ノスタルジー
※ 道草という郷愁
以下は、日垣(自慢大好き)大先生の最新のメルマガです。
全文引用すべきかどうか大いに迷ったのですが、というのも、彼の大言壮語な物言いも、誰かを罵倒するという彼が大好きな枝葉末梢部分を除けば、別に120パーセント反対なわけでもない。今回は、そういう考えもあるだろうけれど、私はそうは思わない、という程度の反対でしか無いから。
この日垣先生の主張に続く私の反論記事を読んで、それでも日垣隆に同意を与える、という人もかなりいらっしゃるでしょう。いずれにせよ、微妙なニュアンスまで、抜粋によって伝えきる自信が無いので、ここは失礼ながら全文引用とさせて頂きます。そうせざるを得なかったことは、この場を借りて日垣先生にお詫びします。
「ガッキィファイター」2005年12月6日号より************
★大局を見誤ってはいけない★━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
世も末である――。
いやな犯罪が続発しているからではありません。「いつから日本はこうなってしまったのか」という無知な嘆きが幅を利かせ、言うに事欠いて「子どもたちだけの時間を一瞬でも作るな!」と絶叫する老コメンテーターまで出てきて、それに異論さえ差し挟まれないご時世だからです。
江戸時代には(と言うと笑う人がいますが、「いつから日本は」と嘆く以上は最低限必要な検証でしょう)、弱い子は簡単に葬り去られ、明治時代にも幼児虐待死や子どもの売り買いは日常的に行なわれていました。昭和の戦前期にも、今で言うロリコン男による性犯罪はニュースにすらならないほど頻繁に起きています。戦後もしばらく、殺される少年少女の数は300人を上回っていました。最近は40人前後です。
あらゆる統計を見ても、日本で凶悪犯罪は増えていません。外国人犯罪や、強盗事件は増えていますが、前者は来日外国人の増加に比例しており、これを根絶するには人的鎖国しかなく、後者の主たる理由は「引ったくり」を窃盗から強盗に概念変更した結果です。
★栃木女児殺害事件「大人たちがずっと監視せよ」論の狂気★━━━━★
栃木での女児殺害事件をめぐって、本日(12月5日)の「スーパーJチャンネル!」(テレビ朝日系)で、コメンテーターの轡田(くつわだ)隆史氏は、大仰に両手をふりかざして、こう言い放ちました。犯人がまだ捕まらない今市市の当該校区のことではありません。日本全土に向けてこう"警告"なさったのです。
「子どもたちだけでいる時間を、もう一瞬たりとも作っちゃいけない! これだけは絶対にすぐ実行しなくちゃいけないんです!」
クレイジーなこの発言を受けて、小宮悦子キャスターは、「大人がずっと監視をしなきゃいけない、日本での子育てを根本的に変えなくてはいけない、そういう時期が来ているということですね」と"まとめ"ました。
何も考えないという習慣は、実に恐ろしいことだと思います。
この人たちは、子どもを育てたことがないだけでなく、子どもだった時代もないのでしょうか。
これは本日の朝日新聞1面に載った《子どもを守る 「一人にしない」 通学路を再点検》からの安易なパクリなのだと思われますが、しかし、あの記事は「一人にしない」と言っているのであって、「子どもたちだけにしない」などとは書いていません。
轡田という「考える力」ゼロの人は、以前に『「考える力」をつける本』(三笠書房)を書いているので若干ややこしいのですが、この人の本を読んで考える力なんかつくわけがありません。
★刑事政策の後進性を改めよ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
子どもたちだけでいる時間を作るな、大人が24時間ずっと監視せよ――。
これこそ、世も末と言うべき無責任きわまりない発想です。
先週土曜日の「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)では、小宮信夫氏(犯罪学者)が「犯罪を誘発する場所」を無くせば凶悪犯罪が激減すると断言していました。
