北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2019年25号の感想

 新しいスマホに慣れてきて、何となく触りたいけどやることがない時期に入りました。そんな暇あったらブログ書けよー。ワカッテルヨー。

 はい、ジャンプ25号でござんす。『ONE PIECE』『約束』が休み!

背表紙

 ジャンプキャラしりとり。ルフィ→石神千空→うずまきボルト→トニートニー・チョッパー→アスタ→炭治郎→潮→大木大樹→湯ノ花幽奈→薙切えりな→ナミ→緑谷→ヤミ・スケヒロ→ロー→緒方→田所恵→宮崎千紗希→キルア=ゾルディック→久世草介→夜凪景→虎杖悠仁→ジンベエ。
 外れ。今週は当たる気がしなかったです。ツイッターで刃皇予想を見て「これだ!!」とか思ったんですが、それも外れ。そうだな、ジンベエいたな。ただ、メイン寄りの度合いで言えば刃皇の方が上な気もするんですよ。そうするとやっぱ本名縛りがあるのかなぁ、なんて。だとするとオールマイトが出てこないことになり、それはそれで違和感がある……
 まぁ、次。「エマ」です。これしかないので盛り上がりに欠けるかな(勝手)。とはいえね、『約束』が今まで出てこなかったのがおかしいので、これはこれで良いと思います。その次は「ママ」にしよう(ムリデス)。

表紙

 新連載。本編読んだあとだと印象が大きく変わりますね。主役をどちらか1つ選ぶなら、夜の方なのかな。

読者プレゼント

 令和です。先週やればよかったのに……とか思わんでもない。てか、これは元号発表なので厳密には4.1の時事ネタになるのかな。5.1ではなく。このページを作るのにどの程度の期間かかるのか知りませんが、1ヶ月以上なの?
 ダジャレの手数は多いんですが、「れい」だけとか、「和」だけがあるのでそんなにうまくはないですw ただ、「ハガキのお令和盛り沢山」はかなり好きです。

巻頭カラー『ふたりの太星』福田健太郎

 監修は里見咲紀。将棋は監修がつくのがデフォルトになった感ありますね。どこまで関わってるのかとかも気になるのでヒットして対談企画とかやってほしいです(そこかよ)。『食戟』ほどは関わってない気もするんですよねぇ。最終チェック程度というか。案外丸投げかもしれないんですが。
 福田先生。最初は「知らない人ですね」とか思ってたんですが、いざ本編読んだら「はいはいこんな感じこんな感じ」と思い出したので面白いもんです。絵というよりも、キャラクターのデフォルメの具合とか、モブとかの具合がすごい懐かしかったです。ちょっとした同窓会感。お前アイツかー!みたいな。
 本編。双子だと思ってたら……! とのトリックが面白かったです。まぁ、あの巻頭カラーは疑いようもなく双子なのでずるいっちゃずるいんですけどねw ……いや、双子の片割れだけが死産でその際に魂だけ乗り移った、とかもあり得るのか?
 てか、予告ビジュアル? で同じ方向を向いた2人が将棋さしてて「どういう状況?」とか思ったんですが、今思うと納得ですね。あの違和感は了承済みだったのか。
 絶対に会うことの出来ない他人としての自分。ここがすごい面白かったです。交換日記もそうだし、交換将棋もロマンティックで個人的にはとても好き。あれが成立するのは将棋ならではですよね。この時点で一定の満足度があるというか、「良い作品でした」と感想が終わりそうなレベル。
 てか、アレが明らかになる場面、「おっ双子が入れ替わるのかー? 今時それやるー??」とか意地悪なことも思ったんですが、それを乗り越えたオモシロなので良い。入れ替わりで交換日記だと『君の名は』とは思い出すけど、絶対に会えない2人の交流としては本作の方が面白かったかも、とかマジで思います。ちなみにあの映画は入れ替わりパートが一番好きです。あとラーメン屋。
 そんな交換日記。機械かよ、と言いたくなるように字がうまいので笑った。まぁ、キャラクター的に正しい。もう一方の字も見たくなるなぁ。絶対汚いでしょw 漢字も苦手らしいですし。
 いけ好かないユーチューバー描写が金とエロに偏るのは何なんでしょうね。こないだ『ne0』でも見ましたし。偏見というかイメージとして共有されてる感が不思議です。私はユーチューバーの実態をほとんど知らないので余計に面白い。
  “空に太陽があれば俺の居場所もわかるんかもな” これまたロマンチストで良かった。言われるまで気づかなかったけど、彼は太陽を見てないんですね。これはつらいわ。科学的な根拠があるかは知らないけど、夜しか知らなかったらなんか精神的に淀みそう。まぁ、そのうち昼寝でも交換できるようになりそう、とかメタなことも少し思ったりするんですが。
 んで、最強主人公が覚醒(文字通りw)してエンド。盤面のコントロールがそこまで周到に出来るかは分からないんですが、昼の方もそれほどまでに強いということか。わざと相手に有利なように動いてたっぽいですし。まぁ、ここらへんは将棋ガチ勢の人が「あり得ないっしょw」「いやいや案外……」とか楽しむのがふさわしいと思います。マジで分からん。
 ということで終わり。設定のお披露目として間違いない回だったと思います。良かったですよ。オモシロ設定との見せ方がちゃんとオモシロとして伝わってるのでもう充分なのではないか。

