少年・音無はふと気がついたら死後の世界にいた。生前の記憶がない彼は、出会ったばかりのゆりから「死んだ世界戦線」へ勧誘される。ゆりは神に反逆する「死んだ世界戦線」のリーダーで、天使との戦いを繰り広げていたのだ。ゆりが戦う相手・天使は成仏しようとしない「死んだ世界戦線」メンバーに対して容赦ない攻撃を仕掛けてくる。音無は、わけもわからないままゆりと共に戦うことを選ぶ……。
原作・脚本:麻枝准/キャラクター原案:Na-Ga/監督:岸誠二/キャラクターデザイン・総作画監督:平田雄三/音響監督:飯田里樹/アニメーション制作:ピーエーワークス
音無:神谷浩史/ゆり:櫻井浩美/天使:花澤香菜/ユイ:喜多村英梨/日向:木村良平/高松:水島大宙/野田:高木俊/椎名:斎藤楓子/遊佐:牧野由依/藤巻:増田裕生/TK:Michael Rivas/松下:徳本英一郎/大山:小林由美子/チャー:東地宏樹/岩沢:沢城みゆき/ひさ子:松浦チエ/入江:阿澄佳奈/関根:加藤英美里
卒業式ついに最終回ですね・・・今期いろんな意味で最も話題となったのは言わずもがなどうしめるのか一応期待の最終回ですまぁ根底を覆すような超ドンデン返しなんて予想もしてなければその通りそんな事も起きなかったわけで
でも何かしらの・・・とにかく何かを魅せてくれるのではと最終回に一縷の望みを賭けたしだいであります^^;この当初とは全く変わって低くなってしまったハードルの高さは
前回までの管理人が積み重ねてきたものがとても影響してますね・・・
だから最終回だからといって文面的にも言うほどテンション上がらないかもしれませんがご容赦をw
今までの感想見てもらえれば分かるおw
サブタイを見る限りどうやら卒業式のようですw
卒業式を経験したことのない奏が提案したのだとか・・・相変わらず天使ちゃんはかわいいです^^
最終回仕様ですかねこれは・・・歩き方が妙に微笑ましいいです^^
極めつけはその鼻歌・・・ちとキャラ変更が急だがこういう天使ちゃんも見れて良かった^^そんな天使ちゃんと名前で呼び合うパジャマユリッペ・・・誰が着替させたのかと小一時間
にしてもこの二人はいつ名前呼びになるまでに、ユリッペがデレるまでに仲良くなったんでしょうかね・・・
違和感垂れたれなんだがw もうツッコミ待ちなのかって具合にwwてか他の皆さん、主にTKは何処へ^^;どうやらどうやら後日談よろしく、みんな歪みなく前戦時に消えてしまったようです
最終回上、空気を読んだのか特に影によってNPC化してしまったわけでもなく
全員が全員未練なくこの世界を去ったらしいですね・・・ほんと都合がいいなw みんなの未練ってなんだったんだw これじゃあさわ子さんらの方がなんか優遇されてるぐらいだよww
キャラが多いことに関して、今更文句をいうのもどうかと思うし、それぞれがコントの面で魅せてくれたので
最終的に見ても一概に悪くもないと思うんだがだからってこの扱いはどうなんだろう^^;
安易に脳内補完で補ってくださいとするならば不親切であまりい印象を受けない描けない時間や描けない技量が原因なのだとしたら作品の浅さに直結してしまいますしね
NPC化した高松も思いの力とやらで成仏できたとかどんなご都合だよw 草でも生やして憤りを緩和ですww
そんなこんなで即座に卒業式本番へ
ここでも天使ちゃんの新鮮な面がちらほらw もちろん彼女作詞の校歌ですね・・・w
マーボーの歌、オリコン一位ですかね!! ・・・まぁやり切った顔の天使ちゃんが見れればそんなものいらないよw てか普通合わせられないだろww
そういえばユリッペも肩の荷が降りたのかベタベタなツンデレキャラへ急なキャラ変更を試みてましたね^^;
ベタな萌えキャラ方面においての最後の汚名返上名誉挽回ですね・・・
確かに破壊力はありましたがこれはきっとユリッペというよりもハルルンが大きいですねw ラジオ聞いてれば分かるよww続いて卒業証書授与やら卒業生代表答辞
天使ちゃんのえっへん(`・∀・´)!!・・・成仏しました
まぁこの卒業証書授与やら答辞やらって言うのは如何にも泣かせに掛かっててあんまり好きじゃない、ってのが本音ですね^^;
なによりBGMが反則だ・・・本当にこのアニメは音楽に救われてるよなぁ・・・ガルデモとか凄い良かったのにあの扱いはないよなぁ・・・
その壮大な音楽に乗っかって、というよりかまけて安易なところに落ち着くのがなんともなぁ・・・割にあってないように感じる
終わりに向かって・・・順に成仏していく5人・・・てか3人^^;
