庄内町
山形県東田川郡の町
庄内町(しょうないまち)は、山形県東田川郡の町。庄内地方中央に位置し、酒田都市圏の一部である。県内の町村では高畠町に次いで人口が多い。
しょうないまち 庄内町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 山形県 | ||||
郡 | 東田川郡 | ||||
市町村コード | 06428-9 | ||||
法人番号 | 9000020064289 | ||||
面積 |
249.17km2 | ||||
総人口 |
18,565人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 74.5人/km2 | ||||
隣接自治体 | 鶴岡市、酒田市、最上郡戸沢村、大蔵村、東田川郡三川町、西村山郡西川町 | ||||
町の木 | ツバキ | ||||
町の花 | クロユリ | ||||
町の鳥 | ヒバリ | ||||
庄内町役場 | |||||
町長 | 富樫透 | ||||
所在地 |
〒999-7781 山形県東田川郡庄内町余目字町132-1 北緯38度51分00秒 東経139度54分17秒 / 北緯38.84989度 東経139.90472度座標: 北緯38度51分00秒 東経139度54分17秒 / 北緯38.84989度 東経139.90472度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集庄内町は庄内平野の中央部から月山のふもとまで、最上川と立谷沢川の流域に広がる、長細い形の町である。余目地区は庄内平野の一角を占め、平坦地にある。国道47号線と県道沿いに住宅や商店、公共施設が集中する庄内町の中心地であり、そこを中心に放射状に周辺の集落や市町村に道路が伸びる。現在は有数の稲作地帯となっているが、土地の標高が最上川の水位より高いため最上川から取水できず、江戸時代までは広大な原野地帯だった。
狩川地区は狩川駅を中心に住宅や施設が集まっている。清川地区は立谷沢川と最上川の合流する所に位置し、江戸時代最上川舟運の中継地として栄えた。立谷沢地区は立谷沢川沿いに集落が点在する。明治時代後期から昭和初期に広く栽培されたイネ品種「亀ノ尾」の発祥地である。
気候
編集狩川(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 13.6 (56.5) |
17.8 (64) |
22.8 (73) |
30.1 (86.2) |
32.2 (90) |
32.1 (89.8) |
36.6 (97.9) |
37.6 (99.7) |
34.7 (94.5) |
29.9 (85.8) |
24.0 (75.2) |
18.0 (64.4) |
37.6 (99.7) |
平均最高気温 °C (°F) | 3.0 (37.4) |
3.6 (38.5) |
7.8 (46) |
14.6 (58.3) |
20.2 (68.4) |
24.0 (75.2) |
27.2 (81) |
29.0 (84.2) |
25.2 (77.4) |
19.1 (66.4) |
12.4 (54.3) |
6.0 (42.8) |
16.0 (60.8) |
日平均気温 °C (°F) | 0.6 (33.1) |
0.8 (33.4) |
3.8 (38.8) |
9.4 (48.9) |
15.2 (59.4) |
19.6 (67.3) |
23.1 (73.6) |
24.5 (76.1) |
20.5 (68.9) |
14.5 (58.1) |
8.4 (47.1) |
3.1 (37.6) |
12.0 (53.6) |
平均最低気温 °C (°F) | −1.8 (28.8) |
−2.0 (28.4) |
0.2 (32.4) |
4.5 (40.1) |
10.7 (51.3) |
15.8 (60.4) |
19.9 (67.8) |
21.0 (69.8) |
16.8 (62.2) |
10.6 (51.1) |
4.9 (40.8) |
0.6 (33.1) |
8.4 (47.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −11.8 (10.8) |
−13.0 (8.6) |
−9.0 (15.8) |
−6.6 (20.1) |
1.9 (35.4) |
7.0 (44.6) |
11.5 (52.7) |
13.5 (56.3) |
6.2 (43.2) |
1.2 (34.2) |
−4.0 (24.8) |
−10.7 (12.7) |
−13.0 (8.6) |
降水量 mm (inch) | 190.9 (7.516) |
125.2 (4.929) |
119.6 (4.709) |
103.1 (4.059) |
121.7 (4.791) |
125.2 (4.929) |
227.2 (8.945) |
218.7 (8.61) |
170.3 (6.705) |
202.0 (7.953) |
237.1 (9.335) |
228.6 (9) |
2,074.1 (81.657) |
降雪量 cm (inch) | 209 (82.3) |
165 (65) |
69 (27.2) |
4 (1.6) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
5 (2) |
84 (33.1) |
518 (203.9) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 24.4 | 20.0 | 17.8 | 13.5 | 12.0 | 11.0 | 13.5 | 12.3 | 13.9 | 15.7 | 19.7 | 23.7 | 197.6 |
平均月間日照時間 | 25.9 | 47.3 | 99.1 | 155.5 | 185.8 | 169.4 | 143.3 | 183.3 | 142.1 | 118.6 | 79.6 | 34.8 | 1,384.7 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[1] |