これは、凶悪犯罪者を免罪する考え方です。犯罪心理学では、こういう発想がいまだ根絶されておらず、強姦被害者の衣服が派手だったからやられたのだとか、暗い道を歩いていたのがいけないとか、平気でそういうことを彼らは学会でも主張しているのです。
この"流れ"ではとても言いにくくなっていることですが、性犯罪者や凶悪犯罪者はこの世からいなくなりません。フランスのように、(死刑制度がない裏側で)たとえ容疑者をその場で官憲が射殺し続けても、次の犯罪者は必ず出現してしまいます。
自分の子に対しては、そうした事件が身近で実際に今後も起きうることを充分に知らしめ、何より自分の力で危険を察知でき、回避する力量をつけてゆく、それを後押しするしかありません。一国の刑事政策としては、従来のごとき凶悪犯罪者に対するあまりにも軽い科刑を改め、また、詐欺犯と強姦殺人犯を同一のプログラムで"矯正"できると勘違いする後進性と訣別することが先決です。
通学路の絶対的に危険な場所(例えば蓋のない深い穴とか)は即刻なくしていくべきですが、相対的に危険な場所など永遠になくなりません。「林道が危険だった」と言っている(テレビ朝日)記者がいました。田舎に住んだことがないだけでなく、想像力のかけらもないのでしょうか。このような大人にはなってほしくない、と強く願います。
長崎4歳児(駿くん)誘拐殺害事件では、犯人の中学生男子生徒は昼間に堂々と商店街を連れ歩いたのです。
保護者たちが総出で通学路の監視を、と言っている人たちに問いたいと思います。その保護者たちから変質者が出ない保証などあるのか。部活で性的被害を出しているケースでは、その加害者の大半は部員かコーチか教師か保護者によるものです。
★「道草の復権」をこそ!★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
日本の公園には、箱型ブランコが今はもうありません。いずれ、ジャングルジムやシーソーや回転遊具もなくなっていくでしょう。学校には、すでに焼却炉もないのです。
危険だから、という理由で一つ残らず撤去したのでした。狂気の沙汰です。 危険な乗り方や、危険な燃やし方を避ける術(すべ)を、なぜしっかり学ばせようとしないのでしょう。
一方で、交通事故は「やむをえない」と実に乱暴なことを言っておきながら。
犯罪をゼロにしようと願うのはもちろん無理のないことですが、ゼロにしようとするのは無理なことです。そのために、被害を受けうる側にあまりにも多大な負担を強いるのは、もっと愚かなことだと気づくべきでしょう。
一方的に悪いのは、凶悪犯罪者です。
とりわけ再犯者は隔離する必要もあるでしょうし(ただし顔や名前の公開は前科者を追い込み再犯を誘発するだけです)、去勢も死刑も遠島も選択肢にきちんと入れるべきだと思います。
栃木の事件は、性犯罪というより、殺人願望の実行ではないかと思われますが、そのことはここでは問いません。
このような不幸な事件をなくしたい、と願うのは、犯罪敢行希望者以外の誰もが同じです。
その際、一方的に悪いのは加害者だという重要な視点を見失わないようにしましょう。改善すべき点を、環境や一般の大人や子どもの側に強いるのは、お門違いです。
手を切るから料理をさせない、ではなく、小さいころから多少ケガをするなかで危険と危険を避ける術を体得させてゆく。「子どもだけにしない」「大人が24時間監視を」などという愚かな処方ではなく、むしろ「道草は子ども時代にどれほど大切か」という発想から再スタートすべきです。
引用終わり*****************************
>★大局を見誤ってはいけない★
ここで日垣氏は、犯罪は減っているし、幼児対象の犯罪も減っていることを主張なさってらっしゃる。これはもちろん、そうです。こういう事実を踏まえずに、「最近、こういう事件が増えましたよね」と不用意に言うテレビはどうかと思う。ただ、この手の統計で気を付けるべきことは、じゃあその数字は、出生率に照らしてどうなのか? たぶん、そういう比較をやった学者は一人もいないと思う。子供が10人産まれる中で3人が犯罪に巻き込まれる率と、子供が2人しか産まれないのに、1人が犯罪に巻き込まれるとしたら、やはり一件一件の事件の重さは違う。
