グーグルで最も出世した日本人が吠えた!国籍、人種は無関係。真に戦えるグローバル人材の必要条件はこれだ!
元グーグル日本法人社長で、橋下市長に関西電力の社外取締役に推されている村上憲郎氏と、「グローバル人材」というタイトルで“英語”で対談した。“世界で最も働きたい会社”と言われるグーグルで、日本人として最も出世した村上氏の話から非常に学べた。彼こそが現代で最もグローバル企業で成功した日本人の代表格だと思う。
村上さんの正確な経歴は、以下の通りだ。日立電子、DECを経て、Nortel Telecom Japan代表取締役。2001年、ドーセントの日本法人を立ち上げる。2003年4月1日より、Google副社長兼Google日本法人代表取締役に就任。2008年12月9日に退任し、2009年1月1日より同社名誉会長。現在は同社の経営からは退き、村上憲郎事務所代表をつとめる。
まずグローバルな人材市場で起こっていることを、村上さんは以下のように指摘した。
1・年齢、性別、人種、国籍等は一切問われない。これらの差別は禁止されている。日本のようなあからさまな年齢差別はないし、履歴書でも問うてはいけない。何歳か?とか何人か?ではなく、あなたは何ができるか?だけが問われる。
2・フェアな目的設定とフェアな評価。これがあって初めて採用する側もフェアに人材を登用できる。「よろしく頑張ってくれ」とか「徐々に慣れていってくれ」では世界でいい人材は寄ってこない。「いつまでに何をどうすべきか」そして「それをどう評価するか」これを公正な形で明示しておく必要がある。
3・グローバルな人材採用は日本国外だけで起こっているのではない。国内だけでも起こっている。
4・グローバル競争とは日本人は世界のあらゆる人材と競争せねばならないということ
まったくその通りである。あなたが何人で何歳であって、どんな政治信条や信仰を持とうが、採用側が設定した明白でフェアな目標に応えられる能力と実績があれば、採用される可能性がある。