冷蔵庫
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冷蔵庫(れいぞうこ)は、生活において不可欠の家庭用器具である。いろいろな利用方法がある。
使用方法[編集]
主にホモ・サピエンスが居つく建物内に設置される。他の地球上の動物で冷蔵庫を使用する例は報告されていない。
- 音を楽しむ
- コンセントを刺し稼動させると、「うぃーん」とか「ぼんぼんぼんぼん」とか音がするはずである。もちろん機種によって差があるから違いを感じることもできる。(モーター音の鑑賞・録音を嗜む鉄道愛好家で、これの専門家も兼ねようとする者が後を絶たない)。極端にこだわれば構造と音の関連性もわかるかもしれない。
- 概観を楽しむ
- 大体直方体に(扉によって)溝がついた形をしている。そのため球や三角錐の形をした冷蔵庫は大変珍重される。塗料の塗られ方、色、表面の手触りも批判や賞賛の的である。また冷蔵庫の放出するオーラにはある種の黒い石が吸い寄せられる性質がある。そのため落書きつきの紙を黒い石で表面に固定し、いっぱしの現代美術として他人にさりげなく誇示することが普通の家庭で行われている。
- 内部の透明な仕切りと赤っぽい照明が作り出す陰影は、人類が発明した最初のコンセプチュアル・アートとして名高い。世界中の冷蔵庫デザイナーが、この内部の美しさを引き出すことに腐心するという。
- 飾り棚にする
- 冷蔵庫には特殊な照明がついていて、なおかつ本棚に似た形状がフィギュアや食物の陳列に適している。奥行きがあるため、立体的に配置することが可能である。食物はトレイに入っていたりするため見た目や棚の見通しが悪くなることが多い。洋服はたたんで入れることしかできないが、タンスの代わりをすることができる。また冷蔵庫の扉にはポケットがついていることが多いため、切花を挿す、マガジンラックにするなど有効利用したいものである。扉を閉めたら中のものが見えないことを気にしてはいけない。
- 冷気を利用する
- 冷蔵庫はその名のとおり内部に冷気を発する機構を有している。そのため長時間入れられた陳列物は室温より下がっている場合が多い。これを利用してお湯を水にする、冷凍食品を解凍する、扉を開けておいて冷房の代わりとする、頭がカッカしているのをつっこんで冷やすという用途がある。しかしあまり開けっ放しの状態で放置しておくと電気代がすごいことになる。どれくらいすごいことになるのかはお察しください。
- 霜を作る
- 冷蔵庫特有の機能として、陳列物が発散した水分を壁に吸着させ、白い氷(つまり霜)に変化させる、というものがある。陳列物を工夫し冷蔵庫を長期間使用すると、この霜をより早く大きく作ることができる。また陳列物の置き方によっては、霜に埋め込まれ破損が決定的となった感動的な姿を目にすることができる。またコンセントを抜き、仕切りを含む内容物を取り出して霜を溶かし、水が床に染み出すのを見守る、という楽しみ方もある。
- 脱臭する
- 冷蔵庫に食物や植物を陳列している場合、匂いが発生することがある。1つ1つは好ましいものだが、それらが混ざった匂いは芳しくも部屋中に充満するのは避けたいものである。よって冷蔵庫内部に消臭剤を入れ、匂いを冷蔵庫を開けたときだけ嗅げるようにする。消臭剤は活性炭 (が含まれる製品) を利用することが多い。カレー、にんにく、くさや、チーズなど陳列物をチョイスし、ファブリー (複数形 ファブリーズ) や芳香剤で匂いに変化をつけることができれば上級者の仲間入りである。