この問題全般でひとつ言えることは、子供一人の命の価値は、四半世紀前に比べて、格段に尊くなったんです。それは人口減へと向かう少子化社会の、種としての防衛本能が自然と機能しているんだと思う。昔なら、幼児虐待にしても、近所に一軒や二軒、そういう家庭もあったよな……で済ませられたケースが、もう家庭の問題で済まなくなっている。
私たちは、子供一人の命が重くなり、過去の統計を引き合いに出すことが無意味な時代に暮らしていることを認識しなければならない。
>栃木女児殺害事件「大人たちがずっと監視せよ」論の狂気
一般論として言えば、そんなことはそもそも不可能だし、必要かな、とも思うけれど、世界的な流れで言えば、そもそも監視カメラ社会が加速し、子供だろうが大人だろうが、街の死角は無くすという方向へ先進国は動いているんですよね。全てを監視せよ、というのは、現実から乖離した部分があるけれど、それが狂気だというのもまた、甚だしく現実から乖離した発想でしょう。
>★刑事政策の後進性を改めよ
この項目は、激しく自己矛盾を来した文章に読めるのですが……。
この凶悪犯罪を、「独裁者」に置き換えてみましょう。すると日垣氏の主張はこうなります。
「(独裁者による)侵略が発生する場所」を無くせば侵略戦争は激減します(この場合、具体的には国防力整備ということになる)。
これは独裁者を免罪する考えです。あの孤島に兵隊を置いていなかったから、侵略されたのだ。きちんと防備しなかった側が悪い。
この〃流れ〃ではとても言いにくくなっていることですが、独裁者は、この世から無くなりません。アメリカのように、世界中の独裁者を叩いて回っても、次の独裁者は必ず出現してしまいます。
この論法、何か変じゃありませんか? 日垣先生。
われわれは、それをやっても独裁者=犯罪者がこの世から無くならないことは百も承知している。それから身を守るための一手段として、防衛力を整備しているわけであり、夜道は一人で歩かないという注意を励行しているわけです。
犯罪者を免罪することになるから、夜道は堂々と一人で歩け、短いスカートを履いて、肌を露出して歩けなどということはとても言えない。何にしても、それは愚かな挑発行為に過ぎないし、子供たちに危機回避能力を付けされるということは、結局はそういうことです。今、社会が取り組もうとしていることは、そう誤った方向では無いと思う。
確かに、性犯罪者に、軍隊式の矯正を施して世間に解き放つ国家は無責任極まりないとは思いますが。
> 保護者たちが総出で通学路の監視を、と言っている人たちに問いたいと思います。その保護者たちから変質者が出ない保証などあるのか。
ここで何らかのマンパワーに頼って監視システムを構築するとなると、最も犯罪リスクの低い存在は、言うまでもなく保護者です。それは金を払って警備員を雇うより遙かにリスクは低い。日垣先生の論調では、一貫して「多少の犠牲はやむを得ない」と読めるのですが、最もリスク逓減を達成できるだろう保護者による犯罪の可能性は絶対に容認できないということでしょうか?
>★「道草の復権」をこそ!★
> 一方的に悪いのは、凶悪犯罪者です。
いや、そうなんだけど、日垣隆の犯罪へのアプローチで一番だらしないのは、いつもここね。この人には、悪いのは犯罪者だという思いこみの激しい部分があって、でも社会や個人にとっては、そんなことはどうでも良くて、どうやって犯罪から身を守るべきか? が圧倒的に優先するという事実を解っていない。犯罪者をどう処遇するのか、あるいは立ち向かうか、ということと、どうやって社会を守るかは、複雑に絡み合っていて、同列に論じるには無理がある。
日本の刑法で、こんな大事件を起こしながら、どうしてこれっぽっちの刑罰しか受けないの? という事例が数多ある。人は捕まっても一生に3人は殺せるとか、今度の強度偽装問題とか。それはなぜかと言えば、人々は、刑罰には関心が無いんですよ。刑務所の処遇にも。そいつがさっさと娑婆に出てきて再犯を繰り返すかも知れないという、社会リスクは、なぜか人々の頭には無い。大衆の頭にあるのは、もっぱら、どうやって自分が被害者にならないよう無事に暮らすか? それだけです。
