宮交シティ
宮交シティ(みやこうシティ、英: Miyako City)は、宮崎県宮崎市大淀四丁目(大淀地域自治区)にある宮崎市内外の交通拠点であり年間約800万人以上が往来するバスターミナル「宮交シティバスセンター」を内包する複合型ショッピングセンターとその運営会社(株式会社宮交シティ)である。施設概要としては、宮交シティとイオン九州が運営する「イオン南宮崎店」(旧ダイエー宮崎店)と施設を二分する形で構成、両社で建物と土地を区分所有しており、建物全体の延床面積は約49,000平方メートル、年間来客数は約600万人、年間施設全体売上高は約130億円となっている。 宮崎交通由来の「宮交」を冠するが、運営会社はいちご株式会社の傘下にある。
宮交シティ(2016年) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒880-0902 宮崎県宮崎市大淀四丁目6番28号 |
設立 | 1982年(昭和57年)8月10日 |
業種 | 不動産業 |
法人番号 | 1350001002026 |
事業内容 | 大規模小売店舗運営事業 |
代表者 | 代表取締役会長兼社長 石原実 |
資本金 | 5,000万円 |
売上高 |
9億円 (2005年(平成17年)3月期) |
純利益 |
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総資産 |
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従業員数 |
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決算期 | 2月末日 |
主要株主 | いちご株式会社 100% |
主要子会社 |
株式会社テゲバジャーロ宮崎 株式会社ライチパーク 株式会社宮崎サンシャインエフエム |
外部リンク | https://www.miyakocity.com/ |
特記事項:開店は1973年(昭和48年)11月23日。宮崎交通の経営多角化の一環として開店。 |
概要
編集宮崎県最大手のバス会社、宮崎交通(宮交)が経営の多角化の一環として設置したバスターミナル併設型ショッピングセンターである。後に宮交が子会社化し、その関連企業となったが、宮交が産業再生機構の支援下で経営再建に入った際、2006年1月31日までに保有する全株式(100%)をいちご株式会社に売却したため、前述のとおり、現在では両社の間に資本関係はない。一方、当施設に内包するバスターミナル「宮交シティバスセンター」は依然として宮崎交通路線バス網の中心拠点であり、県内ではブランドが定着しているためか「宮交」の名称を引き続き使用している。
宮崎市街地の中心・繁華街とは大淀川を挟んだ南方に位置し、徒歩圏内に九州旅客鉄道(JR九州)の南宮崎駅がある。
宮交シティは、Jリーグ所属サッカークラブのテゲバジャーロ宮崎及び、ホームスタジアムであるいちご宮崎新富サッカー場の指定管理者である、株式会社ライチパークの親会社を務める[2]。また、施設内には同チームのクラブハウスが開設されている[3]。
ガリバー広場にある「ガリバー旅行記」の壁画は1977年から4年の歳月を掛けて当時宮崎交通の社員だった仲矢勝好が描いた。
沿革
編集宮交直営SCとして開業
編集- 1973年11月23日 - 県内初の大型店としてダイエーと専門店76店により開業
- 1982年 8月10日 - 現法人設立(宮崎交通の100%子会社)
- 1996年11月23日 - リニューアルオープン
- 2005年 1月18日 - 100%親会社、宮崎交通に対する産業再生機構の支援が決定