直井は最後まで直井でしたね~ この子は途中参加ながらも淀みなく一貫してたので好きですよ彼の全ては音無によって救われて支えられた・・・この一点だけに特化した彼は作品とは違うところで
自分の存在を確立出来ていたと思う 前回のさわ子と若干似てるのかも^^
次に成仏するのはまさかの初代ヒロインユリッペ まさか天使ちゃんだけでなく日向にまで負けるか^^;
しかもまた天使ちゃんともっと早く仲良くなっとけばよかった、とか前回と同じことを垂れてるし・・・
前回の感想でも言いましたが俺はこのユリッペの天使ちゃんへの感情が一番わからない・・・なにやら聞くところによるとユリッペはやんちゃな妹や弟の面倒を見てきたそうです
だからもっと早く仲良くなれれば世間知らずな天使ちゃんにもっといろいろなことを教えてあげられたそうです
じゃあもとよりそんないたいけな女の子に銃口やら刃を向けるなよ
これは本当に分からないんですよね・・・
前回感想と被るかもしれませんが凄惨な過去を持った者たちがどうしてそうも簡単に人を傷つけることが出来たのか
もちろんそれが死なない世界であってもです 必要最低限あるはずの抵抗感すら微塵も描かれてない
そんな考えや行動にいたるまでの過程ももちろん描かれてないので脳内補完する気もしません
この作品って義務のように執拗に死にコントを混ぜるから軽く見えるのかと当初は思ってましたが
どうやら見返してみればそうでもないようです 戦う理由が根本的に、決定的にずさんですまぁでも残念がら最終回なんですよ・・・
とりあえず一言でもいいから
天使ちゃんに誠心誠意詫びてほしかった!!自分がどうしたかったかなんていうのをあたかも温かいもののように美化して傷つけられた者の前で語るな
日向はいいでしょう^^彼も直井同様いままで音無との関係がクローズアップされ続けそして貫かれた
途中ユイニャンとのこともあって脇キャラにしては少々背負いこみすぎた感もあるが
持ち前の明るさと主人公っぷりで最後までらしく振舞って見せました^^最初から最後までキャラも一貫してましたしね・・・一番見やすかったかも
そして次は音無か天使ちゃん・・・かと思ったら二人きりのしっぽりターンだよ^^;今後もゆりたちのような報われない者たちが来るかもしれない
その時のためにこの世界に二人で残ろうと音無は言い出しやがります
・・・これはどう受け取るべきでしょうかね・・・ぶっちゃけ言うとないですよねwさっき成仏した3人は言わずもがな、今までのSSSがあったからこそみんながみんな幸せに召されていった
確かにそこまでの過程は凄惨だっただろうが幸せだったことも確かだという答えが出た
なら次の世界も凄惨な中でも彼ら自身に任せたほうがよっぽどいいと思う
てか日向と直井はいたっていいんじゃないかと思う その使命を背負うならば今までのように彼らの力も必要ですしね
だからどうしたって音無は二人きりになりたいがため他を消したように見えてしまう今までの彼は主人公らしくなくどこか達観していて、ギャルゲーの顔なし主人公のように
何かに沿って行動していたように感じていた 彼自身の気持ちって言うのがあんまり見えにくかったんですよね
なにせ彼の行動の根本は誰よりも他人からのものだったからだ
だがこの最後の最後、天使ちゃんと二人きりなったところで彼は自分自身の感情をひけらかした
なんかただ単純にせこいと思う^^;なんだか無粋ですよね・・・ここに来て、ここまで来て今までになくらしくなく綺麗じゃない^^;
あと細かいところだが二人で一緒にいたいって言うんなら日向に俺が先に消えようか、なんて言うなw
なんだか変にエグく人間臭いんですよね・・・今までそんなところ微塵もなかったのに・・・
だが天使ちゃんはそれを拒否 よしきた そして最大の新事実判明
天使ちゃんの心臓は音無のものだったおぉ!!これは単純に上手いですね^^
この作品の新しい面が見えてきそうな新事実です これを考慮して見返してみると面白いのかも
名前との絡ませ方もなかなか 音無結弦 音の無い譲る・・・
天使ちゃんの未練、心臓をくれた人へお礼ができなかった、って言うのもなかなか良かったなぁ
命をくれて・・・本当に・・ありがとう明らかに泣かせの場面なんだが今までで一番淀みなく見ることが出来たかもしれない
なにより変に恋愛云々に寄らなかったところはとてもよかった、というより助かったと思う^^;
天使ちゃんは今まで心臓をくれた音無に恩返ししようと、認めてもらおうと
ただそれだけの思い出ここまで一緒に来てくれてたんですよね・・・
