湯快リゾート
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湯快リゾート株式会社(ゆかいリゾート)は、西日本を中心に格安ホテルや温泉旅館を運営する企業である。廃業したり競売にかけられたりしている宿泊施設を買収して再生させる手法(いわゆる居抜き出店)を用いて規模を拡大している。
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒600-8102 京都府京都市下京区五条通河原町西入本覚寺前町830 京都エクセルヒューマンビル5階 |
設立 | 2003年9月17日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 9010001199095 |
事業内容 | 温泉旅館・リゾートホテル展開 |
代表者 | 西谷浩司(代表取締役社長) |
資本金 | 1,000万円 |
売上高 |
34億5,744万円 (2024年3月期)[1] |
営業利益 |
24億3,606万円 (2024年3月期)[1] |
経常利益 |
17億2,474万円 (2024年3月期)[1] |
純利益 |
△16億3,764万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
166億5,156万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 1,470名(2015年2月現在) |
外部リンク | https://yukai-r.jp/ |
かつて運営施設は社名同様『湯快リゾート』『湯快』ブランドで営業してきたが、2024年4月の大江戸温泉物語グループとの経営統合に伴い、同年11月に『大江戸温泉物語』へブランド統合された。
キャッチコピーは『日本の温泉を身近にする湯快リゾート』。
概要
編集食事をバイキング形式にするなどの低価格戦略で展開し[2]、2024年時点で南紀白浜温泉、南紀勝浦温泉などに計29店舗を大江戸温泉物語として展開している。宿泊料金は各施設バイキングタイプ・プレミアムタイプ・会席タイプにそれぞれで設定があり、宿泊人数、宿泊日によっても料金が変わってくる。大阪・神戸・京都・名古屋などから、各地のホテルへ観光地周遊型の高速バス扱いの有料や無料の送迎バスを運行している。2016年4月1日運行分から年末年始・旧盆・ゴールデンウィーク期間中は運休となっている。
2024年以降は、「GENSEN HOLDINGS株式会社」の傘下として運営している。
歴史
編集- 2003年(平成15年)-設立。当時は東愛産業株式会社(現・株式会社TOAI)の関連会社として創業した。東日本で同様の展開を行う伊東園ホテルズとは、その手法等を共有しており、かつては料金体系やサービスもほぼ同一であったため、両社のウェブサイトにリンクも掲載されていた。
- 2019年(令和元年)5月31日-全ての株式が投資会社の株式会社日本企業成長投資に売却され、東愛産業傘下から離脱した[3]。それに合わせて伊東園ホテルズとの相互リンクは解消された。
- 2023年(令和5年)1月-ローン・スター・ファンド傘下へ移り、ローンスターは競合社の大江戸温泉物語の株式も有している。[4]、
- 2024年-新設持株会社のGENSEN(ゲンセン)ホールディングスを設立し大江戸温泉物語と当会社をその傘下とする経営統合を予定していると報道された[5]。
- 2024年9月2日-2024年11月1日付でのブランド統合を正式発表(法人格は維持)。湯快リゾート系のブランドを大江戸温泉物語系のブランドに順次転換する形での統合となり、プレミアムの一部が「大江戸温泉物語Premium」に、プレミアムの残余とスタンダードが「大江戸温泉物語」に移行するが、わんわんタイプのみ大江戸温泉側に該当ブランドがないため「大江戸温泉物語わんわんリゾート」に名称変更となる。(なお同日に湯快リゾートプレミアム ホテル千畳がTAOYA白浜千畳に変更の上リニューアルオープンする[6])。またメンバーズ制度も従来のメールマガジン会員制度が終了し、大江戸温泉物語の「いいふろ会員」に寄せる形となる。
