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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
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「手話で授業」全国初の学校開校(朝日小学生新聞)

「手話で授業」全国初の学校開校
2008年04月10日付 朝日小学生新聞

 耳の聞こえない子どもに手話中心の授業をする全国初の学校が9日、東京都品川区に開校しました。名前は「明晴学園」。聞こえない子とその親らでつくる団体「バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター」(BBED)が、統廃合(とうはいごう)で校舎が空いた旧八潮(やしお)北小に開きました。一般のろう学校が補聴器(ほちょうき)を使って聞く力を補い、日本語の聞き取りや発声をさせるのに対し、明晴学園は基本的に手話で授業。小学部に1~5年生25人、幼稚部に16人が、東京、神奈川、埼玉、静岡などから通います。

 明晴学園の子どもは3月まで、BBED運営の「龍の子学園」(1999年設立)に通っていました。塾のようなもので、卒業資格が得られないため、BBEDは正式な学校をつくろうと活動を開始。東京都が去年3月、構造改革特区(特別に規制をゆるめて事業を行う地域)に認定されたことで、私立校をつくれることになりました。開校式に出席した佐藤清寿(きよとし)くん(新5年)は「龍の子学園では公民館を借りて勉強したこともあったので、ぼくたちの学校ができて本当にうれしい」と手話で話していました。
■こどもむけの記事しかないのかな? ■おなじ文面で、オトナむけにも配信したらいいのに。とおもったら、ちゃんと他社はながしていた


ろう学校品川に開校
全授業を手話で

                 写真の拡大 +
明晴学園
式典で開校を祝う明晴学園の子供たち


 耳の聞こえない子どもたちに手話で授業を行うろう学校「明晴学園」(品川区八潮5)が9日、開校した。すべての授業が手話で学べるろう学校は日本でここだけだ。関係者は大きな期待を寄せている。(槙野健)

 開校式には、東京都と千葉、神奈川、埼玉、静岡の4県から入学する計41人の子供たちが出席。9年前に同校の母体となるフリースクールが開校してから、この日に至るまでの軌跡を記録したビデオ映像が流れると、教師や父母らは感無量の面もちで見入っていた。

 これまでの日本のろう学校は、一般社会での意思伝達を重視し、わずかな聴力を頼りに発声練習を繰り返す「聴覚口話法」を採用。手話で生活する子供たちも少なくないが、日本手話を基本に授業を行う学校はなかった。このため、「母語の手話で授業を受けさせたい」と願うろう者やその親が奔走。こうした熱意に動かされ、都は昨年12月に学校設置を認可し、ようやく開校にこぎつけた。

 同校は幼稚部と小学部があり、3~12歳の子供たちが学ぶ。建物は、昨年度廃校した区立八潮北小の校舎を借り受けた。手話での授業のほか、ろう者独自の文化についても学習。2年後の中等部の設立も目指している。

 小学4年の娘が入学する、神奈川県藤沢市の会社員広岡隆さん(42)は「公立のろう学校では、コミュニケーションに限界を感じたので入学させた。ろう者としての文化や生き方も学んでほしい」と期待を寄せた。校長に就任した元TBS記者の斉藤道雄さん(61)は「日本のろう教育の選択肢を増やすことができた。生徒たちは手話を自由に使い、たくさん学んでほしい」と話していた。

(2008年4月10日 読売新聞)

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■『毎日』の記事は、もっと簡潔。



ろう学校:手話で授業の私立校開校
   空き校舎利用 東京

 耳の聞こえない子供たちに「日本手話」で授業をする私立校「明晴学園」が9日、東京都品川区内で学校統合で空いた小学校校舎を使い開校した。幼稚部と小学部の計41人が通う。

 日本のろう教育は補聴器を着け、話し相手の口の形から言葉を読み取り発声する「聴覚口話法」を採用している。国内で使われている手話には「日本手話」と「日本語対応手話」があり、日本手話は、独自の文法体系で手だけでなく顔の表情にも文法的意味がある。同校は、耳の聞こえない人の間で受け継がれてきたこの「日本手話」を第一言語として採用。日本語や各教科を学ぶ。

 昨年3月「手話によるろう教育特区」として都が国から認定され実現した。【吉永磨美】

毎日新聞 2008年4月10日 0時51分

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■石原都政が、おこなった、ほぼ唯一といってもいい、画期的な改善案。
■ま、それだけ、ろう学校が、おかしな空間だったということ。



●Google検索「明晴学園
●ウィキペディア「聾学校
●「日本手話によるろう者の大学事始め


【旧ブログ関連記事】
●「『ろう教育が変わる!』」 [2006年03月31日(金)]
●「手話教育をろう学校で=全国初、特区申請へ-石原都知事(時事)」 [2007年01月20日(土)]

テーマ : ちょっといいニュース。 - ジャンル : ニュース

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コメント

おめでとうございます。あと、知的障がい養護学校に理科と社会科を導入してくだされ

おめでとうございます。
さすがは石原都知事(皮肉、でも今回の内容が、「ほぼ唯一といってもいい」とはいえ「画期的な改善案」であったことはみとめます)
以下、これを読んでいる特別支援教育関係者へ。
知的障がい養護学校に理科と社会科を導入してくだされ。教材としては『小・中・高の理科が、まるごとわかる』(ベレ出版)と『高校生の社会常識ノート』(一ツ橋書店)をおすすめします。授業時間が限られており、なおかつ昨今の社会変化に対応して外国語(実質イングランド語)と情報(実質コンピューター)を導入したこと自体は不可避な選択だとしても、美術と音楽と体育(および学校行事)を少し削るべきであろうと思う。もちろん、作業学習や生活単元学習や家庭科なども削る必要があるかもしれないが、それらにくらべて美術と音楽と体育は卒業後の生活における必要度が低いと思うが、いかがか?

