近鉄八尾駅
近鉄八尾駅(きんてつやおえき)は、大阪府八尾市北本町二丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)大阪線の駅である。駅番号はD11。
近鉄八尾駅 | |
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駅舎(バスターミナルの東側から) | |
きんてつ やお Kintetsu-Yao | |
◄D10 久宝寺口 (1.3 km) (1.5 km) 河内山本 D12► | |
所在地 | 大阪府八尾市北本町二丁目153-2 |
駅番号 | D11 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | D 大阪線 |
キロ程 | 9.6 km(大阪上本町起点) |
電報略号 | ヤオ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
(全日)19,440人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)10月31日 |
配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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歴史
編集- 1924年(大正13年)10月31日:大阪電気軌道八木線(現在の大阪線)の足代(現在の布施) - 当駅間開通時に八尾駅として開業する[1]。
- 1925年(大正14年)9月30日:八木線が恩智駅まで延伸する[1]。
- 1928年(昭和3年)8月:大軌八尾駅に改称[2]。
- 1941年(昭和16年)3月15日:参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる[1]。関急八尾駅に改称する[3]。
- 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる[1]。近畿日本八尾駅に改称する[3]。
- 1970年(昭和45年)3月1日:近鉄八尾駅に改称する[3]。
- 1974年(昭和49年)6月:高架化工事着手[4]。
- 1978年(昭和53年)12月17日:高架化とともに伊勢中川方に0.3キロメートル移設する[2][5]。
- 1995年(平成7年)3月16日:ホーム有効長が10両分に延長[6]。
- 2007年(平成19年)4月1日:PiTaPa使用を開始する[7]。
- 2020年(令和2年)2月22日:1番線の接近・発車の案内放送が更新。
駅構造
編集相対式2面2線のホームを持つ高架駅。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は中央口と西口の2ヶ所。中央口の北側にバスターミナルがある。また、中央口からはLINOASに続く空中連絡通路があり、LINOASを経由してArio八尾ショッピングモールへ連絡することが可能。近鉄八尾駅の1階部分はショッピングセンターや飲食店街となっている。
高安駅以西での準急の10両編成運転に対応できるよう、ホームは10両分の有効長が確保されている。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | D 大阪線 | 下り | 河内国分・名張方面[8] |
2 | 上り | 大阪上本町方面[8] |
特徴
編集営業・設備面
編集- 駅長が置かれ、大阪線の久宝寺口駅 - 大阪教育大前駅間と、信貴線・西信貴鋼索線の各駅を管理している。
- 特急券は専用の自動発売機にて購入可能であり、夕方の一部時間帯に限り駅窓口での発券にも対応している[9]。定期券は黒の券売機で購入が可能で、夕方の一部時間帯に限り窓口による定期券サポートにも対応する[10]。
- 改札外には近鉄リテーリングが運営する有人売店(ファミリーマート近鉄八尾駅中央改札外店)が設置されている[9]。
停車列車
編集利用状況
編集2022年11月08日における1日乗降人員は33,559人である[12]。これは大阪線で急行、快速急行が通過する駅では最も多く、八尾市内にある全ての駅でも最も多い。
近年における1日乗降・乗車人員は以下の通り。
年度 | 特定日 | 1日平均 乗車人員[13] |
出典 | ||
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調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | |||
1990年(平成 | 2年)11月 | 6日42,086 | 21,200 | 25,097 | [14] |
1991年(平成 | 3年)- | ||||
1992年(平成 | 4年)11月10日 | 41,035 | 20,523 | 24,356 | [15] |
1993年(平成 | 5年)- | 23,757 | |||
1994年(平成 | 6年)- | 23,121 | |||
1995年(平成 | 7年)12月 | 5日43,695 | 21,976 | 22,946 | [16] |
1996年(平成 | 8年)- | 22,660 | |||
1997年(平成 | 9年)- | 21,873 | |||
1998年(平成10年) | 11月10日 | 38,395 | 19,264 | 21,031 | [17] |
1999年(平成11年) | - | 20,239 | |||
2000年(平成12年) | 11月 | 7日36,013 | 17,965 | 19,623 | [18] |
2001年(平成13年) | - | 18,960 | |||
2002年(平成14年) | - | 18,229 | |||
2003年(平成15年) | 11月11日 | 34,033 | 17,021 | 17,747 | [19] |
2004年(平成16年) | - | 17,442 | |||
2005年(平成17年) | 11月 | 8日33,783 | 16,892 | 17,866 | [20] |
2006年(平成18年) | - | 18,901 | |||
2007年(平成19年) | - | 19,091 | |||
2008年(平成20年) | 11月18日 | 34,116 | 17,106 | 18,527 | [21] |
2009年(平成21年) | - | 18,149 | |||
2010年(平成22年) | 11月 | 9日32,823 | 16,345 | 18,197 | [22] |
2011年(平成23年) | - | 18,149 | |||
2012年(平成24年) | 11月13日 | 34,353 | 17,089 | 18,909 | [23] |
2013年(平成25年) | - | 19,082 | |||