『鬼滅の刃』

 安易なカナヲ上げ、しのぶ下げではないので良かった。前回の「しのぶちゃんより強いかも」は目による予測行動の鋭さから過大評価した、とか? そうであってほしいなぁ。そもそもアカザより格上のやつを、1人で倒したらそりゃ引くわ。炭治郎があんだけの覚醒(特殊出自パワーも込みで)して、さらに柱のサポートが入って、さらには敵の諦めも込みで勝てたわけなので、どうすればカナヲ嬢勝てんのよって話。そこらへんの理屈は今後やるんでしょうね。
 ということでイノヘッド。まだ「これで勝てる!」と素直に思いはしませんが、イレギュラー要因としては文句なしの存在かもしれない。あとはやっぱ視覚と触覚がうまいこと作用して相手の弱点を突く、とかそういう話なのかなぁ。急に敵強くなったからなぁ。どないすんの、とは思います。もちろん、それが楽しみでもある。

『Dr.STONE』

 同じことを繰り返すのはアレだと思うんですが、やっぱ本作はギャグがなぁ。ギャグを交えて話をガンガン押し進めるのはいいんだけど、そのギャグが面白くないんだよなぁ。各デフォルメが極端すぎるというか。みんなが馬鹿笑いしてる中、自分だけ笑えないときの疎外感。
 ただ、嘘泣きからの催涙弾とかは面白い。このプラスとマイナスが極端な感じ、すごい独特。嘘泣きが一切通用しない千空が他人を強制的に泣かせる催涙弾を使うとか、最高だよなぁ。

センターカラー『サムライ8 八丸伝』

 カラー扉。可愛い。猫も可愛いし、伸びするワンコも可愛いし、少年も可愛い。前回のカラーが特殊だったのでようやく見たいのが見れた感。
 本編。自由になってまず嬉しいのは食。生を堪能してて良いですね。喜びが分かりやすいし、それと同時に「こんなことも知らなかったのか」と改めて設定のハードさを思い知らされる。
 てか、主人公、平常時はメガネしないのね。メガネ込みのキャラデザは好きだけど、メガネかけててほしいよなぁ。あの変身が平常時になるとは思ってませんでした。
 空飛ぶワンコ。テンション上がるけど、ワンコはワンコらしくいてほしい気持ちもあって複雑。あと、ワンコ撃ち落とされてんのにあっけらかんとしてるのが謎い。もっと悲壮感あるべきじゃない? 死なないと分かってるから、なのかな。
 新キャラ。トランスジェンダー、なのか? 侍という男社会(本作には女の侍もいるのかもしれないけど)を扱う作品において、こういう男性性を否定するようなキャラクター、男性性に苦しんでるキャラクターは大事だと思います。のんきに侍侍言ってもいられない、と作者も分かってる感。良いぞ。
 てか、目隠れ。目隠れもメガネと似たようなところあると思うんですが、本作の場合はそれで合ってる気がします。メガネと同じで、目隠れは目隠れはデザイン的に好きなのでそのままでいてほしい気もするが、主人公がメガネを外したことを考えると、彼(女)も目を露出するようになるのかな。
 彼(女)も彼(女)っでかなりハードな闇を抱えてるんですが、かなりアッサリ解決するのが独特ですね。主人公が落っこちてきたのは偶然だけど、それがあまりに運命の出会いすぎるというか。世界で一番の友達が空から振ってくる。パズーもびっくりである。