ブランド継承し独立
編集- 2006年 1月31日 - 宮崎交通が保有する全株式をいちご株式会社に売却し、独立。
- 2015年 9月1日 - ダイエーの運営がイオン九州に引き継がれ、イオンとなり、ダイエー宮崎店はイオン南宮崎店に名称変更。
- 2019年 5月30日 - 運営会社(株式会社宮交シティ)がコミュニティFM局「宮崎サンシャインエフエム」の全株式を取得
- 2023年 11月23日、オープンから50周年を迎えた。
- 12月15日、スポンサーを務めていたテゲバジャーロ宮崎の経営権を株式会社エモテントから譲渡され、株式会社テゲバジャーロ宮崎の主要株主となった。また、同日付でホームスタジアムの指定管理を行う、株式会社ライチパークの株式も取得した。
- 2024年 10月
- テゲバジャーロ宮崎のクラブハウスを開設[3]。
イオン南宮崎店
編集イオン南宮崎店 ÆON MINAMI-MIYAZAKI | |
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒880-0902 宮崎県宮崎市大淀4丁目7番地30号 |
座標 | 北緯31度53分42.8秒 東経131度25分9.8秒 / 北緯31.895222度 東経131.419389度座標: 北緯31度53分42.8秒 東経131度25分9.8秒 / 北緯31.895222度 東経131.419389度 |
開業日 | 1973年11月23日(ダイエー宮崎店) |
正式名称 | 宮交シティ |
施設所有者 | 株式会社宮交シティ |
施設管理者 | イオン九州株式会社 |
商業施設面積 |
10,667 m² ※通路等含む |
中核店舗 | イオン南宮崎店 |
店舗数 | ÆONと20の専門店 |
営業時間 |
1F 9:00〜22:00 2・3F 9:00〜21:00 |
駐車台数 | 1790台 |
前身 |
ダイエー宮崎店 (宮崎ショッパーズプラザ) |
最寄駅 | JR 南宮崎駅 |
外部リンク | イオン南宮崎店 |
ÆON ÆON KYUSHU |
イオン南宮崎店(イオンみなみみやざきてん)は、宮交シティの商業施設エリアの核店舗である。
フロア概要
編集階 | イオン南宮崎店 | 宮交シティ |
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3F | 宮交シティ専門店 | 専門店 |
2F | インナー&カジュアル(iC)・宮交シティ専門店 | 専門店 |
1F | 食料品・日用消耗品・化粧品・医薬品・ペット用品・フードコート | 専門店 |
主なテナント
編集宮交シティバスセンター
編集宮崎市内外の近・中・長距離の路線バスが多数発着し、18の乗り場・降車場がある宮崎県最大のバスターミナルである。設立の経緯と宮崎県の路線バス事情から、ごく一部を除き宮崎交通との共同運行会社が使用する。
バス停留所名は「宮交シティ」であり、宮崎交通と宮交シティでは、宮崎交通が営業する乗車券発売所のみ「バスセンター」と呼ぶことが多い。当項ではバスターミナル全般について記載する。
JR・南宮崎駅の駅前地域に立地しているが、JRは長らく宮交の競合相手であるため「南宮崎駅前」という呼称は副停留所名や行き先名称としても採用しておらず、「宮交シティ」としてブランディングを行ってきた。その結果、宮交シティそのものがランドマーク化し、駅名「南宮崎」は当店や当停留所の俗称にすらなっていない。なお、「南宮崎駅前通」、「南宮崎駅前」の両停留所は当停留所とは別の場所にある[4]。
発着路線
編集特記のない物はすべて宮崎交通の路線。長距離路線は都市名を記載する。
