砂岩(さがん・しゃがん、: sandstone[1])は、主に続成作用により固結してできた岩石堆積岩でもっとも一般的なものの一つ。

砂岩
堆積岩
砂岩
構成物
プロジェクト:地球科学Portal:地球科学
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ロンドン自然史博物館に展示された特殊な形状で固まった砂岩の種類Gogotte英語版
砂岩の装飾

砂粒は通常石英(シリカ)鉱物から出来ている。

砂岩の構成鉱物石英長石が主で、これらに既存の堆積岩や変成岩などに由来する岩片(これは鉱物の集合体である)が加わる。炭酸塩粒子を主体とするものは炭酸塩岩に分類され、砂岩には含めない。

礫岩泥岩とは構成している粒の大きさで区別され、砂岩は主要な構成している粒の直径が 2 ミリメートル - 116 ミリメートル であるものを指す。

泥岩と互い違いの地層をなしていることも多い岩石である。

砂岩の種類

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基質が15%より少ないものをアレナイト (arenite)、多いものをワッケ (wacke) という[2]

貯留岩

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砂岩と炭酸塩岩は石油天然ガスを貯留する貯留岩(リザーバーロック)の中で最も重要なもので、世界の石油・天然ガスの埋蔵量の9割以上が、これら岩石から発見されている。

石材としての砂岩

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以下、産地別に有名な石種と施行事例を挙げる。

  • インド
    • レッド・サンドストン。三井アーバンホテル(東京都中央区)、花の館(東京都港区)、六本木ヒルズ(美術館。東京都港区)
    • ホワイト・サンドストン。お茶の水スクエア、帝国ホテル(以上、東京都千代田区)、港区役所麻布支所庁舎(東京都港区)、すみだトリフォニーホール(東京都墨田区)
  • オーストラリア
    • オーストラリア・サンドストン。ホテル日航東京(外構。東京都港区)
  • スペイン
    • ピエトラ・アズール。トゥモローランド恵比寿(東京都渋谷区)
  • アルゼンチン
    • アルゼンチン・ポルフィード。丸の内仲通り(東京都千代田区)。
  • イギリス
    • バーリントン・スレート。NTT本社ビル(東京都新宿区)、東京国際フォーラム(東京都千代田区)
  • イタリア
    • ポルフィード。港区役所赤坂支所庁舎(東京都港区)。
  • ドイツ
    • ソルンホーフェン。台場アクアシティ(東京都港区)。

砂岩を使った作品

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脚注

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  1. ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、118頁。ISBN 4-8181-8401-2 
  2. ^ 周藤・小山内 2002, p. 231.

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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砕屑物と砕屑岩
粒径 (mm) 砕屑物 砕屑岩 火山砕屑物 火山砕屑岩
64 以上 礫岩 火山岩塊 火山角礫岩凝灰角礫岩
64 - 2 火山礫 ラピリストーン火山礫凝灰岩
2 - 116 砂岩 火山灰 凝灰岩
116 - 1256 シルト シルト岩 泥岩
1256 以下 粘土 粘土岩
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