笠 不破麻呂(かさ の ふわまろ、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。正五位下・笠吉麻呂の子[1]。官位は従五位下・豊後守。
淳仁朝の天平宝字7年(763年)正月に従五位下に叙爵し、日向守に任ぜられる。その後、同年4月に同じ九州の上国の国司である豊後守に遷るが、同年9月には采女浄庭が後任に任ぜられており、それまでに不破麻呂は豊後守を辞任したとみられる。
『続日本紀』による。