『ブラッククローバー』

 対怪獣戦が見れるとは思わなかったなぁ。もちろんダイジェスト的に簡略化されてるので大満足とは言わないけど、あの絵面はやっぱアガる。現在の方でもやってほしいけど、ないかなぁ。バトルを振り付けるの通常のバトルより難しいだろうし。
 神話レベルの戦いがあっさり終えてしまうのが贅沢でもあり、もったいなくもあるかなw まぁ、思い切りの良さはホメるべきなんでしょうが。
 んで、現在。 “黒キモヤロォォォォォ!!!!” “何ですかぁぁぁぁぁぁ!?!” とアスタ。良いなぁ。こちらが思ったことをそのまま言葉にしてくれてるw 黒キモだよなぁ。シリアス極まりないのにリアクションがギャグっぽくなっちゃうのも良いよなぁ。ギャグっぽいけど、彼からしたら至極全うですよねw

呪術高専だより

 人気投票の中間結果。1虎杖2五条3伏黒、僅差で4七海。私の予想は1五条2虎杖3伏黒なんですが、当たるかもしれん。絶対これから五条伸びるでしょ。虎杖は主人公らしく広く浅くだろうから、この中間結果を受けて熱心に入れる人が増えるとは考えづらいと思う。票数が明らかにされてないけど、3-4は僅差と明言されてるので七海ファンも頑張るか。だとすると外れるかな。
 東堂は意外と6位。もっと上だと思ったなぁ。意外とベストフレンド少なかったか。高田ちゃんが11位とまさかの大活躍なので、さては票が割れたかw
 前の人気投票のときもそうだけど、狗巻人気が私は不思議です。『高専』ファンの票だとするなら、乙骨より人気あるのが謎だし。
 個人的には10位に吉野が入ったのが嬉しいです。本結果では落ちちゃうかもしれないけど(これから伸びるとも思えない)、中間でもベストテンに入ったのが嬉しいです。
 水曜のお昼までに投票は可能なので是非……ってもう全然投票できないじゃんw えっ、この結果を受けてバンバン投票してねってことじゃないの? なんで今発表したんや。これで本結果がこのままだったらクソつまんないし。
www.shonenjump.com

  • 追記2019/05/21 23:48
    • 投票締め切り直前に中間発表した件。ライト層の「最後にもう1票」が真の狙いだったのかもしれませんね。黙っててもコア層は毎日投票すると考えた場合、ライト層の「最後の1票」を増やすことで相対的にコア層の影響力が下がることになる。なんか息巻いちゃってお恥ずかしいです。
    • だとすると五条、狗巻あたりはむしろ下がる可能性すらあるかもしれない。あれっ、じゃあ予想は外れるのかw

『呪術廻戦』

 中二伏黒。友達ではないけど、オタクに優しい。そういや、虎杖もオカ研にオタク友達みたいなのいたっけなぁ。そういう意味では似たもの同士か。ヒーローとしての資質というか。
 「フワーオ」再び。即座に察して謝る虎杖いいやつだよなw 弟も全力で謝ってて仲良し感あって楽しい。友達になれそう感出してくんなよw
 後ろからトンカチでゴン。絵面が凶悪すぎる。ヒットの瞬間は直接描いてないけど、釘崎さん、やっぱ武器がこえぇわw
 ラストの蝶は不覚にもかっこいいと感じてしまいました。あれ、アリだろ。どういう構造かさっぱり分からんけど、ワクワクがある。

『ハイキュー!!』

 シンプルなサーブ&ブロック最強、からの影山最強、からの旭焦る、からの追い打ちサーブ、からの “エース” “めっちゃ損。” ですよ。ミカちゃんゲロかわ。やば、頬杖ミカちゃん最強説あるわ。話が試合展開を通じてキレイに連結していき、最終的な「はいこれ今週のテーマです」というのをミカちゃんに言わせる。バカ故のシンプルな言葉で読者に刺さる。何より可愛い。やはり女性キャラ最強は『ハイキュー』と言わざるを得ない……。私は『ゆらぎ荘』ファンなのにそう思ってしまうんだから悩ましい。けど、ミカちゃん可愛いんだよなぁ。
 本話における最も盛り上がる点はやっぱミカちゃんだと思いまして。あそこで本話のドラマはピークを迎える。そして、その後は “損” “か” と次話へ繋げて終わる。やはりこの構成の気持ちよさはありますよね。ぶっちゃけね、大きな物語とかどうでもいいんですよ(大事です)。結局読者1話ごとにしか読めないわけですからね、目の前の1話を読んだときの気持ちよさが第一であって、それが『ハイキュー』がマジで現ジャンプ最強クラスで、本話における最強がミカちゃん。