それは、社会が抱える構造的な問題点だろうと思うけれど、それでも、「悪いのは犯罪者」と大見得を切る前に、個人や社会には取り組まなければならない防衛策があって、だいたいはそこで力尽きるわけです。その事実関係を無視するのはどうかと思う。
>むしろ「道草は子ども時代にどれほど大切か」という発想から再スタートすべきです。
実は私が一番書きたかったことは、この道草を巡る問題でして、日垣隆云々は出汁みたいなものです。はっきり言わせて貰えば、今回の事件に関するこの日垣隆のメルマガは、犯罪をライフワークにしている日垣隆のレベルを全くクリアしていない。ワイドショーのコメンテータ・レベルです。この人は、犯罪の現場をルポさせるとなかなか巧い人です。けれど、犯罪を評論させると、とたんに馬脚を晒す。
私たちが育った時代は、長閑な良い時代でした。通学路には、子供の興味をかき立てる面白い出来事が山程あって、そこには当然、一歩間違えれば命を落としかねないような危険もあり、子供たちは少しずつ学び、訓練されて成長した。
私が小学校に上がった頃、家の隣は製材所でした。積まれた丸太の上を飛びはね、トンネルごっこして遊んでいた。今思うとぞっとする想い出です。これも小学校に上がった頃、田圃のあぜ道を延々と一人で歩いていたら、たぶん1キロくらい歩いたと思いますが、鬱蒼と茂った川の淵へと落ちる滝(と言っても今思えば高さ3メートルもあったかどうか)の真上に突然出て、恐怖したことがある。種子島へ渡って親父と釣りに出るようになってからは、何度危ない目に遭ったか解らない。今でも自分が海底に沈んでいる悪夢に魘されることがある。
子供はそういう経験を繰り返しながら成長する。たぶんそういう、道草とか秘密基地とか、一人遊びとかは、子供の人格形成に重要な役割を果たすのでしょう。
そういう部分で、危険な経験をさせられない自分の子供二人は気の毒だと思う。
ただ、最初に書いたように、子供一人の命が掛け替えのない存在になった今、それらは必須のものか? と言えば疑問がある。幼い頃、火傷の経験をしなかった子は、成長した後、火を安全に扱えないか? と言えば、たぶんそんなことは無い。
都会の団地育ちの子は、徒歩数百メートルの学校に通い、道草も秘密基地も知らずに育ったからと言って、歪んだ大人に成長するか? 確かに島田雅彦みたいなブサヨな団地っ子も育つだろうが、たぶん問題は無い。それを言い始めたら、ここ数十年スクールバスが当たり前の欧米の大人たちはみんな人格形成で大きな欠陥を抱えていることになる。
田圃でトンボやバッタを追い掛けた記憶は、もう遠い過去のものとなった。そういう経験はあるにこしたことは無いでしょう。それは日本人の原風景でもある。しかしそれが全てかと言うと、たぶんそうじゃない。現代の親は、そうでなくとも、受験という谷底に我が子を蹴落とさなければならない。社会は、家族や子供たちに新種のハードルを設けるようになった。親は、限られたリソースを割り振りし、我が子を危険から守りながら、これから立ち向かわねばならない様々な脅威を教えなければならない。
私の息子が家庭を持つ頃には、最早道草というノスタルジーすら存在しないのだろうと思う。
※ NHKスクランブル化、経財諮問会議に提案へ 宮内議長
http://www.asahi.com/culture/update/1206/008.html
別にBSとかは構わないですけどね、これで地上波もやるとなったら、もう公共放送を名乗る資格は無いでしょう。ここまで言いながら、民放化まで踏み込まないのは、もう茶番としか言いようがないでしょう。
※ 遺体の微物DNA鑑定 ネット情報も捜査 栃木女児殺害
http://www.asahi.com/national/update/1205/TKY200512050264.html
また2ちゃんねるか!
