蓮田市(はすだし)は、埼玉県の中東部に位置する

はすだし ウィキデータを編集
蓮田市
蓮田市旗 蓮田市章
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 埼玉県
市町村コード 11238-1
法人番号 5000020112381 ウィキデータを編集
面積 27.28km2
総人口 61,043[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 2,238人/km2
隣接自治体 さいたま市桶川市上尾市久喜市白岡市北足立郡伊奈町
市の木 ハナミズキ
市の花 スイレン
蓮田市役所
市長 山口京子
所在地 349-0193
埼玉県蓮田市大字黒浜2799-1
北緯35度59分40秒 東経139度39分45秒 / 北緯35.9945度 東経139.66239度 / 35.9945; 139.66239座標: 北緯35度59分40秒 東経139度39分45秒 / 北緯35.9945度 東経139.66239度 / 35.9945; 139.66239
外部リンク 公式ウェブサイト

蓮田市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

地図
特記事項 市外局番 048(市内全域・浦和MA)
ウィキプロジェクト

人口は約6万2千人。旧南埼玉郡。1972年(昭和47年)市制施行。

かつては「蓮」の字は二点之繞の表記を用いていたが、2011年に一般的な“一点之繞”の表記に改めた(後述)[1][2]

地理

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蓮田市中心部周辺の空中写真。2019年9月10日撮影の24枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

埼玉県の東央部に位置し、東南部をさいたま市と接する。大宮台地(北足立台地)の一部である市内中央の蓮田台地と東部の白岡(黒浜)台地、その間を流れる元荒川および西から南の境を流れる綾瀬川周辺の低地からなる。JR東北本線(宇都宮線)および東北自動車道が市内を縦断する。高度経済成長期以降にかつて水田・森林等であった元荒川周辺の低地を中心に宅地造成が行われ首都圏のベッドタウンとなっているが、市内北西部や東部には田園や自然が多く残されている。主な工場は蓮田サービスエリア(下り線)施設付近に集中している。

市内を国道122号埼玉県道3号さいたま栗橋線が縦断、市内の関山・閏戸にて交差する。埼玉県道3号さいたま栗橋線と交差する国道122号蓮田岩槻バイパスは、計画決定から38年を経て2006年(平成18年)6月11日に開通した。

河川
湖沼

歴史

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蓮田の地名発祥由来の地である[3]蓮華院弥陀堂。

約3万年前から人が住んでいたといわれており、市内には多くの貝塚・住居跡等の遺跡が残されている。また、市内の高台を中心に中世武士城館跡が残るなど人々の暮らしの跡がみられる。江戸時代においては、市内域はほぼ岩槻藩領であり(時期や場所により一部天領旗本領等あり)、荒川の付け替えにより元荒川の水量が減少したことや見沼代用水の開通に伴い新田の開発が盛んに行われた。明治時代に入り、鉄道が開通し蓮田駅が開業したことにより、同駅を中心に市街地が形成されていった。

人口

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総人口は1999年の6万5千人をピークに都心回帰の影響で減少傾向にある。

 
蓮田市と全国の年齢別人口分布(2005年) 蓮田市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 蓮田市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
蓮田市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 31,935人
1975年(昭和50年) 39,043人
1980年(昭和55年) 45,594人
1985年(昭和60年) 53,991人
1990年(平成2年) 59,706人
1995年(平成7年) 63,920人
2000年(平成12年) 64,386人
2005年(平成17年) 63,474人
2010年(平成22年) 63,315人
2015年(平成27年) 62,380人
2020年(令和2年) 61,499人
総務省統計局 国勢調査より


隣接している自治体・行政区

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行政

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歴代市長

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氏名 就任日 退任日
1-2 中野金作 1954年5月31日 1962年5月30日
3-4 斎藤倉之進 1962年5月31日 1970年5月30日
5-7 吉田周治 1970年5月31日 1982年5月30日
8-9 小山道夫 1982年5月31日 1990年5月30日
10-11 石川勝夫 1990年5月31日 1998年5月30日
12-13 樋口曉子 1998年5月31日 2006年5月30日
14-17 中野和信 2006年5月31日 2022年5月30日
18 山口京子 2022年5月31日

広域行政

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一部事務組合
  • 蓮田白岡衛生組合 - 蓮田市、白岡市 ごみし尿等の処理
  • 埼葛斎場組合 - 所在地が春日部市。春日部市・蓮田市・白岡市・北葛飾郡杉戸町で火葬場・葬祭場を運営。春日部市が施設を管理している。
協議会
公共施設などの相互利用