『チェンソーマン』

 マキマさんのチュッパチャップス、めっちゃロマンティックで良い思い出になるけど、マキマさんはそれを分かった上でやってるんじゃないか? みたいな余地があるのが良いですよね。よその女にたぶらかされて自分の支配から飛び出そうとしてるデンジに対して改めてマーキングをしてるというか。意地悪な表現をすれば呪いをかけてると言ってもいい。
 そんな呪いとして受け取ってたら、ラストでビビったw ビビるけど腑に落ちもする。死後の念じゃないけど、あのまま死なれたら残された身としてはたまったもんじゃないですか。
 そんなマキマさん、悪女で疑いようがない……とか思ってたんですが、 “昨日のお酒美味しかった……” でちょっとグラつきました。あれを楽しんでたってことはすべてが計算で心を表に出さない冷徹な人ではない、のか? みたいな。んで、どっちつかずのまま退場していくのが永遠に手の届かない存在という感じで良いですね。まぁ、今後なにがあるか分からないんですが。生き返るかもしれないし、実は良い人みたいな思い出話が出てくるかもしれないし。

センターカラー『ぼくたちは勉強ができない』

 カラー扉。浪人。えっまだ浪人やんの? とか雑念が湧いてしまった。なんで本編関係ない人起用したんでしょうね。カラーの持ち回りとかあるのかしら。
 本編。物語が進行すればするほど深刻になる本作の「そんなことしてないで勉強しろよ」問題。今回はとにかく、唯我が、勝手に、相手に悟られないように、首を突っ込んでるので笑った。やっぱ作者も「そろそろ勉強させないとまずい……」とか気にしてるんですかね。
 幽霊の話したあとに風呂場に行ける胆力やばい。風呂場って怖くない? 何なら家で一番怖い場所じゃない? 水場には幽霊集まるみたいな話も聞きますし。そもそもホラー映画の定番スポットですし。
 オチも幽霊ネタだと定番であまり驚きもないですし、そもそも「うっそぴょーん」からの「うっそぴょーん」って話として面白くも何ともない気がします。特に納得できるロジックもないまま、無意味にメタを繰り返すだけって最終的は「もうどうでもいいよ」に行き着いてしまうので危険だと思います。

火ノ丸相撲解説席

 相撲はVARの採用がクッソ早い。意外と先進的というよりは、1試合の時間が短いからって事情も大きいんでしょうね。試合を止めてビデオ判定するのではなく、試合が終わってからビデオ判定するってのも重要な違いだと思います。正しさは大事だけど、試合が冷める、という問題が大きいよね。

『火ノ丸相撲』

 五條家観戦。鬼丸人気に驚いてたら元横綱が出てきてそれどころじゃない。これは笑うわ。駿海さん、読者的にはたしかに慣れた感じはあったけど、フラットな印象としてはああなるよなぁw あなる。
 明言はしないけど、露骨に鬼丸のが人気ってのを見せてくるのがリアルですよね。この2人を一般人から見たら、残酷なようだけど仕方ないのかなぁと納得してしまう。どう見ても小さいのと、プロの中では小さい、だと前者になっちゃうよなぁ。
 そんな人気もそうだし、評判としても火ノ丸くんは横綱にふさわしい、と繰り返される。今までにも何度かあったけど、視点が火ノ丸くんではなくなり、火ノ丸くんが悪役のように描かれるパターンですね。外からの視点を強調することで横綱としての資質に説得力を持たせる。んで、火ノ丸くんが上げられれば上げられるほど、大関くんを応援したくなる。主人公感があるのはそっちですね。

