第192夜 「暴かれた使徒」
カテゴリ : 本誌感想 2010年03月05日(金)
「しっかりしてぇ 我を忘れちゃダメ! 神田ユウの思念に飲まれちゃう
自分を思い出して 思い出してアレン
キミはアレン」
ロード…!!!!(好感度アップ)
「ロードがアレンを好き」という設定はまだ裏があるだろうとかまっすぐ信用はできないとかロードは14番目への好意の影響でアレンの事も好きだと勘違いしてるんじゃ?とか
色々ぐるぐる考えていたけど、
彼女が今好意を持って見ているのは、あの器でも14番目でもなくて
「アレン」本人らしい。
ロードはアレンの自我そのものを見て
迷子にならないように、道を踏み外さないように導になってくれた。
ノア側からしたらアレンはイコール14番目としての価値がほとんどだと思ってたけど
ロード個人にとっては違うのかな。
アレンは肉体面から見ても精神面から見ても色々不安定で、常に自我と意志を確立していないと他者に引っ張られそうになるから
壊れそうだったアレンの心をロードが引き戻してくれたのは嬉しかった。
…あと、嘆き苦しむ脆い男を敵側の女性が抱きしめて宥めるという部分で
フランツを殺した後のクロウリーとエリアーデを思い出したり。
(どこまでもクロウリー中心の思考回路)
「戦闘不能になった適合者の脳を別の器に移植することで
イノセンスの適合権が移行するか実験した
それが第二使徒計画だったんだよ」
脳移植だったのか…!!すみません細胞記憶とか全然関係なかった!
適合者が死亡しても、その脳だけでイノセンスの適合権を維持できるなら
クロスの技術を徹底的に解析・応用してマリアのような死体兵器を量産すればいいんじゃないのかと思ったけどそれはできないのかな。
クロスと同じかそれ以上の魔導士をコントローラーとして教育・量産すれば脳移植なんて危険な事をしなくてもすむのでは。
いや、そんな事ができるならもうやってるか。
コントローラーはエクソシストじゃないとイノセンスの気にあてられるから操りきれないのかな。でもそれだったらアレン達を魔導士として教育しないのはおかしいような。
禁術だからしない、じゃなくて「クロス以外には不可能」なのかな。
・アクマ:人間の肉体に魔導式ボディ+魂を突っ込んでダークマターに適合させる
・神田 :人間の肉体に適合者の脳+魂を突っ込んでイノセンスに適合させる
こういう事?Dの頭蓋骨を突っ込まれてるアレンとも対?
他者の記憶に侵食されそうになってるんじゃなくて、それは元々本人のものなんだよという意味で。(自我は別人だけど)
「俺はAKUMAに殺されたんだろ?
今はいつだ…?あれから何年経ってんだよ…?」
ここから見ると、神田は自分の本体をイコール自分だと考えているみたいだし。
イノセンスの適合権は本来魂に在って、その魂を肉体に縛るのが脳なのかな。魔導式ボディが魂を肉体に縛りつけているように。
アルマが最後に適合できたという事は
適合権の譲渡方法は「脳移植」でほぼ正解だったわけで。
やり方をまとめるとこうか。
1.エクソシストが再起不能になったら完全に死亡する前に第6研究所へ搬送
2.あらかじめ用意していた被験体にその脳を移植
3.以前の記憶を消去してから再生能力の呪符を定着させる
4.胎中室で目覚めるまで保存
5.目覚めたら元々持っていたイノセンスと強制シンクロ実験
├→ 咎落ちしたら廃棄
└→ 以前の記憶が戻ったら狂う前に凍結処分
6.被験体がイノセンスとシンクロしたら完成
なぜ90年も上手くいかなかったのかというと、イノセンスと人間がシンクロする為には「大切な人を助けたい」という強い想いが必須だったからかな。
なら、被験体が特定の誰かに強い好意を抱くよう調整して
その人を死なせない為には今シンクロするしかない!という風に追い込めばスムーズにシンクロ率をアップさせられるのか。リナリーやティモシーがそうだったように。
脳を移される前のユウとアルマの肉体はどう調達したんだろう。
予想1:移植で拒絶反応の起きないエクソシストの血縁者の子をさらってくる
2:イノセンス耐性と再生能力の呪符に向いた素体を事前に用意しておく
3:適合者の細胞を事前に採取して本人のクローンを造っておく
今考えられるのはこの辺かな。3は肉体のスペアを用意しておく感じで。
1の反論:適合者が天涯孤独だった場合は被験体が手に入らない
2の反論:そんな素体が造れるなら不死の鴉を量産するべきでは
3の反論:適合後すぐ戦死したらどうするの
以前は咎落ちもあったけどアルマ達は何度試しても咎落ちしなかったそうだから
アルマとユウは、以前の子達とはちょっと違う細工が施されている可能性もあるかな。
蓮華の花のようだと云われた
泥の中で咲き世界を芳しくするその生き様が
まるで エクソシストの相を顕しているようで愛しいと
あの人は云った
適合者男 「なんで俺ばっかり戦わなくちゃいけないんだろう…」
あの人(超美人)「エクソシストは蓮華の花みたいで(略)愛しいわ」
適合者男 「俺戦うよ!!世界を芳しくするよ!!」
あのモノローグを読んだ瞬間にこんなやりとりが思い浮かんだ。
エクソシストに言及しているということは、「あの人」はおそらく教団関係者。
教団に関係の無い人だったらたとえ恋人でも適合した後離れ離れにされるだろう。リナリーがコムイから強制的に引き離されたように。
で、コムイが来る前のあんな酷い状態の教団で「エクソシスト」という職業を持ち上げて言うという事は、エクソシストにガンガン働いてもらわなくては困る職業の人間?
