ノルマ

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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ノルマ(quota)とは、課された時点で終わりであるもののである。

達成しても達成しなくても地獄を見る。

概要[編集]

ノルマとは「課せられたもの」を示す言葉だとの勘違いが流行している。

否。実際のところは死刑宣告である。

ノルマは達成した場合もしなかった場合も、不利益を被る。損害を受けない道はない。

つまり課せられた時点で一巻の終わりだ。

であるからして出来るだけ課せられないような立ち回りをする事が大切だ。しかし、ノルマは意図的に回避できるものではなく、完全に課す側の気まぐれである。

つまり私たちは常に死刑と隣り合わせだと言っても過言ではない。しかもタイミングも分からない。ある日突然、死刑が決定するのだ。

語源についてはノルマが「課せられたら万事休す」であるために「乗ってしまったら最後、どうしようもなかった」ノルマントン号になぞらえたものである可能性が高い。

達成した場合[編集]

ノルマは課せられた時点でおしまいなのだから、達成する必要は無い。 それでもたまに物好きな奴は達成する事がある。

しかし言ってみればこれは「恩赦の可能性がない死刑囚が率先して労働するようなもの」あるいは「世界の終わりの日に律儀にプレゼンの資料をまとめたり、宿題をやったりするようなもの」である。つまり無駄だ。

しかもノルマを達成してしまうと「あゝ、やっぱノルマを設けて良かったわぁ」などと上司に錯覚させる事となり、事態は悪化する。

そして肝心の死刑執行内容だが「歯車化」である。あるいは「社畜化」と言ってもいい。

ノルマを律儀に達成すると「ああ、こいつはいいや、いいように使えるぞ」と、上司のにされる。 そしてノルマは少しずつ確実に膨れ上がっていき、最終的には仕事時間が23時間59秒/日、仮眠が1秒/日となるだろう。

昇進は期待してはいけない。働いた分はちゃんと上司の手柄となる。給料も意味がない。使う時間は1日あたり1秒も取れないのだから。

完全に都合のいい、燃費のいい、安上がりなマシンとなってしまうだろう。これがノルマを達成した場合である。

実際の死刑は執行後ただの屍となるが、ノルマを達成した場合は、死後もこき使われる。よって死刑よりも残酷と言って良い。

達成しなかった場合[編集]

ノルマを達成しなかったとしてももちろん社会的に死亡する。

ノルマはそもそも課す側からすれば「これくらいやって当然」という最低ラインであり「これができない奴は社会的にどうなん?」という基準でもある。

よって達成せずに生きて帰れるはずがない。

具体的な死刑執行内容は「信頼0化」と「差別・追放」である。

学生の場合は「あいつはノルマも果たさない問題児だぞ」という話が職員の間でたちまち広まり、不当な扱いを受ける事となる。

また、普通にノルマを果たした他の死刑囚[1]からも恨みを買い、暴行や村八分に発展する…絶対に!!!

これによって、社会的だけでなく、生物学的にも死亡する可能性がある。

社会人の場合は即刻クビだ。そして人事採用の界隈でのブラックリストに載せられ再就職は不可能になる。あの手この手を使われて日本国籍もなくなり、公的扶助も受けられない状況まで追い込まれる。

そこからは餓死するか、闇の世界で身を粉にして働くしかない。

被害[編集]

ノルマによって、総勢300万人が死亡(物理的)し、9000万人が死亡(社会的)したと考えられている。

一方で、日本の高度経済成長は9000万人のノルマ達成者(つまり社畜)に支えられたとされているため、一概に被害とは言えない。

しかし最近になって「働きすぎは良くない」と、社畜解放運動が起き、それをきっかけに南北戦争が勃発した。

現在は停戦中だが、2030年には再開戦する見込みだ。

そんなこんなでノルマを達成しない(楽をする)風潮が強まっており、物理的に死ぬルートを進む者が増えている。

傾向と対策[編集]

傾向[編集]

  1. ノルマは主に地球人に課される
  2. ノルマは主に水を飲んだ経験がある者に課される
  3. ノルマは主に通勤/通学をしている者に課される
  4. ノルマを課すようなゴミ上司の多くは酸素を吸っている

対策[編集]

  1. 火星に移住するか、太陽系第三惑星の名前を地球でないものに改名する
  2. 水を飲まない。気合いで我慢だ。
  3. ニートになるか、不登校になれば良い。ようは引きこもれば良い
  4. 上司が酸素を吸えないようのすれば良い。その結果、本当に死刑となっても知った事ではない

ベストムーブ[編集]

ノルマは課された時点で死であるが、その中でもベストなムーブをする事で多少有意義な余生を過ごす事ができる。

1.ノルマは果たさない

残された僅かな時間。真面目にノルマをこなす筋合いはない。上司の言う事を聞く義理はない。 第一、身を粉にして働いて、自分に死刑宣告をした上司に手柄という名の貢物を差し出すなど、まっぴら御免だ。

どうせ死ぬ身、ノルマは放棄すべきだ。

2.豪遊

が拡散する前に、たっぷり借金をして、貯金と合わせて豪遊してしまえ。も売ってしまうのが吉だ。どうせ押収される。

運が良ければ3週間くらいは楽しいひとときを過ごす事ができる。

3.大人しく淘汰される

ひもじい思いをしたり、つらい労働をしてまで生存する事はない。

大人しく淘汰されてしまおう。

事件を起こすのもよし、蒸発するのもよしだ。

実際の声[編集]

初めて課せられた時は焦りましたが、社畜ルートを進む事にしました。皆さんが利用している公園は私が一生懸命働かされた働いたおかげであるのです。正直、クソだと思います。(33歳会社員男性)
ノルマを課せられないように平均以上の事をやってきたが、やっぱりノルマを課せられた。最悪だ。許すまじ。(28歳会社員男性)
ノルマを課すと社員の士気が上がって、部署の成績もアップした。お陰で昇進が決まった。被害者?知らないね、そんなの。(41歳会社員・中間管理職男性)

希望[編集]

「ノルマ=死」として話を進めてきたが、一人だけ、ノルマから解放された人物がいる。

その人物の場合、上司がノルマを課した直後に原因不明の死を遂げたのだ。 これでノルマはチャラであり、その人物は晴れて釈放された。

しかしかわりに世間から「上司を殺したのでは?」との疑いの目をかけられる事となった。

だが、そんな事は死刑に比べれば些細な問題だ。しかもその噂は事実であったため、その人物は何も気にせずに残りの人生を過ごしたという。

もしあなたにノルマが課せられたなら、ワンチャン狙いで上司を消すのも視野に入れてみるのもアリかもしれない[2]

脚注[編集]

  1. ^ 元クラスメイト
  2. ^ 倫理的に考えてナシである

関連項目[編集]

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外部リンク[編集]