『僕のヒーローアカデミア』

 氷を操る。街中の氷を駆使して戦うのは絵面として楽しいけど、街にある氷の量ってたかが知れてない?? とか少し気になる。あの人たちバカみたいなデカい氷使うじゃないですか。操った氷を大きくする、みたいな副次的な能力もあるのかしら。冷凍食品とかも数に入れるなら割と余裕、か?
 んで、トゥワイスのの精神分裂対談。仲間に対しては良心しかない表と、それにすがるのはナンセンスと指摘してくる裏。表が1人で嘆いてるよりも悲壮感あるのですごい良かったと思います。
 そんな悲壮感が真に迫ってたと思ってたら、ホラー的にトラウマを最悪の形でつついてくるので最高。あれは怖い、というか精神狂うわw トゥワイスがライジングすることを考えると、倍化するしかないと思うんですが、どうなるんでしょうね。自分と和解とかそんな感じかしら。「ドラえもんだらけ」再び、なるか。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』

 幽奈さんはいくらコスプレしても三角巾が残るから強い。いや、弱いのかもしれんがw 三角巾と頭部のフワフワ、と記号が大きいんだよなぁ。メガネキャラでも作品によってはメガネ外すこともあるので、強度としてはメガネ以上かもしれない。まぁ、それだけに受肉が歴史的なイベントだったってことですよね。当時は「これに味しめて連発しそうで不安」とか思いましたが、しっかりレアリティーを守ってるのでさすがでした。疑うだけ無駄でした。私如きがなんと余計な心配を……(信者)。
 ということで修行。シリアス長編における息抜きとして画期的な方法だったかもしれない。物語的に必要な話でありつつ、絵はお色気。シリアス長編の合間に作者が照れ隠しできる。最近は明らかに長編が増えたと思ってましたが、窮地(じゃないけど)に立つことで新たな方法を見つけだす。サイヤ人かよ。
 女将さんの件。「まさか女将さんの正体にまで迫るのか!?」とか数ミリ思いましたが、やっぱちげーわ。さすがにそこまでやったら詰め込みすぎですねw ただ、いずれは大ネタとして扱うことになると思うんだよなぁ。別に「女将さんはそういう存在だから」とぼやかしたまま最終回を迎えても全然違和感ないんですが、今までの本作を考えるとそれすらも……とか考えてしまいます。
 カラダ目当てじゃないか心配する小五コガラシくんに対する幽奈さんの説得がロジカルで笑える。超バカバカしい話になったと思ったら「それは確かに……」と納得しかないネタを放り込んでくるから面白いです。こんな回でも理屈っぽい。
 幽奈さんとの信頼関係という意味でもそうですし、触り触られというテーマが何気に本作として、2人の関係性として重要なんですよね。根幹として不可欠な要素というか。油断してると「ひょっとしてこれ大事な話してる?」と驚かされる。
 んで、マッサージ。小五だからセーフ!! というエクスキューズで伸び伸びと照れ隠ししてるんだと思いますが、小五になったせいでちょっと性暴力的なニュアンスも生じてるような気も……せんではないw
 小五設定の特徴としては、ケツや股間よりもおっぱいに重きが置かれてる点じゃないですかね。まぁ、基本的に本作はずっとそうかもしれませんがw ただ、ヒザ枕のくだりとか母性で攻めたときがコガラシくんには刺さる、というのは間違いないと思います。これはさくらお姉さんの分!!(バトル漫画的解釈)
 まぁ、マジレスすると、逢牙師匠との比較が裏テーマなんですよね。最後に出てきたけど。前にも感想書いたと思うけど、今回の小五化の肝は師匠と出会う前のコガラシくんを幽奈さんが正しく導く、という点にあると思います。それは同時にコガラシくんの初恋を上書きすることにもなるので……ぐへへ、という話w ただ、術メインの幽奈さんだとスポ根的に教える師匠の代わりになることは難しいわけですよね。太陽で攻めて信頼は得ることは出来たけど、師弟愛&初恋を得るためには北風が必要だったわけで。

『ジモトがジャパン』

 投稿なし。減ってきたのだろうか。逆に言えばチャンス。広告募集は途切れることないのが面白いですね。そっちのが殺到してる感。
 本編。ギャルに頼みごと。 “みんなの笑顔みたくてやってんのに…” “なん…でみんな そんな…形相” は深いですね。人間の闇をデフォルメしたものとして秀逸な気がする。良い奴への頼みごとがいずれ当たり前になり、1つでも多く、少しでも大きい頼みごとをしないと損という感覚になり、最終的にはクーデターw もちろんここまでのことはまずあり得ないですが、これに似たことはあるよなぁ。私もあの一員にならないという自信はないです。ついでに言うと、頼まれごとを受けまくる側にも非がないとは言えない(連帯保証人とか完全にアウト)んですが、あそこまでの親切お化けじゃないにしても1人で抱え込もうとしちゃうこと、あるよなぁ。寓話として秀逸。
 富山のおじさんが気持ちよさそうに出汁取られてるのは笑いました。最後も部の一員みたいなポジションに収まってるしw

