- 04 - 23 2012
- WR謎の彼女X這いよれ!ニャル子さん
春アニメ、ぼちぼち見てます。で、そんなに数を見ているわけではないんだけど、ちょいちょい書きます。
謎の彼女Xとニャル子さんと、あと身体性について覚え書きを。
謎の彼女X ~#2
原作1, 2巻くらいのときに読んで、なんかものすごいものを読んでしまった感=これはやばい感に襲われたきり続きを読んでいないかったんだけど、今、アニメで見ているとそんなにものすごくもない。と言うとすごく語弊があるんだけど、つまり、昔は全く理解できなかったんだけど、今ではかなりの部分が理解できてしまう。なんだかそういう文化に対して免疫がついてきたというか、許容範囲が深まったというか、感応がわるくなってきたなあと感じたりします。
で、昔は生理的に拒絶していたこういうものたち(よだれとか若い性の観念とか)が、むしろ好物になっているわけですが、そういう意味では『謎の彼女X』も間違いなく好物です。
1話の序盤は、「非常識、非日常としての異常な転校生」みたいな話だったっけな、と思い出しながら見ていたんだけど、後半から、よだれ=欲求が恋愛=精神の問題ではなく、欲求不満による体調不良=身体の問題として表れているのがすごく面白かった。
つまり、主人公少年が欲するものが常識からの逸脱とか恋愛体験とか、そういう抽象的なものでなく、純粋に卜部のよだれそのものであり、卜部の体そのものである、というのが特徴的でいい。
(卜部へのアプローチに常識的なステップを求めたり、手をつなぐ、抱きしめるといったコミュニケーションなしに、よだれを通じて気持ちそのものを伝達している)
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー! ~#2
ニャル子がかわいいだけ。というか、あすみんがかわいいだけで、「よくぞここま」というアニメです。もうずっとあすみんに喋らせているだけでなんとでもなりそうな感じ。
で、クトゥルフ神話自体は知らないし、そんな、ニャル子のせいで興味を持ったりしないんだからねっ! という感じ(ツンデレっぽく書いても、実際あまり興味を持っているわけじゃない)なんだけど、どうしてクトゥルフ神話を素材にしているのかっていうのには、実はそんなに興味がない(なんだこの文章)。
文脈としては、よく分からないけどヒロインが宇宙人だったりするのと同じなんじゃないかな、と思うんだけど、それよりむしろ、「かわいいけどうざい」「美少女なのにえげつない」「人間じゃないのにオタク」というニャル子の振り幅の一環として「神話なのにクトゥルフ」があるのかなあ、とか思ったりしています。
で、ついでにパロディについてなんだけど、個人的には「パロネタは甘え」と思っているので、こう言うのでは笑えない。
ということで、もう純粋にヘンな子を愛でるだけのアニメとして見ているわけであります。それでも充分楽しめてるってのには、きっと理由があるに違いなくて、そこらへんは今後考えることにします。
身体性について
実は『けいおん!』あたりからアニメにおける身体の描写(作画、脚本の意味で)に興味があって、結局のところアニメっていうのはそこに尽きるんじゃないかと思っていたりもします。
ということでここ数年はことあるごとにアニメの身体性について考えてきたわけなんだけど、それがいまだにまとまらない。今期は幽霊さんやゾンビさん、女子中学生、その他、性欲を持て余す大勢の変態さんがいるようなので、いい機会かなと思っています。
このクールの終わりまではとりあえずそういう枠組で俯瞰できたらと考えています。というちょっとした予告。イントロダクション代わりに『夏色キセキ』3話まででネタもあるんだけど、いつ上げられるか(というか、そもそも上げられるか)が未定です。申し訳ないですが、あまり期待せず、かつ、期待してお待ちいただけるとありがたいです。
コメント
v85U6491
人肌恋しくなってきたり、しない?
私は、なるなぁ・・・。一人で眠るのは寂しいよ。。
http://269jtx16.ex-summer.net/269jtx16/
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春アニメ、ぼちぼち見てます。で、そんなに数を見ているわけではないんだけど、ちょいちょい書きます。 謎の彼女Xとニャル子さんと、あと身体性について覚え書きを。