市町村合併

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蓮田市は南埼玉郡白岡町(現・白岡市)・南埼玉郡菖蒲町との合併を目指し、新市名を「彩野市(あやのし)」とする予定であったが、2005年(平成17年)2月2日住民投票において蓮田市と南埼玉郡菖蒲町で反対が過半数を占めたことにより合併は白紙撤回された。

その後、南埼玉郡白岡町は久喜市北葛飾郡栗橋町・北葛飾郡鷲宮町・南埼玉郡菖蒲町との合併協議に参加するが、2007年(平成19年)12月6日に離脱した。蓮田市は新合併特例法の期限である2010年(平成22年)3月31日までに、南埼玉郡白岡町との合併を目指すことを決め合併協議会を設置し、2008年(平成20年)9月25日に新市名を「白岡蓮田市」とすることを決め、新市の事務所は当面は蓮田市役所とすることとした。また、同年10月22日に合併期日は2010年(平成22年)3月22日と決定した。しかし、2009年(平成21年)5月に、南埼玉郡白岡町の町民意向調査結果で、合併に反対・慎重の意見が約7割を占めた。そのため、白岡町が合併協議会から離脱し、事実上の白紙撤回となった。


議会

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市議会

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  • 定数:20人
  • 任期:2019年5月3日 - 2023年5月2日[13]
  • 議長:齋藤昌司(無会派)
  • 副議長:高橋健一郎(無会派)
会派名 議席数 議員名(◎は代表)
はすだ政和会 5 ◎中野政廣、近藤純枝、関根香織、山田慎太郎、豊嶋遥
日本共産党 3 ◎栗原勇、榎本菜保、深田康孝
新風会 3 ◎本橋稔、木佐木照男、中里幸一
公明党 2 ◎鈴木貴美子、山田孝夫
無会派 5 齋藤昌司、高橋健一郎、勝浦敦、秦邦雄、齋藤齊
欠員 2
20

埼玉県議会

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2023年埼玉県議会議員選挙
  • 選挙区:東第5区
  • 定数:1人
  • 任期:2023年4月30日 - 2027年4月29日
  • 投票日:2023年4月9日
  • 当日有権者数:51,763人
  • 投票率:37.55%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
森伊久磨 52 無所属 6,893票
石川誠司 57 自由民主党 6,868.816票
福田聖次 71 無所属 5,324.183票
2022年埼玉県議会議員補欠選挙
  • 選挙区:東第5区
  • 定数:1人
  • 任期:2022年5月16日 - 2023年4月29日
  • 投票日:2022年5月15日
  • 当日有権者数:52,041人
  • 投票率:45.26%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
石川誠司 56 自由民主党 8,786票
森伊久磨 51 無所属 7,268票
湯谷百合子 68 無所属 6,754票
2019年埼玉県議会議員選挙
  • 選挙区:東第5区
  • 定数:1人
  • 任期:2019年4月30日 - 2023年4月29日
  • 投票日:2019年4月7日
  • 当日有権者数:52,051人
  • 投票率:37.93%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
山口京子 62 無所属 11,942票
石井平夫 71 自由民主党 7,479票

衆議院

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当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
土屋品子 69 自由民主党 101,149票
三角創太 33 立憲民主党 86,923票
赤岸雅治 60 日本共産党 16,622票

姉妹都市・提携都市

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経済

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産品

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蓮田市の主な工場

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蓮田市の主な商業施設

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金融機関

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地域

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健康

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2016年1月時点での平均年齢は47.4歳(男性:46.3歳、女性:48.5歳)で、埼玉県63市町村の中では若い順で44位である[14]。高齢化率は29.7%であり、埼玉県の市の中で秩父市に次ぎ2番目に高い[15]

教育

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幼稚園
  • 大山幼稚園
  • 黒浜幼稚園
  • 白百合幼稚園
  • 新宿幼稚園
  • 蓮田幼稚園
保育所
  • 蓮田市立中央保育園
  • 蓮田市立閏戸保育園
  • 蓮田市立黒浜保育園
  • 蓮田市立蓮田南保育園
  • 蓮田市立東保育園
  • 蓮田市立蓮田ねがやど保育園
  • 蓮田市立蓮田みぬま保育園
小学校
  • 蓮田市立黒浜北小学校
  • 蓮田市立黒浜小学校
  • 蓮田市立黒浜西小学校
  • 蓮田市立黒浜南小学校
  • 蓮田市立蓮田北小学校
  • 蓮田市立蓮田中央小学校
  • 蓮田市立蓮田南小学校
  • 蓮田市立平野小学校
中学校
高等学校
養護学校
  • 埼玉県立蓮田特別支援学校
かつて存在した学校

