転校生 (2007)
監督大林宣彦 脚本大林宣彦他多数 公式サイト
なんじゃこりゃあああああ!?!
恥ずかしながら告白するが、『転校生』(1982)っていうのは、オレにとってのジ・大林映画なのである。当然最初に尾道行ったときは神社の階段に行った りしたものだ。だからそのリメイクを見るというのはそれなりに覚悟が必要だったわけである。そういう映画じゃないらしい、という話は聞いていたわけだが、それでも ……それでもこんな映画だとは思ってもみなかった!
いやあ驚いたなあ。乳首が死守されているという一点を持って「大林老いたり」とか言ってる人もいるようだが、そんなものではない。あの年にして、観客よりもはるかにラジカルなのである。はっきり言うが、その気にさえなれば、大林は今でも普通に『転校生』(1982)みたいな映画を作って観客を泣かすことはできるのだよ。これを見ると、そのテクニックはきちんと保持されているのがよくわかる。
だいたいこれだって十分脱がしてるしな! これだけ旧作に決定的に訣別しつつ、それなり に感動的だったりするのが恐ろしい。 これを見てしまうとアニメ版『時かけ』はまだまだ甘いな、という気になってしまう。大林宣彦の凄味を再認識した。ラストのセリフは恐いよ。
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コメント
>これを見てしまうとアニメ版『時かけ』はまだまだ甘いな、
比べるもんでしょうか。
そしてこういう一文入れる必要あるでしょうか。
なんか、何の意味も無くただの悪口書いてるだけみたいなパターンが最近多いような・・・
投稿: 観てきました | 2007-07-01 16:17