ウェブ制作を依頼されたクライアントの、ウェブイメージを簡単にキャッチするための方法

ホームページを作成するときに、まずなにからはじめるべきかという点から始めたい。
クライアントに納品する場合、必ずといっていいほどある程度お客様が完成品を予想できるようなプレゼンを作る。
ところがいざプレゼンを作るとき、時間をかけてもお客様のイメージと違うものが出来てしまっては意味がないし、それこそ時間の無駄になります。
そんな無駄を回避するため、私は自分のノートの1ページに、あることを書きます。その1ページから、有効なプレゼンを作るまでの、私なりのテクニックをご紹介いたします。
そのときに必要なのがノート、又は一枚の紙と、3色ボールペンです。
さて、3色ボールペンの用意はいいですか?
ウェブ制作の前にあると便利な落書きとは?
まずサイト作成前に、必ず決めることが2つある。
それは、キーワードとボリュームです。
これは最終的にはクライアントとの打ち合わせで決まる。
ところが問題となるのはクライアントと私のウェブに対する知識の違いです。
お客様からしてみると、ページ数が何ページあればいいのかなんてわかる人は少ないし、ましてや、サイトのキーワードを求めてしまうとさらに決定までの時間がかかる。
そこで私はまず、ボールペンの『緑色』を使う。
緑色はなんか薄いのでただそうしているだけですけどね。
そのお客様が開設したいと考えているイメージというのは打ち合わせで大体わかるので、まずはそのイメージになぞらえた『キーワード』をどんどん書いていく。
数は大体30個くらいは考えて書きます。
その中で、私が良いと思うものに『青』で○を付けます。数は大体3個くらいです。
この状態で、お客様に今度は『赤い』ボールペンでとりあえず適当に○を付けてもらいます。

ひとまず作業らしいのはこれで終わり。
相違があることもあれば、同意がある場合もあり、ひとまずこれで大まかな『キーワード』が確実に決まります。
のちのち、タイトルを決定するときにもこちらがリードできる状態になります。
でもこのキーワードが一番重要な理由としては、相手がイメージするウェブサイトイメージの取得です。
例えば相手がお米屋さんだとしても、実はお酒が売りたいという場合があったりするし、住宅メーカーでもリフォームに力を入れたいという場合もある。
ようするにそんなキーワードを選んでもらえると、プレゼンするときに作るデザインカンプも、お客様に合わせたものが作りやすい。
サイトのボリュームも、実は赤い○が決める
サイトのボリュームも、キーワード選びで見えてくる。
大量に赤で囲われた場合はそれなりにページ数が必要だし、少ない場合にはそこまでページ数はいらない。
だからこそ、この落書きキーワード選びの1ページは、のちのち重要な役割を果たすため、出来るだけ見やすく、お客様にもわかりやすく見れるよう、必ず3色ボールペンを使うのです。
お客様が直感で選ぶキーワードは、お客様の企業理念が含まれる。
先ほど、『青』で囲うと簡単に説明しましたが、その青こそ、SEOで使いそうなキーワードなんです。
慣れれば、たったこれだけでプレゼン用デザインカンプが完成する
私はノートの1ページで、かなりの事を済ませます。
慣れればこの1ページの落書きで、プレゼンが決まります。
プレゼンテーションの段階で、お客様との相違の違いをなるべく無くす、もっとも簡単な方法ではないかと自分では思っています。
プレゼンに困ったときは、一度是非試してみてくださいね。
ちなみに・・・
私が愛用している3色ボールペンはこれです。

微妙に古いですが、USBメモリが今でも活躍してくれてます。
実際持っているのは128Mだけど、今アマゾン売り切れ・・・。