センターカラー『アクタージュ act-age』

 新キャラでかい。アラヤよりもさらにでかい。身長のインフレだ!!(なにそれ)
 てか、直前のコラムが本編のネタバレになってるのマジ勘弁してほしいです。何がしたいの……
 本編。新キャラ、ハリウッド映画の出演をドタキャンしたらしい。その足で来日したとか。もうハリウッドの仕事はもらえない気がする。出演の辞退なら分かるけど、ドタキャンってどういうことなの。『ボヘミアンラプソディ』のブライアンシンガー的な? その状態の彼に仕事与えた側にも悪い評判が立つのではないか……ってそれは悪役だから大丈夫か。
 んで、ダブルキャスト。男もダブルなんですね。コラムはさておき、驚きました。舞台の基礎的なこと何も知らんなぁと痛感。
 夜凪に性的なニュアンスを持って迫る男の新キャラ。これアラヤで見たよなぁ。マジで今回の新キャラ今んとこピンとこない。私だけなのかしら。顔が全然タイプじゃないから、みたいなバイアスじゃないといいんですがw
 とりあえず七五三の弟妹がめちゃくちゃ可愛かったので個人的には満足です。あいつら好きなんだよなぁ。

『髪緒ゆいは髪を結い』

 初めてマジメな話になるかと思ったら、ならない。ならないんかいw
 いや、ギャグっぽくはなってるけど、黒ゆいには黒ゆいの人生があり、彼女に尊い価値を見出してる人もいる、というのは何気に大事な話でもありますね。どこまでそっちに振れるか分からないんですがw
 裸を透視はするけど、スリーサイズは隠す。このバランス好き。下品になりすぎないというか。女の裸のあとは男の裸も出すのも良いですね。『食戟』的なバランス感覚。ただの裸じゃなくて特殊なポージングなのがおかしいですね。てか、スイッチのオンオフじゃなぇんだからうっかり見ちゃうってことないだろw

『食戟のソーマ』

 待望の母ちゃん回であり、「失敗の味」。『磯兵衛』が本作のリメイク?をしたときに「負けという経験は得たぜ」とかやってましたけど、そここそがソーマくんの本質であったわけですね。よく考えれば本作で初めて出た料理はゲソピーですので、そりゃ納得ですわ。長い間暖めてきた大ネタという感じがあって楽しい。
 てか、マヨチャーハン良いなぁ。食べたい。チャーハンとかマヨとか、いかにもバカっぽい要素に惹かれてしまうのが情けないですが、そういう層向けに作られてる感もある、のかな。
 あと、回想の中で、初めてチャーハンを教わる場面で、 “母ちゃんっ こぼれるよぉ” “アッハッハ! いいさいいさ” がちゃんと「失敗」について教えてるのがうまいですよね。レシピ的な失敗ではなく、失敗を通じて学ぶことを教えてる。

『最後の西遊記』

 病気の話ではなく、別の説明が続くのか。前回のラストは「さすがに説明のまま終わるのはちょっと……」という計算だったのですね。別の説明が始まったけど、しっかり話は繋がってて、それが今回出てくる初任務に繋がる、のでしょう。たぶん。
 感情の話。 “…俺に今の話聞かせたのって” “エステルと「友達になってほしい」からですよね” 。妹に愛を教えるとか、友達になるとかコミュニケーション的な使命が多いですねw いや、彼のヒーロー性が一貫してるという話なんですが。感情がないとされる組織の中だからこそ感情を持ち、伝えることを出来る存在がヒーローになり得る。
 どこでも鳥居。あのパキパキというギミックが楽しい。今までの情報から逸脱しない使い方ってのも良いですよね。

