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なぜ1月7日に食べる?意外と知らない「七草がゆ」の雑学やプロのレシピを紹介


■春の七草とは?七草がゆの雑学

<どうして1月7日?>

▽ 【みんなの知識 ちょっと便利帳】春の七草[せり、なずな、おぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞななくさ]
▽ 1月7日 人日の節句

七草がゆを食べる1月7日は、端午や七夕などの五節句のひとつ「人日(じんじつ)の節句」です。古来の中国では、元日からそれぞれの日に動物を当てはめて占いを行い、該当する動物を殺さない風習がありました。7日目に当たるのが「人」であったことから日本では、「人」を大切にするという考えのもと、春の野原で芽吹く「七草」の入った七草がゆを食べて、1年の無病息災を祈る風習が生まれました。

この風習が生まれたころは旧暦であったため、今の暦で考えると2月に当たります。そのため現在では、正月に弱った胃腸を栄養が多い七草で回復させる、という意味合いも込められています。


<七草の効用は?>

▽ 七草がゆの豆知識 | キッコーマン | ホームクッキング

春の七草と言えば「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」ですが、それぞれが持っている効用は以下の通りです。また、それぞれにビタミンも多く含まれているそうです。

  • セリ…鉄分が多く含まれており、増血作用が期待できる
  • ナズナ…熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用がある
  • ハコベラ…タンパク質が比較的多く含まれているほか、ミネラルそのほかの栄養に富んでいる
  • スズナ・スズシロ…消化酵素のひとつ「ジアスターゼ」が含まれており、消化を促進する

シンプルな味の七草がゆは、味付けの濃い正月料理に慣れてしまった味覚のリセットにもピッタリです。

■おいしい七草がゆのレシピ

1月7日近くになると、スーパーや青果店には、七草がズラリと並びます。すべての七草が入ったパック販売などもあるので、ぜひ下記のレシピを参考にして、家庭でおいしい七草がゆを作ってみてください。


â–½ http://recipe.gourmet.yahoo.co.jp/U000606/

少しの塩で味付けした、オーソドックスな七草がゆのレシピがこちら。土鍋や厚手の鍋を使用すると、よりふっくらした出来上がりになるそうです。七草が揃わない場合は、春菊や小松菜、ホウレン草などの青菜で代用してもよいそう。



▽ 全国のイベント&おでかけスポット情報|ウォーカープラス

こちらでは、薬膳で人気の飲食店で働くシェフに聞いた、おいしい七草がゆの作り方が紹介されています。ポイントは以下の2つ。

  • 前日のうちにご飯を炊き、米の5~6倍の水にひと晩浸しておく
  • 翌日に軽く火にかけ、食べやすい大きさに切った七草、生薬(温暖食)を入れてひと煮立ちさせる

塩の味付けだけでは物足りないという人は、干しエビや干し貝柱などの魚介の風味を加えるのがオススメとのことです。

■七草が余ったら、アレンジレシピに挑戦!

七草が余った場合は、ちょっと変わったレシピに挑戦してみてはいかがでしょう。

<リゾット>

▽ ★ 七草粥リゾット ★ by ここみぃこ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが320万品

七草がゆならぬ、七草リゾットの作り方を紹介しているのが、こちらです。米をオリーブオイルで炒めたあと、コンソメスープを加えて約20分煮込みます。塩、粉チーズ、主役の七草を加えれば完成です。


<パスタ>

▽ 春の七草パスタ ペペロンチーノ 鈴木 実シェフのレシピ | シェフごはん

ランチにピッタリなのが、七草を使ったぺペロンチーノ。ニンニクの香ばしさやタカの爪の辛味、七草の風味が絶妙にマッチする一品です。


Title Photo by jetalone

文: タニグチナオミ

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