インターネットの備忘録

インターネット大好きな会社員がまじめにつける備忘録です。

ナチュラルボーン上位カーストの人とそうでない人

中流家庭卒のはせおやさいです。


中流っていうか気持ちちょっと下流かもしれないんですけど、その違いって親の経済力っていうか教育にジャブジャブお金を遣うことを良しとする文化だったかどうかだなって思っていて、うちは経済的な理由であまり選択肢がなくて、わたしもアホなのでまあしょうがないよねみたいなノリで今のルートに入っちゃった感じです。
死ぬ気で努力したりなりふり構わず動いたらなんとかなったのかもしれないけど、そこに価値を見いだせるような教育はされてきませんでした。一方で度を越した貧困なわけでもなくド根性を発揮する必然性もなかった。このランクでもまあ楽しいし幸せだし、いっか、みたいな感じのヌルさでした。余談ですが。


で、最近ずっとはてなでは高学歴と低学歴の話が続いていて、わたしは高学歴でもなく低学歴でもなく中途半端ランクなので「ふーんそうなんだ」くらいの感覚でいましたが、感じたことがあるので書く。


わたしは学歴家柄人間性すべてド中流〜ちょい下流だったのですが、なんか20代後半で急に意識高くなっちゃったため仕事に目覚め、学生時代に発揮しなかったド根性のおかげでいわゆる「そのままのルートにいたら入れなかったであろう会社」に入れたりしました。
そこで出会ったのが本当にもうビックリするような「ナチュラルボーン上位カースト」の人たちで、おおこういう人たちって実在するんだなと感動した覚えがあります。


わたしなりのナチュラルボーン上位カーストの定義は家柄もよくいい大学を出て大企業に就職したり留学したり起業したり、意識高かったりたまに美意識がズレたりもするけど地頭はよくて暗愚ではなく経済力とか人脈とか親のつながりとかのバックボーンもありたいがい身ぎれいなのでイケメン美女が多い。
それは顔の造作のことではなく、表情に自信があって身なりに気とお金を使っているので、レベルが高いんです。「あたりまえ」ラインが底上げされているというか。(もちろん顔面偏差値が高い人もいるけど発生率に大きな差異はないと思います)


そういう人たちがザラーっといるところに(場違いだけど)頑張り屋さんなのでなんとか紛れ込めた経験から思ったのが、高学歴低学歴言ってる人たちのさらに上にいるのがそういうナチュラルボーン上位カーストの人たちなんだろうなということ。
なんか、あの人たちはそういう他人のこととかあまり気にしてなくて、「僕らはこういうのが常識で当たり前だけど違う人もいるよね、わかるよ(邪気のない笑顔)」みたいな感じなんですよね。


彼らは他人のランクについておおっぴらにどうこう言うことはないし、根底にノブレス・オブリージュが息づいてるから他人に対してすごく親切。もうこっちが消えてなくなりたいくらいピュア。
そういう人たちが現実に存在して、彼らの位置に行くには自分一代じゃマジでどうにもならなくて仕方がないんだなっていうことがある。ナチュラルボーン上位カーストの人たちと付き合えたことでいい意味で諦めを知ることができたので、わたしはまだ幸運なんだろうなと思います。

彼女の頭が悪すぎて萎えて別れたのならhttp://anond.hatelabo.jp/20130903002317

こういうふうにこの話題が長く続いているということは、みんなそれなりに何かしらのコンプレックスがあり語りたい何かを抱えているんだな、自分のランクとかレベルを気にして他人と比べて喜んだり絶望したりしてるのは自分だけじゃないんだなーって感じて、やっぱりインターネット面白いなって思った次第でした。チャオ!