そして消える天使ちゃん・・・叫びの中音無は・・・
てことで最終回でしたで、実際のところどうだったのよ?ってことで一応総括的なことをたれたれと書いていきますか^^
こっからが本番と言ってもいいぐらいですからね~ でももしかしたら文句大半になるかもですがご容赦を
兎にも角にも一番の本懐であるところの感動は残念ながら出来ませんでしたこれは岩沢さんが消えた時から毎回言ってきたことですがとにかくとにかく描写が足りない!!過去話にしろ、演出にしろ、所要時間にしろとにかく全てが唐突で全てがあからさま過ぎて全てが短かった
自分はこの描写の足りなさを今後の展開の布石と受け取ることで
序盤をやり過ごしてきたわけですが全然そうでもなかったというのが現実でした^^;
特に死の描写が全く映されない、描かれないところには何らかの意図を感じてしかたがなかったし
その意図が今後のこの世界の本懐を覆すのかもしれないと勝手に思ってましたw
その妄想の一例をあげると、実は全員死んでおらずただ一人、この場合は主人公の音無をどうにかしようと
全員が自作自演で何かを謀っている・・・とかそんなキナ臭いものですw
世界観もゲームの中のようだったし死の描き方が軽かったところからも何かしらの裏が潜んでいるのかなと・・・orz
でもいま考えてみると時間があったからって核が変わるわけではないので若干指摘する点が間違えてたのかなと
余談になるかもですが自分はkey信者じゃありません 今作で初めて麻枝さんに触れた者です
そして自分と麻枝さんは合わないのかもしれないとも感じました^^;確かに時間があったほうが感情移入は出来るだろうし、想うところも多くなるでしょう
でも麻枝さんが魅せるものは基本的に変わらないと思います だから劇的に変わることなんて無い
踏まえてkey初心者から言わせていただくとこの作品から「携帯小説」臭を感じてならない^^;これはどちらにとっても非常に失礼なのかもしれません なんたって携帯小説を読んだことがないんですからw
でも読んだことなくともどういうものかって言うのは大体自分の中にあります
ようはインスタントなものといいましょうか・・・明らかに泣かせに掛かってるといいますか
そこで自然に泣けるのなら本当に良いんですがどうにも先にも言った積み重ねが追いついてない
もとより卑屈な管理人からすれば尚更だったんでしょう あまりに端的に綺麗に描かれてしまっていた
過程も結果もどちらも受け入れられないんですよね・・・それが時間によるものなのか魅せ方によるものなのか・・・あとは設定が生かしきれてないところでしょうかね・・・死後の世界、というより死なないという設定がまるでゲームのそれのまま終わってしまったのは残念でならない以前直井生徒会長により雨の校庭の中、凄惨なSSSの粛清が行われた場面があったがあの時の死と
いつものようなコントの流れでの死、どう違うのかよく分からない
どちらも同じようにわざとらしく煽られて、見せ付けられるような死・・・
なのに絶対的に死なない 結果的に悲しいはずがない
この演出はその傍らで起こっている感動過去話の見かけとはそぐわずかなり汚い方法だと思うなんか・・・無粋だったんですよね 先にも言ったかもしれないがお前らの過去はなんだったのかと
それぞれがゆりほどでないとしても凄惨だったはずなのに彼らのこの世界での死はあまりにも無意味だった
そこが本懐でないとしても入り口として用意した設定にしては不躾だったと思う
絶対死なないという設定はもっと魅せられるものがあると思うんですよ
死なないことの空虚さと葛藤するぐらいのことはベタだがしてほしかったかな・・・・
その死の描写の不躾感にともなって随所の表現は相当ひどいことになっていたとも感じます先の天使ちゃんとゆりの関係が顕著かな・・・
妙に達観した部分でとても不適切であり無神経だった気がする
まぁよくキャラに達観したものを求めるな、年相応のものがあればよいとも言いますし
自分もなるたけそのキャラの年齢の視線になって感じるようにしています
でもこの作品での不適切な部分はどうにもそう言うのとは違う感じでした
それがもしかしたらゲームが本職の麻枝さんの成せる技なのかとも思います^^;
やはりあの年頃のキャラにダラダラと台詞を並べさせて説得力を出すのは難しいと思うんですよ妙に長台詞になると違和感を感じるし、説明的だと歳以上の達観を感じる
ゲーム画面でなら動きがない分受け入れられるものだったかもしれないが
