小企業・小規模事業者300社」代表事業者4社の1社として萩生田光一より感謝状を拝受[9]
  • 2022年
    • 4月 [見積業務をDX]中小製造業様に特化した『AI類似図面検索』ソフトウェアを発売。
    • 7月 大田区、産業振興協会、I-OTAと連携し、4者で中小製造業のためのデジタル受発注マッチングの仕組みを構築することを発表[10]
    • 8月 ひろしま産業振興機構と「広島県中小企業技術・経営力評価制度における業務委託契約」を締結[11]。生産管理システム『TECHSシリーズ』が2021年度 出荷本数No.1を達成[12]
    • 9月 クラウド対応型生産管理システム『TECHS-S NOA』を発売。
    • 10月 ノーコードで構築できるWebシミュレータシステム i-DESIGNERシリーズ『ラシム』を発売。三重県「デジタルものづくり推進拠点」のサポーティングパートナーズに登録。
    • 12月 令和4年度「おかやまIT経営力大賞」にて「特別賞」を受賞。『AI類似図面検索』が第16回ASPIC_IoT・AI・クラウドアワード2022にて「AI部門 経営改革貢献賞」を受賞。
  • 2023年
    • 3月 「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定。生産管理システム『TECHS-S NOA Ver.1.1』を発売。
    • 4月 ものづくりDXプラットフォーム 『プラッとものづくり』全国サービス開始。
    • 6月 『A-Eyeカメラ』小型 AIカメラ「i-PRO mini」に対応。『TCSS(TECHS Customer Success Service)』伴走型支援を強化したお客様専用サービス提供開始。
    • 7月 クラウド対応型 総合健診支援システム『iD-Heart Ver.5』を発売。生産管理システム『TECHSシリーズ』が2022年度 出荷本数No.1を達成。『オチを決めるのは君だ! 第三回ものづくり大喜利グランプリ』を開催。
    • 8月 『AI類似図面検索 Ver.2.4』を発売。Webデザインシミュレーターサービス『i-DESIGNERシリーズ』ホームページリニューアル。
    • 9月 ユーザー様同士のご縁を結ぶ会報誌『てくのわ』創刊。
    • 10月 生産管理システム『TECHSシリーズ』 導入実績4,500社達成。テクノアと匠技研工業が連携を発表。
    • 11月 一般社団法人クラウドサービス推進機構「クラウドサービス認定プログラム」に『プラッとものづくり』が認定。令和5年度「おかやまIT経営力大賞」にて「特別賞」を受賞。
    • 12月 クラウド対応型生産管理システム『TECHS-BK Ver.5』を発売。
  • 2024年
  • 1月 『AI類似図面検索 Ver2.5』を発売。
  • 3月 『TECHS-BK』と「匠フォース」が連携。「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定。
  • 4月 Webデザインシミュレーター『i-DESIGNER』SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」との連携開始。
  • 5月 テクノア初の公式キャラクター『ノアちゃん』誕生。
  • 6月 『AI類似図面検索 Ver2.6』を発売。

事業所

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国内拠点・支店

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受賞

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会社の受賞・認定

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  • 2014年3月 プライバシーマーク認証
  • 2016年11月 おかやまIT経営力大賞 特別賞受賞[13]
  • 2017年
    • 11月 おかやまIT経営力大賞 特別賞受賞[14]
    • 12月 地域未来牽引企業に認定[15]
  • 2018年
    • 11月 おかやまIT経営力大賞 特別賞受賞[16]
    • 12月 経済産業省認定の情報処理支援機関『スマートSMEサポーター』に認定
  • 2020年
    • 11月 おかやまIT経営力大賞 特別賞受賞[17]
    • 12月 第54回グッドカンパニー大賞グランプリ受賞[18]
  • 2021年
    • 1月 KAIKA Awards 2020 「特選紹介事例」選出[19]
    • 3月 第11回「日本でいちばん大切にしたい会社」審査委員会特別賞受賞[20]
    • 11月 おかやまIT経営力大賞[21]
    • 12月 はばたく中小企業・小規模事業者300社認定[9]
  • 2022年
    • 2月 岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業認定
    • 12月 おかやまIT経営力大賞 特別賞を受賞
  • 2023年
    • 3月 健康経営優良法人2023(大規模法人部門)認定
    • 11月 おかやまIT経営力大賞 特別賞を受賞
  • 2024年
    • 3月 健康経営優良法人2024(大規模法人部門)認定

各製品の受賞・認定・加盟

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  • 第14回ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2020 IoT部門先進技術賞受賞[22]
  • 第15回ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021 IoT部門経営改革貢献賞受賞[23]
  • 第16回ASPIC_IoT・AI・クラウドアワード2022 AI部門経営改革貢献賞
  • JMAC「現場IoT7つ道具」 認定(A-Eyeカメラ)
  • ITトレンド Good Product受賞[24]
  • 第23回 自動認識システム大賞 入賞[25]
  • スマートSMEサポーター
  • クラウドサービス認定

