エンコルピオのブログ

日々のあれこれと趣味のことを徒然なるままに記す

在宅勤務とラジコの効用 その2

 昨年、在宅勤務中の耳だけ楽しいラジコの効用について書いた(4月28日付)
それは大貫妙子のラジオ番組がスタートし始めた頃で、彼女の選曲や話(多くは語らないが話し方に節度と人柄が感じられて愛聴している。


しかも私が送った番組感想のメールを2度読んでもらってびっくり。
特に2回目は本名が呼ばれてドキッとした(ラジオネームを記入するのを忘れたのな?)。
後にJ-WAVEから大貫さんの手書きのサインが送られたのはラッキーでした。


さて新年の仕事始めや自家用車の車検やらもようやく落ち着いてきたところで、通常の在宅勤務モードになってきたところで、ラジコで彼女の番組をきいたら先週1月8日に放送された番組で2023年1月11日に亡くなった高橋幸宏を追悼して、彼の関わった楽曲をたっぷり流してくれた。
彼女が言うように亡くなっても残された彼の関わった作品は雄弁に彼の世界を伝えてくれるものだった。
彼はドラマーでシンガーソングライターでもありますが、今回は特に彼の作詞から彼の繊細な感性を再認識する番組でした。


以下曲目を記します。


03:06 TOKYOサンバ /BUZZ

03:08 アパルトマン / ラジ

03:13 SUNSET / 高橋幸宏

03:17 FLASH BACK / 高橋幸宏

03:22 蜉蝣 / 高橋幸宏

03:27 AND I BELIEVE IN YOU / 高橋幸宏

03:31 SANS PARLER D'AMOUR / PIERRE BAROUH

03:36 四月の魚 / 高橋幸宏

03:45 幸福の調子 / 高橋幸宏

03:48 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE / 高橋幸宏

03:51 今日の空 / 高橋幸宏

03:55 つぼみ / 竹中直人

03:58 今日の永遠 / 高橋幸宏

04:03 IRON MAM / 高橋幸宏

04:07 METEOR RAIN~LEONIDS
ON THE MORNING OF NOVEMBER 17TH~ / 高橋幸宏

04:11 僕は待っているよ / 高橋幸宏

04:20 黄昏れ / 大貫妙子

04:23 海と少年 / 大貫妙子

04:27 あこがれ / 大貫妙子

04:34 恋人たちの時刻 / 大貫妙子

04:38 ぼくの叔父さん / 大貫妙子

04:44 大人÷6×子供×6 / THE おそ松さんズ WITH 松野屋6兄弟

04:52 ふたりの星をさがそう / 大貫妙子












































04:52 ふたりの星をさがそう / 大貫妙子

夫婦漫遊記 函館~青森ねぶた篇 その4

 遅い朝食でお腹が空かない我々夫婦は、午後1時にホテルのロビーに集合しているツアー客らと青森のねぶたを見るべく移動します。


ホテルから函館駅まで7~8分ほどで到着します。
途中海鮮市場がありますが、もうほとんどの店が営業終了のようです。
そこは朝市が人気らしいのですが、ホテルの朝食でお腹いっぱいで体験することはあきらめました。
当たり前だけど・・・。


函館駅はJR北海道の函館本線の起点駅で、始発の快速函館ライナーで新函館北斗駅行きに乗る。
他社のツアー客も同時に乗り込むので車内は一杯。
ただ列車のドアは一旦閉められる。
発車までに乗車する客はボタンを押して乗車する。
発車後は駅に到着するとボタンを押してドアを開く仕組みだ。


20分ほどで新函館北斗駅に到着し、北海道新幹線はやぶさ東京行きに乗り換える。
この駅は現在のところ新幹線最北端の駅である。


発車すると乗換駅の新青森駅まで1時間ほどだ。
途中道内の木古内駅にとまり、青函トンネルを抜けて青森県の奥津軽いまべつ駅にとまる。
青函トンネル初通過の感慨もそこそこに新青森駅に到着。
新幹線の駅と言っても特ににぎやかなものでは全くなく、JR奥羽本線の乗り換えとここから先の新幹線はJR東日本の東北新幹線ということになるらしい。


新幹線から多くの乗客が下りて奥羽本線の青森駅行きに乗る。
ちなみに奥羽本線は福島駅と青森駅を結ぶ幹線で、新青森駅に到着した時はすでに電車の中は混雑していた。
それに新幹線からの客が乗るので車内は満杯となった。
それでも青森駅まで6分ほどなので一息ついた。


ホームに到着するとすごい数の乗客が全員下りて階段に向かう。
あわてずに同じツアー客を見失わないようについていって改札を出る。
ツアー客が全員集合するまで暑い中、駅の改札近くの通路の一角に待つ。
流石に首都圏よりは気温が低いとはいえ、結構その日は暑くのどが渇いた。
ただこの段階では団体行動が求められる。
まあしょうがないと思いつつも、早く一旦解散にならないかと待つ。


ねぶたを見る観覧席は決まっていてそこまで誘導するガイドについていく者と、自由行動の者に分かれる。
我々夫婦は当然のように自由行動を選択。
ねぶたが始まるまで2時間以上あり、夕食は自由(つまり用意されていない)。
さて美味しい夕食処を見つけなければならない。