高速バス(長距離)( )内は共同運行会社 【 】内は単独運行会社
- 宮崎 - 福岡「フェニックス号」(西日本鉄道・九州産交バス・JR九州バス)
- 宮崎 - 長崎「ブルーロマン号」(長崎県営バス)
- 宮崎 - 熊本「なんぷう号」(九州産交バス)
- 宮崎 - 新八代「B&Sみやざき号」(JR九州バス・産交バス)
高速バス・特急
- 宮崎空港・宮交シティ - 西都(高速道経由)
- 宮崎駅前BC・宮交シティ - 宮崎空港 - 都城(空港リムジン)
- 宮崎空港・宮交シティ - 小林バスセンター - えびの高原「りんどう号」(期間限定運行)
郊外線〔 〕内は行先番号 【佐土原・高鍋方面】
- 〔103〕橘通・花ヶ島経由 佐土原高校ゆき
- 〔104〕宮崎駅・花ヶ島経由 光陽台ゆき
- 〔105〕橘通・花ヶ島経由 高鍋バスセンターゆき
- 〔106〕日向新富駅・高鍋経由 木城温泉館湯ららゆき
- 〔111〕花ヶ島・芳士祝田経由 日大高校前ゆき
【西佐土原・西都方面】
- 〔200〕花ヶ島・佐土原小前経由 西都バスセンターゆき
- 〔202〕花ヶ島・西都経由 妻高校ゆき
【木脇・国富方面】
- 〔304〕宮崎神宮・国富経由 綾ゆき
- 〔305〕国富・綾経由 酒泉の杜ゆき
【県病院・高岡方面】
- 〔470〕高岡・野尻経由 小林駅ゆき
【加納・清武方面】
- 〔550〕正手・合又経由 田野運動公園ゆき
- 〔551〕正手・田野経由 七野ゆき
- 〔552〕正手・田野経由 青井岳温泉ゆき
【都城方面】
- 〔600〕宮崎空港・高速道経由 西都城駅ゆき
- 〔610〕宮崎空港不寄り 西都城駅ゆき
【中野方面】
- 〔750〕追分・中野経由 宮崎学園短期大学ゆき
- 〔751〕中野・短大経由 上丸目ゆき
- 〔752〕中野・短大経由 尾平ゆき
【宮崎大学方面】
- 〔811〕木花・宮崎大学経由 大学病院前ゆき
- 〔820〕農高前・赤江山崎経由 宮崎県立看護大学ゆき
- 〔822〕まなび野・大学病院前経由 宮崎大学ゆき
- 〔832〕清武・大学病院前経由 宮崎大学ゆき
- 〔833〕清武・大学病院前経由 宮崎大学・タウンセンタ-ゆき
- 〔834〕清武・宮崎大学経由 木花ゆき
- 〔835〕清武・熊野経由 宮崎大学ゆき
- 〔836〕清武・宮崎大学経由 木花駅西口ゆき
【青島方面】
- 〔911〕青島・折生迫経由 白浜入口ゆき
- 〔920〕東宮団地・運動公園前経由 青島ゆき
- 〔921〕東宮団地・青島経由 白浜入口ゆき
- 〔930〕木花台・運動公園前経由 青島ゆき
- 〔931〕木花台・青島経由 白浜入口ゆき
- 〔953〕自然休養村センター経由 青島サンクマールゆき
- 〔965〕宮崎空港・青島経由 日南・飫肥ゆき
- 〔970〕南バイパス・まなび野経由 東宮団地入口ゆき
市内線〔 〕内は行先番号 【橘通・宮崎駅方面】
- 〔番号無〕橘通経由 宮崎駅ゆき
- 〔番号無〕大淀大橋・児童公園前経由 宮崎駅ゆき
- 〔1〕橘通経由 宮崎神宮ゆき
- 〔8〕橘通経由 平和台ゆき
- 〔10〕大淀大橋・宮崎駅・波島経由 雁ヶ音団地ゆき
- 〔13〕大淀大橋・宮崎駅・波島経由 市民の森ゆき
- 〔15〕大淀大橋・江田原経由 イオンモール宮崎ゆき
- 〔15-1〕橘通・江田原経由 市民の森ゆき
- 〔16〕大淀大橋・宮崎駅・波島経由 シーガイアゆき
- 〔17〕宮崎駅・権現町経由 宮崎運転免許センターゆき
- 〔18〕宮崎駅・青葉通経由 シーガイア・フローランテ宮崎ゆき
- 〔18-1〕宮崎駅・青葉通経由 シーガイアゆき
- 〔19〕大淀大橋・宮崎駅・波島経由 フェニックス自然動物園ゆき
- 〔20〕橘通・宮崎神宮経由 平和が丘団地ゆき