さらに知的障がい養護学校カリキュラムについて

あと、「貯金学習」という名の授業枠で郵便局にお金をあずけさせること自体に意味がないとはいわないが、交通事故にあうリスクやお金をなくすリスクを考えると、以下のNPOから教材のヒントを得て校舎内でできる金融教育をすることの方が有意義であると思うが、いかがか?

「金融知力普及協会」(http://apfl.ocnk.net/)

「知のユニバーサルデザイン」

■ありがとうございます。

■障碍児教育は、視聴覚障碍にとどまらず、教科教育にさける時間がかぎられていること、「普通児」あいての「工場生産方式(一斉授業)」の効率向上のような方向性でやりようがないことなど、いろいろ物理的限界がありますよね。専門家も、アリバイ的に養成・配置されているだけだし。

■その意味では『わかりやすさの本質』、新聞『ステージ』みたいなとりくみを、「特殊教育」全体が真剣に導入すべきだとおもいます。一部の先進的なとりくみではなくて、全学校で。

●「わかりやすく伝える努力をしたい~『わかりやすさの本質』を読んで」(本多良子,2006/03/07)
http://www.book.janjan.jp//0603/0603060383/1.php

さらにさらに知的障がい養護学校カリキュラムについて

知的障がい養護学校において、数学の授業はすでにありますが、以下の本が教材づくりに役立つと思います。
よかったら参考にしてください。

『小・中・高の計算がまるごとできる』(ベレ出版)
『生き抜くための数学入門』(理論社)
『こんなに役立つ数学入門』(ちくま新書)

いずれにしても、タカマサさんのおっしゃる、「知のユニバーサルデザイン」という呼称は秀逸ですね。今後つかわせてもらいます。

イングランド語なのが、タマにキズですが(笑)

■「ユニバーサルデザイン」ってのは、どうみたって、イングランド語経由です。「デザイン」はともかく、「ユニバーサル」は、高齢者をふくめて、全然日常的なことばではないでしょう。■その意味では、ものすごく問題を感じますが、とりあえず、問題を所在をすっきりさせておくためには便利かと…。

きょうの『朝日』の特集記事がウェブ上にあがらないので

かわりに、毎日の二週間ほどまえの記事をキャッシュで保存。

ひと:斉藤道雄さん 日本手話で授業をする全国初の学校長
http://209.85.175.104/search?q=cache:GExqpQhLxuYJ:mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20080512k0000m070106000c.html+%E2%80%9D%E6%96%89%E8%97%A4%E9%81%93%E9%9B%84%E3%81%95%E3%82%93%E2%80%9D&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp
 耳の聞こえない子供たちに手話で授業をする全国初の学校「明晴学園」(東京都品川区)が4月に開校し、校長に就任した。手話通訳などで一般的に知られる「日本語対応手話」ではなく、ろう者の間で受け継がれて独自の文法体系を持つ「日本手話」を使う。

 TBSワシントン支局長だった93年、耳の聞こえない人のための大学・ギャローデット大を訪ね、独自の手話で自由に会話していることに驚いた。帰国後、日本のろう者の取材を始め、「日本手話を使えば、耳が聞こえる我々と全く変わらない暮らしができる」と知る。豊かな文化を持つろう者の世界を描いた「もうひとつの手話」(晶文社)を99年に出版し、紹介する番組も作った。

 ろう教育は、口の動きを読み取って発声させる聴覚口話法が主流。だが、日本手話で学びたいという子供たちも多い。特区制度を使い、フリースクールから始めて9年。学校創設にもかかわった。校長の打診は何度も断ったが、若いろう者らが熱心に学校づくりに取り組む姿に「あとは知らないよ、とはいかなくなりました」。

 「ろう者でない自分が、ここでは一番話が分からない」と笑う。「手話という言葉から出発して多様な人間の世界に入ってほしい」。幼・小学部41人の無限の可能性に期待を込める。【佐藤敬一】

 【略歴】斉藤道雄(さいとう・みちお)さん 「報道特集」ディレクターなどを務め07年TBS退社。著書「悩む力」で講談社の賞。横浜市在住。61歳。

毎日新聞 2008年5月12日 0時04分

日本手話によるろう者の大学事始め

http://www.geocities.jp/rousyanodaigaku/index.html

日本手話によるろう者の大学事始め再講演決定!
11月23日・24日

11月23日 日本社会事業大学 清瀬キャンパス
  ☆講演:雫境先生 佐野正信先生 八木道夫先生
  ☆日本ろう者劇団 手話劇
  ☆懇親会

11月24日 日本社会事業大学 文京キャンパス
  ☆講演:森亜美先生 末森明夫先生 木下知威先生 森壮也先生

受講料:12,000円(手話劇含む)
懇親会参加費:3,500円

11月23日
10:00~11:30
「舞踏 ~ ろう者と踊り」雫境先生
11:40~1:10
「映画の原題で学ぶ英語」佐野正信先生
2:00~3:30
「我が人生・この道・あの道・やはりこの道!」八木道夫先生
3:45~5:15
   日本ろう者劇団による手話劇
5:30~7:30
   懇親会(前回の受講生も招待)

11月24日
9:30~11:00
「ローマ史からみた社会史」森亜美先生
11:10~12:40
「DNA、遺伝子、アミノ酸、そしてたんぱく質へ」末森明夫先生
1:30~3:00
「ファックスの歴史」木下知威先生
3:10~4:40
「開発途上国の障害者」森壮也先生

詳しくはろう者の大学事始めホームページへ
http://www.geocities.jp/rousyanodaigaku/index.html

お申し込みフォーム(送り先:[email protected])

フリガナ
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【転載】中学部設立にご支援をお願いします(明晴学園)

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