今回は、
世界でもっとも 華やかな? 女性 の写真を取り上げてみました。
この写真をご覧になればもうおわかりですね。イギリスの
エリザベス女王 です。
エリザベス2世は
イギリスだけの女王かと思っていたら、なんとイギリスを含め16の国家の女王・元首 であり、それぞれの国で異なる正式称号を持っているのだそうで、ちょっとビックリです
。
・
イギリス (グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)、
・オーストラリア 、・
ニュージーランド 、・
バルバドス 、・
カナダ 、・
ジャマイカ 、・
パプアニューギニア 、・
ソロモン諸島 、・
ツバル 、・
セントルシア 、・
バハマ 、・
グレナダ 、・
セントクリストファー・ネイビス 、・
アンティグア・バーブーダ 、・
セントビンセントおよびグレナディーン諸島 、・
バミューダ諸島 、・
ベリーズ 過去にはこれ以外にも、パキスタンや南アフリカやナイジェリアなどの国が共和制に移行する前に、これらの国の女王を務めたこともあるそうですから、
まさに大英帝国 という言葉の象徴のような方ですね。
イギリスにおいては女王の
正式な称号 は以下のようなものだそうです。
「
Her Majesty Elizabeth the Second, By the Grace of God of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland and of Her Other Realms and Territories Queen, Head of the Commonwealth, Defender of the Faith 」
直訳は『
神の恩寵において、グレートブリテンおよび北部アイルランドの連合王国ならびにその他の王国・領土の女王、英連邦の元首、信仰の擁護者にあらせられるエリザベス2世陛下 』です。
このため、法的に厳密に考えると、
時の政情により相互に反対の意見を持っている国の元首として 同時に2つ以上の顔を持つことにもなるそうで、たとえば2003年に勃発したイラク戦争では、同戦争に賛成したイギリスやオーストラリアなどの元首という立場を持つ一方で、同戦争に反対したカナダの元首として行動することもできる状態であったのだそうです。
実際にイギリス以外の国の元首として行動することもあるそうで、特にその国に滞在している場合などがその一つで、たとえばカナダ滞在中はカナダ女王として、オーストラリア滞在中はオーストラリア女王として、パプアニューギニア滞在中はパプアニューギニア女王として行動するそうなのですが、
この問題は非常にややこしいものであると言わざるを得ないと政府も考えている そうですが、本人が一番戸惑うことなんじゃないでしょうか・・・。
今回カラー化するのは1940年後半~50年頃の写真です
1926年に、ロンドンにおいて連合王国国王ジョージ5世の次男ヨーク公アルバート(後のジョージ6世)と妃エリザベス・バウエス=ライオンとの間に第1子として生まれました
。
出生時において、伯父の王太子エドワード(後のエドワード8世)、父アルバート(後のジョージ6世)に次いで第3位王位継承者であったのですが、1936年1月のジョージ5世の死去を受けて
国王に即位した叔父のエドワード8世が、離婚経験のあるアメリカ人女性との結婚を希望したことを受けて、首相らに退位を迫られ、同年12月に退位してしまいます(まさに今のチャールズ王子とカミラ婦人の時と同様に “王冠を賭けた恋”として知られてるそうです。 そしてその退位したエドワード8世の弟でエリザベスの父であるアルバート王子がジョージ6世として国王に即位することになり、この時からエリザベスは一家とともにバッキンガム宮殿に移住し、王位の推定相続人となるのでした。
1939年に勃発した
第二次世界大戦中は、有名なウィンザー城へ疎開したりもしていますが、第二次世界大戦におけるイギリスの勝利後の
1947年11月にウェストミンスター寺院で、ギリシャ及びデンマークの王子フィリップと結婚しました 。エリザベスは1939年に遠縁であるフィリップ王子と会った際、王女は一目で恋に落ちたのだと言われています。
生来病弱であった
君主、父ジョージ6世は、1952年2月、ケニア滞在中に崩御し、これを受けて直ちにエリザベスは女王に 即位して「エリザベス2世」となり 、同名の母エリザベスは「エリザベス王太后」となったのでした。
2007年12月20日にイギリス史上最高齢の君主となり
82歳の現在も健在です。
なにかテレビや映画の世界の童話にでも出てくる王女様のような生活が目に浮かびます。
カラー化しました
エリザベス女王は王室の慣例通り、幼い時から
学校へは通わず
宮廷で教育を受けていますが、
