岡山県庁舎
岡山県庁が入る庁舎
岡山県庁舎(おかやまけんちょうしゃ)は広域自治体である岡山県の行政機関(岡山県庁)が入る庁舎。
岡山県庁舎 Okayama Prefectural Government Office | |
---|---|
情報 | |
用途 | 行政庁舎 |
設計者 | 前川國男 |
施工 | 竹中工務店 |
建築主 | 岡山県庁 |
構造形式 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
敷地面積 | 20,105.77 m² |
建築面積 | 5,366.89 m² |
延床面積 | 34,631.68 m² |
階数 | 地上9階 地下1階[1] |
高さ | -m |
竣工 | 1957年1月 |
所在地 |
〒700-8570 岡山県岡山市北区内山下2丁目4番6号 |
位置 | 北緯34度39分41.8秒 東経133度56分5秒 / 北緯34.661611度 東経133.93472度座標: 北緯34度39分41.8秒 東経133度56分5秒 / 北緯34.661611度 東経133.93472度 |
特記事項 | 建築・延床面積は本庁舎のもの |
概要
編集本庁舎は地上9階・地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート造で、開放的なピロティやガラスや化粧板を組み合わせたカーテンウォール(帳壁)が特徴[2]。屋上には、災害時、緊急時に備えてヘリポートが設置されている。2015年度には、DOCOMOMO_JAPANより日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定された[3]。
岡山県庁舎をめぐっては議会棟(旧館)や本庁舎(本館)などの耐震性が問題となっていたが、2023年度 (令和5年度)までに耐震化工事が完了[2][1]。 この耐震化工事により岡山県警察本部が本庁舎(本館)から庁舎外に移転する一方、庁舎敷地外にあった一部の部署が集約された[1]。
旧食堂は2016年(平成28年)まで営業されていたが、耐震化工事(2023年)の際に地下1階の約600平方メートルをリノベーションして県庁食堂として整備され[4]、2024年(令和6年)7月22日に「おかやま晴れの国食堂」としてリニューアルオープンした[5]。
所在地
編集- 〒700-8570 岡山県岡山市北区内山下2丁目4番6号
沿革
編集現在地はかつて岡山城二の丸にあたり、戦前まで西側駐車場のあたりに岡山市公会堂が建てられていた。 現:庁舎は天神町にあった旧庁舎が戦災により焼失したため、戦後復興が一段落した昭和32年に「市民に開かれた庁舎」を目指し竣工した。なお、建設前に現在の場所には戦災によってできた多くのバラック住宅があったため多くの市民が立ち退きを余儀なくされた。
- 1879年 - 岡山市天神山に県庁舎を建設(現在の県天神山文化プラザの敷地)。
- 1945年 - 戦災により天神山の県庁舎が焼失したため、岡山市上伊福の海軍衣料厰跡(現在の県立岡山工業高校敷地)に仮庁舎設置。
- 1957年 - 岡山市内山下の現在地に、県庁舎本館及び県議会議事堂が完成。本館屋上に、当時の日本楽器製造が製造、販売していたミュージックサイレンを設置。
- 1976年〜1977年 - 西庁舎・南庁舎が完成。
- 1980年 - 県議会議事堂増築工事が完成。
- 1991年 - 本館増築工事が完成、東棟屋上にヘリポートを設置。1957年から運用を開始したミュージックサイレンを老朽化で運用終了。1987年から後継会社のヤマハ株式会社が製造、販売を行った新型ミュージックサイレンを新たに屋上へ設置。
- 2016年 ー 1991年から運用を行っていたミュージックサイレンを、ヤマハによるサポート終了に合わせて8月31日午後5時に演奏された「家路」を最後に運用を終了。
周辺施設
編集交通アクセス
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h “事業評価調書 参考資料 県庁舎耐震化整備事業”. 岡山県 総務部 財産活用課. 2023年12月13日閲覧。
- ^ a b “前川建築 岡山県庁舎の魅力発信 コーナー新設、らせん階段公開へ”. 山陽新聞. 2023年12月13日閲覧。
- ^ 『2015年度DOCOMOMO JAPAN 選定作品』(プレスリリース)DOCOMOMO Japan、2016年6月17日 。2020年11月25日閲覧。
- ^ “岡山県庁食堂 出店事業者応募ゼロ 採算面がネックか 年明け再公募へ”. 山陽新聞. 2023年12月13日閲覧。
- ^ “多彩なメニュー 県庁食堂オープン 8年ぶり復活、職員や来庁者次々”. 山陽新聞. 2024年7月22日閲覧。