2011.01.26

知らない人からフェイスブックの「友達リクエスト」が届いたときに気をつける3つのこと

 先日、日本で封切られた映画『ソーシャル・ネットワーク』、併せて発売され、本コラムでも紹介した書籍『フェイスブック 若き天才の野望』の好評判も影響し、身の回りのいろいろなところでフェイスブックのことが話題になりつつあります。

 そんな中、『知らない人からの「友達リクエスト」にどう対処していいか分からない!』、という質問を、何度となく頂く機会があります。

 個人どうしの交流、ビジネスのブランディング、そして先日のチュニジアで起きた政変等、社会に大きなインパクトを与える可能性を持つフェイスブックですが、まずは個人が安心してこの新しい道具を使いこなすことは大事なステップだと思います。

 そこで、今回は友達リクエストに関して気になっているポイントを3つ、ご紹介したいと思います。

[1] 知らない人からのリクエストは勇気を持って「保留」を!

 そもそも個人の自由な考え方でポリシーを持っている方も多いと思いますが、私が敢えて推薦したいのは、知らない人からの友達リクエストの「承認」は勇気を持ってご遠慮することです。「承認」と「後で」の2つの選択肢があるのですが、「後で」をクリックします。その際に相手には「保留」となったことは通知されません。

 理由はいくつか挙げられるのですが、重要と思われる点は以下3つです。

1.  そもそもフェイスブックの基本的な思想として、既にリアルな人間関係を有している友達、家族等とコミュニケーションを取るためのプラットフォームである、という点が挙げられます。

 友達リクエストを送る際の確認ボックスには「〇〇さんに友達リクエストが送信されます。友達リクエストは知り合い以外には送らないようお願いします。」とも明確に記載されています。*つい最近までこのメッセージは「〇〇さんにあなたと友達だということを確認していただく必要があります。」というものでした。

2.  「承認」をすることで写真、職場、居住地の情報、近況コメント等、膨大な個人情報へのアクセスが可能になります。起こって欲しくはないですが、どうしてもスパム行為、個人情報の流出等はありえます。 そういったリスクの可能性を低くするためにも、全く会ったことがなく、しかも文脈を明記する一言メッセージが含まれてないリクエスト等は保留するのが安全です。

3. フェイスブックの優れた機能として、既に友達になっている人とのつながりから類推し、「知り合いかもしれない人」が推薦されることがあります。実際の友人との精度の高いつながりを保つことで、昔の同級生、連絡先が分からなくなっていた懐かしい友人、興味関心の近い人との、思いがけない出会いの確率が高まります。

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