2012-05-08 (Tue)
22:34
✎
最近巷で色々と物議を醸し出しているコンプガチャ。
コンプガチャ「違法」報道に「現時点ではノーコメント」 DeNA、グリーなど
私はこういうの手を出さないっていうか、ランダム性のあるものにお金をつぎ込むのはあまりしないのですが・・・
私見で言うと、何を今更・・・?
ってなわけで、私見を・・・
昔あったビックリマンだって、中身のシールはランダム。
カードダスだって、キン消しだって、ガン消しだって、トレーディングカードだって、結局ランダム。
コンプすれば仲間内でヒーローだったり、自分のコンプ魂を満足させたり、ようは自己満足出来る。
それが、コンプすればご褒美としてレアがもらえるって話で、コンプ魂に拍車をかけただけのような気がする。
子供がやって、物凄い請求がきたって、そんなの親が把握して止めて然るべき。
ただ、事後清算であることから把握出来ないシステムだった、というのはある。
ソーシャルゲームとは違い、前に書いたビックリマンやらなんやらは現金での支払いというところが制限に当たると思う。
子供は集めるために現金を持って買いに行ったわけで、私も記憶がある。
頑張ってお手伝いして貯めたお金で買う、そこには現金である以上買える限界があった。
ソーシャルゲームはそれがないわけですよね、今は。
だから、私が思う問題はね、自制出来ない子供に対して、制限をかけていないことなんじゃないかって思う。
大人が使い倒して数万の請求が来たってのはどうでもいい、だって大人でしょ?
子供に大人と同じことを求めるのが無理があるんですよ。
だったら、携帯の契約条件から年齢を判断するようにすればいい。
親の携帯をいじってやっちまったとか、そんなのは親の責任だから、子供の携帯に対しての施策でいいと思う。
これが私としては「良心的な見方」。
別の方向で考えてみると、子供がやらかした責任は親が取る、それは当たり前。
で、子供に教育としてお金の考え方、ネットの怖さ、ようはやっていいこと悪いことを教えるのは親のやることでしょう。
そんなことも教えないで、子供に携帯を与えて、それで子供がやらかして、お金の請求がきました。
それを被害、というのでしょうか。
確かにソーシャルゲーム提供側は、注意喚起をするなり、お金がかかるときにどんな問題が発生するかを表示させることは必要だと思う。
それを怠ったが故、結果としてこんなことになった、これは自己防衛が甘い。
だけど、遊ぶ側も自己防衛が甘い。
グレーな部分をグレーなままとすることで利益が発生するからそのままにしていたのであれば、それは問題。
そこに対して対策を打っていて、それでも抜け道を使われてしまう、ってのは抜け道を使う側が問題。
(正規ルートではないルートではリスク、発生するのは当たり前でしょう?)
そういう、お互いの自己防衛有無を無視して提供側だけを責める消費者庁は、ただ単にクレームや問題を「本質な部分を改善せずに」場当たりに対応しているようにしか見えないんですよねー。
あ、本当に責めてるのかどうかは、情報集めてないので微妙です。
もしかしたら誤報かもしれませんが、火のないところに煙はたたないってね。
本当のところは分からないけどさ、こんにゃくゼリーの時も思ったけど、「問題の本質」を改善しようとしない消費者庁は何のために存在するんだろうなーと。
消費者を守る?本当にそうなってる?
本当の意味での消費者を守るだったら、ただ問題を防御・回避・切捨てて、甘やかすだけじゃダメじゃないの?
企業側と消費者側の意識を変えていかないと、全体的に良くはならない、いつか同じ問題が発生する。
っていうか、消費者側から自衛の意識を刈り取ってしまっているだけであれば、なお悪い。
私自身もシステムを作る側の畑ですが、ことセキュリティについては多くの仕事をやってきました。
何かを守るには、防衛機構を作ればいいだけではなく、守られる側にもその意識を持って頂く必要があります。
いくら防衛機構を作ったところで、人が問題を起こすのです。
性善説なんて夢物語です、性悪説で考えなければいけません。
人は間違いを起こします、故意でも意識的でも。
外からの攻撃や、故意な行動に対するシールドが防衛機構。
意識的な行動に対するシールドは、そもそもそんな意識を起こさせないようにすることが重要。
見張られてるんだよ?とか、もしそれをやったら犯罪だよ?とか。
人はリスクがあったとしても、目的を達することで得られる利益が高いことで行動を起こします。
例えば、信号が赤だとします。
車は全く通っていません、本人は急いでいます。
だったら、渡ってしまいます。
この時、本人は速く目的地に着くことを優先しました。
その優先事項がモラルより上回ったから。
でも、もしモラルの方が優先事項として上だったら?
きっと渡らないでしょう。
人は、いつも自分の中で考えうるリスクと、行動結果の利益を比較して選択しますよ。
リスクが考え付かなければ、行動結果の利益が比較として優先されるでしょう。
多くのリスクが考え付くのであれば、行動結果の利益との比較が増えます。
結果として、優先されない可能性が増えます、これが大事。
リスクでがんじがらめになるのは問題ですが、それは人が自分の経験から折り合いつけるしかないですからね。
そこが分からないのが子供だと思うのです。
(物理年齢的に子供、を指します。)
それは守りながら、教えていかなければならない。
そんなところですが、どうでしょ。
理想論だと分かっているけれど、理想を語らなければ落としどころは作れない、これが私の考え。
それを無視した施策は、結果として悪い方向へ行きやすい。
私の経験則です。
そんな戯言でしたー。
以上
コンプガチャ「違法」報道に「現時点ではノーコメント」 DeNA、グリーなど
私はこういうの手を出さないっていうか、ランダム性のあるものにお金をつぎ込むのはあまりしないのですが・・・
私見で言うと、何を今更・・・?