『お約束のネバーランド』宮崎周平

 まさかの2週連続。今週は目次コメントもあるよ。前回のは予定通りで、今回がカイウの穴埋め、なのかしら。『お約束』大好きなので、「いつでも体調崩していいぞ」とか縁起でもないことが一瞬脳裏によぎりました。それ以外のルートでの掲載がいいです。
 いつもの本編とは違い、原作の特定の回のギャグ的解釈ではないんですが、原作再現ギャグは盛り沢山なのが嬉しいですね。 “そのために僕は僕を利用するんだ” は笑ったわ。今週一番笑った……と思ったらラストの “レイ…その歌どこで…” で更新してくるからヤバイ。今度こそ今週号で一番笑った。アニメでも超重要エピソードだったレスリーネタ持ってくんなw
 サイコ野郎の次くらいに名物になってる(と思う)ギルダの顔芸。あれは原作に対する「いくらなんでも思わせぶり過ぎるでしょ」というツッコミになってて好きなんだよなぁ。スピンオフかくあるべし、みたいな話。原作で感じた違和感を思う存分ギャグにしてくれる。
 原作ではなかったけど、今思うとあるべきだったかも、と思えるのが異性ネタ。サイコ野郎が限界迎えるのも面白かったけど、騎馬戦でギルダのこと意識しちゃうのも良かったですね。ああいう性への意識が全然ないのは原作の美点だと思いますが、あの年齢だったらたしかに意識するよなぁ。せめてスカートはやめてあげてw
 終わった……と思ったらソフトの宣伝漫画が始まる。やっぱアレか。どちらかがカイウの穴埋めなのか。いくらなんでもイビツすぎるというか。まぁ、楽しいから大歓迎なんですけどね。アニメ2期早くやってくんないかなぁ。どっちがメインか分かんなくなってきましたが。

『思春期ルネサンス!ダビデ君』

 最重要と思われるテーマをマジメに長編でやるのは丁寧で好感なんですが、いかんせんあんま面白くないというか。マジとギャグの案配があまりよろしくないと思うんですよね。まぁ、前から本作のマジメモードはそんなにハマってないので偏りもあるんですが、ギャグやってるときのが各キャラが魅力的だったり可愛かったと思う。
 んで、本章ではメインじゃないけど、本話ではメインテーマであろうモナさん。鈍感は罪だぜw
 あれ、要するに「告白はしないけど好きっす」という告白じゃないですか。まぁ、そんなこと言われても何て返事したらいいかゲキムズなんですがそれはさておき、ダビデくんはそれにすら気づいてない風だからなぁ。結果的にどちらかを明確に選択するので偉いと思うんですが、ダビデくんは断る痛みを味わわないとずるいというか。告白することの尊さを描くんだったら、「お前は告白しなくていいや」はフェアじゃないよなぁ、とか。あまりに男性本位すぎるというか、都合がいいんじゃないかな。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 20(月)はローマ字の日。ジャンプに蔓延るアルファベット略字特集。これは良い着眼点。目次とか読むファンにとっては「あーはいはい」となりますね。
 JS、JCはあるのでJKの登場が待たれますね。個人的にはジェイソンステイサム、ジャッキーチェンがお馴染みです。JKは……ローリング?
 DLCはジャンプに限らない用語ですよね。ゲームファンならかなりの浸透度でしょう。OCG、DCGとかゲームの中でも狭いジャンルの話になっていくのは笑った。果てしないな。
 週ちゃんには出てこなかったけど、OVAとかOADが一時期馴染みがないので混乱してました。今のジャンプだとDVDよりBDなのでOADじゃなくてOAB……と言うのがややこしいのでOVAなのかな。
 映画のタイトルとか最近はナンバリング表記が減ったのでアルファベット略称が使われること増えましたよね。『アベンジャーズ』だけでも『AoU』『IW』『EG』ですし。ちなみに本シリーズのことはMCUと略しますw

 26(日)は源泉かけ流し温泉の日……ってなんだそれw
 とにかく温泉名を関した入浴剤。あまり使わないというか、むしろ避けてたかもしれない。バスソルトか、薬用の入浴剤の方がありがたい気がしてた。現地の再現、下位互換に過ぎないと思うとハナから別の勝負してるものに惹かれる、みたいな。香りとか美肌とかどうでもいいんで、疲労回復!! 発汗!! みたいなのにやたら惹かれるんですが、ぶっちゃけどれも大差ないんでしょうねw
 羅列されて気づいたけど、ジモト愛を入浴剤で楽しむことも出来るのか。ジモーラを高められる。