看護士や調理師みたいに戦場から離れた一般人じゃなくて、中央庁のそこそこ地位を持った偉い人とか?
今は元帥クラスじゃないと会えないくらい高い地位にいる人だったら、神田が探しても見つからないよう情報操作することもできるだろうし。
神田本体が「あの人」を愛していたのはほぼ確定だけど、「あの人」自身はどうだったんだろう。
蓮華の花のようだと云われた → でも最期は枯れるじゃないか を見ると
いいように利用されてしまっただけなのでは…、という予感がすごくするのだけど。
「あの人」がアルマを殺させた、という部分が分かればその辺も判明するかな。
個人的には「あの人」も神田本体を愛していて欲しいんだけどどうだろう…。
相変わらず先が全然読めない。そんなDグレも大好きだ…!!
追記。
元適合者の死体に書かれていた文字はなんだろう…と思っていたらMiyakoさんが訳して下さってました!!ありがとうございます!!
⇒ 知っていて言えない苦しさは (「MiyakoさんのpixivBlog」 Miyako様)
自分を思い出して 思い出してアレン
キミはアレン」
ロード…!!!!(好感度アップ)
「ロードがアレンを好き」という設定はまだ裏があるだろうとかまっすぐ信用はできないとかロードは14番目への好意の影響でアレンの事も好きだと勘違いしてるんじゃ?とか
色々ぐるぐる考えていたけど、
彼女が今好意を持って見ているのは、あの器でも14番目でもなくて
「アレン」本人らしい。
ロードはアレンの自我そのものを見て
迷子にならないように、道を踏み外さないように導になってくれた。
ノア側からしたらアレンはイコール14番目としての価値がほとんどだと思ってたけど
ロード個人にとっては違うのかな。
アレンは肉体面から見ても精神面から見ても色々不安定で、常に自我と意志を確立していないと他者に引っ張られそうになるから
壊れそうだったアレンの心をロードが引き戻してくれたのは嬉しかった。
…あと、嘆き苦しむ脆い男を敵側の女性が抱きしめて宥めるという部分で
フランツを殺した後のクロウリーとエリアーデを思い出したり。
(どこまでもクロウリー中心の思考回路)
死体の再利用とマリア方式
「戦闘不能になった適合者の脳を別の器に移植することで
イノセンスの適合権が移行するか実験した
それが第二使徒計画だったんだよ」
脳移植だったのか…!!すみません細胞記憶とか全然関係なかった!
適合者が死亡しても、その脳だけでイノセンスの適合権を維持できるなら
クロスの技術を徹底的に解析・応用してマリアのような死体兵器を量産すればいいんじゃないのかと思ったけどそれはできないのかな。
クロスと同じかそれ以上の魔導士をコントローラーとして教育・量産すれば脳移植なんて危険な事をしなくてもすむのでは。
いや、そんな事ができるならもうやってるか。
コントローラーはエクソシストじゃないとイノセンスの気にあてられるから操りきれないのかな。でもそれだったらアレン達を魔導士として教育しないのはおかしいような。
禁術だからしない、じゃなくて「クロス以外には不可能」なのかな。
イノセンス適合権のしくみ予想
・アクマ:人間の肉体に魔導式ボディ+魂を突っ込んでダークマターに適合させる
・神田 :人間の肉体に適合者の脳+魂を突っ込んでイノセンスに適合させる
こういう事?Dの頭蓋骨を突っ込まれてるアレンとも対?