警察・消防

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警察
消防

公共施設

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  • 蓮田駅西口行政センター(プレックス蓮田内)
  • 平野連絡所(農業者トレーニングセンター内)
  • 中央公民館
  • コミュニティセンター
  • 農業者トレーニングセンター
  • 勤労青少年ホーム(フレンドリーホーム)
  • 蓮田市図書館
  • 環境学習館
  • 西新宿会館
  • 総合市民体育館(パルシー)
  • 黒浜公園
  • 中道公園
  • 農業者運動広場
  • 文化財展示館
  • 保健センター
  • 西口再開発事務所
  • 老人福祉センター
  • はなみずき作業所
  • はすの実作業所
  • シルバー人材センター
  • ふれあい福祉センター(社会福祉協議会)
  • 総合文化会館(ハストピア)

電話番号

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市外局番は市内全域「048」。市内局番が「6XX」「7XX」「8XX」の地域との通話は、市内通話料金で利用可能(浦和MA)。収容局は蓮田局、埼玉平野局。「7xx」から始まる市内局番は蓮田市と同じNTT東日本岩槻営業所(旧電報電話局)管内に属するさいたま市岩槻区のほか、上尾市桶川市北足立郡伊奈町春日部市で使用されている。

郵政

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郵便番号は、市内全域が「349-01xx」である。

  • 蓮田郵便局 - 蓮田市全域の集配を担当
    • 蓮田駅東口郵便局
    • 蓮田西新宿郵便局
    • 蓮田閏戸郵便局
    • 蓮田黒浜郵便局
    • 蓮田椿山郵便局

交通

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鉄道路線

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
  宇都宮線東北本線)・上野東京ライン  湘南新宿ライン

バス

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タクシー

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タクシーの営業区域県南東部交通圏で、春日部市草加市越谷市久喜市八潮市などと同じエリアとなっている。

道路

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高速道路
一般国道
県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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  • 芥川龍之介自撰自筆の碑
  • 西城沼公園
  • はすだ市民まつり(8月下旬)
  • さくらまつり(4月上旬)
  • コスモスまつり
  • 雅楽谷の森フェスティバル
  • 江ヶ崎城跡 - 県指定史跡、現在は石碑のみ
  • 閏戸の式三番(埼玉県指定無形民俗文化財
  • 関山貝塚黒浜貝塚 - それぞれ縄文時代前期の土器型式である関山式および黒浜式標式遺跡として知られており、黒浜貝塚は国の史跡に指定されている。
  • 蓮田市文化財展示館 - 黒浜式土器・関山式土器等を展示
  • 武州鉄道 - 北足立郡神根村石神(現在の川口市石神)の神根駅から蓮田駅まで通っていた鉄道。
  • 2007年まで開催されていた行政主体の蓮田シティマラソンが中止され久しかったが、自治体からの補助金を受けない市民団体主催の蓮田マラソンが2012年より開催(例年11月に開催されている)されるようになった。
  • 妙楽寺 - 実話を基にした映画「あの日のオルガン」の舞台となった寺。

関係する人物

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脚注

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注釈

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  1. ^ ただしJR東日本蓮田駅は、漢字変更にコストがかかることから変更されなかった。

出典

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  1. ^ a b 平成23年総務省告示第1号。同日付官報にて。
  2. ^ a b 蓮田市/「蓮田」の「蓮」を1点しんにゅうに変更することなどに伴う手続きについて at the Wayback Machine (archived 2018年12月14日)
  3. ^ 蓮田のいわれ”. 蓮田市役所 (2016年12月1日). 2017年9月23日閲覧。
  4. ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1099-1103頁。
  5. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』268頁。
  6. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』458頁。
  7. ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』679頁。
  8. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』81頁。
  9. ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1429頁。
  10. ^ 統計はすだ 平成30年度版 (PDF) - 蓮田市
  11. ^ 蓮田市 定住・子育て応援促進/より暮らしやすい街を目指して どんどん蓮田”. 2022年10月28日閲覧。
  12. ^ 蓮田市/市長の部屋”. www.city.hasuda.saitama.jp (2022年5月31日). 2022年5月31日閲覧。
  13. ^ 蓮田市/蓮田市議会議員名簿”. www.city.hasuda.saitama.jp. 2020年7月3日閲覧。
  14. ^ 表 市区町村別平均年齢”. 埼玉県 (2015年3月27日). 2015年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月7日閲覧。   (Microsoft Excelの.xls)
  15. ^ 出前健康相談・健康教育” (PDF). 埼玉県 (2015年3月27日). 2015年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月7日閲覧。

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104 

外部リンク

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