だらだらよもぎ月記

日々のことを「真面目に」だらだらと書いています。政治家としての姿勢などについては、思うところがあるので、厳しい発言もするかと思います。あとは、のんびりした日常のひとコマを載せていければよいかなと。

公開審査する前にするべきことがあるのでは?(前編)

これ、パフォーマンスだろうなぁとしか思えない。
呉市議会の、です。



この谷本氏は、今に始まったことじゃないわけで、マスク拒否については。


それで、騒動になった飛行機での事件以前に、どうだったかが気になりました。


ともすれば、今まで、呉市議会で、マスク拒否とか認知していなかったのか?という疑問が生じます。


谷本氏について調べてみると、意外と、主張は一貫している様子。
たとえば、令和3年9月7日に開かれた9月定例会での発言。


谷本氏の発言を引用してみます。


「私は、自然共生党として、新型コロナウイルス感染症対策について、大きく次の2点に絞って質問を行います。
 まず、新型コロナワクチン接種の欺瞞についてであります。
 多くの市民は、ワクチン接種が感染症を予防すると思い込んでいます。ところが、ワクチンの説明書や厚生労働省ホームページには、感染を予防する効果は証明されていないと明記されています。ここが最も重要な部分であって、呉市の予診票説明書には、厚生労働省のホームページを紹介しているだけで、この部分が欠落しています。これでは市民に誤解を与えるだけだと考えますが、記載していない理由について伺います。」


まあ、自然共生党については、飛ばすとして。
新型コロナワクチン接種について、呉市の予診票説明書には、厚労省のホームページ紹介を根拠として載せているだけであって、そのホームページには「感染を予防する効果は証明されていないと明記されている」点を谷本氏は問題視している様子。


呉市側の答弁は、次のとおり。


「厚生労働省のホームページには、新型コロナワクチン接種は、感染症の発症を予防する高い効果があることや、重症化を予防する効果が期待されることが記載されており、さらに感染を予防する効果につきましても、研究が進んでいる旨記載されております。また、こうした発症予防効果につきましては、接種券送付の際に同封いたしました、ファイザー社製「新型コロナワクチン予防接種についての説明書」にも記載し、市民の皆様へ周知しているところでございます。
 同時に、接種券に同封いたしましたお知らせチラシのほうに、ワクチンの効果について記載していないのは、限られた紙面の都合からで、その代わりに、首相官邸ワクチン特設ページや、厚生労働省コールセンターを御案内いたしております。市民の皆様にはそうした資料を御覧いただいて、ワクチン接種のリスクとベネフィット、こちらを十分御理解いただいた上で接種をしていただきたいと考えております。」とのこと。


これだけだと、中立的に見たら、答えになっていないんじゃないかなと思います。
そこで、谷本氏は「つまり、接種に不利な情報は、あえて記載していないということが分かりました」と発言しています。


ええ、これって、地方の都市レベルではどうにもできない部分かも知れないですが、説明としては、言葉足らず、言い換えれば、責任は政府にあるということで事なかれになっているようにも思います。


谷本氏は続けて、
「厚生労働省ホームページには、感染症予防効果がない代わりに、発症と重篤化を予防する効果があると記載されています。ところが、海外で治験が完了していないため、この効果は大いに疑問です。そこで、国民が発症化、重症化予防効果の科学的根拠を厚生労働省に開示請求したところ、去る8月5日付で開示期限延長通知が来ました。理由は、文書が大量にあり、整理に時間を要するためとして、きちっと示すことができなかったのです。ほかにも国立感染症研究所は、新型コロナワクチンの効果があるとする論文を提示することができず、不開示通知を出しています。加えて、去る7月21日には、ワクチン接種後であっても感染を防止できなかったことを認めると正式に発表したのです。
 ということは、発症と重篤化を予防することすらできないことが鮮明になったわけで、接種そのものに意義がないことになりますが、当局の御見解を伺います」と質問を継続。


それに対しての呉市の答弁は、
「新型コロナウイルス感染症対策を円滑に推進するため、医療、公衆衛生の立場から厚生労働省に専門的、技術的な助言等を行うアドバイザリーボードは、7月21日、ワクチンを2回接種した人の感染が人口10万人当たり1.3人と、未接種者の27.4人と比べまして20分の1以下であるとした資料を公表いたしております。また、厚生労働省のQ&Aにおきましても、新型コロナワクチンは感染症の発症を予防する高い効果があり、また重症化を予防する効果が期待されるとあり、本市といたしましては、接種に意義がないとは考えておりません。
 その反対に、本市における感染者の発生状況でございますが、ワクチン接種が進んでいなかった本年4月末までは、60歳以上の高齢者が占める割合は33.1%だったのに対しまして、高齢者のワクチン接種がほぼ終了いたしました8月以降は7.1%に激減しておりまして、本ワクチンの効果が非常に高いということを実感として感じているものでございます」とのこと。


なんだか、答えがかみ合っていない気がします。
呉市の答弁に対して、谷本氏は、
「厚生労働省のQ&Aが、結局根拠がないということを言っとるわけですから、答えになっとらんですよね。
 さきの6月定例会で当局は、ワクチンの有効性と安全性が確認されたため、特例承認を受けたと答弁されました。ところが、厚生労働省は今年3月26日付で、安全と有効性を証明する科学的論文を用意していないとして、不開示通知を既に発出しておりました。ということは、当局の答弁は修正する必要がありますが、御説明願います」として、更に質問を重ねます。
呉市側は、
「米国ファイザー社製ワクチンは令和3年2月14日に特例承認をされ、また米国モデルナ社製と英国アストラゼネカ社製につきましても5月21日に薬事承認をされております。
 ワクチンは、有効性、安全性等に関するデータを収集するため、健康な方や患者さんの協力の下、開発中のワクチンを実際に人に投与し、臨床試験が行われております。こうした臨床試験の結果等に基づきまして、ワクチンの有効性、安全性、品質について審査が行われ、最終的に薬事承認されるものでございます。したがいまして、本新型コロナワクチンにつきましても厳格な審査を経て有効性、安全性が確認された上で薬事承認されたものであると認識をいたしております」と答弁。


役所としての答弁らしい答弁です。
すかさず、谷本氏は、
「薬事承認とさっき言ったけれど、その中の一部の特例承認ですからね。言い方換えてくださいよ。これは治験を省略するということなんですよ。だから、その答弁は全く欺瞞であると思います」と発言。


呉市側が逃げているような気がします。
長くなるので、続きは次回に。