2014年(平成26年) | - | 18,689 | |||
2015年(平成27年) | 11月10日 | 35,762 | 17,871 | 19,041 | [24] |
2016年(平成28年) | - | 19,292 | |||
2017年(平成29年) | - | 19,174 | |||
2018年(平成30年) | 11月13日 | 37,867 | 18,818 | 19,259 | [25] |
2019年(令和元年) | - | 19,440 | |||
2020年(令和 | 2年)- | - | |||
2021年(令和 | 3年)11月 | 9日32,154 | - | - | [26] |
2022年(令和 | 4年)11月 | 8日33,559 | - | - | [27] |
2023年(令和 | 5年)11月 | 7日33,208 | - | - | [28] |
その他
編集駅周辺
編集公共施設
編集神社仏閣
編集商業施設
編集- 周辺一帯は商店街となっている。特に旧駅前である西側に賑わいがある。
- ペントモール(高架下商店街:1番街、2番街、3番街、ペントプラザ、5番街)
- ハーベス 近鉄八尾店(高架下)
- 近鉄八尾北商店街
- 新栄商店街
- ファミリーロード
- 北本町中央通り商店街
- 八尾表通り商店街
- LINOAS(旧西武八尾店)
- Ario八尾
- ライフ 八尾店
- 万代 八尾店
- イオン 八尾御坊前店
- 関西スーパー 旭ヶ丘店
- コノミヤ 近鉄八尾駅前店
- ユニクロ 八尾青山店
- コーナン 八尾楠根店・リックス店
- 八尾木材工芸
- フィットネスクラブ コ・ス・パ 八尾
教育機関
編集金融機関
編集- JA大阪中河内 八尾駅前支店
- 三菱UFJ銀行 八尾駅前支店・八尾支店
- 三井住友銀行 八尾支店(旧河内銀行→住友銀行)
- 三井住友信託銀行 八尾支店
- みずほ銀行 八尾支店
- りそな銀行 八尾支店
- 関西みらい銀行 八尾支店・八尾本町支店
- 南都銀行 八尾支店
- 京都銀行 八尾支店
- 大阪シティ信用金庫 八尾営業部・八尾北支店
医療機関
編集バス路線
編集駅北側ロータリーに「近鉄八尾駅前」(近鉄バス)および「近鉄八尾駅」(大阪バス)停留所が存在する。駅1階から地続きに1番・3番のりばが存在し(2番のりばは1番のりばと3番のりばの間に存在したが現在は廃止)、横断歩道を渡った先に4番・5番のりば、さらに横断歩道を渡った先に6番・7番のりばが存在する。2014年3月31日までは大阪市営バスも7番のりばに乗り入れており、9A号系統(JR平野駅行き、さらに以前はあべの橋・地下鉄動物園前方面)を運行していた。
このほか、駅西側の道路上に「八尾駅筋」停留所が存在し、こちらには近鉄バス久宝寺線07番(アリオ八尾 - 八尾駅筋 - JR八尾駅前 - 八尾市立病院前 - JR久宝寺駅)も経由している。
かつては、山本駅前(2・3番のりば)、あべの橋や布施駅前(5番のりば)への路線があったほか、門真団地(6番のりば)や愛あいバス(八尾市コミュニティバス、5番のりば)なども発着していた[29]。大阪市営バスの撤退後、2014年5月31日より近鉄バス26番志紀車庫前行が1番のりばから7番のりばへ変更となった[30]が、2017年3月末の路線休止で発着がなくなった。
- 1番のりば
- 3番のりば
- 高砂線
- 94番:アリオ八尾、緑ヶ丘経由 高砂住宅行き
- 95番:緑ヶ丘経由 高砂住宅行き
- 高砂線
- 4番のりば
- 5番のりば
- 現在休止中。
- 6番のりば
2016年7月29日(大阪バスの一般路線バス参入時)より乗り入れ。大阪バスの一般路線2路線は近鉄バスがかつて運行していた路線[31]を一部復活させるような形で開設している。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 2号 近畿日本鉄道 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月22日、18-23頁。ISBN 978-4-02-340132-7。
- ^ a b 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、678頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ a b c 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、23頁。ISBN 978-4-10-790026-5。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、378頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、378,870頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ “近鉄は来月16日から ラッシュ時の混雑緩和図る”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1995年2月15日)
- ^ 『平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日 。2016年3月7日閲覧。
- ^ a b “駅の情報|近鉄八尾”. 近畿日本鉄道. 2021年4月18日閲覧。
- ^ a b 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.70 - p.87
- ^ “定期券・IC業務取扱駅一覧”. 近畿日本鉄道. 2023年7月19日閲覧。
- ^ a b 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.124 - p.147・p.284 - p.306
- ^ 駅別乗降人員 大阪線 - 近畿日本鉄道
- ^ 八尾市統計書
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 近鉄線駅別乗降人員データ【調査日:令和3年11月9日(火)】 (PDF)
- ^ 近畿日本鉄道 駅別一日乗降人員(調査日:令和4年11月8日(火))
- ^ 近畿日本鉄道 駅別一日乗降人員(調査日:令和5年11月7日(火))
- ^ “のりばのご案内 近鉄八尾駅前”. 近鉄バス. 2004年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月16日閲覧。
- ^ 【5月31日】近鉄八尾駅前 志紀車庫前行きのりば変更について - 近鉄バス2014年5月23日
- ^ 布施八尾線は大蓮線、八尾志紀線は恩智線・志紀線・八尾市愛あいバス
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報|近鉄八尾 - 近畿日本鉄道