※ 週アス1億冊達成
それはそれでめでたいことなんだが、事実上、その前身となったアイコンはカウントされていないんですよね。それにしても、アイコン時代から良くできた雑誌だと思う。何かこう、読み手に仲間意識を芽生えさせるような魅力がありましたよね。編集者が等身大で登場して、読み手の共感を得る。
ネット時代で、新製品情報も簡単に得られるようになり、こういう雑誌は全滅するかと思いきや、立派に踏み止まったことは称賛に値することだと思います。
※ 母が娘を18年“軟禁”義務教育受けさせず…福岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051206-00000301-yom-soci
これ、母親が40歳で、上に男女がいるということは、22歳で次女を産んだ時点で、もう二人の子供を育てていたということですよね。ま、田舎のヤンママということなのでしょう。障害がどうのこうのということになっているけれども、これは嘘でしょう。上に二人の子供を抱えて、22歳の母親は途方にくれたんですよ。末の赤ちゃんは、とてもまともに世話できなかったに違いない。ネグレクトが長期化して、そこから脱出できなくなった。
恐らくは、親の手を借りることも無かっただろう、22歳当時の母親の状況を察すると気の毒には思うけれど、こんな親が罰金刑で済み、関係機関が責任を感じていない現状はあんまりだと思う。
昨日、テレビに出ていた教育委員会の幹部は、時々笑みを零していた。彼には事態の悲惨さや自分たちの責任が少しでも認識できているのだろうか?
※ 来秋引退のYS11に特別装飾機 あす鹿児島へ
http://373news.com/2000picup/2005/12/picup_20051207_2.htm
ええと、ドラマの件ですが、JAC機は登場しません。最初、一生懸命交渉したらしいんですが、やっぱり墜落する物語はかんべんしてくれ、ということになり、残念ながらボツになりました。最初はだから、舞台も宮崎じゃなく、鹿児島にする予定で動いていたららしいんですよ。凄く残念に思っています。YSの勇姿をドラマという形で記憶させる良いチャンスだったのに。
で、現段階で聞いているのは、九州の某地方に、YSより一回り小さい双発ペラ機を運用している会社があるらしいですね。そことの交渉が纏まったという話を聞いています。そこが宮崎に代わる舞台になるのかどうかは知りませんが。
※ メルマガおまけ 年末の遅延現象&大学病院
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コメント
> ※ 母が娘を18年“軟禁”義務教育受けさせず…福岡
小奇麗なマンションに暮らしているようですよ。
金銭的事情で育児放棄したとは思えません。
テレビ情報なのであてになるかどうかは不明ですが・・・
投稿: | 2005.12.07 12:27
> 防衛庁の昇格や教育基本法の改正となれば、中韓にも不安を呼ばないではおかない。そこで譲るというなら、せめて公明党も主張している新たな追悼施設の建設で、調査費の計上を自民党に認めさせるぐらいの「取引」はできなかったか。
>
> 隣国の不安をぬぐい、関係改善をめざすという意味で、これならかろうじて筋が通らなくはない。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#syasetu2
余りに面白かったのでネタとして紹介します。
投稿: | 2005.12.07 12:36
>最初、一生懸命交渉したらしいんですが、やっぱり墜落する物語はかんべんしてくれ、ということになり、残念ながらボツになりました
うーん、これ凄く残念ですね。
YS-11っていうのがこの物語のある意味肝でもあるのに・・・まぁ仕方ない部分ではありますが・・・
投稿: 元薩摩在住 | 2005.12.07 12:42
ネグレクトというのはまだまだ出てくる闇の領域です。今回のように出生届による就学児童の把握は出来ているのに、現実には登校してこない生徒が居る。小学校の時点で判るケースがほとんどですが、最近は転居を繰り返して、書類のやりとりをしてる内に、また転居というケースで隠れ未就学児童が結構居るという話を耳にします。親の借金問題とか、外国人の出産(外国人でも住民登録をしていれば申請次第で地元の義務教育機関が受け入れてます)による(親は日本人だが不明とか)ケースなど、これも突き詰めるとかなりの数が出てくると思います。
他方、重度の障害を持つ児童でも国立病院の療養施設などでは彼等のための義務教育を行うために、その施設に分校を設けて養護学校の先生が詰めて教育をしています。法で保障された教育権をまもるということでの事業です。しかし、学校内での暴力行為や鑑別所を往復している児童生徒に対して、学校への登校を禁じている学校もままあります。
邪推かも知れませんが、今回の福岡県教育委員会の「精一杯やった」を疑うマスコミがいれば、この辺を掘り下げてみると、ぞろぞろという話が出てきそうです。