次号予告

 まだまだ新連載。ラグビーだって。将棋に続いてラグビー。無知なジャンル続きます。『里見八犬伝』も入れると3連続。恥ずかしながらアメフトとラグビーの違いも細かく分かってない……は言い過ぎだけど、瞬発的に「サンドウィッチマンは?」「オードリーは?」「五郎丸は?」「くりぃむは?」とか聞かれるで本気で混乱します。ラグビー、アメフト、ラグビー、ラグビー……かな(調べてない)。

目次

半笑いで珈琲飲んだら口の横からダバダバ零れたので呆然と走馬燈をみた
(『鬼滅の刃』)

 吾峠先生の目次コメントを元にマンガのキャラクター作ったらかなりの萌えキャラになると思う。

楽しみながら、面白いモノを一生懸命作ります。改めて、よろしくお願いします。 <斉史>
(『サムライ8 八丸伝』)

 あれ、岸本先生もコメントするのか。意外。『BORUTO』はしてないのに。原案? 原作? だとしない感じなのか。

久々の買い物にはしゃぐも、疲れ果ててPBの蓋も開けられず妻に開けてもらう僕
(『ブラッククローバー』)

 くそぅ、嫁自慢めぇ……!! といつもならなるんですが、今週は週ちゃんの影響で「ペットボトルを略すのか!!」となる。

GWに家族と水族館へ行ってきました!娘が元気すぎて、次の日までヘトヘト…
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 漫画家は体力なさすぎて女性についていけない、と妙なシンクロ。

エンドゲームを観ました。劇場で観れてよかったです。ソーのフィギュアが楽しみ!
(『僕のヒーローアカデミア』)

 観た人だけがニヤリとできるコメント。

近頃打ち合わせのため週一でお外に出るように。街の景色の新鮮さよ…
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 引きこもりあるあるなんですが、そこに忍び込む「お外」の魅力。

富山県と言えば、魚津市から見られる蜃気楼!一度でいいから見てみたいです!
(『ジモトがジャパン』)

 蜃気楼マジかよ。思わずググってしまったが画像で見ても意味ないですねw

青いキャラが好きなのかも。ドラえもんやぼのぼの、11ぴきのねことか
(『最後の西遊記』)

 好きな青キャラ。誰だろう。ネビュラとか? 最近だとウィルスミスもそうか。キャラデザ大不評の某ハリネズミもそうですね。ゲーム繋がりだと『ドラクエ』のスライムもレジェンド感ある。映画つまんなそうだよね。
 個人的に好きなので、ドラえもんを取られたとなると……渚くんか。

愛読者アンケート

 新連載について。まぁ普通の質問。2キャラ換算してるのはちょっと面白いですね。
 ケータイについて。Androidです。すごい初期にiPhone欲しかったけど、日本上陸してなかったのでAndroidにして、それ以来ずっと。
 ケータイの使用料。非常にアレなんですが、いまいち把握できてないというか。ドコモなんですが、死ぬほど分かりにくいじゃないですか。ドコモショップ行って説明聞いてプランを変えたりするんですが、その場で分かった気になって帰る頃には分からなくなる。よそで契約すればもっと安くできるんでしょう。情弱なんでしょう。知ってる。ジジイババア状態なんだと思う。んで、結果としては5kから10kの間くらいだったような……
 それ以外にどんなことに金を使ってるか。ケータイ経由で使ってるってことなのかしら。ネトフリとか基本パソとテレビでしか観ないけど計上するべきかどうか。スマホ関連だと雑誌読み放題みたいなやつは1コやってます。それだけ……だったような……

総括

 うむ、終わり。火曜の24時以前なので良しとしましょう。します。してください。
 連休で勘を取り戻せずに死亡パターンが怖かったんですが、大丈夫なのかな。

 はい、今週のベスト作品。『お約束』かなぁ。新連載でもいいんだけど、口笛からのレスリーで勝負アリだった気がします。
 あと『ジモト』も次点に入れときます。

 今週のもしくはベストコマは『ヒロアカ』のトゥワイスの見開き。それを挟むようにトゥワイスの顔半分がそれぞれ配置されるのも芸術的でしたね。3コマだからベストコマじゃなくてベストシーンか。どうでもいいか。

 最後に今週のベストキャラ。こちらー。

  • ミカちゃん 『ハイキュー!!』
    • 頬杖ミカちゃん最強!! 最強!!

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お約束のネバーランド (ジャンプコミックス)

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