「国民に親しまれる王室」 を目指し 、即位後は積極的にイギリス連邦諸国のみならず日本やアメリカ、フランスなどの諸外国を訪問するほか、私生活をテレビで放送するなど新しい試みを行っています。
執務の一環としては、老若男女あらゆる階級から届けられた国民の願い事の中で厳選された
手紙を読んだり、また最近では
電子メールにも目を通しているというのですからかなり進歩的な方なんでしょうね・・・。
また、若い頃に熱中したことがきっかけでクロスワードパズルを解く事が趣味となり、毎朝目を通す新聞(サン紙などのタブロイドも含む)に掲載されているクロスワードを空き時間などに解いたり、さらには
孫のウィリアム王子が持つ 任天堂の Wii を宮殿での昼食後に遊んでいるのを見て女王は自ら入っていき気に入ってしまい、『 Wii Sports 』のボウリングでは82歳には思えない実力を披露し、王子も「こんなクールなおばあちゃんを持った事に満足だ」と話している そうです。
その一方で
毅然たる一面も持ち、
マーガレット・サッチャーが首相時代に女王と一緒に国民の前に出る際に、「女王と服装を合わせたい」と希望した折、「臣下の服装に興味はありません」と一蹴したといいいますからかなりキツイ一面ももってそうです。言い換えれば「王族以外の人間と私が同じ服を着ることなど有り得ません」ということですもんね・・・。 裸になれば、誰でも同じ人間なのに・・・
ということで、また次回に・・・
16ヶ国の女王陛下だったんですか!
これも知りませんでした~(><;)
健康大丈夫でしょうか?
ちょっと心配になりました・・・。
電子メールをチェックしたり、Wiiしたり、こんな80代になりたい。
平民でいいですから。
2009/03/09-00:56 |
URL | 泉水 #-[
Edit ]
Hiroさん、こんにちは。記事を読んでいたら今やイギリスの女王も、なんか裸の王様のような感じですね・・・ダイアナ妃の事件以来、イギリスの王族と政府には不信感を抱いております。
2009/03/09-10:34 |
URL | 松ちゃん #-[
Edit ]
ヽ(*^^*) 泉水さんへ
82歳でWIIを楽しむおばあちゃん。
それも、WII ボウリング だそうですから、なんとも、ほほえましい姿です。
おそらく、著名な専属医が付いているのでしょうから
まだまだ長生きするでしょうね・・・
いつも、本当にありがとうございます。
Hiro
2009/03/09-12:36 | URL | Hiro #-[
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ヾ(@~▽~@)ノ 松ちゃんさんへ
いつも、訪問・コメントありがとうございます。
実は僕も、ダイアナ妃の事件以来、イギリスの王族と政府には不信感を抱いている一人なんです。
浦はドロドロって感じですよね。
記事を書くのに調べていたら、エェ~ッってような内容もあったのですが、あえて書きませんでした。
権力を持つ人達の考えてることは、僕のような庶民には理解できません。
これからも、よろしくお願いします
Hiro
2009/03/09-12:41 | URL | Hiro #-[
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こんにちは~♪
Hiroさん、また勉強させて貰いました。
知りませんでしたねぇ。
16カ国もの女王だなんて・・
実に興味深い記事でした。
有難うございます。
2009/03/12-16:49 |
URL | COCOマミー #-[
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hiroさん、おはようございます。
16カ国の元首であった・・・。
知りませんでしたね!
いつもながらhiroさんの記事は役に立ってるなぁ。
こうやって、面白く歴史が見れるのは
素晴らしい!
感謝です! 応援凸!
2009/03/13-10:32 |
URL | タカビー #-[
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いつもありがとうございます。
そろそろ、北海道も春の足音の聞こえるころですか・・・?(*^-^)
応援、メッセージ、本当に感謝です。
こえからも、よろしくお願いします。
hiro
2009/03/13-20:03 | URL | Hiro #-[
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こちらこそ、いつもタカビーさんには感謝、感謝ですよ。
なかなか、更新頻度をあげられずにいるので、無駄足ばかり
運ばせていると思うと恐縮してしまいます。
これからもよろしくお願いします(゚∇^*) ♪。
Hiro
2009/03/13-20:06 | URL | Hiro #-[
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