- 〔21〕橘通・宮崎神宮経由 宮崎北高校ゆき
- 〔22〕宮崎神宮・平和が丘経由 古賀総合病院ゆき
- 〔25〕宮崎神宮・古賀病院経由 井上ゆき
【橘通・県病院方面】
- 〔30〕県病院前経由 小松台・悠楽園ゆき
- 〔31〕県病院前・記念病院経由 有田・宮ノ下ゆき
- 〔32〕県病院前経由 記念病院ゆき
- 〔33〕記念病院経由 生目の杜運動公園ゆき
- 〔34〕県病院前・小松台経由 富吉車庫ゆき
- 〔46〕県病院前・大塚台経由 生目神社・富吉車庫ゆき
- 〔47〕県病院前・大塚台経由 生目台ゆき
- 〔47-1〕宮崎駅・大塚台経由 生目台ゆき
- 〔48〕太田町・県病院前経由 大塚台・生目神社ゆき
- 〔48-1〕太田町・宮崎駅経由 大塚台・生目神社ゆき
【京塚町・市民文化ホール方面】
- 〔49〕市民文化ホール経由 宮崎西高校ゆき
- 〔50〕市民文化ホール経由 薫る坂ゆき
【中恒久方面】
- 〔60〕月見ヶ丘ゆき
- 〔61〕月見ヶ丘1丁目経由 あさひヶ丘ゆき
- 〔62〕吉永センター入口経由 ニトリモール宮崎ゆき
- 〔63〕福祉センター経由 ニトリモール宮崎ゆき
- 〔65〕農高前経由 西希望ヶ丘ゆき
- 〔66〕南辻原経由 国富ヶ丘団地ゆき
- 〔67〕農高前経由 国立病院機構宮崎東病院ゆき
【その他】
構造
編集バスのりば
- 1番のりば
- 2番のりば
- 3番のりば
- 酒泉の杜、綾、国富、法ケ岳、馬渡、宮崎神宮、平和が丘団地、古賀病院、北高校、井上
- 4番のりば
- 【大淀大橋・たまゆらの湯経由】
- 宮崎駅、イオン宮崎ショッピングセンター、シーガイア(波島経由)、フェニックス動物園、江田神社
- 雁ケ音団地(宮崎駅・波島2丁目経由)
- 【城ヶ崎経由】
- 飛江田団地
- 【江南・市民文化ホール経由】
- 福祉文化公園・薫る坂
- 5番のりば
- 【高速バス】
- 熊本(なんぷう号)、新八代(B&Sみやざき号)
- 6番のりば
- 【高速バス】
- 福岡(フェニックス号)
- 7番のりば
- 【高速バス・定期観光バス】
- 長崎(ブルーロマン号)、定期観光バス
- 8番のりば〜15番のりば
- 【到着ホーム】
- 16番のりば
- 17番のりば・18番のりば
営業時間
編集年中無休
- 専門店街 10:00 - 20:00
- 飲食店街 10:00 - 21:00
- 宮崎交通バスセンターの定期券発売窓口 9:00 - 18:00
応援大使
編集- 柏木由紀(2018年6月 - )
周辺
編集脚注
編集- ^ a b 株式会社宮交シティ 第50期決算公告
- ^ 『JリーグJ3クラブ「テゲバジャーロ宮崎」のオーナー就任のお知らせ』(プレスリリース)いちご株式会社、2023年12月15日 。2024年2月7日閲覧。
- ^ a b “10月3日(木)クラブハウスオープン!開設記念ポスター販売のお知らせ | テゲバジャーロ宮崎-オフィシャルサイト”. www.tegevajaro.com. 2024年10月4日閲覧。
- ^ 「九州のバス時刻表」の地図より
関連項目
編集- 宮崎交通
- いちご (不動産業)
- 橘通り
- イオンモール宮崎
- イオンタウン日向
- 延岡駅前バスセンター
- 西鉄天神高速バスターミナル
- 博多バスターミナル
- 熊本桜町バスターミナル
- 山形屋バスセンター(2015年に閉鎖)
- 宮崎サンシャインエフエム
- テゲバジャーロ宮崎 - 2023シーズンまでスポンサー。2023年12月13日付で、テゲバジャーロ宮崎を保有する株式会社テゲバジャーロ宮崎の経営権を100%譲渡され、主要株主となった。また、2024年10月より3階に同クラブのクラブハウスがオープンした。