松岡 三郎(まつおか さぶろう、1915年 - 2010年6月5日)は、日本法学者。専門は労働法学位は、法学博士明治大学論文博士・1959年)(学位論文『憲法の労働権の法社会学的展開について : 日本における労働権の機能と保障機構の特殊性に関する研究』)。明治大学名誉教授

履歴 

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1941年東京帝国大学法学部卒、高文(行政科・司法科)合格、同助手

1945年内務省に入る。のち厚生省労働省法務府(法務省の前身)に勤務。この間、労働省設立に伴う労働諸立法事務に従事[1]

1949年明治大学法学部教授、法学部学部長、理事、1986年定年退任、名誉教授。

1959年に学位論文『憲法の労働権の法社会学的展開について : 日本における労働権の機能と保障機構の特殊性に関する研究』 で明治大学より法学博士の学位を取得[2]

息子の松岡二郎は明治大学講師を定年まで勤め上げた。

著書 

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  • 『労働基準法疑義解説』労務行政研究所 1947
  • 『労働基準法の詳解』労務行政研究所 1947
  • 『改正労働法』研進社 1949
  • 『憲法と労働立法 労働法改正を繞る諸問題』国際文化共働社 1949
  • 『条解労働基準法』弘文堂 1950
  • 『条解災害補償法 労働者,公務員』弘文堂 1952
  • 『労働法の理論と斗争』労働経済社 1952
  • 『労働法講義案 昭和30年版』弘文堂 1955
  • 『実務労働法』ダイヤモンド社 1956 経営全書
  • 『労働法概論』弘文堂 1957
  • 『経営内における労使関係法』ダイヤモンド社 1959
  • 『労働基準法』弘文堂 1960 労働法シリーズ
  • 『日本の労働法 これからの使う者と使われる者』弘文堂 1961
  • 『労働法による労務管理』ダイヤモンド社 1962
  • 『合理化と労働基準法』労働旬報社 1963
  • 『現代日本の労働法』弘文堂 1964
  • 『就業規則と人事・労働条件 その労使関係における法理と実務』ダイヤモンド社 1965
  • 『法律家の目 反骨と予言』鳳舎 1967
  • 『労働基準法の威力 その思想とこれからの労使関係』弘文堂新社 1967
  • 『労働法と就業規定 人事・労働条件をめぐるこれからの労使関係』ダイヤモンド社 1967
  • 『労働法と労務管理』ダイヤモンド社 1967
  • 『労働法 権利の歴史と理論』弘文堂 1968
  • 『労働法と協約』ダイヤモンド社 1968
  • 『労働法の話』労働旬報社 1968 労旬新書
  • 『労働基準法の話』労働旬報社 1969 労旬新書
  • 『労働基準法とその威力 これからの解釈と労使関係』弘文堂 1970
  • 『社長と労働法 人の集まる企業と逃げだす企業』総合労働研究所 1971
  • 『業務命令と懲戒 人事トラブル防止に役立つ実例』日本法令様式販売所 1972 中小企業の労務管理シリーズ
  • 『労働基準法実務総覧』労働旬報社 1975
  • 『椅子なき管理職 権利と地位のゆくえ』時事通信社 1976
  • 『通達・判例実務労働法大系』全5巻 ダイヤモンド社 1979-83
  • 『人事・労務の法律』日本経済新聞社 1984 ビジネス法律ブックス
  • 『労働法のすすめ 自分を生かすサラリーマンの知恵』労働旬報社 1987 ヒューマン・ネットワーク・シリーズ
  • 『女性社員の雇い方、使い方』自由国民社 1993

共編著 

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翻訳 

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  • カーン・フロイント『イギリス労働法の基礎理論』日本評論新社 1957年

脚注 

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  1. ^ 保住昭一「献呈の辞」『法律論叢』第58巻第4-5号、明治大学法律研究所、1986年3月、ISSN 0389-5947NAID 120002809065 
  2. ^ 松岡三郎「憲法の労働権の法社会学的展開について : 日本における労働権の機能と保障機構の特殊性に関する研究」明治大学 法学博士, 報告番号不明、1959年、NAID 500000474727国立国会図書館書誌ID:000010389239 

参考文献 

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