- 2024年10月25日-ブランド統合に先駆けた記者会見で、GENSEN HOLDINGSの社長は湯快リゾートの社長であることが明らかにされた[7]。
- 2024年11月1日-大江戸温泉物語へブランドが統合され、湯快リゾート公式ホームページが閉鎖された。尚、施設の管理自体は、今まで通りである。
ブランド統合後の当会社の立場
編集大江戸温泉物語に統合されて、ホームページも大江戸と統合された。ただ、次の点は大江戸の新たな要素として残っている。
- 旧・湯快リゾートの施設の管理
- 直行運行バス(新たに、元からあった大江戸温泉にも停まるようになった。)
- ギフト券の販売
- GENSEN HOLDINGSの社長(西谷)
湯快リゾートグループ
編集GENSEN HOLDINGS株式会社(親会社)
- 大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社
- 関連会社は大江戸温泉物語を参照。
- 湯快リゾート株式会社[8]
- 2019年(平成31年)3月Indus Holdings株式会社として設立
- 2023年(令和5年)2月13日湯快リゾート株式会社に商号変更
- 湯快アセットマネジメント株式会社[9]
- 2019年(平成31年)2月Indus株式会社として設立
- 2019年(令和元年)10月1日湯快リゾート株式会社を吸収合併・同名に商号変更
- 2023年(令和5年)2月13日湯快アセットマネジメント株式会社に商号変更
- 株式会社風月
過去の関連会社
- 株式会社松田屋松濤園
- 2016年2月1日、湯快リゾート株式会社に合併し解散
管理している施設
編集2024年11月時点の情報。
北陸
編集- TAOYA
- 金波荘 石川県七尾市
- 旧 金波荘 今昔振舞、2024年1月の能登半島地震により休館中。大江戸温泉に統合した後も休館は続いているが、管理自体は続いており、改修工事を続けている。2025年5月にTAOYAブランドとしてオープン予定。
- 大江戸温泉物語premium
- 元プレミアムタイプ
- よしのや依緑園 石川県加賀市
- 旧 湯快倶楽部 よしのや依緑園。なお、別荘部分は加賀市に寄贈され加賀依緑園として整備されている。
- 加賀まるや石川県加賀市
- 旧 癒しの宿 まるや→NEW MARUYA ホテル
- 旧 芦原パストラル青雲閣。2024年2月までスタンダード
- 大江戸温泉物語
- 元プレミアムタイプ
- あわづグランドホテル 石川県小松市
- 元プレミアムタイプ
- 山代彩朝楽 石川県加賀市
- 旧 江戸小町花ふうせん→花月荘→彩朝楽
- 山中彩朝楽 石川県加賀市
- 旧 ホテル大黒 せせらぎ亭→現山中彩朝楽 2023年6月まで女性専用
- 大江戸温泉物語わんわんリゾート
- 粟津 石川県小松市
- 旧 ホテルはし本天翔閣→あわづグランドホテル別館
- 矢田屋松濤園 石川県加賀市
- 旧 湯快倶楽部 矢田屋松濤園→湯快リゾート会席タイプ
- 湯快わんわんリゾート片山津 石川県加賀市
- 旧 ホテルよしの→花・彩朝楽→NEW MARUYAホテル別館 能登半島地震の影響で休業した後、被害が著しかったのと、素泊まりタイプに加え、大江戸とのブランド統合の関係もあったため、現在は閉館している。
東海
編集- 大江戸温泉物語premium
- 旧 清芳閣→下呂彩朝楽本館
- 鳥羽彩朝楽 三重県鳥羽市
- 旧 メンバーズホテルVIVI鳥羽
- 大江戸温泉物語
- 恵那峡国際ホテル 岐阜県恵那市
- 元プレミアムタイプ
- 旧 賢島ビューホテル
- 下呂別館 岐阜県下呂市
- 旧 宮島館→下呂彩朝楽別館
関西
編集- TAOYA
- 白浜千畳 和歌山県西牟婁郡白浜町
- 旧ホテル千畳
- 大江戸温泉物語premium
- 旧 ホテル古賀の井
- 白浜御苑 和歌山県西牟婁郡白浜町
- 2019年リニューアル
- 2018年8月5日宿泊分で火災発生によるリニューアル工事のため休館。2021年4月17日宿泊分より再オープン。
- 大江戸温泉物語
- 旧 三好屋グランドホテル
中国・四国
編集- 大江戸温泉物語premium
- 旧 湯快倶楽部 斉木別館
- 大江戸温泉物語
- 旧 癒しの宿 輝乃湯
- 旧 清風荘→現かいけ彩朝楽