ただ、現場の立場から云えば、家庭訪問をしても家に押し入る権利はありませんし、例えは入れても子供が学校へ行かせてくれないという訴えや、見た目で虐待をされているという確証でもないと警察に訴えにくいですし、警察も相手にしてくれません。「児童相談所へ行った方が」というのが常套句です。それで児童相談所に下駄を預けても、芳しい話しに成らないケースがおおいですね。そのうち、一年して担任が替われば、前の担任は引き継ぐしかないですから、次の担任の人格に頼るという、教育権の保障とはほど遠し話しになっているのが現実です。酷い親だと平気で教師と学校を訴えます。学校は公的な所ですの裁判となると敗訴するケースが多いですから、学校側が腰砕けになるというのも背景にはあると思います。なにせ、近所の小学校のプールサイドでふざけあっていて転けたら怪我をしたのは管理責任を怠ったという訴訟で敗訴してました。昔なら、こんなことあり得ないですが。
投稿: 孔子 | 2005.12.07 12:48
>でも社会や個人にとっては、そんなことはどうでも良くて、どうやって犯罪から身を守るべきか? が圧倒的に優先するという事実
>大衆の頭にあるのは、もっぱら、どうやって自分が被害者にならないよう無事に暮らすか? それだけです。
だいぶ以前、養老猛司氏だったかと思いますが、放射性物質をバケツで掬ってて事故になった例の施設の話題で、
「一人一人が、自分の安全だけを追求しようとして行動すると、結果として全体の安全度は下がる」というようなことを書かれていたのを読んだ覚えがあります。
放射性物質という危険なものを扱う仕事には、安全上高度な専門教育を受け、知識も持つ人が携わるべきだが、
実際にはそういう「インテリ」は、今では世の中の安全を守ることより自分の身の安全を選んで、危険な仕事を避け、別の快適な仕事を選んでしまう。
そして結局、危険な仕事には、いろいろな事情からその仕事に就かざるを得ない人が、やむなくつくことになる。
その結果のあの事故であると。
そしてこういうことはいろいろな局面で、これから増えていくであろうと仰っていた気がします。
投稿: | 2005.12.07 12:52
>九州の某地方に、YSより一回り小さい双発ペラ機を運用
天草エアラインですかね。
http://www.amx.co.jp/
投稿: | 2005.12.07 12:58
自分的には,ガッキーを応援したいような気がするが、今の時代ではいけないんだろうな。将来はともかく。
投稿: たっちゃん | 2005.12.07 13:25
Jチャンの轡田がヒステリー老人ってのは確かなんだけど、2chですら単なる嘲笑の対象であって、轡田にあわせてヒステリーおこしてどうするって感じですね・・・
あと犯罪のロケーション論を犯罪者を免罪する考え方ってのもいただけませんね。これは例の割れ窓理論と同種の理論で、あくまで犯罪の予防論の話。犯罪の予防論と原因論をはっきり区別するってのは犯罪学の常識では。
投稿: | 2005.12.07 13:54
児童相談所がやる気になれば、「虐待の恐れ」だけでも都道府県知事の許可の下で、家宅内立ち入り調査は可能です。児童虐待防止法第9条。
担当者がこの条項を使おうとしたが許可が出なかったのであれば仕方がないですが、それすらしないなら職務怠慢ということになります。
投稿: Inoue | 2005.12.07 15:19
>YSより一回り小さい双発ペラ
最近トラブルが多いDHC-8ですかね?高翼機だとちょっとイメージが違う気がするので、せめてSAAB340あたりにして欲しいかも。
でも個人的には、US-1Aと合わせて自衛隊が協力してくれるとうれしかったり…
投稿: | 2005.12.07 16:43
> 防衛庁の昇格や教育基本法の改正となれば、 ~~せめて公明党も主張している新たな追悼施設の建設で、調査費の計上を自民党に認めさせるぐらいの「取引」はできなかったか。
姉歯偽造事件にはS価関係者が関わっている。
公明党の方が取引させられたと見るのが妥当ではないか。
これが最初から仕組まれたものなら大したものだが。
投稿: | 2005.12.07 16:44
>※ 週アス1億冊達成、それはそれでめでたいことなんだが
めでたいのはいいんだが今週号はボーナス狙いでカタログ化している。なかでもこんなのが紹介されていた。
"惣流・アスカ・ラングレー 【 ビキニ・スタイル】"
http://www.kotobukiya.co.jp/kotobukiyashop/detail.msp?id=4139
販売価格:¥250,000 これを買う奴って結婚するとき困るだろうな。
障害者に人気があるというオリエント工業のダッチワイフの方がまだマシのような気がするんだが。
投稿: 東京ocnソープランド | 2005.12.07 20:33
>最近トラブルが多いDHC-8ですかね?
