「人間の遺体」がギュウギュウ詰めにされ…《小さな町が大パニック》火葬されていない200体以上の遺体が見つかった「戦慄の現場」
故人との最後の別れを告げる神聖な場所のイメージが強い、火葬場。しかし過去には、驚くべき事件が多数起こっている。
元火葬場職員である下駄華緒氏の『火葬場事件簿 一級火葬技士が語る忘れ去られた黒歴史』は、そんな火葬場にまつわる全国各地の事件を丹念に調査した話題の書籍だ。
前回記事〈火葬場で「死んだはずの赤ちゃん」が泣き出した…中国で起こってしまった「悪夢のような事件」〉に引き続き、同書より海外で起きた火葬場にまつわる事件の詳細を一部抜粋して紹介する。
アメリカでは土葬も多いが、近年では火葬を選ぶ人も増えている。
舞台となったのは、アトランタを州都にもつ南東部のジョージア州。ノーブルという小さな町だ。ここには近隣州からも遺体が運ばれてくる大規模な火葬場があった。約65000平方メートルもある広大な火葬場の敷地には森が茂り、市民の散歩スポットにもなっていた。
2002年2月のある日の朝のことだ。この森で女性が犬の散歩をしていると、突然なにかにつまずいた。何気なく足もとを見た女性は腰を抜かしそうになる。
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地面に人間の頭がい骨が転がっていたのだ。
驚きと恐怖でパニックになった女性は、すぐさま警察に駆けこみ捜査を依頼。地元警察による大規模な捜査の結果、なんと敷地の至るところから遺体が見つかったのだ。
この森で一体、なにが起こっているのか——。