思い入れ:Fuki communeライブ@Shibuya O-West
今回のShibuya O-West、以前WWWフェイスで行ったところ、その時二階席が開放されてたんで今回は、と思ったら、前回より少ないスペースでしたがちゃんとありました。いや、ここの二階席はステージ全体が俯瞰できるし老人に優しいw。そこでSNSで知り合った某氏と合流、色々と話しているうちに暗転。メンバーが出てきて最後にいつもの麗しいFuki様、黒い衣装で登場。いや、やっぱりステージではもう絶対歌姫ですねえ。
某所から取ってきたセットリスト、こんな感じです。
- Wecome to my dream (instrumental)
- 月が満ちる前に
- I'll never let you down!
- 狂い咲け雪月華
- 輝く夜へようこそ!
- 青い季節に
- Liberator
- 僕が生きる世界
- Hacking to the gate(アニソンカバー)
- No surrender(Nozomu Wakai's destinia)
- 朝な朝な
- ゆずれない願い(アニソンカバー)
- Liar (新曲)
- Strength
- 未来
- Sail on my Love
- La voix du Sang (Unlucky Morpheus)
- おもちゃの兵隊(Doll$Boxx)
- Love You♥(LIGHT BRINGER)
まあ、見ての通りですね。とにかく「LIGHT BRINGERのボーカルFuki」という部分から離れて「ソロボーカリストFuki・そのプロジェクトFuki Commune」を(当然ながら)強く出したライブです。更に言えば、彼女の恐らくやりたいことであろうアニソンをあえて強調していたようにも思います。途中でアニソンの良さを力説するFuki様、全然分からん私w。いや、別にこっちに説明してたんじゃ無いんだけどさ。
バックはもうプロの仕事人ですよね。特にDrが心地よかったです。途中どれだけ聴き惚れたか。LIGHT BRINGERから長い付き合いのMaoのKeyが大活躍、特にアンコールでマニュピュレーター抜きの生音だけでやったときはかなり彼が音を作ってたんじゃないかな?「おもちゃの兵隊」で顕著でしたが、はっきり言って同期音源なんて要らないな、と。別物の演奏でしたが、それは凄くソリッドで良かったです。ただ、恐らく同期なしのアレンジを再度やらなきゃならないという問題が大きいのかもしれません。あとさあ、若井望がゲストで三曲(8-10)弾いたんだけど、主役より派手な格好なのはどうなのよ?w。
で、要のFuki様はもう凄い絶好調。本人命名の「ハイトーンお化け」の面目躍如、これでもかと高い声でシャウトしまくり、またそれが気持ちいい。正直、中音域(「青い季節」あたり)は毎度怪しいし、今回も怪しかったんですが、それを差し引いても、私が体験した彼女のライブではトップスリーくらいに良かったと思います。ただ、やはりCDの印象と同じで、アニソンを意識してか「かわいい」歌い方が目立った、というか、メタル的な歌い方は減ったかな、と。それは曲を忠実に歌えばそうなるわけですし、音源よりはライブ感の強い歌い方でしたけど。あと、MCも何というか、破綻の無さを優先したように思いました。ただねえ、これだけ歌えるメタル系ボーカルっていないですよ、ほんとに。今の日本では本当の最高峰の一人でしょう。
とにもかくにも、プロの仕事に徹してるなあ、というライブだったと思いますね。それこそアニソンとかのライブは全然知らないのですが、多分こんな感じじゃないかな?っていう。彼女の実力や曲の魅力を知るには大成功ですね。このままもっと大きなファン層を獲得していくと思いますし、そうあるべき実力のある人だと思いますよ。
↓
(ここからは独り言です)
ただ、自分自身にはちょっと消化しきれないものがあります。
とにもかくにも、プロの仕事に徹してるなあ、というライブだったと思いますね。それこそアニソンとかのライブは全然知らないのですが、多分こんな感じじゃないかな?っていう。彼女の実力や曲の魅力を知るには大成功ですね。このままもっと大きなファン層を獲得していくと思いますし、そうあるべき実力のある人だと思いますよ。
↓
(ここからは独り言です)
ただ、自分自身にはちょっと消化しきれないものがあります。
フックのある曲、素晴らしい演奏、高い能力のある歌。何の不足もないんです。が、その部分こそが私が何故かのめり込めなかったところなんですよ、過不足ないというところに違和感というか。もっとはじけたというか、はみ出したものがあって欲しいし、それがかつて彼女の歌を生かしてたLIGHT BRINGERの凄さだったわけで。私はアニソンのカバーをやった時、今日はLIGHT BRINGERの曲はやらないな、と勝手に思っていました。そこをやったのにはファンの期待に応える、という部分があったんでしょう、無茶苦茶盛り上がってたし。でも、今のスタンスでLIGHT BRINGERの曲をやるのは(求められるのは理解した上で)やっぱり違うんじゃないかな、という。彼女自身も本当にやりたかったとは思えないところがありますし。
で、彼女が今後アニソンで行くとして、どう差別化するか。曲なのか、歌なのか、ルックスなのか。あくまで「メタルを歌ってアニソンっぽい可愛さが出てしまう」彼女の歌が一番の個性だと思っていて、それが外れたら凡百の歌手に埋没するのではないか?という勝手な危惧。「やりたいこと」と「やるべきこと」がどう融合するのか、という部分は存外大きいのでは、と思っています。
間違いなく今日のライブは絶賛の出来だと思います。それだけの品質を出していましたし。そこに疑いの余地は一ミリも無いんですが、それとは別の自分の思いがもたげてきて厄介です。
ファンというのはみんな身勝手な思いを持っているし、私の思いなど吹き飛ばすくらい大きくなると思います。ただ、それでも自分の思いは少し違うところにあるなあ、と感じた夜でもありました。まだちゃんとした形で表現できているとは思いませんが(まあ言いたい事は大体分かるかな、と思いますけどw)。
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コメント
いろいろご苦労があるかと察しますが、頑張ってください。
投稿: ysjournal | 2016年8月11日 (木) 03時12分