九州でDHC-8使ってる小さい航空会社ちゅうたら、天草エアラインでしょうな。あそこのDHC-8は最近問題が頻発してるQ400とは違って初期型の胴体が短い奴なのでトラブルはほとんど起きてないらしいが。
投稿: 緑川 だむ | 2005.12.07 21:23
>ただ、この手の統計で気を付けるべきことは、じゃあその数字は、出生率に照らしてどうなのか? たぶん、そういう比較をやった学者は一人もいないと思う。
ブロガーがやっているか?とは思わないのですね大石センセ
ここは知っておいて損はないですよ
http://blog.livedoor.jp/kangaeru2001/
>子供一人の命の価値は、四半世紀前に比べて、格段に尊くなった
のは確かですが、それは人口減以上に人権意識の改革がもたらしたものです。
まあとにかく見りゃわかることですからこれ以上は言わないでおきましょ
投稿: するする | 2005.12.07 21:26
するするさん
>ここは知っておいて損はないですよ
統計データはどこにあるのでしょう?
管理者が気に入った事件を並べているだけのような・・・
投稿: | 2005.12.07 21:49
「あいのうた」終了後に神サイの予告が流れていました。
あまり詳しくないので機種まではわかりませんでしたが、T字尾翼の双発機でしたね。
投稿: 長月@ReadMe.毒 | 2005.12.07 23:03
http://www.orc-air.co.jp/
オリを忘れてくれるなよ…
旧長崎航空
投稿: sionoiri | 2005.12.07 23:39
>それは人口減以上に人権意識の改革がもたらしたものです。
??
「人権意識の改革」がされてるハズの50代がなぜに殺人比・自殺比が高いんだろうな。むしろ、「人口減」とか「人権意識」よりも、たんに“昔はよかった”幻想に憑かれているだけのような希ガス(あと“リスクセンス”の問題)
投稿: truly_false | 2005.12.07 23:53
220 :名無し三等兵 :2005/12/07(水) 22:46:45 ID:???
単行本 2005年12月20日
ぼくらはみんな、ここにいる
大石英司 著
光が丘中学校吹奏楽部の合宿先には秘密があった。
眩しい海、広がる空、無人島で流れ続ける音楽……
少年たちを待っていた壮大な運命とは?
『神はサイコロを振らない』の大石英司、感動の書き下ろし最新作!
四六判 320ページ
定価1890円(本体1800円)
ISBN4-12-003686-3 C0093
221 :名無し三等兵 :2005/12/07(水) 22:52:55 ID:???
>『神はサイコロを振らない』の大石英司
『朝鮮半島を隔離せよ』の大石英司 とか
『首都壊滅作戦』の大石英司…だったら売れないな
投稿: | 2005.12.08 08:49
ぷぷっ。アホバカOLを騙して売りまくるっす!(~_~;)
フィッシング詐欺みたいなもんでつ。
投稿: 大石 | 2005.12.08 08:55
>名前: | 2005年12月 7日 午後 09時49分
まだ探せませんかねこの人は
>名前: truly_false | 2005年12月 7日 午後 11時53分
>「人権意識の改革」がされてるハズの50代がなぜに殺人比・自殺比が高いんだろうな。
子供の命の価値の話でなぜ50代の話をしてるんでしょうかね?この人は
投稿: するする | 2005.12.11 22:01
別に、「子供の命」に限ったハナシのつもりではなかったんだけど....。それとも、「人権意識」って、“「子供の命」を大切にしましょう”ってこと?
投稿: truly_false | 2005.12.11 23:31