ってなわけで、私見を・・・
昔あったビックリマンだって、中身のシールはランダム。
カードダスだって、キン消しだって、ガン消しだって、トレーディングカードだって、結局ランダム。
コンプすれば仲間内でヒーローだったり、自分のコンプ魂を満足させたり、ようは自己満足出来る。
それが、コンプすればご褒美としてレアがもらえるって話で、コンプ魂に拍車をかけただけのような気がする。
子供がやって、物凄い請求がきたって、そんなの親が把握して止めて然るべき。
ただ、事後清算であることから把握出来ないシステムだった、というのはある。
ソーシャルゲームとは違い、前に書いたビックリマンやらなんやらは現金での支払いというところが制限に当たると思う。
子供は集めるために現金を持って買いに行ったわけで、私も記憶がある。
頑張ってお手伝いして貯めたお金で買う、そこには現金である以上買える限界があった。
ソーシャルゲームはそれがないわけですよね、今は。
だから、私が思う問題はね、自制出来ない子供に対して、制限をかけていないことなんじゃないかって思う。
大人が使い倒して数万の請求が来たってのはどうでもいい、だって大人でしょ?
子供に大人と同じことを求めるのが無理があるんですよ。
だったら、携帯の契約条件から年齢を判断するようにすればいい。
親の携帯をいじってやっちまったとか、そんなのは親の責任だから、子供の携帯に対しての施策でいいと思う。
これが私としては「良心的な見方」。
別の方向で考えてみると、子供がやらかした責任は親が取る、それは当たり前。
で、子供に教育としてお金の考え方、ネットの怖さ、ようはやっていいこと悪いことを教えるのは親のやることでしょう。
そんなことも教えないで、子供に携帯を与えて、それで子供がやらかして、お金の請求がきました。
それを被害、というのでしょうか。
確かにソーシャルゲーム提供側は、注意喚起をするなり、お金がかかるときにどんな問題が発生するかを表示させることは必要だと思う。
それを怠ったが故、結果としてこんなことになった、これは自己防衛が甘い。
だけど、遊ぶ側も自己防衛が甘い。
グレーな部分をグレーなままとすることで利益が発生するからそのままにしていたのであれば、それは問題。
そこに対して対策を打っていて、それでも抜け道を使われてしまう、ってのは抜け道を使う側が問題。
(正規ルートではないルートではリスク、発生するのは当たり前でしょう?)
そういう、お互いの自己防衛有無を無視して提供側だけを責める消費者庁は、ただ単にクレームや問題を「本質な部分を改善せずに」場当たりに対応しているようにしか見えないんですよねー。
あ、本当に責めてるのかどうかは、情報集めてないので微妙です。
もしかしたら誤報かもしれませんが、火のないところに煙はたたないってね。
本当のところは分からないけどさ、こんにゃくゼリーの時も思ったけど、「問題の本質」を改善しようとしない消費者庁は何のために存在するんだろうなーと。
消費者を守る?本当にそうなってる?
本当の意味での消費者を守るだったら、ただ問題を防御・回避・切捨てて、甘やかすだけじゃダメじゃないの?
企業側と消費者側の意識を変えていかないと、全体的に良くはならない、いつか同じ問題が発生する。
っていうか、消費者側から自衛の意識を刈り取ってしまっているだけであれば、なお悪い。
私自身もシステムを作る側の畑ですが、ことセキュリティについては多くの仕事をやってきました。
何かを守るには、防衛機構を作ればいいだけではなく、守られる側にもその意識を持って頂く必要があります。
いくら防衛機構を作ったところで、人が問題を起こすのです。
性善説なんて夢物語です、性悪説で考えなければいけません。
人は間違いを起こします、故意でも意識的でも。
外からの攻撃や、故意な行動に対するシールドが防衛機構。
意識的な行動に対するシールドは、そもそもそんな意識を起こさせないようにすることが重要。
見張られてるんだよ?とか、もしそれをやったら犯罪だよ?とか。
人はリスクがあったとしても、目的を達することで得られる利益が高いことで行動を起こします。
例えば、信号が赤だとします。
車は全く通っていません、本人は急いでいます。
だったら、渡ってしまいます。
この時、本人は速く目的地に着くことを優先しました。
その優先事項がモラルより上回ったから。
でも、もしモラルの方が優先事項として上だったら?
きっと渡らないでしょう。
人は、いつも自分の中で考えうるリスクと、行動結果の利益を比較して選択しますよ。
リスクが考え付かなければ、行動結果の利益が比較として優先されるでしょう。
多くのリスクが考え付くのであれば、行動結果の利益との比較が増えます。
結果として、優先されない可能性が増えます、これが大事。
リスクでがんじがらめになるのは問題ですが、それは人が自分の経験から折り合いつけるしかないですからね。
そこが分からないのが子供だと思うのです。
(物理年齢的に子供、を指します。)
それは守りながら、教えていかなければならない。
そんなところですが、どうでしょ。
理想論だと分かっているけれど、理想を語らなければ落としどころは作れない、これが私の考え。
それを無視した施策は、結果として悪い方向へ行きやすい。
私の経験則です。
そんな戯言でしたー。
以上
Last Modified : -0001-11-30