地域区分
編集庄内町は庄内地方南部の鶴岡市を中心とした田川地区に属するが、北部の酒田市を中心とした飽海地区とも経済的な結びつきが強い。町がどちらの地域に属するかは見方が分かれるところである。余目町と立川町は当初、酒田市側と鶴岡市側の両方の任意協議会には参加したが、どちらの法定協議会にも参加しなかった。2002年(平成14年)12月26日に2町で任意協議会を設置し、2003年(平成15年)4月1日に庄内中央合併協議会(法定協議会)を設置した。2町間で合併の協議を進め、2005年(平成17年)7月1日に庄内町が発足した。
歴史
編集行政
編集- 町長選挙は2021年(令和3年)7月18日に行われ、元町議の富樫透が現職の原田真樹を破り当選。
- 議員定数は16人。
- 2021年、シリア出身のスルタン・ヌールが町議員に当選、庄内町初の外国出身議員となった[2]。
町役場
編集2019年4月から本庁舎を「役場」、立川庁舎を「立川総合支所」と表記している[3]。
- 庄内町役場(庄内町余目字町132-1)
- 2020年(令和2年)3月に町役場新庁舎が完成し、同年5月18日から運用している[4]。
- 立川総合支所(庄内町狩川字大釜22)
警察
編集- 庄内警察署(旧余目警察署)
経済
編集郵便局
編集- 余目郵便局
- 狩川郵便局
- 清川郵便局
- 十六合郵便局
- 廻館郵便局
- 立谷沢郵便局
- 余目茶屋町郵便局
- 宮曽根郵便局
- 常万郵便局
金融機関
編集姉妹都市・提携都市
編集- 日本国内
- 1993年(平成5年)、歌津町の小学生が立川町を訪問して砂金採り体験を行ったことから交流がはじまり、1999年(平成11年)友好町盟約を締結。その後、市町村合併により2005年(平成17年)に立川町が庄内町に、歌津町が南三陸町になっており、2006年(平成18年)に庄内町と南三陸町との間で改めて友好町盟約を締結。同時に災害時における相互援助協定が結ばれている。
- 日本国外
- 「環日本海時代」への対応として、庄内中央青年会議所の仲介により、市民レベルで各種の国際交流を行うことを相互確認。1992年に「余目町とコルサコフ市との友好交流に関する覚書」に調印。
地域
編集人口
編集庄内町は、県内の町村で高畠町に次いで2番目に多く、県内の尾花沢市より多い。
庄内町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 庄内町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 庄内町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
庄内町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
教育
編集公共施設
編集交通
編集鉄道路線
編集- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線バス
編集道路
編集観光ほか
編集- 払田の地蔵の松(山形県指定天然記念物)
- 三ヶ沢の乳イチョウ(山形県指定天然記念物)
- やや祭り(1月15日に最も近い日曜日)
- しょうない氣龍祭(前身夏宵まつり)
- ウィンドーム立川(この地域一帯に吹くだしを利用した風力発電施設、風車)
- 月山
- 最上川さみだれ大堰
- 北楯大堰
- 清河八郎記念館
- 内藤秀因水彩画記念館
- 庄内ゴルフ倶楽部
- カートソレイユ最上川
- 温泉
- 月の沢温泉北月山荘
- 遊歩道
出身有名人
編集- 石川直也 - プロ野球選手、北海道日本ハムファイターズ(2015~)
- 泉山三六 - 政治家、衆議院議員、第57代大蔵大臣
- 清河八郎 - 幕末の志士、浪士組を結成
- 國井英夫 - 庄交コーポレーション社長
- 齋藤磯雄 - 仏文学者、明治大学教授 (清河八郎の大甥)
- 斎藤清 - 卓球選手
- 齋藤勁吾 - 漫画家
- 佐藤幸徳-大日本帝国陸軍軍人
- 佐藤輝 - 俳優
- 佐藤涼子 - 歌手、ボイストレーナー
- 天音里望 - 演歌歌手
- 内藤智秀 - 西洋史学者、文学博士、庄内町名誉町民
- 内藤秀因 - 画家、庄内町名誉町民
- 卍凱 - 僧、総穏寺第24世住職
- 吉泉秀男 - 政治家、衆議院議員
- 渡部有 - 旧余目町出身、テレビユー山形アナウンサー、元2009読売巨人軍チームヴィーナスメンバー
脚注
編集- ^ “狩川 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年12月13日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “シリア出身エジプト育ち 地方議員の奮闘記”. NHK政治マガジン. 2021年9月23日閲覧。
- ^ “広報しょうない 2019年8月1日号”. 庄内町. 2024年8月31日閲覧。
- ^ “広報しょうない 2020年4月15日号”. 庄内町. 2024年8月31日閲覧。
- ^ 『庄内町議会会議録』平成19年12月17日、令和3年3月15日
- ^ “宮城県南三陸町と友好町・災害時における相互援助協定を締結” (PDF). 広報しょうない. 庄内町 (2006年6月5日). 2012年2月4日閲覧。
- ^ “友好町 - 山形県庄内町の紹介”. 南三陸町. 2012年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月4日閲覧。
- ^ “姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2012年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月4日閲覧。
外部リンク
編集- 庄内町
- 庄内町観光情報サイト
- 山形県東田川郡庄内町 (06428A2005) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