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ドワンゴ新卒入社の受験料制度に賛否両論 「人気企業は導入すべき」「単なるコスト移転」



â–½ http://info.dwango.co.jp/recruit/graduate/guideline01/index.html

同社は受験料制度の導入に至った理由について、ネットの普及で簡単に入社試験へエントリーできるようになっている、現在の採用制度について言及。100社受けても内定を獲得できない学生や、本当に必要な人材を見極めるために十分な時間をかけられない企業の現状を述べ、「就活生も企業も苦しんでいる現状になんとか一石を投じられないか」という思いから、受験料制度を取り入れたと説明しました。

受験料制度の対象は、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に在住の入社希望者。地方在住の学生については、「もともと地方の就活生はとても不利」として免除するとしています。受験料が発生するのは、採用サイトからのプレエントリー後に用意される選考へのエントリー時。支払い方法は12月2日現在、クレジットカード決済と各キャリア決済が予定されています。選考の合否に関わらず、受験料は返金されません。

採用フロー

斬新な制度について、はてなブックマークにはさまざまなコメントが集まっています。制度に同意するユーザーは「受験料制度導入したら、学歴フィルターなるものが多少はなくなるから、高学歴じゃない人にとってはいい傾向」「良いと思う。記念受験減らせるのは大きなメリットだから、人気企業は導入すべき」とコメント。一方で「就職活動にはお金がかかる。就職の本気度をはかるのにはもっと違う方法があるのでは」「これをアリって言ってる人が多くて驚き。寄付だろうがこんなの企業から労働者への単なるコスト移転ですよ」との意見もありました。

さらに「かなり壮大な社会実験。行く末は見守りたい」「エントリー数の変化をどこかで公開してほしい」など、受験料制度でどのような変化が生じるかに興味を寄せる声も多く集まっています。

文: あおきめぐみ

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