でもまずはトイレと乾いたのどを潤すべくお茶する処を探したい。
相反するような要求に夫婦ともアウンの呼吸でアグリー。
幸い青森駅前での解散なので駅ビル(LOVINAという)で探すことに。
まずトイレで用を済ませ、同じフロアにあったドトールに入る。
2人で空席を確保して、フローズンヨーグルト(確かシャインマスカットだったと思う)を飲む。
ドトールの株主優待カードで支払う。
ドトールさんご馳走様。
冷たくてちょっぴり頭がズキンとくるが暑さにはちょうどいい。
少し落ち着くとこれからの行動を2人で相談。


妻は駅ビルの1階がお土産売り場だったこともあって、青森っぽい土産を物色しようと提案。
私も異議はなく、ドトールを出てエスカレーターで1階に降りるといくつかの土産物店を物色する。
青森と言えば「リンゴ」でしょう!とアップルパイを買おうと思うが、これからねぶたを見るのに意外と大きくてかさばる。
泣く泣く?あきらめてアップルパイがステイック状に小分けされたお菓子を購入。
まあこれはこれで美味しかったです。
それと事前にリサーチした磯焼ほたてというおつまみを購入。
これはお酒がなくても香ばしさとホタテのうまみが後を引く美味しさで家族(特に娘たち)に好評でした。


一応買い物を済ませて、次の行動夕食処を探すことになった。
流石にお腹が空いてきた。
駅ビルを出た二人の探索が始まる。


一応続く。

極私的映画録 2024第4四半期(10月~12月)

  インフルエンザが全国的に流行しているそうで、我が家でも昨年末長女が罹患した。
当初内科の高熱外来の予約を取ろうとしたが、近所の2病院とも駄目でとりあえずインフルエンザ検査薬を購入して罹患したことを確認して、オンライン診察を受診した。
診察後処方箋を書いてもらって、薬をオーダーし送られてきた。
高熱の症状が出てから1週間ほどで安定し、年末の家族旅行には帯同できた。
まずは安堵。


閑話休題


去年3ヶ月で32本の作品を見た。
記載する対象は今年公開されたものに限らず、製作年度、公開年度は無限定。
その中で自分なりに高評価だったもの(再見のものは〇を付した)を以下に記録した。
2024年は通算132本見たことになる。


個々の作品についての詳細なコメントは、キネノートさんに記録してあるのでこちらには詳しくは書かない。


10月 なし
次点 ある男(2022日本)
   レイルウエイ 運命の旅路(2013オーストラリア・英)


11月 夜と霧(1955仏)
   マイライフ、マイファミリー(2007米)
次点 パリタクシー(2022仏)
   TAR タ―(2022米)
   アサルト13 要塞警察(2005米)
   ペインテッドヴェール ある貴婦人の過ち(2006米)


12月 トップガン マーヴェリック(2020米)
   ファーストマン(2018米)
次点 さがす(2022日)


10月「ある男」は、平野啓一郎の小説を映画化したもの。戸籍の売買という闇取引を通じて自らのアイデンティティを隠して生きる選択の苦悶が重層的に描かれる。
「レイルウエイ 運命の旅路」は、最近ゴールデングローブ主演男優賞(去年エミー賞に続き)を受賞した真田広之が本作で重要で難しい役に挑戦していて海外でのキャリアの重みを感じさせる作品。太平洋戦争で日本軍の捕虜となり泰緬鉄道建設のため過酷な労働を強いられた英国軍兵士の手記を原作としている。日本人としては息が詰まる作品ではあるが、「戦場にかける橋」と共に見ておくべきと思った。


11月「夜と霧」は、ポーランドのワルシャワ近郊にあったアウシュビッツ強制収容所で行われたナチスのユダヤ人の大量虐殺を告発する32分のドキュメンタリー映画。今見ても人間の形をした悪魔の所業の記録に戦慄する。
「マイライフ、マイファミリー」は、独立した子ら(兄妹)と老父の再会と介護(特に介護施設の入居問題や子の関り)の問題をリアルにかつコミカルに描いた作品で、人種を越えて普遍的な親子の情愛と絆に心を打たれた。
「パリタクシー」は、乗客として乗せた老婆の意外な人生に驚かされると共に、運転士との情が通い合う素敵なドラマ。
「ペインテッドヴェール ある貴婦人の過ち」は、サマセット・モームの原作で1925年の帝国列強(日本も含まれる)に統治されていた中国が舞台。中国国内の排外運動や国民党と対抗勢力といった複雑な情勢下で英国人夫妻が妻の不貞から和解するまでを描く。


12月「ファーストマン」は、人類最初に月面着陸したアポロ11号の船長ニール・アームストロングを主人公として1961年から1968年にかけてのNASAのミッション(ジェミニ計画・アポロ計画)が描かれる。公民権運動を時代背景としつつ、国家目標への猛烈な挑戦(対ソ競争の意味も大きい)の熱量(緻密な計算に基ずく)に圧倒される。「ラ・ラ・ランド」の監督の次作で力量を感じた。
「さがす」は、座間9人殺害事件や相模原障害者施設殺傷事件の犯人を連想させる手配犯をさがす父親が失踪することで娘が父親を捜すというメインの筋だが、より深く言えば探していた父親の本性をさがすことにも通じる怖い映画。


さて2025年が始まりまた今年も素晴らしい映画に出会えることを期待したい。