- 道後
九州
編集送迎バス路線
編集大江戸温泉物語統合後もバスの運行は当会社が行なっている。
→「大江戸温泉物語 § 直行運行バス」を参照
富山・金沢発着
編集名古屋発着
編集関西地区発着
編集- 新大阪・京都 - 宇奈月温泉
- 新大阪・京都 - 和倉温泉
- 新大阪 - 山代・山中温泉
- 京都 - 山代・山中温泉
- 天王寺・梅田 - 片山津・粟津温泉
- 新大阪 - 片山津・粟津温泉
- 京都 - 片山津・粟津温泉
- 新大阪・京都 - 芦原温泉
- 新大阪 - 下呂温泉
- 天王寺・京都 - 下呂温泉
- 新大阪・京都 - 恵那峡温泉
- 新大阪・京都 - 鳥羽・志摩
- 京都・天王寺 - 南紀白浜温泉
- 新大阪 - 南紀白浜温泉
- 天王寺・岸和田 - 南紀白浜温泉
- 三ノ宮・新大阪 - 南紀白浜温泉
- 京都・新大阪 - 南紀勝浦温泉
- 京都・新大阪 - 湯村温泉
- 京都・新大阪 - 湯原温泉
- 新大阪 - 湯原・三朝温泉
福岡発着
編集- HEARTSバスステーション博多・福岡空港 - 嬉野・平戸温泉
- HEARTSバスステーション博多・諫早駅 - 雲仙温泉
- HEARTSバスステーション博多・鳥栖駅 - 別府温泉
運行会社
編集☆印は過去に運行していたバス会社である。
富山・金沢発着
編集- 旭観光
- 日本海観光バス☆
名古屋発着
編集- オーワ観光(加賀温泉郷系統)
- 新生観光(恵那峡・下呂・宇奈月温泉系統)
関西地区発着
編集- みらい観光(新大阪・京都 - 宇奈月・和倉温泉系統、天王寺・梅田 - 湯村温泉系統)
- 旭観光(天王寺・梅田 - 山代・片山津・粟津温泉系統)
- エムケイ観光(京都・新大阪・天王寺 - 白浜・勝浦温泉系統、京都・新大阪 - 湯村温泉系統)
- みつわバス(新大阪・京都 - 山中温泉系統)
- トランスパック(新大阪・京都 - 恵那峡温泉・鳥羽・志摩系統)
- エスケイ観光☆
- ユタカ交通(新大阪・京都 - 芦原温泉系統)
- えびす交通(新大阪・京都 - 山中・下呂温泉系統)
- 大上観光(神戸・新大阪 - 白浜温泉系統)
- 大地観光バス☆
- 両備バス☆
- エコロジャパン☆
- 帝産観光バス(新大阪・京都 - 山代・片山津・粟津温泉系統、京都・新大阪 - 湯村・三朝温泉系統)
- 日本観光旅行センター☆
九州地区発着
編集- 九州相良観光バス(HEARTSバスステーション博多・福岡空港 - 嬉野・平戸温泉系統、HEARTSバスステーション博多・鳥栖駅 - 別府温泉系統)
- YMG観光バス(雲仙温泉系統)
出典・脚注
編集- ^ a b c d e 湯快アセットマネジメント株式会社 第6期決算公告[出典無効]
- ^ “リゾート再生は「戦国時代」の様相 独自の価値をどれだけ生み出せるか”. SankeiBiz. (2016年8月21日) 2020年1月11日閲覧。
- ^ 湯快リゾートを譲渡 石川、富山の11館営業継続 | 北国新聞2019年7月9日付
- ^ 大江戸温泉と湯快が経営統合へ 大江戸温泉が明かす背景「コロナ禍以降は平日の集客に影響が……」(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
- ^ 大江戸温泉と湯快が統合へ 来春にも、施設は継続(産経新聞2023年6月13日)
- ^ “「大江戸温泉物語」×「湯快リゾート」 2024年11月1日にブランド統合”. 湯快リゾート. 2024年9月2日閲覧。
- ^ “東西の温泉宿チェーン『湯快リゾート』と『大江戸温泉物語』が“統合” 施設の名称を大江戸温泉物語に統一 専門家は「西の宿は首都圏からの新たな集客が見込める」と指摘”. MBS NEWS (2024年10月25日). 2024年10月29日閲覧。
- ^ 湯快リゾート株式会社の情報|国税庁法人番号公表サイト
- ^ 湯快アセットマネジメント株式会社の情報|国税庁法人番号公表サイト
- ^ 湯快リゾート株式会社の情報|国税庁法人番号公表サイト
外部リンク
編集- 湯快リゾート(大江戸温泉物語 会社概要)
- 大江戸温泉物語
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