動きのあるアニメならもっと物語の深い部分ほど単純にアグレッシブにキャラを動かしても良かったと思うその方が「熱い!」、若者の生きたいという方向で年相応の説得力も出たのではないかな
クリーンな作品の中で変に台詞だけで固めると稚拙に見えてしまうっていうのもありますしね
重要な場面ほど言葉に頼る偏るって言うのは麻枝さんのらしさなのかな^^;
そして極めつけなんですがこの作品を支えているkey信者の一種の狂信性ってのが好きになれなかった人それぞれが感動し感動できないって言うのはもうどうしようもないでしょう
だがこのABが残したのは一種の住み分けに近いように感じました
これはブロガーからすると割とえぐいところでもあり面白いところでもありましたね^^;ハードルを上げに上げこの期の話題を席巻したひとつの作品により様々な感想が見れました
麻枝さんを知ってる人の意見やら知らない人の意見やら
擁護やらアンチやら感動やら寒いやら天使やらゆりっぺぇ・・・やら本当にいろんな意見が見れた
でもその中で残念なのが今作においてその狂信性は至極作品本体とは関係ない、わけじゃなかったということですkey初心者の自分からすればこの作品はkey信者に特化して作られたように感じた
もちろん恒例と言われるネタにしてもいつもの麻枝さんらしさというものにしても・・・
絶対的な予防線が張られていたように感じるんです そしてその磐石な一部層の信頼性にかまけていたようにも感じました
もちろん麻枝さんファンやらkeyファンやらと一括りにすれば特になんてことはないのかもしれませんが
彼らの狂信性は他作品のそれとはちと毛色が違ったのかもしれませんね・・・
ってことでひとしきり文句たれたれでしたw こうも長ったらしくのべつ幕無しに書いてしまうとは・・・
批判の予防線としてここからは良かったところを一杯書きます!とにかくこの作品は音楽が良かった!!ガルデモにしてもBGMにしても・・・とにかく心震えるものが多かった!!
特に岩沢さんですよね・・・彼女の自身を叫ぶような歌の数々はとても惹かれた!!言い方は悪いかもしれませんが個人的に死後急激に美化されましたね・・・
あのほとばしりは本当に今でも心に残っています 本当に魅力ある生気溢れるいい女だった・・・
とても早い段階で成仏してしまったのは残念でしたが
作品本懐と早くに離れることが出来たことにより自分の中で彼女のパーソナルな部分に
クリアに焦点が当たるようになってある意味良かったのかも そういう意味では前回のひさ子さんの言葉も良かった^^
総じて作品のテンションやクオリティを本編とは密接にかかわらずともとてつもなく底上げしていたと思いますあとはやっぱり楽しかったところでしょうか いろんな意味で^^なんだかんだで今期の話題を引っ張っていたし盛り上げてくれた
天使ちゃんにしても天使ちゃんにしても・・・あと天使ちゃんにしても
興味深く面白かったかと聞かれると結果的には微妙でしたが楽しくはありました コントの内容も度々いいものがあったし
なにより考察のしがいのある作品だった
考察させる気を起こさせてくれる作品だったちゃんと用意されたハードルの高さに乗っかってしまいましたねww
文句いいながらも結局この最終回まで関わってきたわけですし^^;
だがあえてワガママを言わせてもらえばハードルの分に見合うだけもっと踏み込んで作っても良かったと思う最終的に作品の出した答えとしてそれは少し力不足なような気がします
ここが先に言った1クールでも2クールでもあまり関係ないという意見を支えているところでもあって・・・
果たしてこのシナリオを元にゲーム化したらそれは面白いのかって言うのはぶっちゃけ疑問です^^;またまた余談になるかもしれませんが自分はkey信者じゃないまでも
麻枝さんのパーソナルな部分は前もってラジオで聞いて少し触れさせていただいたんです
少しダルそうな部分が見えながらもとても制作意欲に溢れた方でとても好感を持てたんですよ
だから彼の作った作品は不安ももちろんありますがまた見てみたいと思ってしまうんです^^基本ゲームで有名の方なんでアニメに慣れてないのは仕方がないっちゃ仕方がない
これからも意欲的にアニメ界に関わってもらえれば一ブロガーとしても面白くなりそうですな
てことで言いたいことだけを並べた身勝手な総括はここまでにして、いつも通り最後に
スタッフ、声優の皆様 1クールの間なんだかんだで楽しませていただきました
もし出来れば岩沢さんとユイニャンと天使ちゃん主体のオールコントな二期を是非!!ではノシ