他者の記憶に侵食されそうになってるんじゃなくて、それは元々本人のものなんだよという意味で。(自我は別人だけど)
「俺はAKUMAに殺されたんだろ?
今はいつだ…?あれから何年経ってんだよ…?」
ここから見ると、神田は自分の本体をイコール自分だと考えているみたいだし。
イノセンスの適合権は本来魂に在って、その魂を肉体に縛るのが脳なのかな。魔導式ボディが魂を肉体に縛りつけているように。
アルマが最後に適合できたという事は
適合権の譲渡方法は「脳移植」でほぼ正解だったわけで。
やり方をまとめるとこうか。
1.エクソシストが再起不能になったら完全に死亡する前に第6研究所へ搬送
2.あらかじめ用意していた被験体にその脳を移植
3.以前の記憶を消去してから再生能力の呪符を定着させる
4.胎中室で目覚めるまで保存
5.目覚めたら元々持っていたイノセンスと強制シンクロ実験
├→ 咎落ちしたら廃棄
└→ 以前の記憶が戻ったら狂う前に凍結処分
6.被験体がイノセンスとシンクロしたら完成
なぜ90年も上手くいかなかったのかというと、イノセンスと人間がシンクロする為には「大切な人を助けたい」という強い想いが必須だったからかな。
なら、被験体が特定の誰かに強い好意を抱くよう調整して
その人を死なせない為には今シンクロするしかない!という風に追い込めばスムーズにシンクロ率をアップさせられるのか。リナリーやティモシーがそうだったように。
ユウとアルマの肉体
脳を移される前のユウとアルマの肉体はどう調達したんだろう。
予想1:移植で拒絶反応の起きないエクソシストの血縁者の子をさらってくる
2:イノセンス耐性と再生能力の呪符に向いた素体を事前に用意しておく
3:適合者の細胞を事前に採取して本人のクローンを造っておく
今考えられるのはこの辺かな。3は肉体のスペアを用意しておく感じで。
1の反論:適合者が天涯孤独だった場合は被験体が手に入らない
2の反論:そんな素体が造れるなら不死の鴉を量産するべきでは
3の反論:適合後すぐ戦死したらどうするの
以前は咎落ちもあったけどアルマ達は何度試しても咎落ちしなかったそうだから
アルマとユウは、以前の子達とはちょっと違う細工が施されている可能性もあるかな。
「あの人」はどんな人?
蓮華の花のようだと云われた
泥の中で咲き世界を芳しくするその生き様が
まるで エクソシストの相を顕しているようで愛しいと
あの人は云った
適合者男 「なんで俺ばっかり戦わなくちゃいけないんだろう…」
あの人(超美人)「エクソシストは蓮華の花みたいで(略)愛しいわ」
適合者男 「俺戦うよ!!世界を芳しくするよ!!」
あのモノローグを読んだ瞬間にこんなやりとりが思い浮かんだ。
エクソシストに言及しているということは、「あの人」はおそらく教団関係者。
教団に関係の無い人だったらたとえ恋人でも適合した後離れ離れにされるだろう。リナリーがコムイから強制的に引き離されたように。
で、コムイが来る前のあんな酷い状態の教団で「エクソシスト」という職業を持ち上げて言うという事は、エクソシストにガンガン働いてもらわなくては困る職業の人間?
看護士や調理師みたいに戦場から離れた一般人じゃなくて、中央庁のそこそこ地位を持った偉い人とか?
今は元帥クラスじゃないと会えないくらい高い地位にいる人だったら、神田が探しても見つからないよう情報操作することもできるだろうし。
神田本体が「あの人」を愛していたのはほぼ確定だけど、「あの人」自身はどうだったんだろう。
蓮華の花のようだと云われた → でも最期は枯れるじゃないか を見ると
いいように利用されてしまっただけなのでは…、という予感がすごくするのだけど。
「あの人」がアルマを殺させた、という部分が分かればその辺も判明するかな。
個人的には「あの人」も神田本体を愛していて欲しいんだけどどうだろう…。
相変わらず先が全然読めない。そんなDグレも大好きだ…!!
追記。
元適合者の死体に書かれていた文字はなんだろう…と思っていたらMiyakoさんが訳して下さってました!!ありがとうございます!!
⇒ 知っていて言えない苦しさは (「MiyakoさんのpixivBlog」 Miyako様)
ちなみに巻かれている布の文字は
「preserve(保つ/リンク先エキサイト辞書)」のようです。
防腐の呪符の様なものなんでしょうね。
頭のところは「empty(空(から)/リンク先エキサイト辞書)」
処理済といったところでしょうか?
「Cloister Black」読みづらいんで苦労しました;
✎
2010年03月05日(金)