加盟

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脚注

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出典

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  1. ^ 企業情報 社長メッセージ - 株式会社テクノア
  2. ^ a b c d e f g 企業情報 会社沿革 - 株式会社テクノア
  3. ^ ID CAD製品紹介i-Designer
  4. ^ [ソフトウェアビジネス新市場2017年版2016年度出荷社数より]株式会社富士キメラ総研発刊最新市場調査レポート 2022年10月1日参照
  5. ^ [ソフトウェアビジネス新市場2018年版2017年度出荷社数より]株式会社富士キメラ総研発刊最新市場調査レポート 2022年10月1日参照
  6. ^ [ソフトウェアビジネス新市場2019年版2018年度出荷社数より]株式会社富士キメラ総研発刊最新市場調査レポート 2022年10月1日参照
  7. ^ [ソフトウェアビジネス新市場2020年版2019年度出荷社数より]株式会社富士キメラ総研発刊最新市場調査レポート 2022年10月1日参照
  8. ^ [ソフトウェアビジネス新市場2021年版2020年度出荷社数より]株式会社富士キメラ総研発刊最新市場調査レポート 2022年10月1日参照
  9. ^ a b 「はばたく中小企業・小規模事業者300社」及び「はばたく商店街30選」を選定しました経済産業省 2021年12月22日
  10. ^ I-OTAは、テクノア、大田区、産業振興協会、4者で連携して 中小製造業のためのデジタル受発注マッチングの仕組みを構築します。I-OTA 2022年7月22日
  11. ^ 中小企業技術・経営力評価制度の評価機関として株式会社テクノアと業務委託契約を締結しました公益財団法人 ひろしま産業振興機構 2022年8月1日
  12. ^ [ソフトウェアビジネス新市場2022年版2021年度出荷社数より]株式会社富士キメラ総研発刊最新市場調査レポート 2022年10月1日参照
  13. ^ 平成28年度「おかやまIT経営力大賞」「おかやまIT経営力大賞」実行委員会 2022年9月30日閲覧
  14. ^ 平成29年度「おかやまIT経営力大賞」「おかやまIT経営力大賞」実行委員会 2022年9月30日閲覧
  15. ^ 地域未来牽引企業選定一覧経済産業省2017年12月22日
  16. ^ 平成30年度「おかやまIT経営力大賞」「おかやまIT経営力大賞」実行委員会 2022年9月30日閲覧
  17. ^ 令和2年度「おかやまIT経営力大賞」「おかやまIT経営力大賞」実行委員会 2022年9月30日閲覧
  18. ^ 第54回(2020年度)グッドカンパニー大賞表彰企業発表公益社団法人中小企業研究センター 2020年12月2日
  19. ^ 受賞テーマ:『縁のあった人を幸せにする』IT企業だけどITだけじゃない!差別化された社員を生む人財育成!KAIKA Awards 2021年1月27日
  20. ^ 「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞第11回受賞企業人を大切にする経営学会 2021年3月8日
  21. ^ 令和3年度「おかやまIT経営力大賞」「おかやまIT経営力大賞」実行委員会 2022年9月30日閲覧
  22. ^ ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2020一般社団法人日本クラウド産業協会 2020年11月27日
  23. ^ ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021一般社団法人日本クラウド産業協会 2021年11月27日
  24. ^ 中小製造業向け生産管理システム『TECHS-S(テックスエス)』が生産管理部門で唯一「ITトレンド Good Product」を受賞しました!PRTIMES 2021年7月14日
  25. ^ [https://www.jaisa.or.jp/award_history.php 自動認識システム大賞 歴代受賞システム ]一般社団法人日本自動認識システム協会 2022年10月1日参照
  26. ^ 地方創生SDGs官民連携プラットフォーム会員一覧地方創生SDGs官民連携プラットフォーム 2022年10月1日参照
  27. ^ 「つなぐITコンソーシアム」会員として加盟つなぐITコンソーシアム 2022年10月1日参照
  28. ^ 特定非営利活動法人ITコーディネータ協会ゴールドスポンサー参画特定非営利活動法人ITコーディネータ協会 2022年10月1日参照
  29. ^ パートナーシップ構築宣言ポータルサイト登録企業リストパートナーシップ構築宣言ポータルサイト 2022年10月1日参照
  30. ^ 「大阪府DX推進パートナーズ」に、新たに71事業者が加わりました!大阪府報道発表資料詳細 2021年4月15日
  31. ^ 「岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」が決定岐阜県 報道発表 2022年2月10日

外部リンク

[編集]

株式会社テクノア